秘書検定2級 の 10門
第1問
次は秘書A子が、上司の代理で取引先の葬儀に参列したときに行ったことである。中から不適当と思われるものを選びなさい。
会葬者名簿に記帳するとき、上司の名前を書き、下に小さく (代) と書いた。
受付では、「このたびは、ご慈傷さまでございました」とお悔やみの言葉を述べた。
会葬者名簿に記帳したあとで、上司の来られなかった理由を受付の人に説明した。
上司と親しい顔見知りの人に出会ったので、代理で来たと話し、焼香の順番を待った。
上司の名前を書いた香典を受付へ出し、「ご霊前にお供えください」と言った。
秘書検定2級 の 10門
第2問
秘書A子は先輩から、上司のスケジュールを作成するときは時間的にゆとりを持たせたほうがよいと言われた。次は、A子がなぜそのようにしたほうがよいのかと考えたことである。中から不適当と思われるものを選べ。
外出の場合には、交通渋滞や列車の遅れがあるため。
会議や面談のまとめの時間を取るため。
疲労などをいやす時間を取るため。
会議や面談が予定より延びた場合の余裕のため。
秘書が上司を補佐するための時間が必要なため。
秘書検定2級 の 10門
第3問
秘書A子の上司が出社した。見ると、上着のボタンが取れそうになっていた。このような場合A子は、上司にどのように対応したらよいか。次の中から、不適当と思われるものを選べ。
ボタンが取れそうになっていると言って上着を脱いでもらい、ボタンをつけ直す。
ボタンが取れそうになっているがつけ直すかどうするかと尋ね、頼まれたらつけ直す。
ボタンが取れそうになっていると知らせ、よければボタンをつけ直すがどうするかと尋ねる。
ボタンが取れそうになっていると言って、ソーイングセットを用意してあるがどうするかと尋ねる。
ボタンが取れそうになっていると知らせ、上司がそれについて何か言ったら対応する。
秘書検定2級 の 10門
第4問
次は、文書の名称とその説明の組み合わせである。中から不適当と思われるものを選べ。
趣意書 = そのことの目的や、考え方を述べた文書。
稟議書 = 作成した案を関係者や上司に回して、決裁を受けるための文書。
委任状 = 委員会の委員に任命するときに渡す文書。
覚書 = 当事者が、契約・合意事項確認のために取り交わす文書。
念書 = 後日の証拠として、念のために書いて相手に渡す文書。
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第5問
次は、用語とその意味の組み合わせである。中から不適当と思われるものを選べ。
スクリーニング = ふるい分け
オファー = 申し出
オプション = 自由選択
サンプリング = 視察報告
モチベーション = 動機づけ
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第6問
次は、部長秘書A子が受信したメールに対して返信した内容である。中から不適当と思われるものを選べ。
あて先は上司になっているが、内容は他部署の部長あてと思われるメールに、「上司と他部署の部長を間違えて送ったのではないか、削除してよいか」
今晩、A子の上司と食事がしたいので都合を教えてもらいたいというY部長に、「仕事の予定は入っていないが、夜のことは自分にも分からないので、上司に直接メールしてもらえないか」
部長会議の都合のよい日時を聞きたいというメールに、「上司は外出していて今日は戻らないので、明日確認してからメールする」
A子の上司にメールで確認中のものが幾つかあるのだが返事がない、という課長に、「急ぐものは、写しを自分に送ってもらえれば、様子を見ながら上司に確認して返事する」
A子の上司にメールを送ったが、見ていないようだという常務秘書に、「上司は出張している、自分あてにそのメールを送ってもらえれば上司に取り次ぐ」
秘書検定2級 の 10門
第7問
次は秘書A子が、上司(部長)の出張中に行ったことである。中から不適当と思われるものを選べ。
本部長が、今日中に部長に直接確認したいことがあるとのことだったので、宿泊先ホテルの電話番号を教えた。
取引先の営業所長が転勤のあいさつに来訪したので、上司は出張中であると伝えて課長に取り次いだ。
課員の家族が亡くなり通夜が今日だと連絡があったので、参列する人に届けてもらえるよう、前例に従って上司名の香典を用意した。
新聞社から新製品についての取材申し込みがあったので、希望の日時を尋ね、上司に確認してから返事をすると答えた。
上司の友人と名乗る人が不意に訪れたので、上司の出社予定日を教え、その日に改めて来てもらいたいと言った。
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第8問
次は秘書A子の、上司(部長)に対する言葉遣いである。中から不適当と思われるものを選べ。
W氏にはどのように返事をしようかと言うとき、「W様には、どのようにお返事を差し上げましょうか」
会議の資料がそろったので確認してもらいたいと言うとき、「会議の資料がそろいましたので、ご確認していただきたいのですが」
今上司の言ったことは○○の件かと言うとき、「ただいま部長のおっしゃったことは、○○の件でしょうか」
その人なら以前からよく知っていると言うとき、「そのかたでしたら、以前からよく存じ上げております」
これはR社のだれあてに送ればよいかと言うとき、「こちらは、R社のどなた様あてにお送りすればよろしいでしょうか」
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第9問
秘書A子は上司(人事部長)から、「営業部のS係長を知っているか。営業成績が抜群の好人物だと営業部長は言っていたが」と尋ねられた。A子はS係長と直接話しをしたことはないが、同僚から「S係長は裏表があって信用できない」と聞いたことがある。このような場合、A子は上司にどのように対応したらよいか。次の中から適当と思われるものを選べ。
営業成績はともかく、好人物かどうかは営業部員に確かめたほうがよいと言う。
なぜS係長のことを尋ねるのか、その理由によっては調べてみると言う。
S係長とは面識はないが、よくないといううわさを聞いていると言う。
S係長とは直接話しをしたことがないので、どういう人かよく分からないと言う。
S係長に対しての営業部長の評価は、同僚から聞いている話と違うと言う。
秘書検定2級 の 10門
第10問
次は、用語とその説明の組み合わせである。中から不適当と思われるものを選べ。
【不渡手形】
約束の日に支払を受けられなかった手形のこと。
【不良債権】
返してもらえないかもしれない貸した金のこと。
【国債】
国が、不足する財政資金を賄(まかな)うために発行する債券のこと。
【資金繰り】
事業資金をやりくりすること。
【有価証券】
将来値上がりが予想される、価値ある証券のこと。