クレーン・デリック運転士試験 の 5門
第1問
図のような組合せ滑車を用いて質量24tの荷をつり上げるとき、これを支えるために必要な力Fは1~5のうちどれか。ただし、重力の加速度は9.8m/s
2
とし、滑車及びワイヤロープの質量、摩擦等は考えないものとする。
9.8kN
19.1kN
39.2kN
58.8kN
78.4kN
クレーン・デリック運転士試験 の 5門
第2問
クレーンの使用に関し、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
クレーンは、原則として、定格荷重をこえる荷重をかけて使用してはならない。
クレーンの運転者を、荷をつったままで運転位置から離れさせてはならない。
作業指揮者の指揮のもとに、ジブクレーンを使用して作業するときは、クレーン明細書に記載されているジブの傾斜角の範囲をこえて使用することができる。
クレーン検査証を受けたクレーンを用いて作業を行うときは、当該作業を行う場所に、クレーン検査証を備え付けておかなければならない。
クレーンの直働式の巻過防止装置は、つり具等の上面とドラム等の下面との間隔が0.05m以上になるよう調整しておかなければならない。
クレーン・デリック運転士試験 の 5門
第3問
クレーンの構造部分に関し、次のうち誤っているものはどれか。
ガーダは、基本的には主けた、補助けた、水平部材及び筋かい材により構成される。
プレートガーダは、鋼板をI形状に組み立てた構造で、補助けたを設けないこともある。
ボックスガーダは、その断面のみでは水平力を十分に支えることができないため、補助けたと組み合わせて用いられる。
橋形クレーンの脚には、剛脚と揺脚があり、その構造は、ボックス構造やパイプトラス構造が多い。
サドルは、ガーダを支え、走行のための車輪を備えた構造物で、その構造は溝形鋼や鋼板を接合したボックス構造である。
クレーン・デリック運転士試験 の 5門
第4問
物体の重心又は安定に関し、次のうち誤っているものはどれか。
物体を1本のひもでつったとき、重心はつった点を通る鉛直線上にある。
物体の重心は、ただ一つの点である。
水平面上に置いた直方体の物体を手で傾けた場合、重心からの鉛直線がその物体の底面を外れるときは、手を離すとその物体は元の位置に戻る。
直方体の物体の置き方を変える場合、重心の位置が高くなるほど安定性(すわり)は悪くなる。
直方体の物体の置き方を変える場合、物体の底面積が小さくなるほど安定性(すわり)は悪くなる。
クレーン・デリック運転士試験 の 5門
第5問
クレーンの電動機の付属機器に関し、次のうち誤っているものはどれか。
間接制御器には、カム形制御器やエンコーダー型制御器がある。
クランクハンドル式の制御器は、操作ハンドルを水平方向に回して操作する構造である。
無線操作用の制御器には、押しボタン式とハンドル操作式がある。
制御盤は、電磁接触器を備え電動機の正転や逆転などの直接制御を行うものである。
抵抗器は、特殊鉄板を打ち抜いたもの又は鋳鉄製の抵抗体を絶縁ロッドで締め付け、格子状に組み立てたものである。