1級造園施工管理技士 の 5門
第1問
植物の虫害に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
チャドクガの幼虫は、年2回発生し、若齢幼虫は葉を集団で食害し、成長すると分散して食害する。サザンカ、ツバキなどに被害を与える。
ゴマダラカミキリの幼虫は、初め樹皮下の形成層を食害し、成長すると地際の材部から根部を食害する。ポプラ、ヤナギなどに被害を与える。
チャバネアオカメムシの幼虫は、針状の口を刺して樹木の種子、球果などから吸汁加害する。スギ、ヒノキなどに被害を与える。
ヒメコガネの幼虫は、日中は土の中にいて夜間に葉や花を食害する。バラ、キクなどに被害を与える。
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第2問
屋上緑化の一般的な施工に関する次の記述の正誤の組合せとして、適当なものはどれか。
【イ】 樹木の転倒防止のために支柱を設置する場合、支柱を打ち込むための土壌厚が確保できなければ、地下支柱を用いて地中で根鉢を固定する。
【ロ】地中に上水を使用する灌水装置を施工する場合、上水道から着脱可能なものとし、灌水時以外は取り外しておき、さらに、逆止弁等を取り付けるなど、逆流を防止する措置を取らなければならない。
【イ】正 ――【ロ】正
【イ】正 ――【ロ】誤
【イ】誤 ――【ロ】正
【イ】誤 ――【ロ】誤
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第3問
運動施設に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
テニスコートの芝張りスタンドの勾配を、座ることに配慮して1:6とした。
硬式野球場のバックストップ(バックネット)の位置を、本塁から20 m の距離をとった位置とした。
サッカー場のフィールドの排水勾配を、中心から周辺に向かって0.5%とした。
第1種公認陸上競技場のトラックの1周の距離の誤差を、プラスマイナス1/1,000以内とした。
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第4問
ブロック積(石積)擁壁に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
ブロック積(石積)擁壁は、背面の地山が締まっている切土、比較的良質の裏込め土で十分な締固めがされている盛土など土圧が小さい場合に用いられる。
水抜孔は、硬質塩化ビニルなどの材料を用い、2~3m2に1箇所の割合で、排水方向に適当な勾配をつけて設けることが望ましい。
裏込め材は、盛土部では下部を厚く、上部に向かって薄くし、切土部では、地山がよく締まっている場合は、上下等厚としてもよい。
空積みによるブロック積(石積)擁壁では、裏込め土が比較的良質な場合は高さが5mまで用いてよい。
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第5問
建設副産物の適正処理に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
建設廃棄物の処理を委託する場合は、運搬と処分について、一括して産業廃棄物処分業者等と契約しなければならない。
元請業者は、産業廃棄物管理票(マニフェスト)について、運搬、処分受託者から返送された写しを5年間保存しなければならない。
建設発生木材については、工事現場から最も近い再資源化施設までの距離が50kmを超える場合、再資源化に代えて縮減(焼却)することができる。
元請業者は、CCA処理木材について、分離・分別が困難な場合は、CCAが注入されている可能性がある部分を含めてこれをすべてCCA処理木材として適正な焼却又は管理型処分場で埋立処分することが必要である。