公認会計士試験問題『監査論』 の 5問
第1問
二重責任の原則に関する次の記述は正しいでしょうか?
二重責任の原則のもとでは、財務諸表の作成に対する経営者の責任と、当該財務諸表に対する意見を表明する監査人の責任が区別されるため、監査人は、自らが検出した経営者による重要な会計基準の適用の誤りについて、それを修正するよう指導することはできない。
公認会計士試験問題『監査論』 の 5問
第2問
一般に公正妥当と認められる監査の基準に関する次の記述は正しいでしょうか?
企業会計審議会が公表する「監査に関する品質管理基準」は、公認会計士による監査業務の質を合理的に確保するためのものであり、一般に公正妥当と認められる監査の基準を構成することから、法令によって強制されなくとも、公認会計士はこれを遵守しなければならない。
公認会計士試験問題『監査論』 の 5問
第3問
監査調書に関する次の記述は正しいでしょうか?
監査報告書日後に行う監査ファイルの最終的な整理は、事務的な作業であり、これには監査人が監査報告書日前に入手し、監査チームメンバーと討議して合意した監査証拠を文書化する作業も含まれる。
公認会計士試験問題『監査論』 の 5問
第4問
金融商品取引法監査制度に関する次の記述は正しいでしょうか?
上場会社の監査人は、有価証券報告書の「経理の状況」に含まれる財務計算に関する書類に対する監査に係る監査概要書、及び四半期報告書の「経理の状況」に含まれる財務計算に関する書類に対する四半期レビューに係る四半期レビュー概要書を、監査報告書又は四半期レビュー報告書の作成日の翌月末日までに財務局長等に提出しなければならない。
公認会計士試験問題『監査論』 の 5問
第5問
監査人による専門家の業務の利用に関する次の記述は正しいでしょうか?
外部の専門家を利用する場合、当該専門家の独立性への阻害要因の重大性と、セーフガードの必要性に関する評価は、当該専門家の役割と、監査に関連した専門家の業務の重要性に依存することがある。