潜水士 の 10問
第1問
窒素酔いに関し、次のうち誤っているものはどれか。
一般に、水深が30~40m以上になると、酒に酔ったような状態の窒素酔いの症状が現れる。
窒素酔いは、窒素の麻酔作用が出現して生じる。
窒素酔いにかかると、気分が愉快になり、総じて楽観的あるいは自信過剰になるが、その症状には個人差もある。
飲酒、疲労、不安感等は、気が紛れるので窒素酔いを起こしにくくする。
窒素酔いが誘因となって正しい判断ができず、重大な結果を招くことがある。
潜水士 の 10問
第2問
全面マスク式潜水方式の送気系統を示した下図においてAからCの設備の名称の組合せとして、正しいものは(1)~(5)のうちどれか。
調節用空気槽圧力調整器予備ボンベ
予備空気槽逆止弁空気清浄装置
調節用空気槽空気清浄装置予備ボンベ
圧力調整器調節用空気槽空気清浄装置
圧力調整器空気清浄装置予備ボンベ
潜水士 の 10問
第3問
特殊な環境下における潜水に関し、次のうち誤っているものはどれか。
暗渠内潜水は、非常に危険であるので、潜水作業者は豊富な潜水経験と高度な潜水技術、精神的な強さが必要とされる。
冷水中では、ウェットスーツよりドライスーツの方が体熱の損失が少ない。
河川での潜水では、流れの速さに特に注意する必要があり、命綱(ライフライン)を使用したり、装着するウエイト重量を増やす。
寒冷地での潜水では、送気ホースが凍結したり、呼吸器のデマンドバルブ部分が凍結することがあるので、水温のほか気温の低下にも注意する必要がある。
山岳部のダムなど高所域での潜水では、海面に比べて環境圧が低いので、通常の海洋での潜水よりも減圧浮上時間は短くできる。
潜水士 の 10問
第4問
高気圧作業安全衛生規則別表第2で示されている潜水業務用時間表に関し、次のうち誤っているものはどれか。
ガス圧減少時間として、潜水深度と潜水時間に応じて業務間と業務終了後に与えなければならない最小時間が示されている。
潜水時間とは、潜水作業者が潜降を開始した時から浮上を開始する時までの時間をいう。
体内ガス圧係数とは、浮上したときに体内に残っている窒素ガス分圧と酸素ガス分圧との比である。
潜水業務用時間表は、水深10mを超える場所における潜水業務に関する表である。
潜水深度にかかわらず、1日の潜水回数の限度は定められていない。
潜水士 の 10問
第5問
送気式潜水に使用する設備・器具に関し、次のうち正しいものはどれか。
送気ホースは、通常、全面マスク式潜水では呼び径が13mm、ヘルメット式潜水では呼び径が8mmのものが使われている。
送気ホースには、比重により沈用、半浮用。浮用の3種類のホースがあり、作業内容によって使い分けられる。
流量系は、コンプレッサーと調節用空気槽の間に取り付けて、潜水作業者に送られる空気量を測る計器である。
フェルトを使用した空気清浄装置は、潜水作業者に送る圧縮空気に含まれる水分と油分のほか、二酸化炭素と一酸化炭素を除去する。
終業後、調節用空気槽は、内部に0.1Mpa(ゲージ圧力)程度の空気を残すようにしておく。
潜水士 の 10問
第6問
2atm(ゲージ圧力)の空気に接している20℃。1Lの水がある。これを1atm(絶対圧力)まで減圧し、水中の窒素が空気中に放出されるための十分な時間が経過したとき、窒素の放出量(1atm(絶対圧力)時の体積)に最も近いものは次のうちどれか。 ただし、空気中に含まれる窒素の割合は80%とし、4atm(絶対圧力)の窒素100%の気体に接している20℃の水1Lには17cm
3
の窒素が溶解するものとする。
14cm
3
17cm
3
27cm
3
34cm
3
41cm
3
潜水士 の 10問
第7問
特殊な環境下における潜水に関し、次のうち誤っているものはどれか。
暗渠潜水は、機動性に優れているスクーバ式潜水により行われる事が多いが、非常に危険であるので、緊急時の呼吸ガス設備や救援にあたる潜水者の配置等、考え得る最高の安全管理体制で臨む必要がある。
冷水中では、ウエットスーツよりドライスーツの方が体熱の損傷が少ない。
河口付近の水域は、一般に視界が悪いが、降雨後は潜水に適している。
冷水域での全面マスク式潜水では、呼吸器のデマンドバルブ部分が凍結することがあるので、凍結防止対策が施された潜水器を使用する。
山岳部のダムなどの高所域での潜水では、通常の海洋での潜水よりも長い減圧浮上時間が必要となる。
潜水士 の 10問
第8問
スクーバ式潜水に用いられるボンベ、圧力調整器等に関し、次のうち誤っているものはどれか。
ボンベには、クロムモリブデン鋼などの鋼合金で製造されたスチールボンベと、アルミ合金で製造されたアルミボンベがある。
残圧計には圧力調整器の第2段減圧部からボンベの高圧空気がホースを通して送られ、ボンベ内の圧力が表示される。
ボンベには、内容積が4~18?のものがあり、一般に19.6MPa(ゲージ圧力)の空気が充?されている。
ボンベは、耐圧、衝撃、気密等の検査が行われ、最高充?圧力、内容積などが刻印されている。
圧力調整器は、始業前に、ボンベから送気した空気の漏れがないか、呼吸がスムーズに行えるか、などについて点検、確認する。
潜水士 の 10問
第9問
肺の換気機能と潜水による肺の障害に関し、次のうち誤っているものはどれか。
肺は、フイゴのように膨らんだり縮んだりして空気を出し入れしているが、肺自体には運動能力はない。
肺の表面と胸郭内側の面は、胸膜で覆われており、両者間の空間を胸膜腔という。
肺は、筋肉活動による胸郭の拡張に伴って膨らむ。
胸膜腔は、通常、密閉状態になっているが、胸膜腔に気体が侵入し、気胸を生じると胸郭が拡がっても肺が膨らまなくなる。
潜水によって生じる肺の過膨張は、潜降時に起こりやすい。
潜水士 の 10問
第10問
スクーバ式潜水における潜降の方法等に関し、次のうち誤っているものはどれか。
船の舷から水面までの高さが1~1.5m程度であれば、片手でマスクをおさえ、足を先にして水中に飛び込んでも支障はない。
潜降の際は、口に咥えたレギュレーターのマウスピースに空気を吹き込み、セカンドステージの低圧室とマウスピース内の水を押し出してから、呼吸を開始する。
BCを装着している場合、インフレーターを肩より上に上げて、給気ボタンを押して潜降を始める。
潜水中の遊泳は、一般に両腕を伸ばして体側につけて行うが、視界のきかないときは腕を前方に伸ばして行う。
マスクの中に水が入ってきたときは、深く息を吸い込んでマスクの上端を顔に押し付け、鼻から強く息を吹き出してマスクの下端から水を排出する。