ITストラテジスト試験(ST) の 10門
第1問
X社では、(1)~(4)に示す算定方式で在庫補充量を決定している。
第n 週の週末時点での在庫量をB[n ]、第n 週の販売量をC[n ]としたとき、第n 週の週末に発注する在庫補充量の算出式はどれか。
ここで、n は3以上とする。
[在庫補充量の算定方式]
(1)週末ごとに在庫補充量を算出し、発注を行う。在庫は翌週の月曜日に補充される。
(2)在庫補充量は、翌週の販売予測量から現在の在庫量を引き、安全在庫量を加えて算出する。
(3)翌週の販売予測量は、先週の販売量と今週の販売量の平均値とする。
(4)安全在庫量は、翌週の販売予測量の10%とする。
(C[n -1] + C[n ])/2×1.1 - B[n ]
(C[n -1] + C[n ])/2×1.1 - B[n - 1]
(C[n -1] + C[n ])/2 + C[n ]×0.1 - B[n ]
(C[n -2] + C[n -1])/2 + C[n ]×0.1 - B[n ]
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第2問
システム化計画の立案において実施する作業で、その作業の結果を基に、後続の作業でシステム化を整理し、情報と処理の流れを明確にするものはどれか。
機能要件の定義
業務運用手順の文書化
業務モデルの作成
システム方式の設計
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第3問
分散データベースにおいて図のようなコマンドシーケンスがあった。調停者がシーケンスaで発行したコマンドはどれか。ここで,コマンドシーケンスの記述にUMLのシーケンス図の記法を用いる。
COMMITの実行要求
ROLLBACKの実行要求
判定レコードの書出し要求
ログ書出しの実行要求
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第4問
エンタープライズアーキテクチャ(EA)のビジネスアーキテクチャで機能情報関連図(DFD)を作成する目的はどれか。
業務・システムの機能と情報の流れを明確にする。
業務・システムの目的・機能、上方位ステムの管理・運用体制を明確にする。
情報システム間でやり取りされる情報の種類と方法を明確にする。
物理的なデータ構造を明確にする。
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第5問
記憶領域を管理するアルゴリズムのうち,ベストフィット方式の特徴として,適切なものはどれか。
空きブロック群のうち,アドレスが下位のブロックを高い頻度で使用するので,アドレスが上位の方に大きな空きブロックが残る傾向にある。
空きブロック群のうち,要求された大きさを満たす最小のものを割り当てるので,最終的には小さな空きブロックが多数残る傾向にある。
空きブロックの検索にハッシュ関数を使用しているので,高速に検索することができる。
空きブロックをアドレスの昇順に管理しているので,隣接する空きブロックを簡単に見つけられ,より大きな空きブロックにまとめることができる。
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第6問
2台のプリンタがあり,それぞれの稼働率が0.7と0.6である。この2台のいずれか一方が稼働していて,他方が故障している確率は幾らか。ここで,2台のプリンタの稼働状態は独立であり,プリンタ以外の要因は考慮しないものとする。
0.18
0.28
0.42
0.46
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第7問
TCP/IPの環境で使用されるプロトコルのうち,構成機器や障害時の情報収集を行うために使用されるネットワーク管理プロトコルはどれか。
NNTP
NTP
SMTP
SNMP
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第8問
ファイブフォース分析において、企業の競争力に影響を与える五つの要因として、新規参入者の脅威、バイヤの交渉力、競争業者間の敵対関係、代替製品の脅威と、もう一つはどれか。
サプライヤの交渉力
自社製品の品質
消費者の購買力
政府の規制
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第9問
無線LANを利用するとき,セキュリティ方式としてWPA2を選択することで利用される暗号化アルゴリズムはどれか。
AES
ECC
RC4
RSA
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第10問
SRAMと比較した場合のDRAMの特徴はどれか。
主にキャッシュメモリとして使用される。
データを保持するためのリフレッシュ又はアクセス動作が不要である。
メモリセル構成が単純なので、ビットあたりの単価が安くなる。
メモリセルにフリップフロップを用いてデータを保存する。