精神保健福祉士 国家試験 の 5門
第1問
ストレスとストレス対処法(コーピング)に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
ある友人との人間関係が悪化して悩んでいたが、機会をとらえ、仲直りし、悩みが解消した。これは問題焦点型コーピングである。
音楽の発表会であがりそうになったが、課題曲を思い浮かべ演奏のリハーサルをしていたら気分が楽になった。これは情動焦点型コーピングである。
試験前に緊張したが、深呼吸をして、試験が終わった後の楽しい旅行のことを思い浮かべたら落ち着いてきた。これは問題焦点型コーピングである。
仕事量が多く心身の調子が悪くなったので、上司に相談し仕事量を軽減したら回復した。これは情動焦点型コーピングである。
仕事で小さいミスをして気分が落ち込んでいたので、ある友人とカラオケに行ったら元気が出てきた。これは問題焦点型コーピングである。
精神保健福祉士 国家試験 の 5門
第2問
社会的リスクに関する次の記述のうち、「ベヴァリッジ報告」で想定されていなかったものを1つ選びなさい。
疾病により労働者の収入が途絶えるおそれ
勤務先の倒産や解雇により生計の維持が困難になるおそれ
老齢による退職のために稼働収入が途絶えるおそれ
保育や介護の社会化が不充分なため、仕事と家庭の両立が困難になるおそれ
稼得者の退職や死亡により被扶養者の生活が困窮するおそれ
精神保健福祉士 国家試験 の 5門
第3問
精神保健福祉士が行う面接技法に関する次の組み合わせのうち、正しいものを1つ選びなさい。
要約(summarization) 利用者のはっきりしない考えや感情を言葉で表現する。
言い換え(paraphrase) 利用者の話に関心をもって聴いていることを伝える。
直面化(confrontation) 利用者が話した内容の矛盾点を見定めて指摘する。
励まし(encouraging) 利用者が述べた内容を、簡潔に別の言葉を使って返す。
明確化(clarification) 利用者が語る内容や気持ちを整理してまとめる。
精神保健福祉士 国家試験 の 5門
第4問
援助の理念に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
(注)1 「障害者差別解消法」とは、「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」のことである。2 「良質かつ適切な精神障害者に対する医療の提供を確保するための指針」とは、2013 年(平成 25 年)に成立した「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律の一部を改正する法律」に基づき策定されたものである。
社会福祉法では、福祉サービスを、法の下の平等を旨として、利用者が有する能力に応じて自立した日常生活を営むことができるように支援するものとしている。
バイステック(Biestek, F.)は、「受容」を、建設的及び破壊的な態度や行動なども含めて、クライエントをありのままの姿で受け止めることとした。
「障害者差別解消法」は、すべての国民が障害の有無にかかわらず、等しく基本的人権を享有する個人として尊重されるものであるという理念を定めたものである。
「良質かつ適切な精神障害者に対する医療の提供を確保するための指針」では、本人の同意なく入院が行われる場合の、インフォームドコンセントを免除している。
マーゴリン(Margolin, L.)は、公民権運動に基づいて、差別や偏見により人権を損なわれている人々への援助に、エンパワメントを位置づけた。
精神保健福祉士 国家試験 の 5門
第5問
生活保護を受給している一人暮らしで、軽度の知的障害のある入院患者Kさん(30歳、男性)について、今後の治療法と治療機関の選択をするため、医師とKさんによる話し合いが医療ソーシャルワーカー同席の下で行われた。話し合いの内容が複雑なため、Kさんが自分の希望を明確に医師に伝えることが難しいと予想した医療ソーシャルワーカーは、あらかじめKさんと話し合った結果に基づきKさんの状況とニーズについて、Kさんに代わって話し合いの場で医師に伝えた。次のうち、こうした医療ソーシャルワーカーの行為を表す用語として、正しいものを1つ選びなさい。
アカウンタビリティ
セカンドオピニオン
リスクマネジメント
アドボカシー
インフォームドコンセント