精神保健福祉士 国家試験 の 10門
第1問
「犯罪被害者に対する急性期心理社会支援ガイドライン」に記載されている支援者の対応に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
(注)「犯罪被害者に対する急性期心理社会支援ガイドライン」とは、平成 24 年度厚生労働科学研究「大規模災害や犯罪被害等による精神疾患の実態把握と対応ガイドラインの作成・評価に関する研究」において作成されたものである。
支援機関からの情報提供は、被害者の気持ちが落ち着くまで待つ。
記憶が鮮明なうちに、詳細に被害体験を聴き取る。
性暴力被害の場合、産婦人科の受診の必要性について確認する。
支援者は、事情聴取に付き添う際、警察に対して積極的に情報を提供する。
フラッシュバックや不眠症状があれば、精神科救急の受診を第一選択とする。
精神保健福祉士 国家試験 の 10門
第2問
「平成24年度障害者虐待対応状況調査」(厚生労働省)に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
(注)「平成24年度障害者虐待対応状況調査」とは、「平成24年度『障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律』に基づく対応状況等に関する調査結果報告書」のことである。
養護者による虐待では、被虐待障害者は女性より男性の方が多い。
養護者による虐待の種別・類型別(複数回答)では「心理的虐待」が最も多い。
障害者福祉施設従事者等による虐待では、被虐待障害者の年齢階級別でみると、「65歳以上」が最も多い。
障害者福祉施設従事者等による虐待は、養護者による虐待や使用者による虐待よりも多い。
施設・事業所の種別による虐待件数の構成割合をみると、「障害者支援施設」と「就労継続支援B型」が上位を占めている。
精神保健福祉士 国家試験 の 10門
第3問
うつ病に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
妄想を生じることがある。
治療薬として、ベンゾジアゼピン系薬剤が第一選択である。
確定診断には、脳波検査が必要である。
精神療法では、精神分析が最も有効である。
精神保健福祉士 国家試験 の 10門
第4問
次の事例を読んで、Jさんが利用しているサービスに関する記述として、正しいものを1つ選びなさい。
長男の家族と離れて一人暮らしをしていたJさん(80歳)は、最近、Uサービス付き高齢者向け住宅に移り住んで、サービスを受けている。持病のあるJさんに対しては、最寄りの在宅療養支援診療所であるVクリニックがW訪問看護ステーションと連携して、訪問診療や訪問看護を提供し、在宅療養を継続している。
Uサービス付き高齢者向け住宅は、状況把握・生活相談サービスに加え、医療及び介護サービスを自ら提供しなければならない。
Vクリニックは、24時間連絡を受ける医師又は看護職員をあらかじめ指定しなければならない。
在宅医療を実施する保険医療機関であるVクリニックの開設主体は、株式会社であってもよい。
Jさんの訪問診療の費用は、Jさんの長男が加入する医療保険から支払われる。
W訪問看護ステーションの訪問スタッフは、すべて看護師でなければならない。
精神保健福祉士 国家試験 の 10門
第5問
福祉施設・職員の行為に関する次の記述のうち、その適否を考えるに当たり、憲法13条の人格権やプライバシー権が直接の根拠となるものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
利用者が信じる宗教の経典の持ち込みを禁止すること
利用者が拒否する作業を強要すること
利用者の承諾なしに施設の案内パンフレットにその顔写真を掲載すること
利用者の承諾なしに施設協力費を預り金から徴収すること
利用者が施設批判をしたことを理由に退所を求めること
精神保健福祉士 国家試験 の 10門
第6問
次のうち、2010 年(平成 22 年)に改正された精神保健福祉士法の第 2 条に新たに加えられた内容として、正しいものを1つ選びなさい。
社会復帰に関する相談
地域相談支援の利用に関する相談
就労支援に関する相談
虐待に関する相談
社会経済活動への参加に関する相談
精神保健福祉士 国家試験 の 10門
第7問
次のうち、ICIDH(国際障害分類)からICF(国際生活機能分類)への改定に際して重視された内容として、正しいものを 1つ選びなさい。
構成要素間の相互作用
各疾病の諸帰結
障害を個人の次元でとらえる視点
福祉的サービスの必要性
精神保健福祉士 国家試験 の 10門
第8問
次のうち、頭部CT検査の異常所見が診断に役立つ疾患として、正しいものを1つ選びなさい。
統合失調症
パニック障害
正常圧水頭症
身体表現性障害
双極性感情障害(躁うつ病)
精神保健福祉士 国家試験 の 10門
第9問
精神保健福祉士の専門技術に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
コンサルテーションとは、利用者の多様な課題を解決するために、経験の浅い精神保健福祉士に対して管理的機能の観点から助言する技術である。
ソーシャルプランニングとは、様々な福祉課題の解決を導くために、関連するデータを収集・分析し、実証的な解明を図る技術である。
ケアマネジメントとは、利用者にとって必要なケアを提供するために、最適なサービスを調整し利用者のニーズと社会資源を結びつけ、支援する技術である。
コーディネーションとは、利用者の複雑な問題を解決するために、非言語的コミュニケーションを通じて社会資源の利用を進める技術である。
スーパービジョンとは、利用者の心理的な問題を解決するために、精神保健福祉士として他分野の専門家に助言する技術である。
精神保健福祉士 国家試験 の 10門
第10問
次のうち、この時点でLさんが受けることになったプログラムとして、正しいものを1つ選びなさい。
しょく罪指導プログラム
覚せい剤事犯者処遇プログラム
自立支援プログラム
職業能力形成プログラム
暴力防止プログラム