クレーン・デリック運転士試験(ク) の 10門
第1問
クレーンの組立て・解体時、点検時、悪天候時又は地震発生時の措置に関し、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
クレーンの組立て又は解体の作業を行うときは、作業指揮者を選任して、その者の指揮のもとに作業を実施させなければならない。
運転を禁止せずに、天井クレーンのクレーンガーダの上で当該クレーンの点検作業を行うときは、作業指揮者を定め、その者の指揮のもとに連絡及び合図の方法を定めて行わなければならない。
同一のランウェイに並置されている走行クレーンの点検の作業を行うときは、監視人をおくこと、ストッパーを設けること等労働者の危険を防止するための措置を講じなければならない。
屋外に設置されているクレーンを用いて、瞬間風速が毎秒30mをこえる風が吹いた後に作業を行うときは、あらかじめクレーンの各部分の異常の有無について点検を行わなければならない。
クレーンに係る作業中に中震の震度の地震が発生したときは作業を中止しなければならないが、揺れがおさまれば、直ちに作業を再開することができる。
クレーン・デリック運転士試験(ク) の 10門
第2問
感電災害及びその防止に関し、次のうち誤っているものはどれか。
100V以下の電圧では、感電しても死亡する危険性はないが、負傷する危険はある。
汗をかいたり、水にぬれているときは、感電する危険性が高くなる。
電気火傷は、皮膚の深くまで及ぶことがあり、外見に比べ重症であることが多い。
接地は、漏電している電気機器のフレームなどに人が接触したとき、感電による障害を少なくする効果がある。
感電防止のため、機器の絶縁性能の劣化やコードの機器引込み部の絶縁被覆の損傷の有無について、常に点検整備を怠らないようにする。
クレーン・デリック運転士試験(ク) の 10門
第3問
クレーンのトロリ又は作動装置に関し、次のうち誤っているものはどれか。
巻上装置に主巻と補巻を設ける場合、一般に主巻の巻上げ速度は、補巻より遅い。
クラブとは、わく組上に巻上装置と走行装置を備え、2本のレール上を自走するトロリをいう。
ジブクレーンの起伏装置には、減速比を大きくするため、ウォームギヤが用いられることがある。
ホイストは、電動機、減速装置、ブレーキ、巻上げドラムなどを小型にまとめた巻上機で、通常、電動横行式のものがトロリとして用いられる。
ロープトロリは、つり具をつり下げた台車を、ガーダ上などに設置した巻上装置や横行装置によりロープを介して操作する構造のトロリである。
クレーン・デリック運転士試験(ク) の 10門
第4問
給電装置に関し、次のうち誤っているものはどれか。
トロリ線の材料には、溝付硬銅トロリ線、平銅バー、レールなどが用いられる。
ケーブル巻取式給電は、ぜんまいばね又は電動機を動力としてキャブタイヤケーブルを巻き取る給電方式で、スリップリングを用いない方式である。
旋回体への給電には、スリップリングを用いた給電方式が採用されている。
トロリ線に接触する集電子には、ホイール又はシューが用いられている。
スリップリングは、リングと集電ブラシで構成され、リングの材質には一般に砲金が用いられる。
クレーン・デリック運転士試験(ク) の 10門
第5問
巻線形三相誘導電動機の速度制御方式に関し、次のうち誤っているものはどれか。
二次抵抗制御は、電動機の回転子の巻線に接続した抵抗器の抵抗値を変えることにより速度制御を行う。
渦電流ブレーキ制御は、電動機に渦電流ブレーキを連結したもので、電気的なブレーキのためブレーキライニングのような消耗部分がなく、制御性も優れている。
サイリスター一次電圧制御は、電動機の回転数を検出し、指定された速度と比較しながら制御するため、きわめて安定した速度が得られる。
電動油圧押上機ブレーキは、機械的な摩擦力を利用して制御するため、ブレーキライニングの摩耗を伴う。
ダイナミックブレーキ制御は、電動機の一次側を直流励磁して制御するもので、つり荷が重い場合には低速での巻下げができない。
クレーン・デリック運転士試験(ク) の 10門
第6問
電気に関し、次のうち誤っているものはどれか。
交流は、整流器で直流に変換できるが、得られた直流は完全に平滑ではなく、脈流と呼ばれる。
直流は、変圧器によって電圧を変えることができる。
工場の動力用電源には、一般に200V級又は400V級の三相交流が使用されている。
交流は、電流及び電圧の大きさ及び方向が周期的に変化する。
交流の電圧及び電流の大きさは、通常、1サイクル中の最大値ではなく、実効値で表される。
クレーン・デリック運転士試験(ク) の 10門
第7問
次のうち、電気の絶縁体のみの組合せはどれか。
黒鉛 雲母 塩化ビニル樹脂
磁器 空気 ガラス
銀 鉄 ポリエチレン樹脂
空気 塩水 アルミニウム
木材 ゴム 鉛
クレーン・デリック運転士試験(ク) の 10門
第8問
クレーンの電動機の付属機器に関し、次のうち誤っているものはどれか。
間接制御器には、カム形制御器やエンコーダー型制御器がある。
クランクハンドル式の制御器は、操作ハンドルを水平方向に回して操作する構造である。
無線操作用の制御器には、押しボタン式とハンドル操作式がある。
押しボタンスイッチは、直接制御器の一種であり、電動機の正転と逆転のボタンを同時に押せない構造となっているものが多い。
抵抗器は、特殊鉄板を打ち抜いたもの又は鋳鉄製の抵抗体を絶縁ロッドで締め付け、格子状に組み立てたものである。
クレーン・デリック運転士試験(ク) の 10門
第9問
クレーンのトロリ又は作動装置に関し、次のうち誤っているものはどれか。
クラブトロリ式天井クレーンの巻上装置は、トロリ上に設けられている。
旋回装置は、ジブクレーンのジブなどを中心軸の周りに回転させる装置である。
ロープトロリは、つり具をつり下げた台車を、ガーダ上などに設置した巻上装置と横行装置によりロープを介して操作する構造のトロリである。
引込み装置は、天井クレーンに取り付けて荷の引込み、押し出しをする装置である。
巻上装置に主巻と補巻を設ける場合、一般に主巻の巻上げ速度は、補巻より遅い。
クレーン・デリック運転士試験(ク) の 10門
第10問
クレーンの定期自主検査又は点検に関し、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
1年以内ごとに1回行う定期自主検査においては、原則として、定格荷重に相当する荷重の荷をつって行う荷重試験を実施しなければならない。
1か月以内ごとに1回行う定期自主検査においては、フック、グラブバケット等のつり具の損傷の有無についても、検査を行わなければならない。
作業開始前の点検においては、トロリが横行するレールの状態についても、点検を行わなければならない。
定期自主検査又は作業開始前の点検を行い、異常を認めたときは、直ちに補修しなければならない。
1年以内ごとに1回行う定期自主検査の結果の記録は3年保存し、1か月以内ごとに1回行う定期自主検査の結果の記録は1年間保存しなければならない。