1級管工事施工管理技士 の 10門
第1問
元請負人の義務に関する記述のうち、「建設業法」上、誤っているものはどれか。
元請負人は、前払金の支払を受けたときは、下請負人に対して、資材の購入、労働者の募集その他建設工事の着手に必要な費用を前払金として支払うよう適切な配慮をしなければならない。
元請負人は、下請負人が請け負った建設工事を検査し、その完成を確認した後、その建設工事を請け負った下請負人が申し出たときは、申し出の日から30 日以内に当該建設工事の目的物の引渡しを受けなければならない。
特定建設業者は、発注者から直接管工事を請け負った場合において、当該工事を施工するために締結した下請契約の請負代金の額が3,000 万円以上になるときは、当該工事について、施工体制台帳を作成し、工事現場ごとに備え置かなければならない。
元請負人は、その請け負った建設工事を施工するために必要な工程の細目、作業方法などを定めようとするときは、あらかじめ下請負人の意見を聞かなければならない。
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第2問
スプリンクラー設備に関する記述のうち、「消防法」上、誤っているものはどれか。ただし、特定施設水道連結型スプリンクラー設備は除く。
閉鎖型スプリンクラーヘッドを用いるスプリンクラー設備の配管の末端には、末端試験弁を設ける。
閉鎖型スプリンクラーヘッドのうち標準型ヘッドは、給排気用ダクト等でその幅又は奥行が1.2 m を超えるものがある場合には、当該ダクト等の下面にも設けなければならない。
消防ポンプ自動車が容易に接近できる位置に専用の単口形送水口を設置する。
補助散水栓は、防火対象物の階ごとに、その階の未警戒となる各部分からホース接続口までの水平距離が15 m 以下となるように設けなければならない。
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第3問
廃棄物の処理に関する記述のうち、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」上、誤っているものはどれか。
工作物の改築に伴って発生したコンクリートくずを、事業者が自ら処理施設へ運搬する場合においても、産業廃棄物運搬の業の許可を受けなければならない。
建築物から石綿建材除去事業で生じた石綿保温材は、特別管理産業廃棄物として適正に処理しなければならない。
事業者は、再生利用する産業廃棄物のみの運搬又は処分を、専ら当該産業廃棄物のみの運搬又は処分を業として行う者に委託する場合には、産業廃棄物管理票の交付を要しない。
事業者は、産業廃棄物の運搬又は処分を委託する場合、その契約は書面で行い、委託契約書は、契約の終了の日から一定期間保存しなければならない。
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第4問
排水トラップに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
SトラップやPトラップは、サイホン式トラップでトラップ内の自掃作用がある。
ドラムトラップは、サイホン式トラップに比べて脚断面積比が大きいので、破封しにくい。
トラップの深さ(封水深)は、50 mm 未満とする。
器具排水口からトラップウェアまでの鉛直距離は600 mm以下とする。
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第5問
工事現場における安全管理に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
明り掘削の作業を行なう場合、運搬機械等が転落するおそれのあるときは、誘導者を配置し、その者にこれらの機械を誘導させなければならない。
鋼管足場において、鋼管の接続部又は交さ部は、鉄線その他の丈夫な材料で確実に接続又は緊結し、筋かいで補強しなければならない。
安全施工サイクルとは、朝礼に始まり、TBM(ツールボックスミーティング)、安全巡回、工程打合せ、片付けまでの安全活動をいい、日常活動のサイクルのことである。
労働者を雇い入れたとき又は労働者の作業内容を変更したときは、当該労働者に対し、その従事する業務に関する安全又は衛生のための教育を行なわなければならない。
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第6問
電気工事に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
PF管(合成樹脂製可とう管)を、直接コンクリートに埋め込んで施設した。
PF管内に収める電線を、EM-IE電線(600 V 耐燃性ポリエチレン絶縁電線)とした。
人が触れるおそれがある使用電圧が400Vの低圧回路の金属管に、D種接地工事を施した。
屋外に設置するコンセント回路に、漏電遮断器を設けた。
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第7問
流体が管路の直管部を流れている場合、管径及び流速をそれぞれ2倍にしたとき、摩擦による圧力損失の変化の割合として、適当なものはどれか。ただし、圧力損失はダルシー・ワイスバッハの式によるものとし、管摩擦係数は一定とする。
1/2倍
1 倍
2 倍
4 倍
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第8問
上水道施設に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
導水施設は、取水施設から浄水施設までの施設をいい、自然流下式、ポンプ加圧式及び併用式がある。
凝集池は、凝集剤と原水を混和させる混和池と、混和池で生成した微小フロックを大きく成長させるフロック形成池から構成される。
緩速ろ過方式は、急速ろ過方式に比べて、濁度と色度の高い水を処理する場合に適している。
送水施設は、浄水場から配水池までの施設をいい、送水するためのポンプ、送水管などで構成される。
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第9問
元請負人の義務に関する記述のうち、「建設業法」上、誤っているものはどれか。
元請負人は、工事完成後に請負代金の支払を受けた日から1ヶ月以内で、かつ、できる限り短い期間内に、下請負人に下請代金を支払わなければならない。
元請負人は、前払金の支払を受けたときは、資材の購入、その他建設工事の着手に必要な費用を、下請負人に前払金として支払うよう適切な配慮をしなければならない。
元請負人は、下請負人からその請け負った建設工事が完成した旨の通知を受けた日から20日以内で、かつ、できる限り短い期間内に、その完成を確認するための検査を完了しなければならない。
元請負人は、その請け負った建設工事を施工するために必要な工程の細目、作業方法その他元請負人において定めるべき事項を定めようとするときは、あらかじめ、発注者の意見を聞かなければならない。
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第10問
「公共工事標準請負契約約款」に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
受注者は、設計図書に基づいて請負代金内訳書及び工程表を作成し、発注者に提出する。
発注者は完成検査に当たって、必要と認められる理由を受注者に通知した上で、工事目的物を最小限度破壊して検査できる。この場合において、検査又は復旧に直接要する費用は、発注者の負担とする。
完成検査合格後、発注者は、受注者から請負代金の支払いの請求があったときは、請求を受けた日から40 日以内に請負代金を支払わなければならない。
発注者が監督員を置いたときは、約款に定める請求、通知、報告、申出、承諾及び解除については、設計図書に定めるものを除き、監督員を経由して行う。