クレーン・デリック運転士試験 の 5門
第1問
力に関し、次のうち誤っているものはどれか。
力の三要素とは、力の大きさ、力の向き、力の作用点をいう。
一直線上に作用する二つの力の合力の大きさは、それらの和又は差で示される。
一つの物体に大きさの異なる複数の力が作用して物体が動くとき、その物体は最も大きい力の方向に動く。
力が物体に作用する位置をその作用線上以外の箇所に移すと、物体に与える効果が変わる。
てこを使って重量物を持ち上げる場合、握りの位置を支点に近づけるほど大きな力が必要になる。
クレーン・デリック運転士試験 の 5門
第2問
物体の運動に関し、次のうち誤っているものはどれか。
運動の速さと向きを示す量を速度といい、速度の変化の程度を示す量を加速度という。
物体が円運動をしているとき、遠心力は、速く回っているほど小さくなる。
物体に加速度が生じるとき、次第に速度が増加する場合を正の加速度、減少する場合を負の加速度という。
外から力が作用しない限り、静止している物体が静止の状態を、また運動している物体が同一の運動の状態を続けようとする性質を慣性という。
ある物体が他の基準となる物体に対してその位置を変えることを運動という。
クレーン・デリック運転士試験 の 5門
第3問
物体の運動に関し、次のうち誤っているものはどれか。
物体が速さや向きを変えながら運動する場合、その変化の程度を示す量を速度という。
物体が円運動をしているとき、遠心力は、物体の質量が大きいほど、また、速く回っているほど大きくなる。
物体に加速度が生じるとき、次第に速度が増加する場合を正の加速度、減少する場合を負の加速度という。
物体には、外から力が作用しない限り、静止しているときは静止の状態を、運動しているときは同一の運動の状態を続けようとする性質がある。
荷をつった状態でクレーンのジブを旋回させると、荷は旋回する前の作業半径より大きい半径で回るようになる。
クレーン・デリック運転士試験 の 5門
第4問
クレーンの安全装置等に関し、次のうち誤っているものはどれか。
ねじ形リミットスイッチによる巻過防止装置は、電磁接触器の操作回路を開閉する方式で、複数の接点を設けることができる。
直働式の巻過防止装置は、直働式以外の方式に比べて作動後の復帰距離が短い。
カム形リミットスイッチによる巻過防止装置は、ワイヤロープを交換したとき、スイッチの作動位置の再調整が不要である。
アンカーは、走行路端のアンカー基礎金物の位置までクレーンを移動させ、短冊状の金物を挿入し固定する方式が一般的である。
クレーン本体がレール端から走り出るのを防止するため、通常、走行レールの両端にゴムなどを用いたストッパー又は車輪止めを設ける。
クレーン・デリック運転士試験 の 5門
第5問
つり上げ荷重10tのデリックの検査に関し、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
デリック検査証の有効期間の更新を受けようとする者は、原則として、登録性能検査機関が行う性能検査を受けなければならない。
デリックのつり上げ機構に変更を加えても、変更検査を受ける必要はない。
性能検査における荷重試験は、つり上げ荷重に相当する荷重の荷をつって、つり上げ、旋回及びブームの起伏の作動を定格速度により行う。
使用再開検査を受ける者は、当該検査に立ち会わなければならない。
所轄労働基準監督署長は、変更検査に合格したデリックについて、デリック検査証に検査期日、変更部分及び検査結果について裏書を行う。