エンベデッドシステムスペシャリスト(ES) の 10問
第1問
論理回路の出力にハザードが発生する原因として、適切なものはどれか。
インピーダンスの不整合による反射
接点オン、オフで発生する機械振動
素子及び配線の遅延時間のばらつき
並行する信号間で起こる静電誘導
エンベデッドシステムスペシャリスト(ES) の 10問
第2問
ハードウェアとソフトウェアとの協調設計(コデザイン)の説明として、適切なものはどれか。
検証なしでハードウェアとソフトウェアとの切分けを行い、それぞれを設計を並行して行ってから、完成時に結合テストで行う。
上流設計から下流設計までハードウェアとソフトウェアとを切分けずに統一的に設計する。
ハードウェア設計及びソフトウェア設計のステップを細分化し、ステップごとに結合テストを行って検証する。
ハードウェアとソフトウェアとの分担をシミュレーションで検証してから、ハードウェアとソフトウェアの切分けを行う。
エンベデッドシステムスペシャリスト(ES) の 10問
第3問
IT投資効果の評価に用いられる手法のうち、ROIによるものはどれか。
一定期間のキャッシュフローを、時間的変化に割引率を設定して現在価値に換算した上で、キャッシュフローの合計値を求め、その大小で評価する。
キャッシュフロー上で初年度の投資によるキャッシュアウトフローが何年後に回収できるかによって評価する。
金銭価値の時間的変化を考慮して、現在価値に換算されたキャッシュフローの一定期間の合計値がゼロとなるような割引率を求め、その大小で評価する。
投資額を分母に、投資による収益を分子とした比率を算出し、投資に値するかどうかを評価する。
エンベデッドシステムスペシャリスト(ES) の 10問
第4問
エネルギーハーベスティング(環境発電)に用いられる熱電変換素子の説明として、適切なものはどれか。
自然光や人工光のエネルギーを、光起電力効果によって電気エネルギーに変換する。
ゼーベック効果によって、温度差から電気エネルギーを発生する。
素子に照射される赤外線エネルギーの変化を、焦電効果によって検出する。
ピエゾ効果によって、振動などの機械エネルギーから電気エネルギーを発生する。
エンベデッドシステムスペシャリスト(ES) の 10問
第5問
次の表は、入力記号の集合が{0, 1}、状態集合が{a, b, c, d}である有限オートマトンの状態遷移表である。長さ3以上の任意のビット列を左(上位ビット)から順に読み込んで最後が110で終わっているものを受理するには、どの状態を受理状態とすればよいか。
a
b
c
d
エンベデッドシステムスペシャリスト(ES) の 10問
第6問
IT投資ポートフォリオの目的はどれか。
IT投資を事業別、システム別、ベンダ別、品目別などに分類して、経年推移や構成比率の変化などを分析し、投資額削減の施策を検討する。
個別のIT投資案件について、情報戦略との適合性、投資額や投資効果の妥当性、投資リスクの明瞭性などの観点から投資判断を行う。
個別プロジェクトの計画、実施、完了に応じて、IT投資の事前評価、中間評価、事後評価を一貫して行い、戦略目標に対する達成度を評価する。
投資リスクや投資価値の類似性で分類したカテゴリごとのIT投資について、企業レベルで最適な資源配分を行う。
エンベデッドシステムスペシャリスト(ES) の 10問
第7問
プロセスのスケジューリングに関する記述のうち、ラウンドロビン方式の説明として、適切なものはどれか。
各プロセスに優先度が付けられていて、後に到着してもプロセスの優先度が処理中のプロセスよりも高ければ、処理中のものを中断し、到着プロセスを処理する。
各プロセスに優先度が付けられていて、イベントの発生を契機に、その時点で最高優先度のプロセスを実行する。
各プロセスの処理時間に比例して、プロセスのタイムクウォンタムを変更する。
各プロセスを待ち行列の順にタイムクウォンタムずつ処理し、終了しないときは待ち行列の最後につなぐ。
エンベデッドシステムスペシャリスト(ES) の 10問
第8問
ページング方式の仮想記憶において、ページ置換えアルゴリズムにLRU方式を採用した場合、ページの参照順序が1、2、3、2、3、1、4、2、4、3、1であるプログラムを実行するとき、ページの読込みは何回発生するか。ここで、主記憶のページ枠は3で、初期状態では主記憶にどのページも存在しないものとする。
4
5
6
7
エンベデッドシステムスペシャリスト(ES) の 10問
第9問
操作に不慣れな人も利用するシステムでは、間違ったデータが入力されることが想定される。誤入力が発生しても、プログラムやシステムを異常終了させずに、エラーメッセージを表示して次の操作を促すような設計を何というか。
フールプルーフ
フェールセーフ
フェールソフト
フォールトトレランス
エンベデッドシステムスペシャリスト(ES) の 10問
第10問
UML2.0で使用される表記法のうち、システムの動的な振舞いを記述するために有効なものの組みはどれか。
オブジェクト図、クラス図
コミュニケーション図、パッケージ図
コンポーネント図、配置図
シーケンス図、状態マシン図