移動式クレーン運転士 の 5門
第1問
つり上げ荷重0.5t以上の移動式クレーンに次の事故又は災害が発生した場合、法令上、所轄労働基準監督署長への報告が義務づけられていないものはどれか。
積載形トラッククレーンが転倒したとき。
ラフテレーンクレーンのジブが折損したとき。
オールテレーンクレーンの油圧シリンダにき裂が発生したとき。
クローラクレーンの巻上げ用ワイヤロープが切断したとき。
トラッククレーンによる労働災害が発生し、労働者が7日間休業したとき。
移動式クレーン運転士 の 5門
第2問
ディーゼルエンジンに取り付けられる補機、装置又はその部品に関し、次のうち誤っているものはどれか。
潤滑装置は、軸受、ピストンリング、シリンダ等の摩擦部分に潤滑油を与え、摩擦損失、焼付け等を防止するためのものである。
燃料フィルタは、燃料に混入しているじんあいや水分を除去するものである。
燃料噴射ポンプは、燃料タンクから燃料フィルタを経て供給された燃料をキャブレタに送り、高圧にして燃焼室に噴射するものである。
エンジン停止装置には、燃料噴射ポンプへの燃料供給をカットする方式、空気の吸込みを停止する方式などがある。
水冷式の冷却装置では、シリンダの外側にジャケットを設け、これに水を通してシリンダを冷やす。
移動式クレーン運転士 の 5門
第3問
油圧制御弁に関する次の文中の内に入れるAからCまでの語句の組合せとして、正しいものは(1)~(5)のうちどれか。
「移動式クレーンに使われる油圧制御弁を機能別に分類すると、圧力制御弁、流量制御弁、方向制御弁の3種がある。その例をあげると、圧力制御弁には【 A 】があり、流量制御弁には【 B 】があり、方向制御弁には【 C 】がある。」
【A】シーケンス弁【B】逆止め弁 【C】アンロード弁
【A】アンロード弁【B】減圧弁 【C】方向切換弁
【A】減圧弁 【B】絞り弁 【C】リリーフ弁
【A】逆止め弁 【B】リリーフ弁【C】シーケンス弁
【A】リリーフ弁 【B】絞り弁 【C】逆止め弁
移動式クレーン運転士 の 5門
第4問
物体に働く摩擦力に関し、次のうち誤っているものはどれか。
他の物体に接触して静止している物体に、接触面に沿う方向の力が作用するとき、接触面に働く摩擦力を静止摩擦力という。
運動摩擦力は、最大静止摩擦力より小さい。
最大静止摩擦力は、物体の質量や接触面の状態に関係がある。
運動摩擦力は、物体の接触面に作用する垂直力と接触面積の大きさに比例する。
円柱状の物体を転がす場合と引きずる場合を比べると、転がり摩擦力は滑り摩擦力より小さい。
移動式クレーン運転士 の 5門
第5問
荷重に関し、次のうち誤っているものはどれか。
移動式クレーンのフックには、主に圧縮荷重がかかる。
移動式クレーンのジブには、圧縮荷重と曲げ荷重がかかる。
移動式クレーンの巻上げドラムの軸には、曲げ荷重とねじり荷重がかかる。
片振り荷重は、力の向きは同じであるが、力の大きさが時間とともに変わる荷重である。
つり荷を急激につり上げると、ワイヤロープには衝撃荷重がかかる。