介護福祉士 国家試験 の 10門
第1問
M君(8歳.男性)はデュシェンヌ型筋ジストロフィー(Duchene muscular dystrophy)と診断され、地元の小学校に通学している。保育所時代の友達も多く、学校生活でも様々な手助けをしてくれている。母親は働いていて、小学校の授業が終わる時間にM君を迎えにいくことができない。そこで、放課後等デイサービスを利用しているが、母親は友人から、「学童保育には年齢制限があったけど、M君の利用している放課後等デイサービスは大丈夫なの」と言われた。母親はサービスを利用する際に説明を受けた気もするが、記憶が確かではなく心配になってきた。最近、M君は歩行が不安定になってきており、母親は、M君が車いすを使用する時期になってきたのではないかと感じている。身体的な機能を考えると、できるだけ歩かせたいと思う一方、歩行を重視すれば、行動範囲が狭くなり、M君の世界を広げることができなくなるかもしれないと考えている。筋力低下がADL(Activities of Daily Living:日常生活動作)に深刻な影響を及ぼし始めている現状を、M君のガイドヘルパーをしているY介護職に、母親はときどき相談している。
M君はやがて歩けなくなることが予想される。Y介護職は母親から「筋力をできるだけ保ちながら、今の活動範囲を維持するためには、今後どうしたらよいのでしょうか」と助言を求められた。Y介護職の提案として、もっとも適切なものを1つ選びなさい。
自走式普通型車いすと電動普通型車いす2台の使い分け
自走式普通車いすの利用
手押し型車いすの利用
電動普通車いすの利用
歩行の継続
介護福祉士 国家試験 の 10門
第2問
以下の法律の自立に関する記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
児童福祉法では、児童養護施設における自立支援の対象を、現に入所している児童に限定している。
社会福祉法第3条では、福祉サービスについて、身体機能の低下に応じ自立した日常生活を営むことができるように支援するものとしている。
老人福祉法では、その目的は、すべての高齢者が、尊厳を保持し、その有する能力に応じて自立した日常生活を営むことができるようにすることであると、明記している。
「障害者総合支援法」では、すべての国民は、障害者等が自立した生活が営めるような地域社会の実現に協力するよう努めなければならないと、規定している。
「ホームレス自立支援法」では、ホームレスの自立のために、就業の機会の確保よりも生活保護法の適用が重要であると、規定している。
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第3問
1956年(昭和31年)当時、肺結核(pulmonary tuberculosis)で国立療養所に入所していた朝日茂氏は、単身で無収入だったために生活扶助(月額600円支給)と医療扶助を受けていた。長年、音信不通だった兄を福祉事務所が見つけ、兄から月1,500円の仕送りが行われることになった。これにより福祉事務所は支給していた月額600円の生活扶助を停止し、医療費の一部自己負担額として月900円の負担を求めた。このことが日本国憲法第A 条に反するものとして朝日茂氏は、1957年(昭和32年)、厚生大臣の決定を取り消すことを求める訴訟をおこした。この訴訟で焦点となった日本国憲法第A 条が規定する権利として、正しいものを一つ選びなさい。
参政権
自由権
請求権
生存権
平等権
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第4問
Jさん(36歳、男性)は、6歳の時、大学病院で精神(発達)遅滞の判定を受け、療育手帳(重度)が交付された。両親はJさんに必要以上の世話をし、衣服の着脱も介助していた。しかし、両親が高齢になり家庭でJさんの介護が困難になったため、一週間前にJさんは障害者支援施設に入所した。言葉によるコミュニケーションは簡単な単語の理解ができる程度であり、生活全般に指示や見守りが必要である。たばこの吸殻を食べてしまう行為がみられ、吸殻を探して施設の近所まで出歩くなどの行動もみられた。対人関係をうまく築けないようで、なれない人たちの中に入ると、上肢を噛むなどの自傷行為が現れることも分かってきた。
日中にJさんが利用しているサービスとして、正しいものを1つ選びなさい。
同行援護
生活介護
療養介護
居宅介護
短期入所
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第5問
生活に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
生活は、食事と排泄はいせつと睡眠の3つの要素で構成される。
生活空間とは、居間と寝室のことである。
生活圏とは、どのライフステージ(life stage)でも同じである。
高齢者の生活様式は、画一化されている。
生活時間は、その人独自のものがある。
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第6問
Lさん(45歳、男性)は30歳の頃ころ、統合失調症(schizophrenia)と診断された。両親と弟がいるが、関係が悪く、現在は両親の家の近くにアパートの一室を借りて住んでいる。精神状態が悪くなると、誰だれかが襲ってくると思い込み、部屋から一歩も出ることができなくなる。その結果、部屋のゴミがいっぱいで、Lさんが寝る場所以外はゴミで埋められていた。心配した母親は相談支援専門員に状況を話した。相談支援専門員が、Lさんに障害支援区分の認定を受けてもらったところ、区分3と判定された。A訪問介護員が派遣されることになった。LさんはA訪問介護員が部屋に入ることは受け入れたが、家事の支援は受け入れなかった。A訪問介護員は粘り強くLさんの話を聞き、「Lさんのいる場所と私がいる場所くらいは作りたい」と伝えた。その結果、Lさんと一緒にゴミを少し片づけることができた。A訪問介護員は、Lさんの定期的な通院にも付き添うことができるようになった。Lさんは服薬もしっかりとするようになってきた。
Lさんは移動のときに見守りが必要である。Lさんの定期的な通院に付き添うことが可能となるサービスとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
居宅介護
同行援護
生活介護
自立訓練
療養介護
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第7問
「障害者総合支援法」に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
財源が、税方式から社会保険方式に変更された。
対象となる障害者の範囲に、難病患者等が加えられた。
利用者負担が、応能負担から応益負担に変更された。
地域包括支援センターの設置が、市町村に義務づけられた。
重度肢体不自由者に対する重度訪問介護が創設された。
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第8問
認知症(dementia)の行動・心理症状(BPSD)の説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。
傘立ての傘を人間と間違えるのは、幻視である。
感情を抑えられないのは、感情失禁である。
食欲が異常に亢進するのは、異食である。
夕方になると傾眠状態になるのは、夕暮れ症候群である。
目的もなくあちこち歩くのは、常同行動である。
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第9問
褥瘡の発生部位として、最も頻度の高いものを1つ選びなさい。
大転子部
肩甲骨周辺
仙骨部
踵部
肘関節
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第10問
ユニットケアの理念に基づく望ましい生活環境として、最も適切なものを1つ選びなさい。
4名以上の利用者が1つの居室で生活する。
1ユニットの利用者は、20名程度で構成する。
利用者相互の交流は、同じユニット内に限定する。
廊下に向かって横並びに居室を配置する。
ユニットを担当する職員は、一定期間固定して配置する。