介護福祉士 国家試験 の 10門
第1問
Fさん(72歳、男性)は数か月前から食欲不振があり、体重も減少した。市内の総合病院を受診したところ、末期の胃がん(gastric cancer)と診断され、緩和医療を受けることを勧められた。Fさんの今の心情を、キューブラー・ロス(Kubler-Ross,E.)の提唱した心理過程の第一段階に当てはめた表現として、適切なものを1つ選びなさい。
「病気を治すためなら、財産を全部使ってもいい」
「なぜ私だけが病気になって、死ななければならないのか」
「診断は何かの間違いでとても信じられない」
「死は誰にでも訪れる自然なことだから、受け入れよう」
「末期がんなら、何をしてもどうせ無駄だ」
介護福祉士 国家試験 の 10門
第2問
M君(8歳.男性)はデュシェンヌ型筋ジストロフィー(Duchene muscular dystrophy)と診断され、地元の小学校に通学している。保育所時代の友達も多く、学校生活でも様々な手助けをしてくれている。母親は働いていて、小学校の授業が終わる時間にM君を迎えにいくことができない。そこで、放課後等デイサービスを利用しているが、母親は友人から、「学童保育には年齢制限があったけど、M君の利用している放課後等デイサービスは大丈夫なの」と言われた。母親はサービスを利用する際に説明を受けた気もするが、記憶が確かではなく心配になってきた。最近、M君は歩行が不安定になってきており、母親は、M君が車いすを使用する時期になってきたのではないかと感じている。身体的な機能を考えると、できるだけ歩かせたいと思う一方、歩行を重視すれば、行動範囲が狭くなり、M君の世界を広げることができなくなるかもしれないと考えている。筋力低下がADL(Activities of Daily Living:日常生活動作)に深刻な影響を及ぼし始めている現状を、M君のガイドヘルパーをしているY介護職に、母親はときどき相談している。
M君はやがて歩けなくなることが予想される。Y介護職は母親から「筋力をできるだけ保ちながら、今の活動範囲を維持するためには、今後どうしたらよいのでしょうか」と助言を求められた。Y介護職の提案として、もっとも適切なものを1つ選びなさい。
自走式普通型車いすと電動普通型車いす2台の使い分け
自走式普通車いすの利用
手押し型車いすの利用
電動普通車いすの利用
歩行の継続
介護福祉士 国家試験 の 10門
第3問
上肢リンパ浮腫のある人が日常生活で心がけることとして、適切なものを1つ選びなさい。
手袋をしないで庭の手入れをする。
体重の増加を防ぐ。
患側で血圧を測定する。
サウナ浴を行う。
きつめの肌着を着る。
介護福祉士 国家試験 の 10門
第4問
疾患に伴う歩行の特徴として、正しいものを1つ選びなさい。
パーキンソン病(Parkinson disease)では、小刻み歩行がみられる。
筋委縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis : ALS)では、失調性歩行がみられる。
アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer's type)では、小振り歩行がみられる。
変形性膝関節症(knee osteoarthritis)では、間欠性破行がみられる。
脊柱管狭窄症(spinal stenosis)では、動揺性歩行がみられる。
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第5問
Fさん(80歳、女性)は、2週間前に、リハビリテーション病院から介護老人保健施設に入所した。脳梗塞(cerebral infarction)の後遺症のため、構音障害と嚥下障害がある。また、よだれが流れて衣服が濡れてしまうことが多い。食事は、とろみをつけた刻み食を1人で摂取できるが、むせることが多い。介護職がFさんに「何を食べたいですか」と尋ねると、「おいうをあえあい」(「お肉を食べたい」の意味)という不明瞭な発話が返ってきた。
Fさんが「おいうをあえあい」と話した時の介護職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
「正確に言いなおしてください」と促す。
「おにく」と自分が聞き取れた通りに繰り返す。
「口の体操をしましょう」と促す。
「よだれを拭いてください」とタオルを渡す。
「言いたいことをすべて書いてください」と言う。
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第6問
Lさん(45歳、男性)は30歳の頃ころ、統合失調症(schizophrenia)と診断された。両親と弟がいるが、関係が悪く、現在は両親の家の近くにアパートの一室を借りて住んでいる。精神状態が悪くなると、誰だれかが襲ってくると思い込み、部屋から一歩も出ることができなくなる。その結果、部屋のゴミがいっぱいで、Lさんが寝る場所以外はゴミで埋められていた。心配した母親は相談支援専門員に状況を話した。相談支援専門員が、Lさんに障害支援区分の認定を受けてもらったところ、区分3と判定された。A訪問介護員が派遣されることになった。LさんはA訪問介護員が部屋に入ることは受け入れたが、家事の支援は受け入れなかった。A訪問介護員は粘り強くLさんの話を聞き、「Lさんのいる場所と私がいる場所くらいは作りたい」と伝えた。その結果、Lさんと一緒にゴミを少し片づけることができた。A訪問介護員は、Lさんの定期的な通院にも付き添うことができるようになった。Lさんは服薬もしっかりとするようになってきた。
