社会福祉士 国家試験 の 10門
第1問
ボランティア活動に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
社会福祉法では、市町村社会福祉協議会はボランティアコーディネーターを配置する義務があるとされている。
「ボランティア活動の中長期的な振興方策について(意見具申)」では、ボランティア活動の基盤整備のための公費使用は、ボランティア活動の自主性を妨げるとされている。
中間支援組織としてのボランティアセンターの運営主体は、社会福祉協議会、NPOといった民間非営利組織に限定されている。
社会福祉法第4条にいう「社会福祉に関する活動を行う者」には、ボランティア等が想定されている。
ボランティアコーディネーターは、ボランティア活動者の自主性を妨げないようにするため、プログラムの企画や開発を行ってはならない。
社会福祉士 国家試験 の 10門
第2問
「平成23年度全国母子世帯等調査」(厚生労働省)による母子世帯等の状況に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
母子世帯になった理由は、離婚等の生別より死別の方が多い。
母子世帯の母は、就業している者より就業していない者の方が多い。
平均年間収入は、父子世帯より母子世帯の方が多い。
世帯数は、父子世帯より母子世帯の方が多い。
離婚した父親からの養育費を受けていない母子世帯より受けている世帯の方が多い。
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第3問
地域包括支援センターに関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
地域包括支援センターで実施される事業は、介護保険財源からではなく市町村の一般財源により賄われている。
地域包括支援センターは、当該市町村の区域全体を担当圏域として、各市町村に1か所設置することとされている。
地域包括支援センターが実施する包括的支援事業とは、総合相談支援業務、権利擁護業務及び介護予防支援をいうものとされている。
地域包括支援センターは、介護予防ケアマネジメント事業として、65歳未満の要支援者が介護予防サービス等を利用できるよう援助することとされている。
市町村は、地域包括支援センターの適切、公正かつ中立な運営を確保するため、地域包括支援センター運営協議会を設置することとされている。
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第4問
地域福祉にかかわるイギリスの歴史に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
チャルマーズ(Chalmers、T.)による隣友運動(1819年)では、貧困家庭への訪問活動が行われ、救貧法の改正に大きな影響を与えた。
ロンドンで設立された慈善組織協会(1869年)は、慈善活動を組織化するとともに友愛訪問を実施し、ソーシャルワークの形成に大きな影響を与えた。
ロンドンの富裕地域に設立されたトインビーホール(1884年)は、セツルメントの拠点として、富裕層による慈善活動を喚起する役割を担った。
「べヴァリッジ報告」(1942年)は、社会保障制度の基礎となるとともに、地方自治体におけるパーソナル・ソーシャル・サービスを中心とした組織改革をもたらした。
イギリス政府の病院計画(1962年)では、10年間で知的障害者の入所施設の利用者数をほぼ半数に減らし、コミュニティケアを推進する政策を打ち出した。
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第5問
地域福祉のネットワーク推進に関する各種報告書や白書の記述として、正しいものを1つ選びなさい。(注)1「地域福祉のあり方研究会報告書」とは、「地域における『新たな支え合い』を求めて-住民と行政の協働による新しい福祉-」(平成20年、これからの地域福祉のあり方に関する研究会)のことである。2「社協・生活支援活動強化方針」とは、「社協・生活支援活動強化方針-地域における深刻な生活課題の解決や孤立防止に向けた社協活動の方向性-」(平成24年全国社会福祉協議会)のことである。3「地域包括ケア研究会報告書」とは、「地域包括ケア研究会報告書~今後の検討のための論点整理~」(平成21年5月22日厚生労働省公表)のことである。4「特定非営利活動法人地域ケア政策ネットワーク報告書」とは、「地域で認知症の人とその家族を支援し、見守る体制を強化するための効果的な支援に関する調査研究事業報告書」(平成26年3月特定非営利活動法人地域ケア政策ネットワーク)のことである。
「地域福祉のコーディネーター」は、専門家や事業者、ボランティア等との連携を図るため、自治体職員が務めるものである(「地域福祉のあり方研究会報告書」より)。
サービス拒否や引きこもり、多問題世帯に対しては、「寄り添い型支援」を行う人員配置が必要である(「社協・生活支援活動強化方針」より)。
地域包括ケアのコーディネート役は、住民の中から育成すべきである(「地域包括ケア研究会報告書」より)。
平成26年3月現在での認知症サポーターの数は、女性より男性が多い(「特定非営利活動法人地域ケア政策ネットワーク報告書」より)。
