2級ボイラー技師国家試験 の 5問
第1問
ボイラーに使用する計測器について、誤っているものは次のうちどれか。
ブルドン管圧力計は、断面が扁平な管を円弧状に曲げたブルドン管に圧力が作用すると、その圧力に応じて円弧が広がることを利用している。
差圧式流量計は、流体が流れている管の中に絞りを挿入すると、入口と出口との間に流量の二乗に比例する圧力差が生じることを利用している。
容積式流量計は、だ円形のケーシングの中でだ円形歯車を2個組み合わせ、これを流体の流れによって回転させると、流量が歯車の回転数に比例することを利用している。
ガラス水面計は、可視範囲の最下部がボイラーの安全低水面より上方になるように取り付ける。
U字管式通風計は、計測する場所の空気又はガスの圧力と大気の圧力との差圧を水柱で示す。
2級ボイラー技師国家試験 の 5問
第2問
ボイラーに使用する計測器について、誤っているものは次のうちどれか。
ブルドン管圧力計は、プルドン管に蒸気が直接入らないように、水を入れたサイホン管などを用いて胴又は蒸気ドラムに取り付ける。
面積式流量計は、流体が流れている管の中に絞りを挿入すると、入口と出口との聞に流量の二乗に比例する圧力差が生じることを利用している。
容積式流量計は、だ円形のケーシングの中でだ円形歯車を2個組み合わせ、これを流体の流れによって回転させると、流量が歯車の回転数に比例することを利用している。
二色水面計は、光線の屈折率の差を利用したもので、蒸気部は赤色に、水部は緑色に見える。
U字管式通風計は、計測する場所の空気又はガスの圧力と大気圧との差圧を水柱で示す。
2級ボイラー技師国家試験 の 5問
第3問
給水が水道その他圧力を有する水源から供給される場合に、法令上、給水管を返り管に取り付けなければならないボイラー(小型ボイラーを除く。)は、次のうちどれか。
多管式立て煙管ボイラー
鋳鉄製ボイラー
炉筒煙管ボイラー
水管ボイラー
貫流ボイラー
2級ボイラー技師国家試験 の 5問
第4問
ボイラーにおける石炭燃焼と比較した重油燃焼の特徴として、誤っているものは次のうちどれか。
少ない過剰空気で、完全燃焼させることができる。
ボイラーの負荷変動に対して、応答性が優れている。
燃焼温度が高いため、ボイラーの局部過熱及び炉壁の損傷を起こしやすい。
油の漏れ込み、点火操作などに注意しないと炉内ガス爆発を起こす恐れがある。
すす、ダストの発生が多い。
2級ボイラー技師国家試験 の 5問
第5問
水管ボイラーについて、誤っているものは次のうちどれか。
水管ボイラーでは、ボイラー水の流動方式によって自然循環式、強制循環式及び貫流式に分類される。
強制循環式水管ボイラーでは、ボイラー水の循環系路中に設けたポンプによって、強制的にボイラー水の循環を行わせる。
二胴形水管ボイラーは、炉壁内面に水管を配した水冷壁と上下ドラムを連絡する水管群を組み合せた形式のものが一般的である。
高圧大容量の水管ボイラーには、全吸収熱量のうち、蒸発部の接触伝熱面で吸収される熱量の割合が大きい放射型ボイラーが用いられる。
貫流ボイラーは、管系だけから構成され、蒸気ドラム及び水ドラムを要しないので、高圧ボイラーに適している。