Lさんは移動のときに見守りが必要である。Lさんの定期的な通院に付き添うことが可能となるサービスとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
居宅介護
同行援護
生活介護
自立訓練
療養介護
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第7問
同一施設内で他職種が参加して行うカンファレンス(conference)の運営について、最も適切なものを1つ選びなさい。
取り上げる議題は、利用者の支援内容を確認することに限定する。
会議資料は、事前に配布しないのが原則である。
司会者は、介護支援専門員(ケアマネジャー)と決められている。
カンファレンス(conference)の場を、職員のスーパービジョン(supervision)の機会としてよい。
多くの職員が参加しやすいように、カンファレンス(conference)は勤務時間外に設定する。
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第8問
介護福祉職が行う報告に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
状況を詳細に述べてから結論を報告する。
自分の主観的意見を中心に報告する。
報告の内容にかかわらず、報告のタイミングは上司の都合に合わせる。
指示を受けた仕事の報告は、指示者へ行う。
抽象的な表現に整理して報告する。
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第9問
Gさん(75歳、男性)は、妻と穏やかに暮らしていた。ドライブが趣味で、妻が買い物に行くときは送り迎えをした。妻の買い物がない日には、いつも近くのUコミュニティセンターで、仲間達と囲碁や将棋をしていた。
そんなGさんが、半年前から Uコミュニティセンターに行かない日が多くなり、家の中をうろうろしたり、妻に買い物に行く時間を何度も確認し、車の鍵を探し回ることが多くなった。2か月ほど前、買い物の後で家に帰る道が分からなくなり、同じ道を行ったり来たりしているので、妻が、「次の路地に入ってください」と言うと、「分かっとる」と大声をだした。家に到着すると「今年は免許更新の年だ」と言った。心配した妻が、かかりつけのH医師にGさんの診察を依頼した。アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)と診断され、その後、要介護1と認定された。現在、訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用し、妻は訪問介護員(ホームヘルパー)がいる間に買い物に出かけている。
妻はGさんと、自宅でできるだけ長く生活したいと考えている。また、自分が旅行などで一定期間家を空けることができるのかと心配している。妻の心配に対応する介護保険サービスとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
短期入所療養介護
通所リハビリテーション
通所介護(デイサービス)
認知症対応型通所介護
訪問看護
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第10問
M君(8歳.男性)はデュシェンヌ型筋ジストロフィー(Duchene muscular dystrophy)と診断され、地元の小学校に通学している。保育所時代の友達も多く、学校生活でも様々な手助けをしてくれている。母親は働いていて、小学校の授業が終わる時間にM君を迎えにいくことができない。そこで、放課後等デイサービスを利用しているが、母親は友人から、「学童保育には年齢制限があったけど、M君の利用している放課後等デイサービスは大丈夫なの」と言われた。母親はサービスを利用する際に説明を受けた気もするが、記憶が確かではなく心配になってきた。最近、M君は歩行が不安定になってきており、母親は、M君が車いすを使用する時期になってきたのではないかと感じている。身体的な機能を考えると、できるだけ歩かせたいと思う一方、歩行を重視すれば、行動範囲が狭くなり、M君の世界を広げることができなくなるかもしれないと考えている。筋力低下がADL(Activities of Daily Living:日常生活動作)に深刻な影響を及ぼし始めている現状を、M君のガイドヘルパーをしているY介護職に、母親はときどき相談している。
母親はY介護職に「息子の利用している放課後等デイサービスは、通常はいつまで利用できるのか」尋ねた。Y介護職の回答として、正しいものを1つ選びなさい。
小学校3年生まで
小学校卒業まで
中学校卒業まで
高等学校卒業まで
大学卒業まで