1級土木施工管理技士 の 10門
第1問
建設工事に伴う騒音、振動対策に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
工事対象地域において地方公共団体の定める条例などにより、騒音規制法及び振動規制法に定めた特定建設作業以外の作業についても、規制、指導を行っていないか把握しなければならない。
騒音、振動の大きさを下げるほか、発生期間を短縮するなど全体的に影響の小さくなるように検討しなければならない。
騒音、振動の防止対策には、発生源での対策、伝搬経路の対策、受音点、受振点での対策があり建設工事における騒音、振動対策は、一般に受音点、受振点での対策を行う。
走行を伴う機械の場合、走行路の不陸が振動の発生量を支配するので、現場内及び進入路などをこまめに整地する必要がある。
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第2問
土留め工の仮設構造物を計画する上で考慮すべきことに関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
地盤条件に関しては、施工地点の土質性状、地形、地層構成及び地下水の分布・性状を考慮する。
施工条件に関しては、作業空間や作業時間の制約、施工機械に対する制約、地下水位低下の可否、掘削方法、本体構造物の構築方法、工期などを考慮し、施工上支障のないようにする。
仮設構造物は、設置期間の短い場合であっても一般に地震時を考慮して本体構造物と同一の設計条件で検討する。
周辺環境に関しては、周辺構造物、地下埋設物、交通量の状況などの周辺環境条件を考慮し、条件に適したものとする。
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第3問
土止め支保工の安全作業に関する次の記述のうち、労働安全衛生法上、誤っているものはどれか。
土止め支保工の切りばりや腹おこしの取付け又は取りはずしの作業を行なう箇所には、関係労働者以外の労働者が立ち入らないようにしなければならない。
土止め支保工の材料、器具や工具を上げ、又はおろすときは、つり綱、つり袋等を労働者に使用させなければならない。
中間支持柱を備えた土止め支保工は、切りばりを当該中間支持柱に確実に取り付けなければならない。
土止め支保工を設けたときは、異常の発見の有無に係わらず10日をこえない期間ごとに、点検を行わなければならない。
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第4問
薬液注入工事の施工管理に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
注入速度を一定のままで圧力が急上昇又は急低下する場合は、直ちに注入を中止し、監督職員と協議のうえ適切に対応する。
適正な配合とするためには、ゲルタイム(硬化時間)を原則として作業開始前、午前、午後の各1回以上測定する。
水ガラスの入荷時には、搬入状況の写真を撮影し、メーカーによる数量証明書は後日まとめて監督職員に提出する。
掘削時に湧水が発生するなど止水効果が不十分で、施工に影響を及ぼすおそれがある場合は、監督職員と協議のうえ必要な注入量を追加するなどの処置を行う。
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第5問
盛土における基礎地盤の処理に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
基礎地盤に極端な凹凸や段差があり盛土高さの低い場合は、均一な盛土になるように段差などの処理を施すが、盛土高さが高い場合には盛土面に影響が小さいため段差処理は行わない。
基礎地盤の準備排水は、盛土工で最も大切なものの1つであり、原地盤を自然排水可能な勾配に整形し素掘りの溝や暗渠などにより工事区域外に排水する。
表層に軟弱層が存在している基礎地盤は、盛土基礎地盤に溝を掘って盛土の外への排水を行うことにより、盛土敷の乾燥をはかりトラフィカビリティが得られるようにする。
基礎地盤の勾配が1:4程度より急な場合には、盛土との密着を確実にするために段切りを行うとともに敷均し厚を管理して十分な締固めを行うことが重要である。
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第6問
混成堤の基礎捨石部の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
石材の捨込みは、投入海域を示す旗やブイなどの標識をもとに周辺より順次中心部に行い、極度の凹凸がないように施工する。
捨石を海上運搬する一般的な方法には、台船による積込み運搬、グラブ付自航運搬船(ガット船)、石運船(底開式、グラブ式付)がある。
捨石の本均しの精度は、本体構造物が直接接する面であることから平坦性を必要とし、一般には均し基準面に対し±5cm である。
捨石は、基礎として本体構造物の荷重を分散させて地盤に伝えるもので、使用する石の大きさは5~500 kg/個程度の範囲のものを用いる場合が多い。
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第7問
耐候性鋼材に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
耐候性鋼材は、鋼材に適量の合金元素を添加することで、鋼材表面に緻密なさび層を形成させ、これが鋼材表面を保護することで以降のさびの進展が抑制される。
耐候性鋼材は、その表面に保護性さびが形成されるまでの期間はさび汁が生じるため、初期のさびの生成抑制や保護性さびの生成促進を目的とした表面処理を施すこともある。
耐候性鋼材を用いた橋の連結ボルトは、主要構造物と同等以上の耐候性能を有する高力ボルトを使用する。
無塗装橋梁の鋼材表面は、仮組立完了後に原板ブラストを行い、黒皮を完全に除去するのを原則としている。
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第8問
盛土材料に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
まさ土、しらすなどの盛土材料は、一般に粘着性に富み、降雨や融雪などによる浸食や崩壊が起きやすいので過去の降雨災害記録を調査するとよい。
粘性土の盛土では、こね返しによる強度低下が生じやすいので、自然含水比やコンシステンシー限界を把握しておく必要がある。
岩塊、転石、玉石などを盛土材料として用いる場合は、施工事例の収集を行い、最大粒径や粒度分布の把握をしておくことが望ましい。
粘性土のせん断強さは他の材料に比べて弱いので、粘性土主体の高盛土を施工する場合は、盛土の安定性照査を行う必要がある。
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第9問
鋼構造物における重防食塗装に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
防食下地は、一次防せい(錆)プライマー、無機ジンクリッチペイント、溶融亜鉛めっき、金属溶射により、犠牲防食作用やアルカリ性保持などの腐食抑制効果によって鋼材の腐食を防ぐ。
下塗塗料は、防食下地と良好な付着性を有し、水と酸素の腐食因子と塩化物イオンなどの腐食促進因子の浸透を抑制して、防食下地の劣化、消耗を防ぐ。
中塗塗料は、下塗塗料と上塗塗料の付着を確保し、色相を調整して下塗塗料の色相を隠蔽する。
上塗塗料は、耐候性のよい樹脂と顔料により、長期間にわたって鋼構造物の光沢や色相を維持し、下層塗膜を紫外線から保護する。
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第10問
建築基準法上、防火地域又は準防火地域内の工事現場に設ける延べ面積が60m2の仮設建築物に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
防火地域又は準防火地域内の仮設建築物の屋根の構造は、政令で定める技術的基準に適合するもので、国土交通大臣の認定を受けたものとしなければならない。
仮設建築物の床下が砕石敷均し構造で最下階の居室の床が木造である場合は、床の高さを45cm以上確保しなければならない。
仮設建築物を建築又は除却しようとする場合は、建築主事を経由して、その旨を都道府県知事に届け出なければならない。
都市計画区域内においては、建築物の敷地が、原則として道路に2m以上接しなければ、仮設建築物を建築することはできない。