精神保健福祉士 国家試験 の 5門
第1問
大企業に勤務する営業職のJさん(45 歳、男性)は、大学卒業後、仕事の付き合いでほぼ毎日深夜まで飲酒するという生活をずっと続けてきた。しかしこの1年で、前夜の記憶を失くすことが増え、接待の席でも酔って失敗するようになった。その度に陳謝し、酒量を控えると宣言するもうまくいかず、とうとう得意先を失いかけるという事態に至った。Jさんは、上司からの勧めで、産業医の診察を受け、アルコール依存症と診断され、病気の存在とその特徴について説明を受けた。そして、企業内のK精神保健福祉士から専門医療機関や自助グループへの参加の意義の説明と紹介を受けた。次のうち、Jさんに紹介した資源として、適切なものを 1 つ選びなさい。
アラノン(Al-Anon)
アルコホーリクス・アノニマス(AA)
ナルコティクス・アノニマス(NA)
ダルク(DARC)
精神保健福祉士 国家試験 の 5門
第2問
貧困と格差に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
一人当たり可処分所得を低い順に並べ、中央値の半分に満たない人の割合を相対的貧困率という。
ジニ係数は、その数値が小さくなるほど、所得分布が不平等であることを表す。
タウンゼント(Townsend、P.)は、栄養学の観点から科学的、客観的に貧困を定義する絶対的貧困の概念を主張した。
貧困の再発見とは、貧困線付近の低所得世帯より公的扶助世帯の方で可処分所得が上回ってしまい、いつまでも公的扶助から抜け出せないことをいう。
生活保護世帯の子どもが成長し、再び生活保護世帯になるという貧困の連鎖については、日本では確認されていない。
精神保健福祉士 国家試験 の 5門
第3問
次の記述のうち、この時点でのA精神保健福祉相談員の対応として、適切なものを 1 つ選びなさい。
保護観察を受けたことがあるので、保護観察所に連絡する。
保健所で定期的に行われている精神保健に関する相談を利用することを勧める。
覚せい剤は違法薬物なので、警察に通報する。
薬物依存症が疑われるため、緊急措置入院の手続きをとる。
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第4問
「障害者総合支援法」における障害福祉サービスに関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。(注)「障害者総合支援法」とは、「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」のことである。
視覚障害者に対する同行援護は、障害支援区分2以上の者が対象である。
50歳以上の者に対する生活介護は、障害支援区分2(障害者支援施設に入所する場合は区分3)以上の者が対象である。
居宅介護や重度訪問介護において、一定の研修を修了した介護職員が、医師の指示の下で喀痰吸引と摘便を実施できるようになった。
医療型短期入所は、医療機関及び医師の常勤配置のある障害者支援施設において実施できる。
重度の肢体不自由者のみが対象であった重度訪問介護は、行動障害を有する障害支援区分3以上の者も利用できるようになった。
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第5問
糖尿病に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
診断には、尿糖の所見が必要である。
自覚症状がなければ、糖尿病と診断されない。
現在、糖尿病性腎症は透析導入に至る原疾患の第1位である。
1型糖尿病では、インスリン療法と食事療法を併用しない。
2型糖尿病では、インスリン療法を行わない。