ITサービスマネージャ(SM) の 10問
第1問
ITILによれば、インシデントの階層的エスカレーションに該当するものはどれか。
現在の担当者では解決できなかったインシデントの対応を、高度の専門知識をもつサポートグループに委ねる。
現在の担当者では解決できなかったインシデントの対応を、広範にわたる関係者を召集する権限を持つ上級マネージャに委ねる。
自分のシフト勤務時間内に完了しなかったインシデントの対応を、次のシフト勤務者に委ねる。
中央サービスデスクで受け付けたインシデントの対応を、利用者が属する地域のローカルサービスデスクに委ねる。
ITサービスマネージャ(SM) の 10問
第2問
PMBOKにおいて、プロジェクトやフェーズの終結に当たってステークホルダの公式な承認を受けるために照合することとされているものはどれか。
作業パフォーマンス情報とスケジュールベースライン
作業パフォーマンス測定結果と品質マネジメント計画書
要素成果物とプロジェクト憲章
要素成果物とプロジェクトスコープ記述書
ITサービスマネージャ(SM) の 10問
第3問
業務プロセスを可視化する手法としてUMLを採用した場合の活用シーンはどれか。
データ中心にプロセスを表現するためにデータをエンティティとその属性で表し、エンティティ間の関連を図にする。
データの流れによってプロセスを表現するために、データの発生、吸収の場所、蓄積場所、データの処理をデータの流れを示す矢印でつないで表現する。
複数の観点でプロセスを表現するために、目的に応じたモデル図法を使用し、オブジェクトモデリングのために標準化された記述ルールで表現する。
プロセスの機能を網羅的に表現するために、一つの要件に対し発生する事象を条件分岐の形式で記述する。
ITサービスマネージャ(SM) の 10問
第4問
CSMA/CD方式に関する記述として、適切なものはどれか。
衝突発生時の再送動作によって、衝突の頻度が増すとスループットが下がる。
送信要求の発生したステーションは、共同伝送路の搬送波を検出してからデータを送信するので、データ送出後は衝突は発生しない。
ハブによって複数のステーションが分岐接続されている構成では、衝突の検出ができないので、この方式は使用できない。
フレームとしては任意長のビットが直列に送出されるので、フレーム長がオクテットの整数倍である必要はない。
ITサービスマネージャ(SM) の 10問
第5問
DNSキャッシュポイズニングに分類される攻撃内容はどれか。
DNSサーバのソフトのバージョン情報を入手して、DNSサーバのセキュリティホールを特定する。
PCが参照するDNSサーバに誤ったドメイン管理情報を注入して、偽装されたWebサーバにPCの利用者を誘導する。
攻撃対象のサービスを妨害するために、攻撃者がDNSサーバを踏み台に利用して再帰的な問合せを大量に行う。
内部情報を入手するために、DNSサーバが保存するゾーン情報をまとめて転送させる。
ITサービスマネージャ(SM) の 10問
第6問
家庭内で、PCを無線ALNとブロードバンドルータを介してインターネットに接続するとき、期待できるセキュリティ上の効果の記述のうち、適切なものはどれか。
IPマスカレード機能による、インターネットからの不正侵入に対する防止効果
PPPoE機能による、経路上の盗聴に対する防止効果
WPA機能による、不正なWebサイトへの接続に対する防止効果
WPS機能による、インターネットからのウイルス感染に対する防止効果
ITサービスマネージャ(SM) の 10問
第7問
ITサービスマネジメントにおけるインシデント及びサービス要求管理プロセスと問題管理プロセスとのインタフェースに関する要件のうち、適切なものはどれか。
インシデント及びサービス要求管理プロセスでは、インシデント解決の進捗状況を問題管理プロセスに伝えなければならない。
インシデント及びサービス要求管理プロセスでは、インシデントの根本原因を調査して、その結果を問題管理プロセスに伝えなければならない。
問題管理プロセスでは、既知の誤り及び問題解決策に関する最新の情報を、インシデント及びサービス要求管理プロセスに提供しなければならない。
問題管理プロセスでは、問題の根本原因を正すために要求される変更を、インシデント及びサービス要求管理プロセスに伝えなければならない。
ITサービスマネージャ(SM) の 10問
第8問
ITILで定義されるサービスのライフサイクルにおけるサービストランジション段階の説明はどれか。
規定された要件と制約に沿って、サービスを運用に移行し、確実に稼働させることである。
サービスの効率、有効性、費用対効果の観点で運用状況を継続的に測定し、改善していくことである。
サービスの内容を具体的に決めることである。
戦略的資産として、どのようにサービスマネジメントを設計、開発、導入するかについての手引きを提供することである。
ITサービスマネージャ(SM) の 10問
第9問
ITサービスマネジメントにおいて、構成ベースラインを確立することによって可能になることはどれか。
ITサービスの存続期間を通したパフォーマンスの変化の測定
インシデントが発生したときの問題管理プロセスでの状況証拠の分析
サービスを機能させるために必要な最低限の利用可能レベルの定義
変更後等の構成監査及び切り戻しのための基準の提供
ITサービスマネージャ(SM) の 10問
第10問
ソフトウェアの安全対策の考え方のうち、アフォーダンスに関する記述はどれか。
機能や使い方が直感的に分かるように、コントロールパネルのボタンなどの形、色や配置を工夫することによって、誤操作を低減する。
故障による被害を最小限にとどめるように、ファイルの自動バックアップを行う機能を持たせる。
セキュリティ面の保護を複数の手段で講じて、多層で防御する機能をもたせる。
利用者が操作や入力値を誤った場合でも危険な状態が発生しないようにする。