社会福祉士 国家試験 の 5門
第1問
次の事例を読んで、B社会福祉士の助言として、適切なものを1つ選びなさい。
病院の医療相談室の主任を務めるB社会福祉士は、後輩のC社会福祉士から実践事例を研究会で発表するためのアドバイスを求められた。C社会福祉士は、退院後の独居生活に強い不安を抱く入院患者のDさんと一緒にエコマップを描くことで、Dさんの不安を軽減させ、Dさん自身が退院後の生活を前向きにとらえることができるようになった実践事例をまとめようとしていた。
事例は匿名化すれば、Dさんからの了承は得ずに事例研究を行ってもよい。
この研究は質的研究なので、グラウンデッド・セオリー・アプローチを用いて効果測定のための考察をする。
この質的研究では、不安がなぜ、どのように軽減したのか、そのプロセスを丁寧に考察する。
一事例の事例研究ではエビデンスにならないので、研究デザインを量的研究に変更する。
この研究は事例を使った質的研究なので、単一事例実験計画法を用いてDさんとC社会福祉士の援助関係を深く考察することが有効である。
社会福祉士 国家試験 の 5門
第2問
次の事例を読んで、次の記述のうち、児童相談所の対応として、適切なものを1つ選びなさい。
少年K(13歳)は、中学校にもほとんど登校しておらず、以前からグループリーダーとして万引きや年少者への暴力行為などで何回も通報されていた。今回、夜中に繁華街をグループで徘徊しているところを警察官に補導され、児童相談所に通告された。少年Kの家庭は父子家庭で、父親は病弱なため、ほとんど少年Kの日常的な養育を放棄していた。児童相談所は、家庭での養育環境が不適切であると判断し、児童自立支援施設への入所が適切であると判定した。しかし、父親が少年Kの施設入所に同意しなかった。
施設入所について家庭裁判所の承認を求める。
警察に少年Kの監視を依頼する。
要保護児童対策地域協議会での検討にゆだねる。
児童委員に家庭の調査を委嘱する。
福祉事務所に対応をゆだねる。
社会福祉士 国家試験 の 5門
第3問
片麻痺がある人への介護の視点から見た浴室の環境整備に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
開閉時に身体移動が少ないことから、脱衣所は開き戸にした方がよい。
浴槽の出入りのためには横手すりをつけた方がよい。
腰かけて浴槽に入るための移乗台を設けた方がよい。
立位でまたぐ場合は、浴槽の縁(エプロン部分)はできるだけ厚い方がよい。
社会福祉士 国家試験 の 5門
第4問
障害児者福祉制度の歴史的展開に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。(注)「障害者差別解消法」とは、「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」のことである。
精神薄弱者福祉法(1960年(昭和35年))において、ノーマライゼーションの促進が目的規定に明記された。
重度精神薄弱児扶養手当法(1964年(昭和39年))の制定当初から、重度身体障害児も支給対象とされていた。
国際障害者年(1981年(昭和56年))を契機として、重症心身障害児施設が制度化された。
障害者自立支援法(2005年(平成17年))により、身体障害者福祉法は廃止された。
「障害者差別解消法」(2013年(平成25年))では、「障害者」について、障害者基本法と同様の定義がなされた。
社会福祉士 国家試験 の 5門
第5問
民間の福祉・介護サービス事業者による個人情報の扱いに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
契約時に親族から「本人のことはなんでも教えてほしい」と要望があった場合、利用者本人の同意が得られていないと、なんでも情報提供できるわけではないと伝える。
家族による高齢者虐待の疑いがあると市から情報の照会を受けた場合、利用者本人に情報提供の可否を常に確認しなければならない。
利用者本人からケース記録の開示の請求があった場合、開示を求める理由を尋ねて、その理由が判然としない場合はケース記録の開示は見合わせる。
事業者が扱う個人情報の第三者提供に関する説明と利用者からの同意を得る手続きは、相談援助の最初ではなく、信頼関係が構築されたのちに行う。
利用者の法定代理人から個人情報の開示請求があった場合、開示請求は本人でなければできないので、本人から請求してもらうように説明する。