第二種衛生管理者(国家試験) の 5門
第1問
事務室の空気環境の調整に関する次の文中の[ ]内に入れるAからCの数字の組合せとして、法令上、正しいものは1~5のうちどれか。
ただし、含有率とは、1気圧、温度25℃とした場合の空気中に占める当該ガスの容積の割合をいう。
「空気調和設備を設けている場合は、室に供給される空気中に占める一酸化炭素の含有率は、100万分の[ A ]以下(外気が汚染されているため、困難な場合は100万分の[ B ]以下)、また、二酸化炭素の含有率は100万分の[ C ]以下となるように、当該設備を調整しなければならない。」
A=100 B=150 B=5000
A=50 B=30 B=5000
A=50 B=30 B=1000
A=10 B=20 B=5000
A=10 B=20 B=1000
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第2問
事務室の設備の点検に関する次の記述のうち、法令上、誤っているものはどれか。
照明設備について、6か月以内ごとに1回、定期に、点検しなければならない。
機械による換気のための設備について、6か月以内ごとに1回、定期に、異常の有無を点検しなければならない。
燃焼器具を使用するときは、発熱量が著しく少ないものを除き、毎日、異常の有無を点検しなければならない。
空気調和設備内に設けられた排水受けについては、原則として、1か月以内ごとに1回、定期に、その汚れ及び閉塞の状況を点検し、必要に応じ、その清掃等を行わなければならない。
空気調和設備の冷却塔及び冷却水については、原則として、1か月以内ごとに1回、定期に、その汚れの状況を点検し、必要に応じ、その清掃及び換水等を行わなければならない。
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第3問
事業場の建物、施設等に関する措置について、労働安全衛生規則の衛生基準に違反しているものは次のうちどれか。
60人の労働者を常時就業させている屋内作業場の気積が、設備の占める容積及び床面から3mを超える高さにある空間を除き600m3となっている。
ねずみ、昆虫等の発生場所、生息場所及び侵入経路並びにねずみ、昆虫等による被害の状況について、6か月以内ごとに1回、定期に統一的に調査を実施し、その調査結果に基づき必要な措置を講じている。
事業場に附属する食堂の床面積を、食事の際の1人について、約1.5m2となるようにしている。
労働衛生上有害な業務を行っていない屋内作業場で、直接外気に向かって開放することのできる窓の面積が常時床面積の1/15であるものに、換気設備を設けていない。
男性5人と女性55人の労働者を常時使用している事業場で、女性用には臥床できる休養室を設けているが、男性用には休養室や休養所を設けていない。
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第4問
照明等の視環境に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
前方から明かりを取るときは、眼と光源を結ぶ線と視線とで作る角度が、30°以下になるようにするとよい。
あらゆる方向から同程度の明るさの光がくると、見るものに影ができなくなり、立体感がなくなってしまうことがある。
全般照明と局部照明を併用する場合、全般照明による照度は、局部照明による照度の10分の1以上になるようにする。
照度の単位はルクスで、1ルクスは光度1カンデラの光源から1m離れた所で、その光に直角な面が受ける明るさに相当する。
室内の彩色で、明度を高くすると光の反射率が高くなり照度を上げる効果があるが、彩度を高くしすぎると交感神経の緊張を招きやすく、長時間にわたる場合は疲労を招きやすい。
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第5問
骨折に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
単純骨折とは、骨にひびが入った状態のことをいう。
複雑骨折とは、骨が多数の骨片に破砕された状態をいう。
完全骨折では、骨折端どうしが擦れ合う軋轢音や変形などが認められる。
骨折部の固定のため副子を手や足に当てるときは、その先端が手先や足先から出ないようにする。
脊髄損傷が疑われる場合は、負傷者を硬い板の上に乗せて搬送してはならない。