保健師国家試験 の 5門
第1問
人口11 万5 千人、高齢化率25 %の市。要介護高齢者が増加傾向にある。要介護高齢者の介護者の交流を目的に、月1 回保健センターで「介護者の集い」を行っている。多くの参加者から「介護がとても大変だ」という声が聞かれた。保健師は、市全体の状況を把握するため、要介護高齢者の介護者の負担について調査を実施することにした。調査項目で優先度が高いのはどれか。
介護に要する時間
かかりつけ医の有無
介護技術の習得状況
要介護高齢者の要介護度
保健師国家試験 の 5門
第2問
21 世紀における国民健康づくり運動(健康日本21(第二次))の目標について正しいのはどれか。
推進する期間は5 年である。
9分野の目標が設定されている。
最終的な目標の1 つに健康格差の縮小がある。
1日の食塩摂取量の目標は10 g 未満である。
保健師国家試験 の 5門
第3問
新興住宅地を担当している保健師は、地域の介護者が孤立して介護をしている状況を把握し、介護者の仲間づくりを目的として介護者の交流会を事業化した。保健師が行った活動の中でPDCA サイクルの「C」に該当するのはどれか。
交流会の評価方法を決めた。
交流会で話し合いのファシリテーターを担当した。
地区での交流会の必要性を担当者間で話し合った。
アンケートにより交流会の参加者の満足度を集計した。
参加者の要望をもとに介護者の健康管理についてのプログラムを導入した。
保健師国家試験 の 5門
第4問
A さん(40 歳、男性、会社員)。A さんは特定健康診査で、腹囲84 cm、BMI 26、血圧140/85 mmHg であり、動機付け支援の対象となった。「仕事でストレスが溜まり、夜食を食べずにはいられない。夜食がお腹に残り朝食は食べられない。残業が多く、今の生活は変えられない」と言う。A さんへの保健指導で最も適切なのはどれか。
「夜食はやめましょう」
「残業はやめましょう」
「医療機関を受診しましょう」
「食習慣は健康に影響します」
保健師国家試験 の 5門
第5問
30 歳の女性。全身性エリテマトーデス〈SLE〉と診断され難病の医療費助成の申請のため保健所に来所し「日常生活で特に気を付けることはありますか」と相談した。保健指導で適切なのはどれか。
「直射日光を避けてください」
「転倒に気を付けてください」
「痰を出す練習をしてください」
「筋力強化の運動をしてください」
「食物繊維の多い食事を避けてください」