2級建築施工管理技士 の 10問
第1問
次の記述のうち、「建築基準法」上、誤っているものはどれか。
共同住宅の各戸の界壁は、小屋裏又は天井裏に達するものとするほか、遮音性能に関して政令で定める技術的基準に適合するものとしなければならない。
階段に代わる傾斜路の勾配は、1/6を超えないものとする。
ふすま、障子その他随時開放することができるもので仕切られた2室は、居室の採光及び換気の規定の適用に当たっては、1室とみなす。
住宅の地階に設ける居室は、防湿の措置その他の事項について衛生上必要な政令で定める技術的基準に適合するものとしなければならない。
2級建築施工管理技士 の 10問
第2問
構造用鋼材に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
密度は、約7,850 kg/m3 である。
融点は、約500 ℃である。
線膨張係数は、約1.2×10-5(1/℃)である。
ヤング係数は、約2.05×105 N/mm2である。
2級建築施工管理技士 の 10問
第3問
カーテン工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
カーテンの両脇及びすその縁加工は、伏縫いとした。
レースカーテンの上端の縁加工は、カーテン心地を入れないで袋縫いとした。
レースカーテンのカーテンボックスは、窓幅に対して片側各々100~150mm程度長くした。
中空に吊り下げるカーテンレールの吊り位置は、間隔を1m程度とし、曲り箇所及び継ぎ目部分にも設けた。
2級建築施工管理技士 の 10問
第4問
木材に関する一般的な記述として、最も不適当なものはどれか。
気乾状態とは、木材の水分が完全に無くなった状態をいう。
木材の辺材部分は、心材部分より含水率が高い。
節のある木材の引張強度は、節のないものより小さい。
木材の熱伝導率は、含水率が低いほど小さくなる。
2級建築施工管理技士 の 10問
第5問
木工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
構造耐力上主要な部分である柱、筋かい及び土台のうち、地面から1 m 以内の部分には、有効な防腐措置を行うとともに、必要に応じて防虫措置を行う。
筋かいと間柱が交差する部分では、筋かいを欠き取ることのないようにする。
内装下地や造作部材の取付けは、屋根葺き工事に先立って行う。
建入れ直し完了後、接合金物を締め付けるとともに、本筋かい、火打材を固定する。
2級建築施工管理技士 の 10問
第6問
工程管理に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
バーチャート工程表は、各作業の関連が示されないので、クリティカルパスが明確になりにくい。
山積工程表は、同種の作業を複数の工区や階で繰り返し実施する場合、作業の所要期間を一定にし、各作業が工区を順々に移動しながら作業を行う手順を示した工程表である。
出来高工程表は、工事の進ちょくに従って発生する出来高の累積値を縦軸に取り横軸には時間軸を取って、出来高の進ちょくを数量的にかつ視覚的に示した工程表である。
ネットワーク工程表は、作業の順序関係や開始・終了時刻を明確にしたもので、きめこまかな施工計画が得られ、工程の変化に対応しやすい。
2級建築施工管理技士 の 10問
第7問
アスファルト防水に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
密着仕様におけるコンクリートスラブの打継部には、絶縁用テープを張り付けた後、ストレッチルーフィングを増張りした。
ルーフィング類は、継目の位置が上下層で同一箇所にならないようにして、水上部分から張り付けた。
アスファルトの溶融温度の上限を、アスファルト製造所の指定する温度とした。
絶縁露出仕様には、ふくれを低減するため、脱気装置を設けた。
2級建築施工管理技士 の 10問
第8問
在来軸組構法の木工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
せいが異なる胴差どうしの継手は、柱心上で腰掛けあり継ぎとし、短ざく金物当てボルト締めとした。
隅通し柱の土台への仕口は、土台へ扇ほぞ差しとし、ホールダウン金物当てボルト締めとした。
柱に使用する心持ち材には、干割れ防止のため、見え隠れ部分へ背割りを入れた。
隣り合う根太は、その継手位置をずらして割り付けた。
2級建築施工管理技士 の 10問
第9問
コンクリートの養生に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
打込み後のコンクリートが透水性の小さいせき板で保護されている場合は、湿潤養生と考えてよい。
高炉セメントB種を用いたコンクリートの材齢による湿潤養生期間は、普通ポルトランドセメントの場合と同じである。
普通ポルトランドセメントを用いたコンクリートは、打込み後5日間はコンクリート温度を2℃ 以上に保つ。
コンクリートの打込み後、少なくとも1日間はその上で歩行又は作業をしない。
2級建築施工管理技士 の 10問
第10問
ウレタンゴム系塗膜防水の絶縁工法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
通気緩衝シートは、塗膜防水層の破断や、ふくれの発生を低減するために用いる。
通気緩衝シートの継ぎ目は、すき間や重なり部をつくらないようにシート相互を突付けとし、ジョイントテープを張り付ける。
通気緩衝シートは、防水立上り面まで張り上げる。
穴あきタイプの通気緩衝シートは、下地に通気緩衝シートを張り付けた後、防水材でシートの穴を充填する。