介護福祉士 国家試験 の 10門
第1問
慢性腎不全(chronic renal failure)の人の食事について、正しいものを1つ選びなさい。
砂糖を控える。
肉や魚を控える。
みそ汁を毎食とる。
乳製品を毎食とる。
野菜は生でサラダにする
介護福祉士 国家試験 の 10門
第2問
糖尿病(diabetes mellitus)のある人の身支度の介護で、異変の有無について特に観察すべき部位として、適切なものを1つ選びなさい。
毛髪
耳介
鼻腔
手指
足趾(指)
介護福祉士 国家試験 の 10門
第3問
Kさん(46歳、男性)は、1年前、事故が原因で全盲となった。失明当時は、自宅にひきこもってしまい、妻と離婚し、仕事も辞めてしまった。その後、なんとか元の自分の生活を取り戻したいと思って、総合リハビリテーションセンターを利用し始めたが、初めは、受傷による心理的な影響が大きく、積極的に訓練に参加することができなかった。
Kさんとのコミュニケーションを図るためのセンターの介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
話したり、手で触れたりしてコミュニケーションを図る。
読話を用いてコミュニケーションを図る。
点字を用いてコミュニケーションを図る。
Kさんの話をうなずきながら聞く。
「あれ」、「これ」という指示代名詞を用いてコミュニケーションを図る。
介護福祉士 国家試験 の 10門
第4問
社会福祉の推移に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
1980年代の初めに社会福祉の基礎となる福祉六法体制が確立された。
1981年(昭和56年)の国際障害者年は、ノーマライゼーション(normalization)の理念を社会に広める契機となった。
1990年(平成2年)に社会福祉事業法が社会福祉法に改正された。
2003年(平成15年度)に「障害者総合支援法」が施行された。
2008年(平成20年度)に「高齢者虐待防止法」が施行された。
介護福祉士 国家試験 の 10門
第5問
内閣府が2011年度(平成23年度)に実施した、「高齢者の経済生活に関する意識調査」における「世話の費用」に関する回答の中で、最も多かったものを1つ選びなさい。
資産の売却(担保を含む)等でまかなうことになると思う
子どもからの経済的な援助を受けることになると思う
特に用意しなくても年金等の収入でまかなうことができると思う。
その場合に必要なだけの貯蓄は用意していると思う
貯蓄だけでは足りないが、自宅などの不動産を担保にお金を借りてまかなうことになると思う
介護福祉士 国家試験 の 10門
第6問
右片麻痺があり一部介助があれば歩行できる利用者の入浴介護として、適切なものを1つ選びなさい。
浴室内では、介護職は利用者の左側に付き、腕と腰を支えながら一緒に移動する。
浴室の出入り口に一段の段差がある場合は、左足から下がり、右足から上がる。
浴槽に入るときは、まず右足を入れ、次に左足を入れる。
浴槽から出るときは、浴槽の縁やバスボードにいったん座る。
介護職が利用者の全身を洗う。
介護福祉士 国家試験 の 10門
第7問
市長村における社会福祉に関する計画として、正しいものを1つ選びなさい。
老人福祉計画は、その市町村内に老人福祉施設がなければ、策定しなくてもよい。
障害者計画は、18歳以上の障害者を対象としていて、障害児を含まない。
介護保険事業計画は、第1号被保険者の保険料の設定に関与している。
地域福祉計画は、市町村社会福祉協議会に策定が義務づけられている。
障害福祉計画は、具体的なサービスの量を設定しない。
介護福祉士 国家試験 の 10門
第8問
トイレの環境整備として、最も適切なものを1つ選びなさい。
就寝時の寝室よりも照明を明るくする。
介助が必要な場合は、洋式便所の後方に介助スペースを確保する。
出入り口の扉は、外開きより内開きの方が良い。
L字型手すりの直径は、50㎜程度を目安にする。
縦手すりは、様式便座の先端よりも後方の側面に設置する。
介護福祉士 国家試験 の 10門
第9問
Gさん(30歳、女性)は介護福祉職として介護老人福祉施設で働いてから1年が経過した。最近、夜勤で初めて利用者の看取りを行い、無力感を経験した。その後、気持ちの落ち込みがあり、仕事にも支障が出そうになった。Gさんへの職場の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
看取りのケアについてチームで話し合いをする。
Gさんの好きなものをプレゼントする。
気持ちが楽になるように、親睦会を開く。
看取りの経験を忘れるように、しばらく夜勤を免除する。
仕事に支障が出そうになったので、長期休暇を取ってもらう。
介護福祉士 国家試験 の 10門
第10問
Fさんは10年前、パーキンソン病(Parkinson disease)と診断された。ADL(Activities of Daily Living:日常生活動作)全般に、動作がゆっくり時間がかかる。Fさんは大柄だが、長女は小柄でやせており、入浴介助が難しい。訪問介護(ホームヘルプサービス)を週3回(入浴介助、長女が留守の時の調理)、通所リハビリテーションを週1回、配食サービスを週1回利用している。居宅介護サービス計画の方針は、Fさんの体調に考慮しながら、住み慣れた自宅で安心して暮らせるように支援することである。ある日、長女から「お弁当を食べていないことが時々ある」「お父さんが重くて腰が痛い」「そろそろ施設入所を考えている」と話があった。訪問介護員(ホームヘルパー)はFさんの声が小さく、言葉がはっきりせず聞き取りにくくなったと感じている。
訪問介護員(ホームヘルパー)は、居宅介護サービス計画の変更を提案したいと考えている。Fさんの主観的情報を得る方法として、正しいものを1つ選びなさい。
体重を測定する。
Fさんの考えを聞く。
食事摂取量を確認する。
表情から気持ちを推測する。
長女に息子の協力の有無を聞く。