クレーン・デリック運転士試験 の 10門
第1問
次のうち、法令上、デリックの玉掛用具として使用禁止とされていないものはどれか。
リンクの断面の直径の減少が製造されたときの当該直径の9%のつりチェーン
直径の減少が公称径の8%のワイヤロープ
著しい形くずれがあるワイヤロープ
安全係数が4のフック
ワイヤロープ1よりの間で素線(フィラ線を除く。以下同じ。)の数の11%の素線が切断しているワイヤロープ
クレーン・デリック運転士試験 の 10門
第2問
次の文中の[ ]内に入れるAからCまでの語句の組合せとして、正しいものは1~5のうちどれか。
「ガイデリックのマストステップは上部ステップと下部ステップに分けられる。上部ステップは、[ A ]に取り付けられ、下部ステップとの接合部は、[ B ]の座となっている。これは、荷をつったときのマストの[ C ]を容易にし、この部分に無理を生じさせないためである。」
【A】支柱 【B】球面 【C】伸縮
【A】マスト 【B】球面 【C】傾き
【A】ステー 【B】円形 【C】回転
【A】マスト 【B】平面 【C】伸縮
【A】基礎 【B】平面 【C】傾き
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第3問
電気に関し、次のうち誤っているものはどれか。
交流は、整流器で直流に変換できるが、得られた直流は完全に平滑ではなく、脈流と呼ばれる。
直流は、変圧器によって電圧を変えることができる。
工場の動力用電源には、一般に200V級又は400V級の三相交流が使用されている。
交流は、電流及び電圧の大きさ及び方向が周期的に変化する。
交流の電圧及び電流の大きさは、通常、1サイクル中の最大値ではなく、実効値で表される。
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第4問
クレーンの給油に関し、次のうち誤っているものはどれか。
クレーンに使用する潤滑油は、給油部分の使用状態に応じ、粘度や変質しにくさ、油膜の強さを考慮する必要がある。
給油の際、車輪の踏面やレールの上面に油が付着した場合には、ベンジンなどでよくふき取る。
転がり軸受の給油にグリースを用いる場合には、給油間隔は6か月に1回程度を目安とする。
平軸受の給油にグリースを用いる場合には、給油間隔は毎日1回程度を目安とする。
ワイヤロープには、マシン油を塗布して腐食や摩耗を防止する。
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第5問
デリックの定期自主検査又は点検に関し、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
1年以内ごとに1回行う定期自主検査においては、つり上げ荷重に相当する荷重の荷をつって行う荷重試験を実施しなければならない。
1月以内ごとに1回行う定期自主検査においては、ブレーキの異常の有無についても、検査を行わなければならない。
作業開始前の点検においては、コントローラーの機能についても、点検を行わなければならない。
1年をこえる期間使用しないデリックの当該使用しない期間は定期自主検査を行わなくてもよい。
定期自主検査又は作業開始前の点検を行い、異常を認めたときは、直ちに補修しなければならない。
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第6問
屋内に設置する走行クレーンに関し、法令上、違反となるものは次のうちどれか。
クレーンガーダに歩道のあるクレーンの最高部(集電装置の部分を除く。)とその上方にあるはり等との間隔を0.4mとしている。
クレーンガーダの歩道の上に、歩道からの高さが1.5mの天がいを設け、歩道とその上方にあるはり等との間隔を1.7mとしている。
クレーンと建設物との間に設ける歩道の幅を、柱に接する部分を除き0.6mとしている。
クレーンと建設物との間に設ける歩道のうち、柱に接する部分の幅を0.3mとしている。
クレーンの運転室の端とその運転室に通ずる歩道の端との間隔を0.3mとしている。
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第7問
天井クレーンが図のような位置で荷をつったところ、両側のレールにかかる力がそれぞれ294kNと196kNであった。このとき、レール間の距離Lと荷の質量Wの組合せとして、正しいものは1~5のうちどれか。ただし、重力の加速度は9.8m/s
2
とし、ガーダ、クラブトロリ等の質量は考えないものとする。
L=10m W=30kg
L=10m W=50kg
L=10m W=50t
L=12m W=50kg
L=12m W=30t
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第8問
建設物の内部設置する走行クレーンに関し、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
クレーンガーダに歩道のないクレーンの最高部とその上方にあるはり等との間隔は、0.4m以上としなくもよい。
クレーンガーダの歩道の上に、歩道からの天がいがある場合は、歩道とその上方にあるはり等との間隔は、1.8m以上としなくてもよい。
クレーンと建設物との間に設ける歩道の幅は、柱に接する部分を除き0.6m以上としなければならない。
クレーンと建設物との間に設ける歩道のうち、柱に接する部分の幅は、0.4m以上としなければならない。
クレーンガーダの歩道の端と当該歩道に通ずる歩道の端との間隔は、0.4m以下としなければならない。
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第9問
クレーンを用いて作業を行うときの合図、立入禁止の措置又は搭乗の制限に関し、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
磁力により吸着させるつり具を用いて玉掛けをした荷がつり上げられているときは、つり荷の下に労働者を立ち入らせてはならない。
クレーン運転者と玉掛け作業者に作業を行わせるときは、運転について一定の合図を定めなければならない。
クレーン運転者と玉掛け作業者に作業を行わせるときは、運転について合図を行う者を氏名しなければならない。
作業の性質上やむを得ない場合は、安全帯を使用すれば、専用のとう乗設備が無いときも、クレーンにより、労働者をつり上げて作業させることができる。
つりクランプ1個を用いて玉掛けをした荷がつり上げられているときは、つり荷の下に労働者を立ち入らせてはならない。
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第10問
荷重に関し、次のうち誤っているものはどれか。
クレーンの巻上げドラムの軸には、主に、圧縮荷重がかかる。
クレーンのジーブを通る巻上げ用ワイヤロープには、引張荷重と曲げ荷重がかかる。
天井クレーンのガーダには、主に、曲げ荷重がかかる。
両振り荷重は、向きと大きさが時間とともに変わる荷重である。
衝撃荷重は、極めて短時間に急激に加わる荷重である。