試験無しで取得「防火管理者」

試験無しで取得できる資格「防火管理者」について

建物・施設・住宅などで収容人数・大きさによっては「防火管理者」を選任しなければならない決まりになっています。甲種と乙種の二種に分かれていて、甲種は約10時間（2日間）、乙種は約５時間（1日間）の講習を受ける事で取得できる資格となっています。また、様々な経歴・職歴人は講習を受講しなくても取得が出来るようになっているので、受講希望の際は所轄の消防署または市役所に問い合わせて確認をするのが良いでしょう。

オフィス、工場などから共同住宅、学校まで、人が多くいる場所では必ず必要な資格なので、必要になりそうな場合は取得しておくのも良いです。講習は甲種でも５時間×２日間だけで取れます。また、受講料は地域によって多少異なりますが5000～6000円前後となっています。
※通常更新の必要はありませんが、いくつかの条件を全て満たす者は、防火管理者に選任された日から1年以内と再受講後5年以内ごとに再受講が必要になります。

■資格の詳細情報
正式名称	・・・	防火管理者
認定団体	・・・	各都道府県、一般財団法人日本防火・防災協会
取得条件	・・・	防火管理義務対象物に居住又は、勤務する人間、防火管理者として選任される予定のある人間であれば誰でも受講可能となっています。
受講日程	・・・	各地域により異なります。
活用職業	・・・	ビルサービス会社、セキュリティサービス会社、ビルの管理人など。
類似資格	・・・	火対象物点検資格、消防設備士、消防設備点検資格者、予防技術検定
合格確率	・・・	100％
そのほか	・・・	【乙種防火管理者】 1：延べ面積が300㎡未満のものや、収容人員が30人未満のテナント等 2：延べ面積が500㎡未満のものや、収容人員が50人未満のテナント等【甲種防火管理者】 1：収容人員10名以上の救護施設、乳児院、認知症グループホームなどの自力避難困難者が入所する社会福祉施設等 2：収容人員30名以上の、劇場、飲食店、物品販売店、旅館、病院などの不特定の人が出入りする建物等 3：収容人員50名以上の共同住宅、学校、工場、事務所などの特定の人が出入りする建物等 4：収容人員50名以上の一定規模以上の新築工事中の建築物又は建造中の旅客船