1級管工事施工管理技士 の 10門
第1問
給水設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
大気圧式バキュームブレーカは、常時水圧のかかっている箇所で、器具のあふれ縁より上部に設置する。
洗車場の水栓は、ホースを設置して使用するため、バキュームブレーカ付きとした。
高さ60mのオフィスビルでは、給水圧力が400 kPaを超えないように系統を高層階と低層階に分けた。
大便器洗浄弁の必要給水圧力は、通常用いられるもので70 kPaである。
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第2問
品質管理に関する記述のうち、最も適当でないものはどれか。
品質管理とは、問題点や改善方法を見い出しながら、設計図書に示された品質を最も経済的に実現することである。
品質管理に用いるデミングサークルを建築生産に当てはめると、設計(P)→施工(D)→改善(A)→検査(C)→設計(P)となり、これを繰り返すことによって、品質の改善が図れる。
品質管理として行う内容には、搬入材料の検査、施工検査、試運転調整の確認などが含まれる。
品質管理を行うことによる効果には、施工途中の不良発見による手戻り防止、目的物完成後のクレームの減少などがあげられる。
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第3問
建築物に設ける換気設備に関する記述のうち、「建築基準法」上、誤っているものはどれか。ただし、居室内における化学物質の発散に対する衛生上の措置は別途考慮するものとする。
火を使用する室(密閉式燃焼器具等を設けた部屋を除く。)には、機械換気設備を設けなければならない。
地階に住宅等の居室を設ける場合は、室内に換気設備又は湿度を調節する設備があればよい。
集会場で、ふすま、障子その他随時開放することができるもので仕切られた2室は、1室とみなす。
劇場の客室には、機械換気設備又は中央管理方式の空気調和設備を設けなければならない。
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第4問
ダクト及びダクト付属品に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
亜鉛鉄板製スパイラルダクトは、亜鉛鉄板を螺旋状に甲はぜ機械掛けしたもので、高圧ダクトにも使用できる。
風量調整ダンパーは、平行翼ダンパーの方が対向翼ダンパーより風量調整機能が優れている。
シーリングディフューザ形吹出口では、中コーンを上げると、暖房効果が上がる。
消音ボックスは、ボックス出入口の断面変化による反射効果と内貼りの消音効果をあわせもったものである。
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第5問
河川水を水源とする急速ろ過方式の上水道施設のフロー中、内に当てはまる名称の組合せとして、適当なものはどれか。
【A】沈砂池 ――【B】沈殿池
【A】沈殿池 ――【B】沈砂池
【A】着水井 ――【B】沈殿池
【A】沈殿池 ――【B】着水井
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第6問
機器の据付けに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
冷凍機の保守点検のために、前面の空間を1.2 m とした。
ボイラ側面と壁・配管等の構造物との離隔を0.5 m とした。
Vベルト駆動の送風機は、Vベルトの回転方向でベルトの下側引張りとなるように設置した。
送風機吐出口とダクトの接続は、吐出口断面からダクト断面への変形を傾斜角30度の漸拡大とした。
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第7問
配管及び継手の支持に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
伸縮する立て管を振止め支持する場合、支持点は管が上下方向に動くように軽く締め付ける。
複式伸縮管継手を設ける場合は、継手本体を固定支持して、継手の近傍の両側にガイドを設ける。
蒸気管の横走り管を下方より形鋼振止め支持により支持する場合、保温材を付けたままローラの上に載せて取り付ける。
建物のエキスパンションジョイント部に変位吸収管継手を設ける場合は、継手の近傍で支持する。
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第8問
ダクトの施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
長辺が750 mmを超える長方形ダクトの角の継目は、1箇所とした。
口径が600 mm 以上の亜鉛鉄板製円形スパイラルダクトは、フランジ継手接合とした。
亜鉛鉄板製の排煙ダクトの角の継目は、ピッツバーグはぜとした。
直角エルボに取り付ける案内羽根の板厚は、ダクトの板厚と同じ厚さとした。
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第9問
工事現場における危険防止に関する記述のうち、「労働安全衛生法」上、誤っているものはどれか。
はしご道は、はしごの転位防止のための措置を行い、はしごの上端を床から30 cm以上突出させなければならない。
高さが2m以上の作業床の端、開口部等で墜落により労働者に危険を及ぼすおそれのある箇所には、囲い、手すり、覆い等を設けなければならない。
労働者に安全帯を使用させるときは、安全帯及びその取付け設備等の異常の有無について、随時点検しなければならない。
汚水を入れたことのあるタンク内において作業を行う場合は、その日の作業を開始する前に当該作業場における空気中の酸素及び硫化水素の濃度を測定しなければならない。
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第10問
保温材に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
ロックウール保温材は、グラスウール保温材より使用温度の上限が高い。
グラスウール保温板は、その密度により1・2・3号に分類されている。
ポリスチレンフォーム保温材は、耐熱性の面から主に防露・保冷用として使われる。
ポリエチレンフォーム保温材は、独立気泡構造を有しているため、吸水・吸湿がほとんどない。