潜水士 の 10問
第1問
人体の神経系に関し、次のうち誤っているものはどれか。
神経系は、身体を環境に順応させたり動かしたりするために、身体の各部の動きや連携の統制を司る。
神経系は、中枢神経系と末梢神経系とに大別される。
中枢神経系は、脳と脊髄から成っている。
末梢神経系は、体性神経と自律神経から成っている。
自律神経は、感覚神経と運動神経から成っている。
潜水士 の 10問
第2問
ヘルメット式潜水における浮上の方法(緊急時措置を含む。)に関し、次のうち誤っているものはどれか。
潜水作業者は浮上の連絡をかわしたら、潜降索のところへ戻り、緊急浮上時以外の場合は、毎分10mを超えない速度で浮上し、減圧症予防のため必要な場合は所定の水深で所定時間浮上停止を行う。
無停止減圧の範囲内の潜水の場合でも、水深6m又は3mで安全のための浮上停止(セーフティ・ストップ)を行うようにする。
潜水作業者が浮力調整で浮上できず、潜行索をたぐって浮上するときは、連絡員が潜行索を引き上げ、浮上を補助する。
緊急浮上を要する場合は、所定の浮上停止を省略し、又は所定の浮上停止時間を短縮し水面まで浮上する。
緊急浮上後は、潜水作業者を出来るだけ速やかに再圧室に入れ、その業務における潜水業務用時間表による第1回の浮上停止の水深に相当する圧力まで加圧する。
潜水士 の 10問
第3問
潜水作業者の携行物に関する次の文中の【 】内に入れるA及びBの語句の組合せとして、法令上、正しいものは(1)~(5)のうちどれか。
「潜水作業者に携行させたボンベからの給気を受けて行う潜水業務を行うときは、潜水作業者に、水中時計、【 A 】及び鋭利な刃物を携行させるほか、救命胴衣又は【 B 】を着用させなければならない。」
【A】浮上早見表 【B】浮力調整具
【A】コンパス 【B】浮力調整具
【A】コンパス 【B】ハーネス
【A】水深計 【B】浮力調整具
【A】水深計 【B】ハーネス
潜水士 の 10問
第4問
下の図は、ヒトの血液循環の経路の一部を模式的に表したものであるが、図中の血管A~Dのうち、酸素を多く含んだ血液が流れる血管の組合せとして、正しいものは(1)~(5)のうちどれか。
A,D
C,D
A,C
A,B
B,C
潜水士 の 10問
第5問
スクーバ式潜水における潜降の方法等に関し、次のうち誤っているものはどれか。
船の舷から水面までの高さが1.5mを超えるときは、船の甲板等から足を先にして水中に飛び込むことはしない。
潜降の際は、口にくわえたレギュレターのマウスピースに空気を吹き込み、セカンドステージの低圧室とマウスピース内の水を押し出してから、呼吸を開始する。
潜降時、耳に圧迫感を感じたときは、2~3秒その水深に止まって耳抜きをする。
体調不良などで耳抜きがうまくできないときは、耳栓を使用して耳を保護し、潜水する。
潜水中の遊泳は、通常は両腕を伸ばして体側に付けて行うが、視界のきかないときは腕を前方に伸ばして障害物の有無を確認しながら行う。
潜水士 の 10問
第6問
潜水の種類、方式に関し、次のうち誤っているものはどれか。
ヘルメット式潜水器は、金属製のヘルメットとゴム製の潜水服により構成され、潜水器の構造が簡単であるが、その操作には熟練を要する。
フーカー式潜水は、レギュレターを介して送気する定量送気式の潜水である。
送気式潜水は、一般に船上のコンプレッサーを介して送気し、比較的長時間の水中作業が可能である。
自給式潜水で一般的に使用されている潜水器は、開放回路型スクーバ式潜水器である。
全面マスク式潜水は、応需送気式の潜水で、顔面全体を覆うマスクにデマンド式レギュレターが取り付けられた潜水器を使用し水中電話の使用が可能となっている。
潜水士 の 10問
第7問
潜水による副鼻腔や耳の障害に関し、次のうち誤っているものはどれか。
潜降の途中で耳が痛くなるのは、外耳道と中耳腔との間に圧力差が生じるためである。
中耳腔は、管によって咽頭と通じているが、この管は通常は閉じている。
耳の障害の症状には、耳の痛みや閉塞感、難聴、耳鳴り、めまいなどがある。
前頭洞、上顎洞などの副鼻腔は、管によって鼻腔と通じているが、耳抜きによってこの管を開いて圧調整を行う。
副鼻腔の障害の症状には、額の周りや目・鼻の根部などの痛み、鼻出血などがある。
潜水士 の 10問
第8問
高気圧作業安全衛生規則別表第2で示されている潜水業務用時間表に関し、次のうち誤っているものはどれか。
潜水業務用時間表は、水深10mを超える場所における潜水業務に適用される。
潜水深度にかかわらず、1日の潜水回数の限度は定められていない。
潜水時間とは、潜降を開始した時から浮上を開始する時までの時間をいう。
潜水深度と潜水時間に応じ、ガス圧減少時間として業務間と業務終了後に与えなければならない時間が示されており、この時間が経過すると体内ガス圧係数は1になる。
各回の潜水時間の合計は、その日の最大潜水深度における1日についての潜水時間によって制限されている。
潜水士 の 10問
第9問
高気圧作業安全衛生規則別表第2で示されている潜水業務用時間表に関し、次のうち誤っているものはどれか。
ガス圧減少時間として、潜水深度と潜水時間に応じて業務間と業務終了後に与えなければならない最小時間が示されている。
潜水時間とは、潜水作業者が潜降を開始した時から浮上を開始する時までの時間をいう。
体内ガス圧係数とは、浮上したときに体内に残っている窒素ガス分圧と酸素ガス分圧との比である。
潜水業務用時間表は、水深10mを超える場所における潜水業務に関する表である。
潜水深度にかかわらず、1日の潜水回数の限度は定められていない。
潜水士 の 10問
第10問
スクーバ式の潜水業務を行うとき、潜水前の点検が義務付けられている潜水器具の組み合わせとして、法令上、正しいものは次のうちどれか。
さがり綱、水中時計
水中時計、送気管
信号索、圧力調整器
送気管、潜水器
潜水器、圧力調整器