1級ボイラー技師国家試験 の 10問
第1問
硫黄1kgを完全燃焼させるのに必要な理論酸素量の値に最も近いものは、(1)~(5)のうちどれか。なお、硫黄が完全燃焼して二酸化硫黄になる反応式は次のとおりである。S+O2=SO2
0.7m3N
2.5m3N
5.0m3N
8.0m3N
9.5m3N
1級ボイラー技師国家試験 の 10問
第2問
鋳鉄製ボイラー(小型ボイラーを除く。)に関し、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
ガラス水面計でない水面測定装置として験水コックを設ける場合は、ガラス水面計のガラス管取付位置と同等の高さの範囲において3個以上取り付けなければならない。
温水ボイラーで圧力が0.3MPaを超えるものには、温水温度が120℃を超えないように温水温度自動制御装置を設けなければならない。
温水ボイラーには、ボイラーの本体又は温水出口付近に水高計を取り付けなければならないが水髙計に代えて圧力計を取り付けることができる。
給水が、水道その他圧力を有する水源から供給される場合には、当該水源に係る管を返り管に取り付けなければならない。
開放型膨張タンクに通ずる逃がし管であって、内部の圧力を最高使用圧力以下に保持することができるものを備えた暖房用温水ボイラーには、逃がし弁を備えなくてもよい。
1級ボイラー技師国家試験 の 10問
第3問
安全弁の調整に関し、次のうち誤っているものはどれか。
最高使用圧力の異なるボイラーが連絡している場合、安全弁の調整は、最高使用圧力の最も低いボイラーを基準に行う。
安全弁の吹出し圧力が設定圧力より低い場合は、一旦ボイラーの圧力を設定圧力の80%程度まで下げ、調整ボルトを緩めて吹出し圧力を上昇させる。
過熱器用安全弁は、過熱器の焼損を防ぐため、ボイラー本体の安全弁より後に作動するように調整する。
ボイラー本体に安全弁が2個ある場合は、1個を最高使用圧力以下で先に作動するように調整し、他を最高使用圧力の3%増以下で作動するように調整する。
安全弁の手動試験は、最高使用圧力の75%以上の圧力で行う。
1級ボイラー技師国家試験 の 10問
第4問
燃焼の異常に関し、次のうち誤っているものはどれか。
不完全燃焼による未燃ガスが、燃焼室以外の燃焼ガス通路で燃焼することがあり、これを二次燃焼という。
燃焼中、燃焼室又は煙道内で連続的な高周波数のうなりを発する現象をかまなりという。
かまなりの原因としては、燃焼によるもの、ガスの偏流によるもの、渦によるものなどが考えられる。
火炎が息をつく原因としては、燃料油圧や油温の変動、燃料調整弁や風量調節用ダンパのハンチングなどが考えられる。
火炎が赤い場合は、空気の不足、燃料と空気の撹拌不良、バーナノズル部の不良などが考えられる。
1級ボイラー技師国家試験 の 10問
第5問
水質に関し、次のうち誤っているものはどれか。なお、Lはリットルである。
水が酸性かアルカリ性かは、水中の水素イオン濃度と水酸化物イオン濃度により定まり、この程度を表示する方法として水素イオン指数pHが用いられる。
硬度は、水中のカルシウムイオン及びマグネシウムイオンの量を、これに対応する炭酸マグネシウムイオンの量に換算して表す。
濁度は、水中に懸濁する不純物によって水が濁る程度を示すもので、濁度1度は精製水1Lに白陶土(カオリン)1㎎を含む濁りである。
酸消費量は、中和するときのpHにより、酸消費量(pH4.8)と酸消費量(pH8.3)とがある。
電気伝導率は、その単位がS/m、mS/mやμS/mで表され、ボイラー水の電気伝導率を測定することにより、水中の電解質の濃度の概略値を求めることができる。
1級ボイラー技師国家試験 の 10問
第6問
ボイラーの運転中の取扱いに関し、次のうち誤っているものはどれか。
二組の水面計の水位を対比し、差異を認めたときは、水面計の機能試験を行う。
水面計の水位に全く動きがないときは、元弁が閉まっているか又はどこかに詰まりを生じている可能性があるので、直ちに水面計の機能試験を行う。
ボイラーの水位はできるだけ一定に保つように努め、どうしても水位が低下する場合は燃焼を抑えて原因を調べる。
炉筒煙管ボイラーの安全低水面は、煙管最高部より炉筒が高い場合は、炉筒最高部の上100mmの位置とする。
給水ポンプ出口側の圧力計により給水圧力を監視し、ボイラーの圧力との差が減少気味のときには、給水管路が詰まっていないか調べる。
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第7問
ボイラー(小型ボイラーを除く。)の附属品の管理に関し、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
燃焼ガスに触れる給水管、吹出管及び水面測定装置の連絡管は、不燃材料により保温等の措置を講じなければならない。
圧力計は、使用中その機能を害するような振動を受けることがないようにし、かつ、その内部が凍結し、又は80℃以上の温度にならない措置を講じなければならない。
蒸気ボイラーの常用水位は、ガラス水面計又はこれに接近した位置に、現在水位と比較することができるように表示しなければならない。
圧力計の目もりには、ボイラーの最高使用圧力を示す位置に見やすい表示をしなければならない。
逃がし管は、凍結しないように保温その他の措置を講じなければならない。
1級ボイラー技師国家試験 の 10問
第8問
間欠ブロー(吹出し)に関し、次のうち誤っているものはどれか。
1人で2基以上のボイラーのブローを同時に行ってはならない。
ブロー装置は、スケール、スラッジにより詰まることがあるので、適宜ブローを行ってその機能を維持する。
ブローが終了したときは、ブロー弁又はブローコックを確実に閉じた後、吹出し管の開口部を点検し、漏れていないことを確認する。
直列に設けられている2個のブロー弁やブローコックを閉じるときは、ボイラーから近い方のブロー弁やブローコックを先に操作する。
鋳鉄製蒸気ボイラーのボイラー水の一部を入れ替える場合は、燃焼をしばらく停止しているときに吹出しを行う。
1級ボイラー技師国家試験 の 10問
第9問
ボイラー(小型ボイラーを除く。)の変更届又は変更検査に関し、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
ただし、計画届の免除認定を受けていない場合とする。
ボイラーの燃焼装置を変更しようとする事業者は、ボイラー変更届にボイラー検査証及び変更の内容を示す書面を添えて、所轄労働基準監督署長に提出しなければならない。
ボイラーの空気予熱器を変更しようとするときには、ボイラー変更届を所轄労働基準監督署長に提出する必要はない。
ボイラーの水管に変更を加えた者は、変更検査を受けなければならない。
所轄労働基準監督署長は、変更検査に合格したボイラーについて、ボイラー検査証に検査期日、変更部分及び検査結果について裏書を行う。
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第10問
炉筒煙管ボイラーに関し、次のうち誤っているものはどれか。
すべての組立てを製造工場で行い、完成状態で運搬できるパッケージ形式にしたものが多い。
煙管には伝熱効果の大きいスパイラル管を用いているものが多い。
ウエットバック式は、後部煙室が胴の内部に設けられ、その周囲が水で囲まれている構造である。
戻り燃焼方式では、燃焼火炎が、炉筒前部から炉筒後部へ流れ、そして炉筒後部で反転して前方に戻る一連の流れを1パスと数える。
煙道にエコノマイザや空気予熱器を設け、ボイラー劫率が90%に及ぶものがある。