2級土木施工管理技士(土木) の 5門
第1問
下図は、鋼材の引張試験における応力度とひずみの関係を示したものである。次の記述のうち、適当でないものはどれか。
点Aは、応力度とひずみが比例する最大限度で比例限度という。
点Bは、荷重を取り去ればひずみが0に戻る弾性変形の最大限度で弾性限度という。
点C は、応力度が増えないのにひずみが急激に増加し始める点で上降伏点という。
点Dは、応力度が最大となる点で破壊強さという。
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第2問
ヒストグラムの見方に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
A図の場合は、製品のバラツキは規格に十分入っており、平均値も規格の中心と一致している。
B図の場合は、製品のバラツキは規格に入っているが、平均値が規格の上限のほうに偏り、規格外れが出るおそれがあるので規格の中央に来るように処置する。
C 図の場合は、上限規格のみが与えられている場合で、規格の上限を超えているものがあるので、規格値内に収まるように処置する。
D図の場合は、製品のバラツキは規格にちょうど一致しており、余裕がないので安心できないことから、規格値の幅を小さくする必要がある。
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第3問
保護具の使用に関する次の記述のうち、労働安全衛生法令上、誤っているものはどれか。
酸素欠乏危険作業で転落のおそれがある場所では、親綱を設置し安全帯を使用しなければならない。
建設現場で用いられる刈払機(草刈機)を用いて作業を行う場合には、保護眼鏡などの保護具を用いて作業する。
高さ2m 以上に積み上げられた土のうの上での作業では、保護帽を着用しなければならない。
ゴンドラの作業床における作業では、手すりや中さんの構造規格が定められているので、安全帯を使用する必要はない。
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第4問
海岸堤防に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
混成型は、水深が割合に深く比較的軟弱な基礎地盤に適する。
直立型は、天端や法面の利用は困難である。
直立型は、堤防前面の法勾配が1:1より急なものをいう。
緩傾斜堤は、堤防前面の法勾配が1:1より緩やかなものをいう。
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第5問
道路のコンクリート舗装の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
鉄網及び縁部補強鉄筋を設置する場合は、その深さはコンクリート版の上面から2/3の深さを目標に設置する。
コンクリートの練混ぜから舗設開始までの時間の限度の目安は、ダンプトラックで運搬する場合は約1時間以内とする。
養生期間を試験によって定める場合は、現場養生を行った供試体の曲げ強度が、配合強度から求められる所定強度以上となるまでとする。
強風時などコンクリート版の初期ひび割れ発生を防止するためには、通常よりも養生の開始時期を早めるなどの対策をとる。