介護福祉士 国家試験 の 10門
第1問
慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease)の人の日常生活上の留意点として、適切なものを1つ選びなさい。
入浴では、お湯の温度を高めにする。
着替えをするときには、腕を高く上げない。
立ち上がるときには、息を止める。
和式トイレを使用する。
低カロリーの食事を摂取する。
介護福祉士 国家試験 の 10門
第2問
小規模多機能型居宅介護に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
2012年度(24年度)から開始された介護サービスである。
管理者は、医師であることが義務付けられている。
長期間の宿泊を目的としている。
訪問入浴介護のサービス提供を目的としている。
地域密着型サービスの1つである。
介護福祉士 国家試験 の 10門
第3問
右片麻痺の利用者がベッドから立位になるときの介護方法として、適切なものを1つ選びなさい。
利用者の右膝に手を当て、立ち上がるのを補助する。
麻痺側の下肢を外転させる。
背すじを伸ばしたまま立ち上がるように、声をかける。
ベッドに深く腰掛けるように、声をかける。
利用者の左側に立つ。
介護福祉士 国家試験 の 10門
第4問
Bさん(40歳、男性)は精神科病院に10年間入院している。ある日、病院職員に地域で暮らしたいと申し出た。そこで病院職員はBさんと一緒に、地域相談支援を行っている事業所のC職員と面談をすることになった。C職員の対応に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
Bさんに地域で生活することの苦労を説明する。
Bさんに地域の情報提供をしながら希望を確認する。
最初に地域移行支援計画の作成を行う。
地域移行を進めるためのケア会議は、C職員と病院職員で構成する。
地域移行した後のモニタリング(monitoring)は不要である。
介護福祉士 国家試験 の 10門
第5問
「障害者差別解消法」に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。
「障害者総合支援法」の基本的な理念のもと、障害者の差別の解消を具体的に実施するためのものである。
障害者を身体障害、知的障害および精神障害のある者に限定している。
行政機関に対して、障害者に対する合理的配慮を法的義務としている。
差別について具体的に定義し、その解消に向けた措置等を定めている。
この法律以前に、障害を理由とする差別や不利益な取り扱いの禁止について定めた条例を制定した地方公共団体は存在しない。
介護福祉士 国家試験 の 10門
第6問
Dさん(98歳、女性)は、介護老人福祉施設に入所している。終末期を迎え、座位が困難でベッドで臥床している。医師は、死に至るまで1週間程度と予測している。呼びかけには目を開けて反応して、表情が変わることもある。食事は、アイスクリームや水分をわずかにとる程度である。Dさんは、以前からここで最期の時を安らかに過ごしたいと希望している。家族もそれを望んでいて、毎日、居室を訪れている。家族は延命措置を希望していない。介護職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
いつもテレビをつけたままにしておく。
居室内のポータブルトイレで排泄できるように介助する。
家族に、胃ろうの造設を医療関係者に相談するように促す。
家族とゆっくりと過ごす時間をもてるように、居室環境を整える。
声かけのたびに。頑張って長生きするように励ます。
介護福祉士 国家試験 の 10門
第7問
片麻痺のある利用者が着脱できる衣服を選択するときの助言として、最も適切なものを1つ選びなさい。
留めるボタンが小さいブラウスを勧める。
かぶり式のセーターを勧める。
股上の浅いスラックスを勧める。
伸縮性のないスラックスを勧める。
ウエストをひもで結ぶスラックスを勧める。
介護福祉士 国家試験 の 10門
第8問
Bさん(80歳、女性)はアパートの3階に一人で暮らしている。アパートにはエレベーターはない。5年前、階段で転倒し、右みぎ大腿骨頭だいたいこっとう置換術ちかんじゅつを行った。現在、歩行には問題がない。社交的であったが、最近外出の回数が減った。友人が転んで大けがをしたこともあり「転びそうで怖い」と言っている。
Bさんへの生活支援の課題として、最も優先すべきものを1つ選びなさい。
アパートにエレベーターがないこと。
転倒の不安があること。
一人暮らしであること。
手術の既往があること。
外出の機会が減っていること。
介護福祉士 国家試験 の 10門
第9問
Fさん(80歳、女性)は、2週間前に、リハビリテーション病院から介護老人保健施設に入所した。脳梗塞(cerebral infarction)の後遺症のため、構音障害と嚥下障害がある。また、よだれが流れて衣服が濡れてしまうことが多い。食事は、とろみをつけた刻み食を1人で摂取できるが、むせることが多い。介護職がFさんに「何を食べたいですか」と尋ねると、「おいうをあえあい」(「お肉を食べたい」の意味)という不明瞭な発話が返ってきた。
Fさんが「おいうをあえあい」と話した時の介護職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
「正確に言いなおしてください」と促す。
「おにく」と自分が聞き取れた通りに繰り返す。
「口の体操をしましょう」と促す。
「よだれを拭いてください」とタオルを渡す。
「言いたいことをすべて書いてください」と言う。
介護福祉士 国家試験 の 10門
第10問
2 短期目標は、評価の際の基準になる。
着衣失行がある。
構音障害がある。
更年期障害がある。
体温調節機能障害がある。
パーソナリティ障害がある。