データベーススペシャリスト(DB) の 10問
第1問
あるプログラムの設計から結合テストまでの開発工数ごとの見積工数を表1に示す。また、この間の開発工程ごとの上級SEと初級SEの要員割当てを表2に示す。上級SEは、初級SEに比べて、プログラムの作成・単体テストについて2倍の生産性を有する。表1の見積工数は、上級SEを基に算出している。全ての開発工程で、上級SEを1人追加して割り当てると、この間の開発工程の期間を何か月短縮できるか。ここで、開発工程の期間は重複させないものとし、要員全員が1カ月当たり1人月の工数を投入するものとする。
1
2
3
4
データベーススペシャリスト(DB) の 10問
第2問
DBMSにおいて、デッドロックを検出するために使われるデータ構造はどれか。
資源割当表
時刻印順管理表
トランザクションの優先順管理表
待ちグラフ
データベーススペシャリスト(DB) の 10問
第3問
関係モデルにおいて、情報無損失分解ができ、かつ、関数従属性保存が成り立つ変換が必ず存在するものはどれか。ここで、情報無損失分解とは自然結合によって元の関係が必ず得られる分解をいう。
第2正規形から第3正規形への変換
第3正規形からボイスコッド正規形への変換
非正規形から第1正規形への変換
ボイスコッド正規形から第4正規形への変換
データベーススペシャリスト(DB) の 10問
第4問
ソフトウェアの使用性を向上させる施策として、適切なものはどれか。
オンラインヘルプを充実させ、利用方法を理解しやすくする。
外部インタフェースを見直し、連携できる他システムを増やす。
機能を追加し、業務においてシステムが利用できる範囲を拡大する。
ファイルを分散して配置し、障害によるシステム停止のリスクを減らす。
データベーススペシャリスト(DB) の 10問
第5問
WAL(Write Ahead Log)プロトコルの目的に関する説明のうち、適切なものはどれか。
実行中のトランザクションを一時停止させることなく、チェックポイント処理を可能にする。
デッドロック状態になっているトランザクションの検出を可能にする。
何らかの理由でDBMSが停止しても、コミット済みであるがデータベースに書き込まれていない更新データの回復を可能にする。
ログを格納する記録媒体に障害が発生しても、データベースのデータ更新を可能にする。
データベーススペシャリスト(DB) の 10問
第6問
データベースサーバのクラスタリング技術に関する記述のうち、シェアードエブリシングを説明したものはどれか。
HA構成を用いたクラスタリングを行い、障害発生時には待機系のサーバに担当していたデータ範囲を引き継ぐことができる。
アクティブ-アクティブ構成によって負荷分散を行うことによって、サーバリソースの有効活用が可能となり、さらにデータが共有されているので、1台のサーバの障害発生時でも処理を継続することができる。
サーバごとに管理する対象データが決まっているので、1台のサーバに障害が発生すると対象データを処理できなくなり、システム全体の可用性が低下する。
データを複数の磁気ディスクに分割配置し、さらにサーバと磁気ディスクが1対1に対応しているので、複数サーバを用いた並列処理が可能となる。
データベーススペシャリスト(DB) の 10問
第7問
コモディティ化の説明はどれか。
革新的な発明に基づいて、従来は市場に存在しなかった製品を開発し、市場に投入すること
技術革新によって、後発製品が先発製品の市場を衰退させること
技術の成熟などによって、他社製品との差別化が価格以外の点で困難になること
市場での価格競争を避けるために、他社製品とは異なる機能をもった製品を開発し、販売すること
データベーススペシャリスト(DB) の 10問
第8問
事業継続計画(BCP)について監査を実施した結果、適切な状況と判断されるものはどれか。
従業員の緊急連絡先リストを作成し、最新版に更新している。
重要書類は複製せずに一か所で集中保管している。
全ての業務について優先順位なしに同一水準のBCPを策定している。
平時にはBCPを従業員に非公開としている。
データベーススペシャリスト(DB) の 10問
第9問
ある会社におけるウォータフォールモデルによるシステム開発の標準では、開発工程ごとの工数比率を表1のとおりに配分することになっている。全体工数が40人月と見積もられるシステム開発に対し、表2に示す開発要員数を割り当てることになった。このシステム開発に要する期間は何か月になるか。
2.5
6.7
12
14
データベーススペシャリスト(DB) の 10問
第10問
関係Rは属性{A,B,C,D,E}から成り、関数従属性A → B、A → C、{C, D} → Eが成立する。最初に属性集合{A, B}を与えて、これらの関数従属性を適用して導出される属性をこの属性集合に加える。この操作を繰り返して得られる属性集合(属性集合の閉包)はどれか。
{A, B, C}
{A, B, C, D}
{A, B, C, D, E}
{A, B, E}