小型船舶操縦者免許試験問題 の 5問
第1問
北半球における台風について述べた次の文のうち、誤っているものはどれか。
発生直後は、通常、西又は北西に進む。
進行方向の前面では、気圧が下がり、気温が上昇する。
進行方向の左半円は、右半円よりも風雨が強い。
中心では、風がなく、雨もやんで青空が見える。
小型船舶操縦者免許試験問題 の 5問
第2問
定員4名の船外機を備えたFRP製プレジャーボートで、A船長 1人が乗り組み、沖合で釣りを行っていたが、 正午頃から雨が降り始めたため、釣りを中止して帰港することとし、港へ向け航行していた。S丸にはマグネットコンパス、 レーダーなどの航海計器が備えられていなかったことから、A船長は目視により船位の確認を行っていた。ところが、 しばらく航行したところで、折からの霧雨による視界不良により、平素、 A船長が港への進入目標としていた煙突などの目標物が視認出来ない状態となってしまった。 しかし、付近の島影と灯台は視認出来たため、A船長は、これらの位置関係から港の方向を推測し、 港へ向かう針路を選定した。やがて目標物が一切視認出状態となったものの、 このまま航走していれば、港への進入目標が見えてくるだろうと思い、航行を続けた。そのうちに、 針路が風波の影響で徐々に左転するようになり、数時間航行し続けた後、燃料切れとなってエンジンが停止し航行不能となった。 この結果S丸は、船位不明のまま漂流を続け、翌日夕方になって、偶然付近を通りかかった漁船に発見、 救助された。上記の海難事故について、その直接の原因と考えられないものは、次のうちどれか。
航海計器を装備していなかった
気象、海象に対する配慮が不十分であった。
針路の選定が不適切であった。
エンジンの点検、整備が不適切であった。
小型船舶操縦者免許試験問題 の 5問
第3問
S丸は、定員3名の船外機を備えたFRP製プレジャーボートで、A船長1人が乗り組み、同乗者1人を乗せ、沖合の釣り場で釣りを行った後、帰港するために港へ向け全速力で航行していた。港の入り口に達したところで風波が強くなってきたため、A船長は速力を全速力より少し落とし、約6ノットの対地速力として波の衝撃を緩和するとともに、同乗者を船体中央に、自らは右舷(げん)側の操縦席にそれぞれ腰掛け、船体の安定を保つよう対処した。その後、A船長が港入り口の浮標を回り込むため、ゆっくりと左転を開始したところ、右舷正横方向に高速力で入港してくる漁船を視認した。漁船がS丸の近距離を追い越して右舷前方約50メートルになったところで、漁船の起こした航走波が近づいてきたが、A船長は、これぐらいの航走波であればこのまま進行しても大丈夫と判断し、左転を続けた。この直後、右舷正横から航走波が押し寄せ、船首方向と航走波がほぼ平行となり、最初の航走波を横揺れしながら乗り切ったものの、次の波面により船体が持ち上げられ、左舷側に大傾斜して復原力を喪失し、S丸は転覆した。上記の海難事故について、その主要原因は、次のうちどれか。
気象に対する配慮が不適切であった。
復原性に対する配慮が不適切であった。
航走波に対する配慮が不適切であった。
トリムに対する配慮が不適切であった。
小型船舶操縦者免許試験問題 の 5問
第4問
下図は、日本付近の地上天気図の一例(概略)を示したものである。この気圧配置における、 日本付近の気象状況について述べた次の文のうち、適当でないものはどれか。
勢力が同じくらいの太平洋高気圧とオホーツク海高気圧の間に梅雨前線ができる。
発達した低気圧が、停滞している前線上を中国南部方面から東に進み、雨を降らせる。
梅雨の末期には、豪雨を降らせることがある。
前線が停滞する期間は3ケ月に及ぶ。
小型船舶操縦者免許試験問題 の 5問
第5問
自船が台風の進行方向の左半円にいるときは、一般に風波をどの方向から受けて避航するのがよいか。次のうちから選べ。
右舷(げん)船首
右舷船尾
左舷船首
左舷船尾