
公認会計士試験問題『財務会計論』 の 5問
第1問

財務諸表の表示に関する次の記述は正しいでしょうか?
債務保証損失引当金を計上した保証先の債務不履行により、債権者に対して保証債務を履行した場合には、債務保証損失引当金の目的取崩となる。この場合、通常は保証債務の履行に伴い、保証先に対して求償債権が生じるため、当該目的取崩に対応する損失は、求償債権に対する貸倒引当金繰入額または貸倒損失として発生する。このような債務保証損失引当金の目的取崩額と貸倒引当金繰入額または貸倒損失は、一連の会計処理と考えられるため、原則として、個別の保証先ごとに両者を相殺した後の純額で表示する。