クレーン・デリック運転士試験 の 5門
第1問
図において、電動機の回転軸に固定された歯車Aが毎分1600回転するとき、歯車Dの回転数は1~5のうちどれか。ただし、歯車A、B、C及びDの歯数は、それぞれ16、64、25及び100とし、BとCの歯車は同じ軸に固定されているものとする。
80rpm
100rpm
160rpm
200rpm
240rpm
クレーン・デリック運転士試験 の 5門
第2問
電動機に関し、次のうち誤っているものはどれか。
クレーンでは特殊な場合を除き、ほとんど三相誘導電動機が用いられている。
三相誘導電動機の同期速度は、極数が多いほど速くなる。
直流電動機は、一般に速度制御性能が優れているが、整流子及びブラシの保守が必要である。
巻線形三相誘導電動機では、固定子側を一次側、回転子側を二次側と呼ぶ。
かご形三相誘導電動機は、インバーター制御を採用することで比較的大容量のクレーンにも用いられる。
クレーン・デリック運転士試験 の 5門
第3問
図のように質量36tの荷を4本の玉掛け用ワイヤロープを用いてつり角度90°でつるとき、使用することができるワイヤロープの最小径は1~5のうちどれか。ただし、重力の加速度は9.8m/s
2
、ワイヤロープの切断荷重はそれぞれに記載したとおりとし、また、4本のワイヤロープには均等に荷重がかかり、ワイヤロープの質量は考えないものとする。
ワイヤロープの直径(mm)=32 切断荷重(kN)=544
ワイヤロープの直径(mm)=36 切断荷重(kN)=688
ワイヤロープの直径(mm)=40 切断荷重(kN)=850
ワイヤロープの直径(mm)=44 切断荷重(kN)=1030
ワイヤロープの直径(mm)=48 切断荷重(kN)=1220
クレーン・デリック運転士試験 の 5門
第4問
図のような回路について、BC間の合成抵抗Rの値と、AC間に400Vの電圧を加えたときに流れる電流Iの値の組合せとして、正しいものは1~5のうちどれか。
R=660Ω I=0.3A
R=660Ω I=0.5A
R=360Ω I=0.4A
R=360Ω I=0.8A
R=260Ω I=1A
クレーン・デリック運転士試験 の 5門
第5問
ワイヤロープ又はつり具に関し、次のうち誤っているものはどれか。
フィラー形のワイヤロープは、ストランドを構成する素線の間に細い素線を組み合わせたものである。
フックブロックは、シーブとフックなどで構成され、フックが自由に回転できるようになっている。
フックは、一般に鍛造によって作られている。
ワイヤロープの径は、同一断面の外接円の直径を3方向から測定し、その最大値をとる。
クローは、製鋼工場において、熱鋼片やレールなどを扱う天井クレーン等に用いられるつり具である。