ITサービスマネージャ(SM) の 10問
第1問
物理サーバのスケールアウトに関する記述はどれか。
サーバに接続されたストレージのディスクを増設して冗長化することによって、サーバ当たりの信頼性を向上させること
サーバのCPUを高性能なものに交換することによって、サーバ当たりの処理能力を向上させること
サーバの台数を増やして負荷分散することによって、サーバ群としての処理能力を向上させること
サーバのメモリを増設することによって、単位時間当たりの処理能力を向上させること
ITサービスマネージャ(SM) の 10問
第2問
自然数をキーとするデータを、ハッシュ表を用いて管理する。キーx のハッシュ関数h (x )を h (x ) = x mod n とすると、キーa とb が衝突する条件はどれか。ここで、n はハッシュ表の大きさであり、x mod n はx をn で割った余りを表す。
a + b がn の倍数
a - b がn の倍数
n がa + b の倍数
n がa - b の倍数
ITサービスマネージャ(SM) の 10問
第3問
OSのプロセス制御におけるプリエンプティブ方式に関する記述のうち、適切なものはどれか。
各プロセスがシステム資源を自主管理できるので、マルチプログラミングに向いている。
ノンプリエンプティブ方式に比べて、コンテキスト切替えのためのオーバヘッドが小さい。
ノンプリエンプティブ方式に比べて、特定のプロセスがプロセッサを独占することが多い。
プリエンプティブ方式を実現するには、OSがプロセスを強制的に切り替えて実行する機構が必要になる。
ITサービスマネージャ(SM) の 10問
第4問
ITILにおけるワークアラウンドの説明はどれか。
インシデント管理、問題管理のプロセスにおける問題の状態のこと
インシデント管理から問題管理、変更管理へと問題を扱うプロセスが遷移すること
インシデントの中で、障害ではないもののこと
インシデントや問題に対する完全な解決策がまだ存在しないときの暫定処置のこと
ITサービスマネージャ(SM) の 10問
第5問
“技術のSカーブ”の説明として、適切なものはどれか。
技術の期待感の推移を表すものであり、黎れい明期、流行期、反動期、回復期、安定期に分類される。
技術の進歩の過程を表すものであり、当初は緩やかに進歩するが、やがて急激に進歩し、成熟期を迎えると進歩は停滞気味になる。
工業製品において生産量と生産性の関係を表すものであり、生産量の累積数が増加するほど生産性は向上する傾向にある。
工業製品の故障発生の傾向を表すものであり、初期故障期間では故障率は高くなるが、その後の偶発故障期間での故障率は低くなり、製品寿命に近づく摩耗故障期間では故障率は高くなる。
ITサービスマネージャ(SM) の 10問
第6問
ディジタルサイネージの説明として、適切なものはどれか。
情報技術を利用する機会又は能力によって、地域間又は個人間に生じる経済的又は社会的な格差
情報の正当性を保証するために使用される電子的な署名
ディスプレイに映像、文字などの情報を表示する電子看板
不正利用を防止するためにデータに識別情報を埋め込む技術
ITサービスマネージャ(SM) の 10問
第7問
ITILv3における変更諮問委員会(CAB)の役割の説明はどれか。
変更されたリリースパッケージの導入に対する最終承認を行う。
変更に対する切り戻し計画とテスト計画の作成を行う。
変更の許可を支援し、変更の評価と優先度付けにおいて変更管理を援助する。
変更要求の受領及び登録を行い、非現実的な要求は却下する。
ITサービスマネージャ(SM) の 10問
第8問
システム開発のプロジェクトにおいて、EVMを活用したパフォーマンス管理をしている。開発途中のある時点でCV(コスト差異)の値が正、SV(スケジュール差異)の値が負であるとき、プロジェクトはどのような状況か。
開発コストが超過し、さらに進捗も遅れているので、双方について改善するための対策が必要である。
開発コストと進捗がともに良好なので、今のパフォーマンスを維持すればよい。
開発コストは問題ないが、進捗に遅れが出ているので、遅れを改善するための対策が必要である。
進捗は問題ないが、開発コストが超過しているので、コスト効率を改善するための対策が必要である。
ITサービスマネージャ(SM) の 10問
第9問
ITサービスマネジメントにおいて、災害による重大なサービス停止に関する事業影響度分析は、どのプロセスで実施するか。
インシデント及びサービス要求管理
サービス継続及び可用性管理
サービスレベル管理
問題管理
ITサービスマネージャ(SM) の 10問
第10問
派遣労働者の受入れに関する記述のうち、派遣先責任者の役割、立場として、適切なものはどれか。
派遣先責任者は、派遣先管理台帳の管理、派遣労働者から申出を受けた苦情への対応、派遣元事業主との連絡調整、派遣労働者の人事記録と考課などの任務を行わなければならない。
派遣先責任者は、派遣就業場所が複数ある場合でも、一人に絞って選任されなければならない。
派遣先責任者は、派遣労働者が従事する業務全般を統括する管理職位の者の内から選任されなければならない。
派遣先責任者は、派遣労働者に直接指揮命令する者に対して、労働者派遣法などの関連法規の規定、労働者派遣の内容、派遣元からの通知などを周知しなければならない。