潜水士 の 10問
第1問
潜水業務における二酸化炭素中毒又は酸素中毒に関し、次のうち正しいものはどれか。
二酸化炭素中毒は、二酸化炭素が血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンと強く結合し、酸素の運搬ができなくなるために起こる。
スクーバ式潜水では、開放回路型潜水器を用いるため、二酸化炭素中毒は生じないが、ヘルメット式潜水では、ヘルメット内に吐き出した呼気により二酸化炭素濃度が高くなって中毒を起こす。
酸素中毒は、酸素分圧の高いガスの吸入によって生じる症状で、呼吸ガス中に二酸化炭素が多いときには起こりにくい。
脳酸素中毒は、0.5気圧程度の酸素分圧の呼吸ガスを長時間呼吸したときに生じ、肺酸素中毒は、1.4~1.6気圧程度の酸素分圧の呼吸ガスを短時間呼吸したときに生じる。
脳酸素中毒の症状には、吐き気、めまい、筋肉の震えなどがあり、とくに痙攣発作が潜水中に起こると多くの場合致命的になる。
潜水士 の 10問
第2問
体積50㎝3で質量が400gのおもりを下図のよう3にばね秤に糸でつるし、水につけたとき、ばね秤はばかり何gを示すか。
300g
325g
350g
375g
400g
潜水士 の 10問
第3問
気体の性質に関し、次のうち正しいものはどれか。
ヘリウムは、密度が極めて小さく、他の元素と化合しやすい気体で、呼吸抵抗は少ない。
窒素は、化学的に安定した不活性の気体であり、高圧下でも麻酔性などの問題は生じない。
二酸化炭素は、空気中に0.03%~0.04%程度の割合で含まれている無色、無臭の気体で、人の呼吸の維持に微量必要なものである。
酸素は、無色、無臭の気体で、生命維持に必要不可欠なものであり、空気中の酸素濃度が高ければ高いほど人体にはよい。
一酸化炭素は、物質の不完全燃焼などによって生じ、無色の有毒な気体であるが、異臭をもつため発見は容易である。
潜水士 の 10問
第4問
圧力の単位に関する次の文中の【 】内に入れるA及びBの数値の組み合わせとして、正しいものは(1)から(5)のうちどれか。
「圧力計が50barを指している。この指示値をSI単位に換算すると【 A 】Mpaとなり、また、この値を気圧の単位に換算すると概ね【 B 】atmとなる。」
【A】M0.5
【B】0.5
【A】M0.5
【B】5
【A】M5
【B】5
【A】M5
【B】50
【A】M50
【B】50
潜水士 の 10問
第5問
潜水士免許に関し、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
満18歳に満たない者は、免許を受け取ることができない。
免許証の交付を受けた者で、潜水業務に現に就いているものは、免許証を減失したときは、免許証の再交付を受けなくてはならない。
免許証を他人に譲渡又は貸与したときは、免許の取り消し又は6か月以下の免許の効力の停止を受けることがある。
免許を取り消された者は、取消しの日から3年間は免許を受けることができない。
免許証の交付を受けた者で、潜水業務に就こうとするものは、氏名を変更したときは、免許証の書替えを受けなければならない。
潜水士 の 10問
第6問
空気圧縮機による送気式の潜水業務を行うとき、法令上、潜水前の点検が義務付けられていない潜水器具はどれか。
さがり綱(潜降索)
水中時計
信号索
送気管
潜水器
潜水士 の 10問
第7問
一次救命処置に関し、次のうち正しいものはどれか。
気道を確保するためには、仰向けにした傷病者のそばにしゃがみ、後頭部を軽く上げ、顎を下方に押さえる。
胸骨圧迫を行うときは、傷病者を柔らかいふとんの上に寝かせて行う。
胸骨圧迫と人工呼吸を行う場合は、胸骨圧迫10回に人工呼吸1回を繰り返す。
胸骨圧迫は、胸が少なくとも5cm沈む強さで胸骨の下半分を圧迫し、1分間に少なくとも100回のテンポで行う。
AED(自動体外式除細動器)を用いて救命処置を行う場合には、胸骨圧迫や人工呼吸は、一切行う必要がない。
潜水士 の 10問
第8問
特殊な環境下における潜水に関し、次のうち正しいものはどれか。
暗渠内潜水は、長時間潜水することができるヘルメット式潜水により行われることが多い。
冷水中では、ドライスーツよりウエットスーツの方が体熱の損失が少ない。
河口付近の水域は、一般に視界が悪いが、降雨により視界が向上するので、降雨後は潜水に適している。
汚染のひどい水域では。スクーバ式潜水やフーカー式潜水は不適当である。
山岳部のダムなど高所域での潜水では、海面に比べて環境圧が低いので、通常の海洋での潜水よりも減圧浮上時間は短くできる。
潜水士 の 10問
第9問
水中拘束又は溺れに関し、次のうち正しいものはどれか。
水中拘束によって水中滞在時間が延長した場合であっても、当初の減圧時間をきちんと守って浮上する。
送気ホースを使用しないスクーバ式潜水では、ロープなどに絡まる水中拘束のおそれはない。
送気式潜水では、溺れを予防するため、潜水作業船にクラッチ固定装置やスクリュー覆いを取り付ける。
水が気管に入っただけでは呼吸が止まることはないが、気管支や肺に入ってしまうと窒息状態になって溺れることがある。
ヘルメット式潜水では、溺れを予防するための、救命胴衣又はBCを必ず着用する。
潜水士 の 10問
第10問
潜水転落又は吹き上げに関し、次のうち誤っているものはどれか。
潜水転落は、潜水服内部の圧力と水圧の平衡が崩れ、内部の圧力が水圧より低くなったときに起こる。
ヘルメット式潜水において、潜水服のベルトの締め付けが不足すると浮力が減少し、潜水墜落の原因となる。
吹き上げは、潜水服内部の圧力と水圧の平衡が崩れ、内部の圧力が水圧より高くなったときに起こる。
吹き上げは、ヘルメット式潜水のほか、ドライスーツを使用する潜水においても起こる可能性がある。
吹き上げ時の対応を誤ると潜水墜落を起こすことがある。