測量士補 の 10問
第1問
次の文は、公共測量における地形測量のうち、GNSS 測量機を用いた細部測量について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の中から選べ。
既知点からの視通がなくても位置を求めることができる。
標高を求める場合は、ジオイド高を補正して求める。
霧や弱い雨にほとんど影響されずに観測することができる。
ネットワーク型RTK法による場合は、上空視界が確保できない場所でも観測することができる。
ネットワーク型 RTK 法の単点観測法では、1 台の GNSS 測量機で位置を求めることができる。
測量士補 の 10問
第2問
画面距離 7 ㎝ 、撮像面での素子寸法 6μm のデジタル航空カメラを用いた、数値空中写真の撮影計画を作成した。このときの撮影基準面での地上画素寸法を 18 ㎝ とした場合、撮影高度は幾らか。最も近いものを次の中から選べ。ただし、撮影基準面の標高は 0m とする。
1,500 m
1,700 m
1,900 m
2,100 m
2,300 m
測量士補 の 10問
第3問
次の文は、公共測量におけるトータルステーションを用いた多角測量について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の中から選べ。
新点の位置精度は、多角網の形によって影響を受けるため、選点にあたっては網の形状を考慮する。
観測点において角の観測値の良否を判定するため、倍角差、観測差及び高度定数を点検する必要がある。
水平位置の閉合差の点検路線は、なるべく多くの辺を採用し、最長の路線となるようにする。
観測の点検は、既知点と既知点を結合させた閉合差を計算し、観測の良否を判断する。
観測に用いる測量機器は、事前に検定及び点検調整を実施し、必要精度が確保できていることを確認する。
測量士補 の 10問
第4問
次の文は、公共測量における GNSS 測量について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の中から選べ。
スタティック法及び短縮スタティック法による基線解析では、原則として PCV 補正を行う。
基線解析の結果は FIX 解を用いる。
GNSS 衛星の飛来情報を観測前に確認し、衛星配置が片寄った時間帯での観測は避ける。
GNSS 測量では、全観測点でアンテナ高を統一することによって、マルチパスの影響を防ぐことができる。
電波発信源の近傍での観測は避ける。
測量士補 の 10問
第5問
細部測量において、基準点Aにトータルステーションを整置し、点Bを観測したときに 2′30″の方向誤差があった場合、点Bの水平位置の誤差は幾らか。最も近いものを次の中から選べ。ただし、点A、B間の水平距離は 92m、角度1ラジアンは 2″×105とする。
46 ㎜
50 ㎜
54 ㎜
61 ㎜
69 ㎜
測量士補 の 10問
第6問
図は、公共測量における写真地図(数値球中写真を正射変換した正射投影画像(モザイクしたものを含む。))作成の標準的な作業工程を示したものである。 【 ア 】 ~ 【 エ 】に入る工程別作業区分の組合せとして最も適当なものはどれか。次の中から選べ。
【ア】撮影及び刺針 【イ】同時調整
【ウ】数値地形モデルの作成 【エ】正射変換
【ア】同時調整 【イ】数値地形モデルの作成
【ウ】正射変換 【エ】現地調査
【ア】撮影及び刺針 【イ】同時調整
【ウ】正射変換 【エ】数値地形モデルの作成
【ア】同時調整 【イ】撮影及び刺針
【ウ】数値地形モデルの作成 【エ】正射変換
【ア】撮影及び刺針 【イ】数値地形モデルの作成
【ウ】現地調査 【エ】正射変換
測量士補 の 10問
第7問
画面距離 12 ㎝、画面の大きさ 14,000 画素 × 7,500 画素、撮像面での素子寸法 10μm のデジタル航空カメラを用いて、数値空中写真の撮影計画を作成した。撮影基準面での地上画素寸法を 20㎝とした場合、撮影高度は幾らか。最も近いものを次の中から選べ。ただし、撮影基準面の標高は 0m とする。
600m
1,600m
2,000m
2,400m
2,800m
測量士補 の 10問
第8問
次のa~dの文は、水準測量における誤差について述べたものである。 [ ア ] ~ [ エ ]に入る語句の組合せとして最も適当なものはどれか。次の中から選べ。
【a】レベルと標尺の間隔が等距離となるように整置して観測することで、 ア を消去することができる。
【b】イ は、地球表面が湾曲しているために生じる誤差である。
【c】標尺を 2 本 1 組とし、測点数を偶数にすることで、標尺の ウ を消去することができ る。
【d】観測によって得られた高低差に含まれる誤差は、観測距離の平方根に エ する。
[ア]視準線誤差
[イ]球差
[ウ]零点誤差
[エ]比例
[ア]視準線誤差
[イ]気差
[ウ]目盛誤差
[エ]反比例
[ア]視準線誤差
[イ]球差
[ウ]目盛誤差
[エ]比例
[ア]三脚の沈下による誤差
[イ]球差
[ウ]零点誤差
[エ]反比例
[ア]三脚の沈下による誤差
[イ]気差
[ウ]目盛誤差
[エ]比例
測量士補 の 10問
第9問
水準点AからBまでの間に固定点(1)、(2)、(3)を設置して往復の水準測量を実施し、表 11 の結果を得た。往復観測値の較差の許容範囲を 2.5 ㎜√S (Sは観測距離、㎞単位)とするとき、最も適切な処置はどれか。次の中から選べ。 ただし、往方向の観測は、水準点AからBとし、復方向の観測は、水準点BからAとする。 なお、関数の数値が必要な場合は、巻末の関数表を使用すること。【画像21】
①の路線を再測する。
②の路線を再測する。
③の路線を再測する。
④の路線を再測する。
再測は行わない。
測量士補 の 10問
第10問
次の【 a 】~【 e 】の文は、公共測量における作業について述べたものである。明らかに間違っているものだけの組合せはどれか。次の中から選べ。
【a】A市の基準点測量において、GNSS 測量でA市のある学校に新点を設置することになったが、生徒が校庭を安全に使用できるように、新点を校舎の屋上に設置した。
【b】B市の基準点測量において、作業の効率化のため、山頂に設置されている既知点の現況調査を観測時に行った。
【c】C町が実施する水準測量において、すべて町道上での作業となることから、道路使用許可申請を行わず作業を実施した。
【d】D市が実施する空中写真測量において、対空標識設置のため樹木の伐採が必要となったので、あらかじめ、その土地の所有者又は占有者に承諾を得て、当該樹木を伐採した。
【e】E町の空中写真測量における数値地形図データ作成の現地調査において、調査した事項の整理及び点検を現地調査期間中に行った。
【a】,【b】
【a】,【d】
【b】,【c】
【c】,【e】
【d】,【e】