潜水士 の 10問
第1問
潜水業務における酸素中毒に関し、次のうち誤っているものはどれか。
酸素中毒は、中枢神経が冒される脳酸素中毒と肺が冒される肺酸素中毒に大きく分けられる。
脳酸素中毒の症状には、吐き気やめまい、耳鳴り、筋肉の震え、痙攣発作などがあり、特に痙攣発作が潜水中に起こると多くの場合致命的になる。
肺酸素中毒の症状は、軽度の胸部違和感、咳、痰などが主なもので、致命的になることは通常は考えられないが、肺活量が減少することがある。
脳酸素中毒は、0.5気圧程度の酸素分圧の呼吸ガスを長時間吸収したときに生じ、肺酸素中毒は、1.4~1.6気圧程度の酸素分圧の呼吸ガスを短時間呼吸したときに生じる。
炭酸ガス中毒に罹患すると、酸素中毒にも罹患しやすくなる。
潜水士 の 10問
第2問
2atm(ゲージ圧力)の空気に接している20℃の水1Lに溶解する窒素は何gか。ただし、空気中に含まれる窒素の割合は80%とし、1atm(絶対圧力)の窒素100%の気体に接している20℃の水1Lには0.020gの窒素が溶解するものとする。
0.032g
0.048g
0.050g
0.060g
0.075g
潜水士 の 10問
第3問
潜水業務の危険性に関し、次のうち誤っているのもはどれか。
コンクリートブロック、漁礁等を取り扱う水中作業においては、潜水作業者が動揺するブロック等に挟まれたり、送気ホースがブロック等の下敷きになったり、送気が途絶することがある。
水中での溶接・溶断作業では、ガス爆発の危険は無いが、感電する危険がある。
漁獲物を身に付けたままの状態でいると、サメの攻撃を受ける危険がある。
海中の生物による危険には、みずたこ、うつぼ等によるかみ傷、ふじつぼ等による切り傷のほか、いもがい類、がんがぜ等による刺し傷がある。
潜水作業中、海上衝突を予防するための、潜水作業船に下図に示す国際信号書A旗板を掲示する。
潜水士 の 10問
第4問
人体に及ぼす水温の作用及び体温に関し、次のうち誤っているものはどれか。
体温は、代謝によって生じる産熱と、人体と外部環境の温度差に基ずく放熱のバランスによって保たれる。
一般に水温が20℃以下の水中では、保温のためのウエットスーツやドライスーツの着用が必要となる。
水は空気より熱伝導率や比熱が大きいので、水中では陸上より体温が奪われやすい。
低体温症は、全身が冷やされて体内温度が25℃以下まで低下したとき発生し、意識消失、筋の硬直などの症状がみられる。
低体温症に陥った者にアルコールを摂取させると、皮膚の血管が拡張し体表面からの熱損失を増加させるので絶対に避けなければならない。
潜水士 の 10問
第5問
潜水業務における酸素中毒及び低酸素症に関し、次のうち誤っているものはどれか。
酸素中毒は、酸素分圧の高いガスの吸入によって生じる症状で、呼吸ガス中に二酸化炭素が多いときには起こりにくい。
肺酸素中毒の症状は、軽度の胸部違和感、咳、痰せきたんなどが主なもので、致命的になることは通常は考えられないが、肺活量が減少することがある。
脳酸素中毒の症状には、吐き気やめまい、耳鳴り、痙攣発作などがあり、特に痙攣発作が潜水中に起こると多くの場合致命的になる。
大深度潜水では、地上の空気より酸素濃度を低くした混合ガスを用いることがあるが、低酸素症は、このようなガスを誤って浅い深度で呼吸した場合に起こることがある。
低酸素症では、意識障害が初発症状であることが多いため、いったん発症してしまうと自力ではほとんど対処することができず、最悪の場合には溺れてしまうことになる。
潜水士 の 10問
第6問
送気式潜水に使用する設備・器具に関し、次のうち誤っているものはどれか。
送気ホースは、通常、ヘルメット式潜水では呼び径が13mm、全面マスク式潜水では呼び径8mmのものが使われている。
送気ホースには、比重により沈用、半沈用、浮用の3種類のホースがあり、作業内容によって使い分けられる。
流量計には、特定の送気圧力による流量が目盛られており、その圧力以外で送気する場合は換算が必要である。
潜水前には、予備空気槽の圧力がその日の最高潜水深度の圧力の1.5倍以上となっていることを確認する。
終業後、調節用空気槽は、内部に0.1Mpa(ゲージ圧力)程度の空気を残すようにしておく。
潜水士 の 10問
第7問
ヘルメット式潜水器に関し、次のうち誤っているものはどれか。
ヘルメットの側面窓には、金属製格子等が取り付けられて窓ガラスを保護している。
ドレーンコックは、潜水作業者が送気中の水分や油分をヘルメットの外へ排出するときに使用する。
ヘルメットは、頭部本体とシコロで構成され、シコロのボルトを蝶ゴムのボルト孔に通し、上から押え金を当て蝶ねじで締め付けて潜水服に固定する。
腰バルブは、潜水作業者自身が送気ホースからヘルメットに入る空気量の調整を行うときに使用する。
排気弁は、これを操作して潜水服内の余剰空気を排出したり、潜水作業者の呼気を排出する。
潜水士 の 10問
第8問
潜水業務の危険性に関し、次のうち誤っているものはどれか。
海中の生物による危険には、みずたこ、うつぼ等によるかみ傷、ふじつぼ等による切り傷のほか、いもがい類やがんがぜ等による刺し傷がある。
鋼矢板壁等の水中溶接や溶断作業では、周囲の状況によってはガス爆発の危険がある。
海水中の溶接作業では、海水の電気伝導度が高いので人体への感電を生じることはない。
漁獲物を身体に付けたままの状態でいると、サメの攻撃を受ける危険がある。
潜水作業中、海上衝突を予防するため、潜水作業船に下図に示す国際信号書A旗を掲揚する。
潜水士 の 10問
第9問
ヘルメット式潜水の送気系統を示した下図において、AからCの設備の名称の組み合わせとして、正しいものは(1)~(5)のうちどれか。
【A】予備の空気槽
【B】調節用空気槽
【C】空気清浄装置
【A】調節用空気槽
【B】予備空気槽
【C】空気清浄装置
【A】調節用空気槽
【B】空気清浄装置
【C】予備空気槽
【A】コンプレッサー
【B】調節用空気槽
【C】予備空気槽
【A】コンプレッサー
【B】予備空気槽
【C】調節用空気槽
潜水士 の 10問
第10問
潜水墜落又は吹き上げに関し、次のうち誤っているものはどれか。
潜水墜落は、潜水服内部の圧力と水圧の平衡が崩れ、内部の圧力が水圧より低くなったときに起こる。
ヘルメット式潜水における潜水墜落の原因の一つに潜水作業者への過剰な送気がある。
吹き上げは、潜水服内部の圧力と水圧の平衡が崩れ、内部の圧力が水圧より高くなったときに起こる。
吹き上げは、ヘルメット式潜水のほか、ドライスーツを使用する潜水においても起こる可能性がある。
吹き上げ時の対応を誤ると潜水墜落を起こすことがある。