介護福祉士 国家試験 の 10門
第1問
認知症(dementia)による実行機能障害に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
いつもと違うことがあると混乱して自然な行動ができない。
計画を立てて段取りをすることができない。
交通機関の自動改札機をスムーズに通れない。
2つ以上のことが重なるとうまく処理できない。
新しいことや大切なことが覚えられない。
介護福祉士 国家試験 の 10門
第2問
地域における様々な事業主体やサービス提供主体に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
共同募金は、都道府県の区域を単位として行う寄附金の募集であって、地域福祉の推進を図るためのものである。
NGOは、営利を直接の目的とはせず、都道府県知事の認証を得て、在宅福祉サービス事業などの社会活動を行う団体である。
NPOは、国際人道支援などの社会的活動を行う機関である。
企業の社会的責任による社会貢献は、商品を安い価格で販売するなどの経済活動によって行われる。
コミュニティビジネスとは、市町村が主体となって、まちづくり・環境問題・介護・子育てなどの地域の様々な課題をビジネスの手法で解決するものである。
介護福祉士 国家試験 の 10門
第3問
Mさん(78歳、男性)は、一人暮らしをしている。糖尿病性網膜症(diabetic retinopathy)があり、薬と食事でコントロールしている。毎夕食の配食サービスと週2回の生活援助の訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用しているが、配食サービスのメニューにたびたび不満をもらしている。ある日、訪問介護員(ホームヘルパー)が訪ねると、食事の外に菓子パンや和菓子などの空き袋が残っており、前日の薬をのみ忘れていた。訪問介護員(ホームヘルパー)の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
「好きなものを食べたいですよね」と共感する。
「のみ忘れたお薬は、まとめてのみましょう」と服薬を促す。
「お菓子はだめですよ」と注意して、お菓子のカロリー相当分の主食を減らす。
「何がお好きですか」と尋ね、制限の範囲で好物を食事に取り入れる提案をする。
「もの忘れ外来に行きましょう」と受診を勧める。
介護福祉士 国家試験 の 10門
第4問
プロダクティブ・エイジング(productive aging)に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
バルテス(Baltes,P.)が最初に提唱した。
高齢者の経済的自立を目指した概念である。
エイジズム(ageism)による高齢者のとらえ方を肯定した概念である。
主観的幸福感とは無関係である。
プロダクティブ(productive)な活動には、セルフケア(self-care)が含まれる。
介護福祉士 国家試験 の 10門
第5問
民生委員の委嘱に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
都道府県知事の推薦によって厚生労働大臣が委嘱する。
更正援護に熱意と見識をもっている者の中から都道府県知事が委嘱する。
地域の自治会または町内会の役員から市町村長が委嘱する。
市町村社会福祉協議会の推薦によって都道府県社会福祉協議会会長が委嘱する。
児童福祉法による児童委員に委嘱することは禁じられている。
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第6問
Lさん(80歳)は、妻(75歳)と二人暮らしである。半年前に脳梗塞(cerebral infarction)を起こし、左片麻痺が残った。時間をかければ、着脱や洗面など、身の回りのことができる。現在、要介護1で、週1回訪問介護(ホームヘルプサービス)を受けている。妻は、70歳ころから軽い心不全(heart failure)がくり返し起きるため、屋内での生活が中心となっている。Lさんは、自分でできることは自分でやりたいと思っているが、妻は夫の世話は自分の役割と思って、Lさんが自分でできることでも世話をしてしまう。Lさんはお風呂が好きで、脳梗塞(cerebral infarction)を起こす前は、毎日、湯船につかっていた。しかし、自宅の浴槽の縁が浴室の床から遠く、妻の介助では、湯船につかることができないために、退院後はシャワーを使用していた。Lさんは「在宅生活を続けながら、週1回でも湯船につかりたい」と訪問介護員(ホームヘルパー)に話している。
Lさんが起き上がって自分で上着を着ようとしていると、妻が介助して着せた。それを見た訪問介護員(ホームヘルパー)の妻への対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
「Lさんはできますよ、次から本人に任せてみましょう」
「次からは、私がやりましょう」
「Lさんに楽をさせないようにしましょう」
「これからも服を着せてあげましょう」
「まず、ご自分のことを心配しましょう」
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第7問
ICIDH(International Classification of Impairments, Disabilities and Handicaps : 国際障害分類)からICF(International Classification of Functioning, Disability and Health : 国際生活機能分類)への変遷に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
ICIDHは、機能・形態障害の分類が不十分という指摘があった。
医学モデルから社会モデルへの転換として、ICFを位置づけた。
ICIDHは、身体障害に適合できない部分があるという批判があり、ICFが開発された。
ICIDHにおける能力障害を、ICFでは参加制約に置き換えた。
ICIDHよりも、環境及び環境と個人の相互作用を重視したモデルとしてICFが提案された。
介護福祉士 国家試験 の 10門
第8問
安眠のための介護に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
午後に1時間以上の昼寝をするように勧める。
なるべく早い時間に床に就くように勧める。
日中、適度な疲労が得られる運動をするように勧める。
寝る前に熱めのお風呂に入るように勧める。
寝る前に緑茶を飲むように勧める。
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第9問
Kさん(65歳)は、夫(70歳)と二人暮らしをしていた。Kさんは骨粗鬆症(osteoporosis)と診断を受けていたが、最近、約束していたことを忘れるなどの記憶力の低下や人格の変化がみられるようになり、前頭側頭型認知症(Front Temporal Dementia)と診断され、要介護認定で要介護3となった。夫は体調を崩して、近所の病院に入院することになった。夫が介護支援専門員(ケアマネージャー)に相談して、Kさんは、夫の入院する病院に併設されている施設に入所した。この施設は、看護、医学的管理の下に介護や機能訓練などを実施している。Kさんは施設入所後、介護職の問いかけに返事をしなかったり、急に服を脱ぎ出すなどの行動を繰り返した。日常生活では、すべての動作に見守りと声かけが必要な状態であった。
Kさんが入所した施設として、次の中から正しいものを1つ選びなさい。
小規模多機能型居宅介護
介護老人福祉施設
認知症対応型共同生活介護
介護老人保健施設
救護施設
介護福祉士 国家試験 の 10門
第10問
Eさん(70歳、男性)は、介護老人保健施設に入所している。認知症(dementia)はあるが、普段は他の利用者と一緒に穏やかに話をしている。しかし、介護職が食事の準備をしているのを見ると、落ち着きがなくなって食堂をうろうろしたり、大声を出したりすることがある。Eさんの言動を理解するための介護職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
料理に出た食材を話題にして、季節について質問する。
若いころの仕事や生活のことなど、Eさん自身の話を詳しく聞く。
認知機能の評価尺度を用いて、認知症(dementia)の程度を確認する。
箸の使い方などの食事の動作を見守る。
ロールプレイ(role-play)を通して、人とのかかわりを観察する。