自殺予防における「ゲートキーパー」は、周りの人の異変に気づき、行動する人のことであり、弁護士、司法書士、薬剤師などの専門職に限られる(「平成25年版自殺対策白書」(内閣府)より)。
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第6問
次の事例を読んで、スーパーバイザーが対処するに当たって、優先すべき機能として、より適切なものを選びなさい。
Mさんは、難病の症状悪化のため入院中である。早期の退院を望んでいるが、主治医は入院治療を継続する予定だという。担当のAソーシャルワーカー(社会福祉士)は、家に残してきた幼い子どもが心配でたまらないというMさんの気持ちに共感し、自宅療養の可能性を探ることを院内カンファレンスで提案した。ところが、医療スタッフと激しく対立したままカンファレンスは終わり、Aソーシャルワーカーはオフィスに戻ってきて医療スタッフを感情的に批判している。また、スーパーバイザーの元には、Mさんの主治医からAソーシャルワーカーに対するクレームが寄せられた。
開発的機能
媒介的機能
支持的機能
管理的機能
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第7問
雇用保険などの給付に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
(注)1「一般被保険者」とは、雇用保険の被保険者のうち、高年齢継続被保険者、短期雇用特例被保険者及び日雇労働被保険者以外の者である。2「求職者支援法」とは、「職業訓練の実施等による特定求職者の就職の支援に関する法律」のことである。
新規学卒者が就職できない場合には、失業者に該当し、雇用保険の被保険者でなくても基本手当を受給することができる。
一般被保険者は、離職して厚生労働大臣指定の教育訓練講座を修了しなければ、教育訓練受講給付金を受給することができない。
一般被保険者である父母が、同一の子について育児休業を取得する場合、それぞれ必要な被保険者期間を満たしていれば、両方の者が育児休業給付金を受給できる。
基本手当を所定給付日数分、残さず受給して再就職した場合、就業促進手当を受給することができる。
雇用保険の被保険者でない者は、「求職者支援法」による職業訓練受講給付金を受給することができない。
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第8問
役割葛藤の説明に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
幼少期での役割取得において発達上の困難を経験すること
他者からの役割期待に応えようとして過度の同調行動をとること
一定の場面にふさわしく見える自分を演技によって操作すること
他者からの役割期待と少しずらした形で行動すること
保有する複数の役割間の矛盾や対立から心理的緊張を感じること
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第9問
次の事例を読んで、生活保護制度における多職種連携の実際に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
パートで生計を立てていたHさん(55歳)は、母親(80歳)の介護のために仕事を辞めた。最近、母親は物忘れがひどくなっている。蓄えも底をついたため、生活保護を申請し受給することになった。担当の生活保護ケースワーカーは、Hさん世帯への支援の取組を開始することになった。
Hさんの母親の物忘れの状態が気になったので、同意を得て地域包括支援センターに連絡を取り、訪問調査を依頼する。
Hさんの母親には介護サービスが必要と判断し、介護老人福祉施設で要介護認定を受けるよう、助言する。
Hさんの自立支援に向け、福祉事務所の就労支援員による就労支援を受けるよう、文書により指導・指示をする。
Hさんは生活保護受給者なので、公共職業安定所(ハローワーク)による就労支援を受けることはできないと、伝える。
Hさんの母親のケアプランは、生活保護ケースワーカーが作成しなくてはならない。
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第10問
次の事例を読んで、A相談支援員がとるべき支援として、最も適切なものを1つ選びなさい。
N市の基幹相談支援センターのA相談支援員(社会福祉士)は、知的障害のあるBさん(50歳、女性)の支援を1年前から担当している。母親(78歳)が認知症のために指定介護老人福祉施設に入所することになったため、Bさんは一人暮らしとなった。これがきっかけで不安感が強くなり、叔父に頻繁に電話をかけている。最近、A相談支援員は、市内にあるグループホームが新たに入居者を募集すると聞いたので、Bさんと叔父にこの情報を提供した。叔父は入居を勧めているが、Bさんは不安を感じている。
Bさんと叔父に、自分たちで話し合って決定するように言う。
早くしないと入居の機会を逃すので、叔父に申込みを促す。
Bさんのグループホーム見学を予約する。
Bさんが叔父に頼っているので、これ以上の介入はせずに様子を見守る。
Bさんの状況を再度アセスメントしてニーズを確認する。