介護福祉士 国家試験 の 10門
第1問
介護保険の給付対象となる住宅改修として、正しいものを1つ選びなさい。
寝室の近くにトイレを増設する。
階段に昇降機を設置する。
手すりを取り付けるために壁の下地を補強する。
浴室内にすのこを置く。
浴室に暖房機を設置する。
介護福祉士 国家試験 の 10門
第2問
Gさん(75歳、男性)は、妻と穏やかに暮らしていた。ドライブが趣味で、妻が買い物に行くときは送り迎えをした。妻の買い物がない日には、いつも近くのUコミュニティセンターで、仲間達と囲碁や将棋をしていた。
そんなGさんが、半年前から Uコミュニティセンターに行かない日が多くなり、家の中をうろうろしたり、妻に買い物に行く時間を何度も確認し、車の鍵を探し回ることが多くなった。2か月ほど前、買い物の後で家に帰る道が分からなくなり、同じ道を行ったり来たりしているので、妻が、「次の路地に入ってください」と言うと、「分かっとる」と大声をだした。家に到着すると「今年は免許更新の年だ」と言った。心配した妻が、かかりつけのH医師にGさんの診察を依頼した。アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)と診断され、その後、要介護1と認定された。現在、訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用し、妻は訪問介護員(ホームヘルパー)がいる間に買い物に出かけている。
妻はGさんと、自宅でできるだけ長く生活したいと考えている。また、自分が旅行などで一定期間家を空けることができるのかと心配している。妻の心配に対応する介護保険サービスとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
短期入所療養介護
通所リハビリテーション
通所介護(デイサービス)
認知症対応型通所介護
訪問看護
介護福祉士 国家試験 の 10門
第3問
Lさん(45歳、男性)は30歳の頃ころ、統合失調症(schizophrenia)と診断された。両親と弟がいるが、関係が悪く、現在は両親の家の近くにアパートの一室を借りて住んでいる。精神状態が悪くなると、誰だれかが襲ってくると思い込み、部屋から一歩も出ることができなくなる。その結果、部屋のゴミがいっぱいで、Lさんが寝る場所以外はゴミで埋められていた。心配した母親は相談支援専門員に状況を話した。相談支援専門員が、Lさんに障害支援区分の認定を受けてもらったところ、区分3と判定された。A訪問介護員が派遣されることになった。LさんはA訪問介護員が部屋に入ることは受け入れたが、家事の支援は受け入れなかった。A訪問介護員は粘り強くLさんの話を聞き、「Lさんのいる場所と私がいる場所くらいは作りたい」と伝えた。その結果、Lさんと一緒にゴミを少し片づけることができた。A訪問介護員は、Lさんの定期的な通院にも付き添うことができるようになった。Lさんは服薬もしっかりとするようになってきた。
LさんとA訪問介護員との信頼関係ができ、部屋の中もきれいに片づいた。Lさんはこの後の生活についての漠然とした不安をA訪問介護員に相談するようになった。Lさんを交えた支援会議の前に、担当の相談支援専門員とサービス提供責任者、
両親と話し合い、一緒に住むこと
仕事を見つけるために、公共職業安定所(ハローワーク)に行くこと
地域活動支援センターの利用
共同生活援助(グループホーム)の利用
継続的な服薬管理のための短期間の入院
介護福祉士 国家試験 の 10門
第4問
1956年(昭和31年)当時、肺結核(pulmonary tuberculosis)で国立療養所に入所していた朝日茂氏は、単身で無収入だったために生活扶助(月額600円支給)と医療扶助を受けていた。長年、音信不通だった兄を福祉事務所が見つけ、兄から月1,500円の仕送りが行われることになった。これにより福祉事務所は支給していた月額600円の生活扶助を停止し、医療費の一部自己負担額として月900円の負担を求めた。このことが日本国憲法第A 条に反するものとして朝日茂氏は、1957年(昭和32年)、厚生大臣の決定を取り消すことを求める訴訟をおこした。この訴訟で焦点となった日本国憲法第A 条が規定する権利として、正しいものを一つ選びなさい。
