公認会計士試験問題『監査論』 の 5問
第1問
監査報告に関する次の記述は正しいでしょうか?
財務諸表に重要な影響を及ぼす会計方針の変更があり、それが正当な理由によるものであって除外事項とはならない場合、監査人は、監査報告書の強調事項区分に、会計方針の変更を行った旨、正当な理由によるものと認めた根拠、会計方針の変更による影響額を記載しなければならない。
公認会計士試験問題『監査論』 の 5問
第2問
監査基準の改訂に関する次の記述は正しいでしょうか?
平成 22 年の改訂では、監査報告書において、監査意見に関する除外事項を意見区分に記載し、監査範囲の制約に関する除外事項を範囲区分に記載する形式から、除外事項の性質に関わらず、意見区分の前に根拠区分を設けて記載する形式に変更した。その背景には、国際監査基準の明瞭性プロジェクトの結果を受けた国際監査基準と我が国の監査基準との差異の調整があった。
公認会計士試験問題『監査論』 の 5問
第3問
監査に関する品質管理基準に関する次の記述は正しいでしょうか?
品質管理基準は、監査の品質を維持しながら効率的な監査業務の提供を求める依頼人側からの要請に応える必要が生じたことを背景として設定された。
公認会計士試験問題『監査論』 の 5問
第4問
監査の基準に関する次の記述は正しいでしょうか?
企業会計審議会によって監査基準が設定された当初、監査基準は、監査制度の確立と維持を目的としていたことから、依頼人と一般関係人の二者間の利害を合理的に調整する機能を監査に付与するものであった。
公認会計士試験問題『監査論』 の 5問
第5問
監査に関する品質管理基準に関する次の記述は正しいでしょうか?
監査業務を遂行するにあたって、監査実施者による不適切な行為がある場合には、監査事務所の外部から情報が提供されることも考えられることから、監査事務所はこうした情報に対処するための方針及び手続をあらかじめ定めておかなければならない。