エンベデッドシステムスペシャリスト(ES) の 10問
第1問
拡張現実(AR:Augmented Reality)の例として、最も適切なものはどれか。
SF映画で都市空間を乗り物が走り回るアニメーションを、3次元空間上に設定した経路に沿って視点を動かして得られる視覚情報を基に作成する。
アバタの操作によって、インターネット上で現実世界を模した空間を動きまわったり、会話したりする。
実際には存在しない衣料品を仮想的に試着したり、過去の建築物を3次元CGで実際の画像上に再現したりする。
臨場感を高めるために大画面を用いて、振動装置が備わった乗り物に見立てた機器に人間が搭乗し、インタラクティブ性が高いアトラクションを体感できる。
エンベデッドシステムスペシャリスト(ES) の 10問
第2問
データが昇順に並ぶようにリストへデータを挿入するサブルーチンを作成した。このサブルーチンのテストに用いるデータの組合せとして、網羅性の観点から適切なものはどれか。ここで、データは左側から順にサブルーチンへ入力する。
1, 3, 2, 4
3, 1, 4, 2
3, 4, 2, 1
4, 3, 2, 1
エンベデッドシステムスペシャリスト(ES) の 10問
第3問
キャッシュメモリに関する記述のうち、適切なものはどれか
キャッシュメモリの最適容量は、プログラムサイズから求めることができる。
キャッシュメモリの最適容量は、プロセッサの演算速度と主記憶容量から求めることができる。
キャッシュメモリのヒット率は、キャッシュメモリの容量とほぼ正比例の関係になる。
キャッシュメモリのヒット率は、プログラムの構造によって変化する。
エンベデッドシステムスペシャリスト(ES) の 10問
第4問
マイコンに供給するクロックとシリアル通信ポートに使用するクロックを供給するマイコンシステムがある。クロックを2n 分の1に分周するだけで57.6kビット/秒の通信速度を得るためには、マイコンに供給するクロックを何MHzにするのが最も適切か。ここで、シリアル通信ポートのクロックの精度は5%以内に収まればよいものとする。
52
60
66
72
エンベデッドシステムスペシャリスト(ES) の 10問
第5問
CSMA/CD方式に関する記述として、適切なものはどれか。
衝突発生時の再送動作によって、衝突の頻度が増すとスループットが下がる。
送信要求の発生したステーションは、共同伝送路の搬送波を検出してからデータを送信するので、データ送出後は衝突は発生しない。
ハブによって複数のステーションが分岐接続されている構成では、衝突の検出ができないので、この方式は使用できない。
フレームとしては任意長のビットが直列に送出されるので、フレーム長がオクテットの整数倍である必要はない。
エンベデッドシステムスペシャリスト(ES) の 10問
第6問
L1、L2の2レベルで構成されるインクルージョンキャッシュの説明として、適切なものはどれか。
L1に格納されているすべてのデータはL2にも格納されている。
L1にデータを読み込んだとき、L2にあったデータは削除される。
L1にデータを読み込んだときにL1から追い出されたデータがL2に格納される。
L1には命令語が、L2には演算データだけが格納される。
エンベデッドシステムスペシャリスト(ES) の 10問
第7問
JIS Q 31000:2010(リスクマネジメント-原則及び指針)における、残留リスクの定義はどれか。
監査手続を実施しても監査人が重要な不備を発見できないリスク
業務の性質や本来有する特性から生じるリスク
利益を生む可能性に内在する損失発生の可能性として存在するリスク
リスク対応後に残るリスク
エンベデッドシステムスペシャリスト(ES) の 10問
第8問
PC又は組込み機器のクロックジェネレータにSSCG(Spread Spectrum Clock Generator)が用いられることがある。この効果として適切なものはどれか。
クロックからの放射ノイズの影響を低減する。
クロック周期の精度を上げる。
クロックのジッタを抑える。
クロックの波形を正弦波に近づけ高周波を減らす。
エンベデッドシステムスペシャリスト(ES) の 10問
第9問
記憶領域を管理するアルゴリズムのうち、ベストフィット方式の特徴として、適切なものはどれか。
空きブロック群のうち、アドレスが下位のブロックを高い頻度で使用するので、アドレスが上位の方に大きな空きブロックが残る傾向にある。
空きブロック群のうち、要求された大きさを満たす最小のものを割り当てるので、最終的には小さな空きブロックが多数残る傾向にある。
空きブロックの検索にハッシュ関数を使用しているので、高速に検索することができる。
空きブロックをアドレスの昇順に管理しているので、隣接する空きブロックを簡単に見つけられ、より大きな空きブロックにまとめることができる。
エンベデッドシステムスペシャリスト(ES) の 10問
第10問
プログラムの誤りの一つに、繰返し処理の判定条件としてA ≥ aとすべきところをA > aとコーディングすることがある。このような誤りを見つけ出すために有効なテストケース設計技法はどれか。ここでAは変数、aは定数とする。
限界値分析
条件網羅
同地分割
分岐網羅