2級ボイラー技師国家試験 の 5問
第1問
法令上、ボイラー技士でなければ取り扱うことができないボイラーは、次のうちどれか。
伝熱面積が10㎡の温水ボイラー
伝熱面穫が4㎡の蒸気ボイラーで、胴の内径が850mm、かつ、その長さが1500mmのもの
伝熱面積が30㎡の気水分離器を有しない貫流ボイラー
内径が40Ommで、かつ、その内容積が0.2m3の気水分離器を有し、伝熱面積が25㎡の貫流ボイラー
最大電力設備容量が6OkWの電気ボイラー
2級ボイラー技師国家試験 の 5問
第2問
油だきボイラーの点火時に逆火が発生する原因となる事項として、誤っているものは次のうちどれか。
炉内の通風力が不足している。
点火の際に着火遅れが生じる。
点火用バーナ燃料の圧力が低下している。
燃料より先に空気を供給する。
複数のバーナを有するボイラーで、燃焼中のバーナの火炎を利用して、次のバーナに点火する。
2級ボイラー技師国家試験 の 5問
第3問
ボイラーの燃焼における一次空気及び二次空気について、誤っているものは次のうちどれか。
油・ガスだき燃焼における一次空気は、噴射された燃料の周辺に供給され、初期燃焼を安定させる。
油・ガスだき燃焼における二次空気は、旋回又は交差流によって燃料と空気の混合を良好にして、燃焼を完結させる。
微粉炭バーナ燃焼における二次空気は、微粉炭と予混合してバーナに送入される。
火格子燃焼における一次空気は、一般の上向き通風では火格子から燃料層を通して送入される。
火格子燃焼における二次空気は、燃料層上の可燃ガスの火炎中に送入される。
2級ボイラー技師国家試験 の 5問
第4問
ボイラーの清缶剤について、誤っているものは次のうちどれか。
軟化剤は、ボイラー水中の硬度成分を不溶性の化合物(スラッジ)に変えるための薬剤である。
軟化剤には、炭酸ナトリウム、りん酸ナトリウムなどがある。
スラッジ調整剤は、ボイラー内で軟化して生じた泥状沈殿物の結晶の成長を防止するための薬剤である。
脱酸素剤には、タンニン、アンモニア、硫酸ナトリウムなどがある。
酸消費量付与剤としては、低圧ボイラーでは水酸化ナトリウムや炭酸ナトリウムが用いられる。
2級ボイラー技師国家試験 の 5問
第5問
ボイラーの鏡板について、誤っているものは次のうちどれか。
鏡板は、胴及びドラムの両端を覆っている部分をいい、煙管ボイラーのように管を取り付ける鏡板は、特に管板という。
鏡板は、その形状によって、平鏡板、皿形鏡板、半だ円体形鏡板、全半球形鏡板の4種類に分けられる。
平鏡板には、内部の圧力によって曲げ応力が生じるので、大径のものや圧力の高いものはステーによって補強する。
皿形鏡板は、球面殻、環状殻及び円筒殻から成っている。
半だ円体形鏡板は、同材料、同径、同厚の場合、全半球形鏡板に比べて強度が強い。