介護福祉士 国家試験 の 10門
第1問
2013年(平成25年)の「家計調査」(総務省統計局)における高齢単身無職世帯の家計収支に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
主な収入源は仕送りである。
主な支出は保健医療費である。
1か月の実収入は15万円を超える。
消費支出が可処分所得を上回っている。
非消費支出は5千円以下である。
介護福祉士 国家試験 の 10門
第2問
利用者の安全を確保するために留意すべきこととして、最も適切なものを1つ選びなさい。
リスクマネジメントは、事故が起きてからその体制を検討する。
利用者のけがや事故の原因の1つに、生活を制限されることから生じるストレスがある。
施設内では、介護職が取扱いに慣れた歩行器を優先して使用する。
利用者本人に対して、積極的に身体拘束への同意を求める。
事故報告書は、管理者以外、閲覧することができないように管理・保管する。
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第3問
Bさん(80歳、女性)はアパートの3階に一人で暮らしている。アパートにはエレベーターはない。5年前、階段で転倒し、右みぎ大腿骨頭だいたいこっとう置換術ちかんじゅつを行った。現在、歩行には問題がない。社交的であったが、最近外出の回数が減った。友人が転んで大けがをしたこともあり「転びそうで怖い」と言っている。
Bさんへの生活支援の課題として、最も優先すべきものを1つ選びなさい。
アパートにエレベーターがないこと。
転倒の不安があること。
一人暮らしであること。
手術の既往があること。
外出の機会が減っていること。
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第4問
ソーシャルインクルージョン(social inclusion)の理念として、最も適切なものを1つ選びなさい。
すべての人を社会の一員として包み込み、共に支えあう。
同年代の障害がない人の生活と同じような生活ができるように援助する。
必要な支援を受けながら、自分の生活を選択し決定する。
問題解決能力を抑圧された人々の主体性を回復する。
奪われたすべての権利を回復し、その人にふさわしい生活を取り戻す。
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第5問
Aさん(73歳、男性)は、最近、電話番号が覚えられないとこぼすようになった。自宅へ電話するときは間違えないが、普段はあまり電話しないような場所にかけるときは、メモを見て一つ一つの数字を確認しながらでないと番号を間違えることが多い。受診したが認知症(dementia)ではないと言われた。 障害されている記憶として、正しいものを1つ選びなさい。
短期記憶
エピソード記憶
意味記憶
手続き記憶
遠隔記憶
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第6問
介護目標に対する支援方法の記述として、適切なものを1つ選びなさい。
緩下剤の服用を促す。
水分を多めに摂取する。
朝食後、トイレで便座に座る。
ストレッチ体操を一部介助する。
朝食前に、腹部を10~20回、時計回りにマッサージする。
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第7問
居宅サービスのケアマネジメント過程で、介護支援専門員(ケアマネージャー)と連携するサービス提供責任者の役割として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1か月に1回は利用者の居宅を訪問して、面接を行う。
利用者の希望があれば、居宅サービス計画の変更を行う。
居宅サービス計画に基づいて、訪問介護計画を作成する。
サービス担当者会議を招集する。
利用者がほかに利用している介護サービスの実施状況についてモニタリング(monitoring)を行う。
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第8問
権利擁護に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
法定後見開始の申立てができるのは、利用者本人とその配偶者に限られている。
任意後見制度では、利用者本人による任意後見人の選定を認めている。
日常生活自立支援事業の対象者は、認知症高齢者で判断能力が不十分な者に限られている。
日常生活自立支援事業では、公共料金の支払いの支援は対象から除かれている。
映像や音声の情報は、医療・介護関係事業者の個人情報保護の対象ではない。
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第9問
レスパイトケア(respite care)の目的として、適切なものを1つ選びなさい。
利用者の身体的安静を確保すること。
介護を担う家族に休養を提供すること。
介護職に休息を提供すること。
利用者のリハビリテーションの機会を確保すること。
介護を担う家族の経済的負担を軽くすること。
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第10問
「障害者総合支援法」に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
財源が、税方式から社会保険方式に変更された。
対象となる障害者の範囲に、難病患者等が加えられた。
利用者負担が、応能負担から応益負担に変更された。
地域包括支援センターの設置が、市町村に義務づけられた。
重度肢体不自由者に対する重度訪問介護が創設された。