介護福祉士 国家試験 の 10門
第1問
レスパイトケア(respite care)の目的として、適切なものを1つ選びなさい。
利用者の身体的安静を確保すること。
介護を担う家族に休養を提供すること。
介護職に休息を提供すること。
利用者のリハビリテーションの機会を確保すること。
介護を担う家族の経済的負担を軽くすること。
介護福祉士 国家試験 の 10門
第2問
Kさん(46歳、男性)は、1年前、事故が原因で全盲となった。失明当時は、自宅にひきこもってしまい、妻と離婚し、仕事も辞めてしまった。その後、なんとか元の自分の生活を取り戻したいと思って、総合リハビリテーションセンターを利用し始めたが、初めは、受傷による心理的な影響が大きく、積極的に訓練に参加することができなかった。
センターの介護福祉職のKさんへの対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
他の視聴覚障害者も頑張っていることを伝える。
1日でも早く一人で歩くことができるように励ます。
センター内の視覚障害者の集いへの参加を勧める。
障害者スポーツの参加を勧める。
経済的な支援やサービスに関する制度について説明する。
介護福祉士 国家試験 の 10門
第3問
ICF(International Classification of Functioning, Disability and Health:国際生活機能分類)の「活動と参加」に分類される内容として、正しいものを1つ選びなさい。
毎日の日課として必要な行為をやり遂げること。
ダイニングに来て、食事をする場所だと思い出すこと。
料理番組に好物が出ているのを見て、食欲がわくこと。
自宅に届いた花を、きれいだと感じること。
介護職の意識や行動が利用者に影響を及ぼすこと。
介護福祉士 国家試験 の 10門
第4問
疥癬(scabies)とその対策に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
マダニが皮膚に寄生することで発生する皮膚病である。
感染した皮膚に変化が見られない。
感染した利用者は他の利用者と同室でよい。
感染した利用者の衣類や寝具の洗濯は他の利用者のものと一緒でよい。
感染した利用者の入浴は順番を最後にする。
介護福祉士 国家試験 の 10門
第5問
次の図は、国際リハビリテーション協会が定めた、「障害者のための国際シンボルマーク」である。このマークに関する記述として、適切なものを1つ選びなさい。
障害者が利用できる建物、施設であることを明確に表すためのものである。
このマークは車いす利用者だけが使用できる。
障害者が運転する自動車には、このマークを表示することが義務づけられている。
マークについての使用指針はなく、障害者への配慮があれば使用できる。
マークのない建物、施設は障害者への利用を制限できる。
介護福祉士 国家試験 の 10門
第6問
ランゲルハンス島を有する臓器として、正しいものを1つ選びなさい。
心臓
肝臓
腎臓
脾臓
膵臓
介護福祉士 国家試験 の 10門
第7問
国家が国民に保障する最低限度の生活水準を表すよう用語として、正しいものを1つ選びなさい。
リハビリテーション
エンパワメントアプローチ(empowerment approach)
ナショナルミニマム(national minimum)
ソーシャルインクルージョン(social inclusion)
ウェルビーイング(well-being)
介護福祉士 国家試験 の 10門
第8問
Aさん(74歳、男性)は、一人暮らしをしている。軽度の認知症があり、訪問介護を利用している。一年前から近所に住んでいる親族に預金通帳の管理を頼んでいる。最近、家事援助のためにAさん宅を訪れた訪問介護員は、Aさんから、「親族が勝手にお金を使いこんでいるらしい」と聞いた。訪問介護員がサービス提供責任者と共に、最初に取り組むべきこととして、最も適切なものを1つ選びなさい。
成年後見制度の利用をすすめる
民生委員に相談するように勧める
親族に事実を確認する
特別養護老人ホームへの入所を勧める。
地域包括支援センターに相談する。
介護福祉士 国家試験 の 10門
第9問
市長村における社会福祉に関する計画として、正しいものを1つ選びなさい。
老人福祉計画は、その市町村内に老人福祉施設がなければ、策定しなくてもよい。
障害者計画は、18歳以上の障害者を対象としていて、障害児を含まない。
介護保険事業計画は、第1号被保険者の保険料の設定に関与している。
地域福祉計画は、市町村社会福祉協議会に策定が義務づけられている。
障害福祉計画は、具体的なサービスの量を設定しない。
介護福祉士 国家試験 の 10門
第10問
認知症高齢者の日常生活自立度判定基準「ランクⅢ」の内容として、正しいものを1つ選びなさい。
日常生活に支障を来すような症状・行動や意思疎通の困難さが多少見られても、誰だれかが注意していれば自立できる。
著しい精神症状や周辺症状あるいは重篤(じゅうとく)な身体疾患が見られ、専門医療を必要とする。
室内での生活は何らかの介助を要し、日中もベッド上での生活が主体であるが座位を保つ。
日常生活に支障を来すような 症状・行動や意思疎通の困難さがときどき見られ、介護を必要とする。
何らかの障害等を有するが、日常生活はほぼ自立しており独力で外出する。