1級管工事施工管理技士 の 10門
第1問
音に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
マスキング効果は、マスクする音の周波数がマスクされる音の周波数に近いほど大きい。
音圧レベル50 dBの音を2つ合成すると、53 dBになる。
音は、気流により屈折するので、風下側へよく伝わり風上側には伝わりにくい。
音の大きさは、その音と同じ大きさに聞こえる500 Hz の純音の音圧レベルの数値で表す。
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第2問
ダクト及びダクト付属品に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
排煙ダクトに設ける防火ダンパには、溶融温度が280 ℃の温度ヒューズを使用する。
アングルフランジ工法は、共板フランジ工法やスライドオンフランジ工法に比べ接合締付け力が大きい。
同一材料、同一断面積のダクトの場合、同じ風量では長方形ダクトの方が円形ダクトより単位長さ当たりの圧力損失が小さい。
内面に吸音材を貼ったダクトは、低い周波数より高い周波数に対する消音効果が高い。
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第3問
冷温水配管の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
熱による配管の膨張を考慮する場合は、伸縮管継手を設ける。
空気調和機の冷温水量を調節する電動三方弁は、返り管側に設ける。
自動空気抜き弁は、管内が負圧になる部分に設ける。
空気調和機の冷温水配管は、冷温水がコイル下部より流入し、コイル上部より流出するようにする。
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第4問
施工計画に関する記述のうち、最も適当でないものはどれか。
総合工程表は、仮設工事から完成時までの全工程の大要を表すものであり、他工事業者との調整を要する。
実行予算書は、工事原価の検討と確認を行うもので、発注者に提出しなければならない書類である。
仮設計画では、現場事務所、作業場、足場などの設置を計画するとともに、火災予防、作業騒音対策などにも配慮を要する。
資材計画の目的は、仕様に適合した資材を、必要な時期に、必要な数量を供給することである。
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第5問
コンクリート工事に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
打込み時に、スランプ値が所定の値より低下した場合は、水を加えてワーカビリティーをよくする。
打込みは、コンクリートの骨材が分離しないように、できる限り低い位置から打ち込む。
打込みは、1箇所に多量に打ち込んでバイブレータなどにより横流しをしてはならない。
コールドジョイントの発生を少くするには、先に打ち込まれたコンクリートが固まる前に、次のコンクリートを打ち込んで一体化する。
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第6問
排煙設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。ただし、本設備は「建築基準法」上の「階及び全館避難安全検証法」及び「特殊な構造」によらないものとする。
排煙たてダクトの風量は、最遠の階から順次比較し、各階ごとの排煙風量のうち、最も大きい風量とする。
同一防煙区画に複数の排煙口を設ける場合、排煙口の1つを開放することで他の排煙口を同時に開放する連動機構付きとした。
同一防煙区画において、自然排煙と機械排煙を併用した。
排煙口が防煙区画部分の床面積の1/50以上の開口面積を有し、かつ、直接外気に接する場合は、排煙機は不要である。
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第7問
熱負荷に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
二重サッシの場合、ブラインドは窓ガラスの室内側に設けるより、窓ガラスの中間に設ける方が遮へい効果が高い。
冷房計算用の外気温度としてTAC温度を用いる場合は、超過確率を大きく取るほど、設計外気温度は低くなる。
冷房負荷の計算では、日射などの影響を受ける外壁からの熱負荷は、時間遅れを考慮する。
暖房負荷計算において、一般に、土間床・地中壁からの熱負荷は無視する。
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第8問
ガス設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
液化天然ガス(LNG)には、通常、一酸化炭素が含まれていない。
都市ガスの種類は、燃焼速度及びウォッベ指数により分類される。
3階以上の共同住宅にガス漏れ警報器を設置する場合、液化天然ガス(LNG)を主体とする都市ガスの検知部は、周囲温度又はふく射温度が50℃以上になるおそれのある場所には設けてはならない。
供給ガスの発熱量は、一般に、低発熱量で表示する。
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第9問
図に示す湿り空気線図における状態変化に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
除湿のない冷却は、状態点から湿り空気線図上の左へ、1の移動で示される。
加湿のない加熱は、状態点から湿り空気線図上の右へ、2の移動で示される。
蒸気スプレーによる加湿は、状態点から湿り空気線図上の左上へ、3の移動で示される。
液体吸収剤による除湿は、状態点から湿り空気線図上の右下へ、4の移動で示される。
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第10問
ダクト及びダクト付属品に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
大温度差空調に用いる吹出口は、誘引比の大きなものを選定する。
スパイラルダクトは、板厚が薄いものでも、甲はぜが補強の役割を果たすため、強度が高い。
線状吹出口は、風向調整ベーンを動かして吹出し気流方向を変えることができる。
アングルフランジ工法ダクトは、共板フランジ工法ダクトに比べ接合締付け力が劣るので、厚みと弾力性のあるガスケットを使用する。