介護福祉士 国家試験 の 5門
第1問
Jさん(36歳、男性)は、6歳の時、大学病院で精神(発達)遅滞の判定を受け、療育手帳(重度)が交付された。両親はJさんに必要以上の世話をし、衣服の着脱も介助していた。しかし、両親が高齢になり家庭でJさんの介護が困難になったため、一週間前にJさんは障害者支援施設に入所した。言葉によるコミュニケーションは簡単な単語の理解ができる程度であり、生活全般に指示や見守りが必要である。たばこの吸殻を食べてしまう行為がみられ、吸殻を探して施設の近所まで出歩くなどの行動もみられた。対人関係をうまく築けないようで、なれない人たちの中に入ると、上肢を噛むなどの自傷行為が現れることも分かってきた。
Jさんは、日中は空き缶つぶしなどの軽作業をしている。介護職が時間ごとに次の行動を支援すると、大きな混乱もなくできるようになり、施設での生活リズムが少しずつ身についてきた。そこで、介護職はJさんが他者と円滑な関係を作れるような支援を提案した。この提案した内容として、最も適切なものを1つ選びなさい。
出歩かないように、活動範囲は居室に限定する。
少人数のレクリエーションを行う。
多くの入所者と共同作業を行う。
自傷行為がみられた場合、向精神薬の服用を検討する。
複雑な作業課題を日中活動として行う。
介護福祉士 国家試験 の 5門
第2問
高齢者の睡眠の特徴として、適切なものを1つ選びなさい。
夜間の睡眠時間が長くなる。
ノンレム睡眠の時間が増える。
中途覚醒が多くなる。
眠りが深くなる。
早朝覚醒が少なくなる。
介護福祉士 国家試験 の 5門
第3問
Cさん(32歳)は、来月、出産を控えている。同居する夫(35歳)は、正規雇用の正社員である。Cさんは、訪問介護事業所で非常勤(週30時間勤務)の訪問介護員(ホームヘルパー)として勤務している。1年単位の契約期間を更新して、これまで3年働いてきた。事業主からは、出産した後も仕事を続けてほしいと頼まれている。妊娠してから今までは仕事を継続してきたが、出産後は育児休暇をとれないか検討している。「育児・介護休業法」に基づく、Cさんの育児休業などの取得に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
Cさんが取ることのできる育児休業休暇は、最大で子どもが1歳になる前の月までである。
育児休業の終了予定日は、明らかにして申し出る必要がある。
育児休業は、Cさんの夫は取ることができない。
小学校就学前の子どもが病気になった場合に利用できる休暇制度はない。
雇用の継続とは関係なく、Cさんは育児休業を取ることができる。
介護福祉士 国家試験 の 5門
第4問
2010年(平成22年)の「国民生活基礎調査」(厚生労働省)に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
65歳以上の者のいる世帯の場合、世帯構造別の構成割合は「単独世帯」と「夫婦のみの世帯」を合わせても半数以下である。
65歳以上の者のいる世帯の場合、世帯構造別の構成割合は「三世代世帯」が半数を超えている。
主な介護者が同居の家族の場合、「子の配偶者」が主な介護を担う割合は、「配偶者」、「子」を上回っている。
主な介護者が同居の家族の場合、その介護者の年齢は、男女共に60歳以上の割合が半数以上を超えている。
要介護者等と同居する主な介護者のうち、男性の割合は1割程度である。
介護福祉士 国家試験 の 5門
第5問
「障害者差別解消法」に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。
「障害者総合支援法」の基本的な理念のもと、障害者の差別の解消を具体的に実施するためのものである。
障害者を身体障害、知的障害および精神障害のある者に限定している。
行政機関に対して、障害者に対する合理的配慮を法的義務としている。
差別について具体的に定義し、その解消に向けた措置等を定めている。
この法律以前に、障害を理由とする差別や不利益な取り扱いの禁止について定めた条例を制定した地方公共団体は存在しない。