参政権
自由権
請求権
生存権
平等権
介護福祉士 国家試験 の 10門
第5問
地域包括支援センターに関する記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
高齢者にかかわるボランティアや民生委員などと連携する。
介護福祉士が配置されることになっている。
各種介護保険サービスを包括的に提供する。
要介護高齢者にかかわるケアマネジメント業務を行う。
小学校区ごとに配置されることになっている。
介護福祉士 国家試験 の 10門
第6問
地域包括システムの実現に向けた地域ケア会議に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
地域課題の発見や地域づくり・資源開発の機能がある。
市町村社会福祉協議会に設置・運営が義務づけられている。
介護サービス事業者の第三者評価の役割を果たすものである。
要介護認・閧ノ関する不服申し立ての審査を行う。
介護サービス利用者とその家族の参加が義務づけられている。
介護福祉士 国家試験 の 10門
第7問
右片麻痺があり一部介助があれば歩行できる利用者の入浴介護として、適切なものを1つ選びなさい。
浴室内では、介護職は利用者の左側に付き、腕と腰を支えながら一緒に移動する。
浴室の出入り口に一段の段差がある場合は、左足から下がり、右足から上がる。
浴槽に入るときは、まず右足を入れ、次に左足を入れる。
浴槽から出るときは、浴槽の縁やバスボードにいったん座る。
介護職が利用者の全身を洗う。
介護福祉士 国家試験 の 10門
第8問
Aさん(73歳、男性)は、最近、電話番号が覚えられないとこぼすようになった。自宅へ電話するときは間違えないが、普段はあまり電話しないような場所にかけるときは、メモを見て一つ一つの数字を確認しながらでないと番号を間違えることが多い。受診したが認知症(dementia)ではないと言われた。 障害されている記憶として、正しいものを1つ選びなさい。
短期記憶
エピソード記憶
意味記憶
手続き記憶
遠隔記憶
介護福祉士 国家試験 の 10門
第9問
Kさん(46歳、男性)は、1年前、事故が原因で全盲となった。失明当時は、自宅にひきこもってしまい、妻と離婚し、仕事も辞めてしまった。その後、なんとか元の自分の生活を取り戻したいと思って、総合リハビリテーションセンターを利用し始めたが、初めは、受傷による心理的な影響が大きく、積極的に訓練に参加することができなかった。
Kさんとのコミュニケーションを図るためのセンターの介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
話したり、手で触れたりしてコミュニケーションを図る。
読話を用いてコミュニケーションを図る。
点字を用いてコミュニケーションを図る。
Kさんの話をうなずきながら聞く。
「あれ」、「これ」という指示代名詞を用いてコミュニケーションを図る。
介護福祉士 国家試験 の 10門
第10問
Kさん(65歳)は、夫(70歳)と二人暮らしをしていた。Kさんは骨粗鬆症(osteoporosis)と診断を受けていたが、最近、約束していたことを忘れるなどの記憶力の低下や人格の変化がみられるようになり、前頭側頭型認知症(Front Temporal Dementia)と診断され、要介護認定で要介護3となった。夫は体調を崩して、近所の病院に入院することになった。夫が介護支援専門員(ケアマネージャー)に相談して、Kさんは、夫の入院する病院に併設されている施設に入所した。この施設は、看護、医学的管理の下に介護や機能訓練などを実施している。Kさんは施設入所後、介護職の問いかけに返事をしなかったり、急に服を脱ぎ出すなどの行動を繰り返した。日常生活では、すべての動作に見守りと声かけが必要な状態であった。
Kさんが自室で急に服を脱ぎだしたときの介護職の対応として、次の記述の中から最も適切なものを1つ選びなさい。
服を脱いでいる行動を止める。
服を脱がないように説得する。
服を脱ぐのは、恥ずかしいことだと伝える。
落ち着くまで見守る。
服を脱いでいる行動を無視する。