介護福祉士 国家試験 の 10門
第1問
2 短期目標は、評価の際の基準になる。
着衣失行がある。
構音障害がある。
更年期障害がある。
体温調節機能障害がある。
パーソナリティ障害がある。
介護福祉士 国家試験 の 10門
第2問
Jさん(80歳、女性)は3年前にレビー小体型認知症(dementia with Lewy bodies)と診断され、要介護3と認定された。次第に徘徊はいかいすることが多くなって、夫(88歳)が介護することは難しくなり、現在は認知症対応型共同生活介護(グループホーム)を利用している。Jさんは、「先生が怖い顔をしてあっちから歩いてくる」など、実際にはないことを口にしていた。Jさんはグループホームから出て行き、Vコンビニエントストアで発見されたことが1回ある。家族の了承を得て、GPS追跡機をJさんの身につけてもらうことにした。また、地域のネットワークを利用して、Jさんが発見されたVコンビニエントストアの店員、地域の民生委員、自治会、老人クラブなどに呼びかけ、一人で歩いているJさんを見かけたときは、グループホームに連絡を入れてもらうことにした。一方で、介護福祉職は,Jさんが外出したいときには、付き添って外出していた。
地域の住民から、「Jさんに似た人をW橋のそばで見かけました」と連絡が入った。W橋はVコンビニエントストアから2kmほど離れている。JさんのGPS追跡機が居室から見つかったが、Jさんの姿はグループホーム内に見あたらなかった。この時点で、介護福祉職がとるべき対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
グループホームで帰ってくるのを待つ。
休暇中の職員全員に出勤してもらう。
地域のネットワークに協力を依頼する。
Jさん宅に探しにいく。
VコンビニエントストアでJさんが来るのを待つ。
介護福祉士 国家試験 の 10門
第3問
Lさん(80歳)は、妻(75歳)と二人暮らしである。半年前に脳梗塞(cerebral infarction)を起こし、左片麻痺が残った。時間をかければ、着脱や洗面など、身の回りのことができる。現在、要介護1で、週1回訪問介護(ホームヘルプサービス)を受けている。妻は、70歳ころから軽い心不全(heart failure)がくり返し起きるため、屋内での生活が中心となっている。Lさんは、自分でできることは自分でやりたいと思っているが、妻は夫の世話は自分の役割と思って、Lさんが自分でできることでも世話をしてしまう。Lさんはお風呂が好きで、脳梗塞(cerebral infarction)を起こす前は、毎日、湯船につかっていた。しかし、自宅の浴槽の縁が浴室の床から遠く、妻の介助では、湯船につかることができないために、退院後はシャワーを使用していた。Lさんは「在宅生活を続けながら、週1回でも湯船につかりたい」と訪問介護員(ホームヘルパー)に話している。
妻は、訪問介護員(ホームヘルパー)に「おとといの朝、夫が咳をしていたので病院に行き診察を受けましたが、医師から、熱もないし検査結果も心配はないと言われました。念のためベッドに寝かせていますが、自分で寝返りはしています」と話した。臥床を続けた場合に、最初に現れると予測される身体の状態として、最も適切なものを1つ選びなさい。
嚥下障害
寝たきり状態
筋力低下
心不全(heart failure)
褥瘡
介護福祉士 国家試験 の 10門
第4問
利用者の安全を確保するために留意すべきこととして、最も適切なものを1つ選びなさい。
リスクマネジメントは、事故が起きてからその体制を検討する。
利用者のけがや事故の原因の1つに、生活を制限されることから生じるストレスがある。
施設内では、介護職が取扱いに慣れた歩行器を優先して使用する。
利用者本人に対して、積極的に身体拘束への同意を求める。
事故報告書は、管理者以外、閲覧することができないように管理・保管する。
介護福祉士 国家試験 の 10門
第5問
介護老人福祉施設での終末期の事前の意思確認として、適切なものを1つ選びなさい。
90歳を超えれば、事前の意思確認は必要ない。
本人が意思表示できれば、家族の意向は確認しない。
入所時の意思を尊重して変更しない。
介護職が、医療処置の範囲を説明して了解を得る。
確認した内容を書面にする。
介護福祉士 国家試験 の 10門
第6問
Aさん(74歳、男性)は、一人暮らしをしている。軽度の認知症があり、訪問介護を利用している。一年前から近所に住んでいる親族に預金通帳の管理を頼んでいる。最近、家事援助のためにAさん宅を訪れた訪問介護員は、Aさんから、「親族が勝手にお金を使いこんでいるらしい」と聞いた。訪問介護員がサービス提供責任者と共に、最初に取り組むべきこととして、最も適切なものを1つ選びなさい。
成年後見制度の利用をすすめる
民生委員に相談するように勧める
親族に事実を確認する
特別養護老人ホームへの入所を勧める。
地域包括支援センターに相談する。
介護福祉士 国家試験 の 10門
第7問
食事のたんぱく質制限が必要な疾患として、正しいものを1つ選びなさい。
胃潰瘍(gastric ulcer)
尿毒症(uremia)
痛風(gout)
脂質異常症(dyslipidemia)
狭心症(angina pectoris)
介護福祉士 国家試験 の 10門
第8問
介護保険法に規定される要介護認定に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
要介護認定の対象は、65歳以上の者に限られる。
介護認定審査会は、要介護認定の結果を都道府県へ報告しなければならない。
要介護認定の取り消しが必要な場合は、都道府県が行わなければならない。
市町村は、要介護認定の審査及び判定の基準を定める。
市町村は、要介護認定の結果を当該被保険者に通知しなければならない。
介護福祉士 国家試験 の 10門
第9問
終末期において、死亡直前にみられる身体の変化として、正しいものを1つ選びなさい。
筋肉の硬直
皮膚の死斑
尿量の減少
関節の硬直
角膜の混濁
介護福祉士 国家試験 の 10門
第10問
施設での終末期介護に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
マッサージや好きな音楽の鑑賞は、疼痛や不安の緩和に有効である。
死への恐怖を訴えた場合、それを否定する。
清拭を家族が行うことは避ける。
食事はカロリー摂取に重点を置く。
使用薬剤の特徴は把握しなくてもよい。