第一種衛生管理者(国家試験) の 5門
第1問
次の物質のガス、蒸気又は粉じんを発散する場所における業務に常時従事する労働者に対し、法令に基づき、定期に、歯科医師による健康診断を行わなければならないものはどれか。
キシレン
黄りん
塩化ビニル
コールタール
酢酸エチル
第一種衛生管理者(国家試験) の 5門
第2問
特定化学物質のうち第一類物質を製造し、又は取り扱う場合の措置に関する次の記述のうち、法令上、誤っているものはどれか。
第一類物質を製造しようとするときは、あらかじめ厚生労働大臣の許可を受けなければならない。
第一類物質の粉じんを含有する気体を排出する局所排気装置又はプッシュプル型換気装置には、スクラバ又はサイクロンのいずれかの方式による除じん装置を設けなければならない。
第一類物質を製造し、又は取り扱う屋内作業場については、6か月以内ごとに1回、定期に、作業環境測定を行わなければならない。
第一類物質を製造し、又は取り扱う作業場については、関係者以外の者が立ち入ることを禁止し、かつ、その旨を見やすい箇所に表示しなければならない。
第一類物質を製造し、又は取り扱う作業場については、労働者が喫煙し、又は飲食することを禁止し、かつ、その旨を作業場の見やすい箇所に表示しなければならない。
第一種衛生管理者(国家試験) の 5門
第3問
次の設備又は装置のうち、法令上、定期自主検査の実施義務が規定されていないものはどれか。
塩化ビニルを取り扱う特定化学設備
化学繊維を製造する工程において、二硫化炭素を重量の5%を超えて含有する溶剤を混合する屋内の作業場所に設けた局所排気装置
シアン化カリウムを含有する排液用に設けた排液処理装置
アーク溶接作業を行う屋内作業場に設けた全体換気装置
フライアッシュを袋詰めする屋内の作業場所に設けたプッシュプル型換気装置
第一種衛生管理者(国家試験) の 5門
第4問
蛋白質並びにその分解、吸収及び代謝に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
蛋白質は、約20種類のアミノ酸が結合してできており、内臓、筋肉、皮膚など人体の臓器等を構成する主成分である。
蛋白質は、膵臓から分泌される消化酵素である膵リパーゼなどによりアミノ酸に分解され、小腸から吸収される。
血液循環に入ったアミノ酸は、体内の各組織において蛋白質に合成される。
肝臓では、アミノ酸から多くの血漿蛋白質が合成される。
飢餓時には、肝臓などでアミノ酸などからブドウ糖を生成する糖新生が行われる。
第一種衛生管理者(国家試験) の 5門
第5問
ノロウイルスによる食中毒に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
食品に付着したウイルスが食品中で増殖し、ウイルスが産生した毒素により発症する。
ウイルスの失活化には、エタノールや逆性石鹸はあまり効果がない。
潜伏期間は、2~3時間である。
発生時期は、夏季が多い。
症状は、筋肉の麻痺などの神経症状が特徴である。