公認会計士試験問題『財務会計論』 の 5問
第1問
減損会計に関する次の記述は適切でしょうか?
回収可能価額とは、資産または資産グループの正味売却価額と使用価値のいずれか高い方の金額をいうが、通常、使用価値は正味売却価額より高いと考えられる。このため、減損損失の測定において、明らかに正味売却価額が高いと想定される場合や処分がすぐに予定されている場合などを除いて、正味売却価額を算定しないことも認められる。
公認会計士試験問題『財務会計論』 の 5問
第2問
四半期財務諸表(四半期連結財務諸表および四半期個別財務諸表)の作成に関する次の記述は正しいでしょうか?
四半期財務諸表におけるセグメント情報については、報告セグメントの利益(または損失)および売上高について必ず注記することが求められているが、報告セグメントの資産の金額については、企業結合や事業分離などによる著しい変動がある場合を除き注記することが求められていない。
公認会計士試験問題『財務会計論』 の 5問
第3問
「棚卸資産の評価に関する会計基準」に関する次の記述は正しいでしょうか?
製造業における原材料の評価にあたっては、完成後の製品売価に基づく正味売却価額よりも再調達原価の方が把握しやすいため、原則として再調達原価を用いる。
公認会計士試験問題『財務会計論』 の 5問
第4問
有形固定資産に関する次の記述は正しいでしょうか?
有形固定資産の減価償却方法の変更は、会計方針の変更であるため、過去の財務諸表に遡及適用しなければならない。
公認会計士試験問題『財務会計論』 の 5問
第5問
連結財務諸表の作成に関する次の記述は、現在の日本(2013年)における会計基準の下で適切でしょうか?
減損損失が、連結子会社に発生した場合は、原則として「特別損失」に計上し、持分法適用会社に発生した場合は、「営業外収益または営業外費用」に計上する。