データベーススペシャリスト(DB) の 5問
第1問
DBMSに実装すべき原子性(atomicity)を説明したものはどれか。
同一のデータベースに対する同一処理は、何度実行しても結果は同じである。
トランザクションが完了すると、その後にハードウェア障害が発生しても、更新されたデータベースの内容は保証される。
トランザクション内の処理は、全て実行されるか、全て取り消されるかのいずれかしかない。
一つのトランザクションの処理結果は、他のトランザクション処理の影響を受けることはない。
データベーススペシャリスト(DB) の 5問
第2問
概念データモデルの説明として、最も適切なものはどれか。
階層モデル、ネットワークモデル、関係モデルである。
業務プロセスを抽象化して表現したものである。
集中型DBMSを導入するか、分散型DBMSを導入するかによって内容が変わる。
対象世界の情報構造を抽象化して表現したものである。
データベーススペシャリスト(DB) の 5問
第3問
フェールセーフの考え方に基づいて設計したものはどれか。
RAID 2を採用してハードディスクのMTBFが従来製品の2倍になるようにする。
乾電池のプラスとマイナスを逆にすると乾電池が入らないようにする。
交通管制システムが故障したときには、信号機に赤色が点灯するようにする。
ネットワークカードのコントローラを二重化しておき、故障したときには故障したコントローラを切り離して運用する。
データベーススペシャリスト(DB) の 5問
第4問
その月に受注した商品を、顧客ごとにまとめて月末に出荷する場合、受注クラスと出荷クラスとの間の関連のa、bに入る多重度の組合せはどれか。ここで、出荷のデータは実績に基づいて登録される。また、モデルの表記にはUMLを用いる。
【a】1 【b】1..*
【a】1 【b】0..1
【a】1..* 【b】0..1
【a】1..* 【b】1..*
データベーススペシャリスト(DB) の 5問
第5問
OSのプロセス制御におけるプリエンプティブ方式に関する記述のうち、適切なものはどれか。
各プロセスがシステム資源を自主管理できるので、マルチプログラミングに向いている。
ノンプリエンプティブ方式に比べて、コンテキスト切替えのためのオーバヘッドが小さい。
ノンプリエンプティブ方式に比べて、特定のプロセスがプロセッサを独占することが多い。
プリエンプティブ方式を実現するには、OSがプロセスを強制的に切り替えて実行する機構が必要になる。