介護福祉士 国家試験 の 10門
第1問
Fさん(80歳、女性)は、2週間前に、リハビリテーション病院から介護老人保健施設に入所した。脳梗塞(cerebral infarction)の後遺症のため、構音障害と嚥下障害がある。また、よだれが流れて衣服が濡れてしまうことが多い。食事は、とろみをつけた刻み食を1人で摂取できるが、むせることが多い。介護職がFさんに「何を食べたいですか」と尋ねると、「おいうをあえあい」(「お肉を食べたい」の意味)という不明瞭な発話が返ってきた。
Fさんの食事場面でのコミュニケーションに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
絶えず話しかける。
メニューを説明する程度の声かけにとどめる。
急いで飲み込むように促す。
今までで、いちばん思い出に残る食事は何かを聞く。
一口ごとに、必ず水を飲むように促す。
介護福祉士 国家試験 の 10門
第2問
アセスメント(assessment)に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
今できている活動の分析はしない。
これからできそうな活動の予測はしない。
利用者が嫌がることは検討しない。
他職種からの情報は検討しない。
1つの情報だけで検討しない。
介護福祉士 国家試験 の 10門
第3問
リハビリテーションの専門職の業務として、最も適切なものを1つ選びなさい。
言語聴覚士は、嚥下訓練を行う。
義肢装具士は、義肢を処方する。
視能訓練士は、高次脳機能障害(higher brain dysfunction)の評価を行う。
作業療法士は、知的障害者の疾病予防や健康づくり支援を行う。
理学療法士は、精神障害者の社会復帰の相談援助を行う。
介護福祉士 国家試験 の 10門
第4問
上肢リンパ浮腫のある人が日常生活で心がけることとして、適切なものを1つ選びなさい。
手袋をしないで庭の手入れをする。
体重の増加を防ぐ。
患側で血圧を測定する。
サウナ浴を行う。
きつめの肌着を着る。
介護福祉士 国家試験 の 10門
第5問
高齢者の肺炎(pneumonia)に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
日本の高齢者(65歳以上)の死因順位(2011年(平成23年))で第一位である。
インフルエンザ(influenza)に合併することはまれである。
初発症状は高熱である。
呼吸数は減少する。
誤嚥性肺炎(aspiration pneumonia)の予防には口腔ケアが有効である。
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第6問
Jさん(36歳、男性)は、6歳の時、大学病院で精神(発達)遅滞の判定を受け、療育手帳(重度)が交付された。両親はJさんに必要以上の世話をし、衣服の着脱も介助していた。しかし、両親が高齢になり家庭でJさんの介護が困難になったため、一週間前にJさんは障害者支援施設に入所した。言葉によるコミュニケーションは簡単な単語の理解ができる程度であり、生活全般に指示や見守りが必要である。たばこの吸殻を食べてしまう行為がみられ、吸殻を探して施設の近所まで出歩くなどの行動もみられた。対人関係をうまく築けないようで、なれない人たちの中に入ると、上肢を噛むなどの自傷行為が現れることも分かってきた。
Jさんは、日中は空き缶つぶしなどの軽作業をしている。介護職が時間ごとに次の行動を支援すると、大きな混乱もなくできるようになり、施設での生活リズムが少しずつ身についてきた。そこで、介護職はJさんが他者と円滑な関係を作れるような支援を提案した。この提案した内容として、最も適切なものを1つ選びなさい。
出歩かないように、活動範囲は居室に限定する。
少人数のレクリエーションを行う。
多くの入所者と共同作業を行う。
自傷行為がみられた場合、向精神薬の服用を検討する。
複雑な作業課題を日中活動として行う。
介護福祉士 国家試験 の 10門
第7問
レスパイトケア(respite care)の目的として、適切なものを1つ選びなさい。
利用者の身体的安静を確保すること。
介護を担う家族に休養を提供すること。
介護職に休息を提供すること。
利用者のリハビリテーションの機会を確保すること。
介護を担う家族の経済的負担を軽くすること。
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第8問
介護保険法に規定される要介護認定に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
要介護認定の対象は、65歳以上の者に限られる。
介護認定審査会は、要介護認定の結果を都道府県へ報告しなければならない。
要介護認定の取り消しが必要な場合は、都道府県が行わなければならない。
市町村は、要介護認定の審査及び判定の基準を定める。
市町村は、要介護認定の結果を当該被保険者に通知しなければならない。
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第9問
Lさん(80歳)は、妻(75歳)と二人暮らしである。半年前に脳梗塞(cerebral infarction)を起こし、左片麻痺が残った。時間をかければ、着脱や洗面など、身の回りのことができる。現在、要介護1で、週1回訪問介護(ホームヘルプサービス)を受けている。妻は、70歳ころから軽い心不全(heart failure)がくり返し起きるため、屋内での生活が中心となっている。Lさんは、自分でできることは自分でやりたいと思っているが、妻は夫の世話は自分の役割と思って、Lさんが自分でできることでも世話をしてしまう。Lさんはお風呂が好きで、脳梗塞(cerebral infarction)を起こす前は、毎日、湯船につかっていた。しかし、自宅の浴槽の縁が浴室の床から遠く、妻の介助では、湯船につかることができないために、退院後はシャワーを使用していた。Lさんは「在宅生活を続けながら、週1回でも湯船につかりたい」と訪問介護員(ホームヘルパー)に話している。
妻は、訪問介護員(ホームヘルパー)に「おとといの朝、夫が咳をしていたので病院に行き診察を受けましたが、医師から、熱もないし検査結果も心配はないと言われました。念のためベッドに寝かせていますが、自分で寝返りはしています」と話した。臥床を続けた場合に、最初に現れると予測される身体の状態として、最も適切なものを1つ選びなさい。
嚥下障害
寝たきり状態
筋力低下
心不全(heart failure)
褥瘡
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第10問
Kさん(46歳、男性)は、1年前、事故が原因で全盲となった。失明当時は、自宅にひきこもってしまい、妻と離婚し、仕事も辞めてしまった。その後、なんとか元の自分の生活を取り戻したいと思って、総合リハビリテーションセンターを利用し始めたが、初めは、受傷による心理的な影響が大きく、積極的に訓練に参加することができなかった。
Kさんとのコミュニケーションを図るためのセンターの介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
話したり、手で触れたりしてコミュニケーションを図る。
読話を用いてコミュニケーションを図る。
点字を用いてコミュニケーションを図る。
Kさんの話をうなずきながら聞く。
「あれ」、「これ」という指示代名詞を用いてコミュニケーションを図る。