潜水士 の 10問
第1問
水中における光や音に関し、次のうち正しいものはどれか。
水分子による光の吸収の度合いは、光の波長によって異なり、波長の長い赤色は、波長の短い青色より吸収されやすい。
水中では、音に対する両耳効果が増すので、音源の方向探知が容易になる。
光は、水と空気の境界では下図のように屈折し、顔マスクを通して水中の物体を見た場合、実際よりも大きく見える。
澄んだ水中で顔マスクを通して近距離にある物を見た場合、物体の位置は実際より遠くに見える。
水は、空気と比べ密度が大きいので、水中では音は長い距離を伝播することができない。
潜水士 の 10問
第2問
大気圧下で10Lの空気を注入したゴム風船がある。このゴム風船を深さ15mの水中に沈めたとき、ゴム風船の体積を10Lに維持するために、大気圧下でさらに注入しなければならない空気の体積として正しいものはどれか。ただし、ゴム風船のゴムによる圧力は考えないものとする。
5L
10L
15L
20L
25L
潜水士 の 10問
第3問
潜水業務に係る潜降、浮上に関し、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
潜水作業者の潜降速度は、毎分10m以下と定められている。
潜水作業者の浮上速度は、事故のため緊急浮上させる場合を除き、毎分10m以下と定められている。
水深は10m未満の場所の潜水業務においても、潜水作業者にさがり綱を使用させなければならない。
緊急浮上後、潜水作業者を再圧室に入れて加圧するときは、毎分0.08Mpa以下の速度としなければならない。
潜水業務を行うときは、潜水作業者に純酸素を吸入させてはならない。
潜水士 の 10問
第4問
窒素酔いに関し、次のうち誤っているものはどれか。
一般に、水深が30~40m以上になると、酒に酔ったような状態の窒素酔いの症状が現れる。
窒素酔いは、窒素の麻酔作用が出現して生じる。
窒素酔いにかかると、気分が愉快になり、総じて楽観的あるいは自信過剰になるが、その症状には個人差もある。
飲酒、疲労、不安感等は、気が紛れるので窒素酔いを起こしにくくする。
窒素酔いが誘因となって正しい判断ができず、重大な結果を招くことがある。
潜水士 の 10問
第5問
全面マスク式潜水器及びフーカー式潜水器に関し、次のうち誤っているものはどれか。
フーカー式潜水器は、面マスクにデマンド式レギュレーターが取り付けられた一体構造となっている。
全面マスク式潜水器には、頭部を覆う専用のフードと一体になったものやヘルメット型のものがある。
全面マスク式潜水器のマスク内には、口と鼻を覆う口鼻マスクが取り付けられており、潜水作業者はこの口鼻マスクを介して吸気を受ける。
全面マスク式潜水器では、水中電話機のマイクロホンは口鼻マスク部に取り付けられ、イヤホンは耳の後ろ付近にストラップを利用して固定される。
全面マスク式潜水器及びフーカー式潜水器は送気式潜水器であるが、小型のボンベを携行して潜水することがある。
潜水士 の 10問
第6問
空気圧縮機によって送気を行い、潜水作業者に圧力調整器を使用させて潜水業務を行わせる場合、潜水作業者ごとに備える予備空気槽の最少量の内容量の容積V(L)を計算する式は、法令上、次のうちどれか。ただし、Dは最高の潜水深度(m)、Pは予備空気槽内の圧力(Mpa)でゲージ圧力を示す。
V=40(0.03D+0.4)/P
V=40(0.03P+0.4)/D
V=60(0.03D+0.4)/P
V=60(0.03P+0.4)/D
V=80(0.03D+0.4)/P
潜水士 の 10問
第7問
1日2回の潜水業務を1回目15m、2回目31mの深度で行うこととし、潜水時間70分で1回目を行った後、船上で60分安静にした場合、2回目の潜水時間の限度に最も近いものは次のうちどれか。(別表A及びBを用いて算出すること。)
50分
88分
95分
128分
133分
潜水士 の 10問
第8問
下図のように、一端を閉じた質量100g。断面積20cm
2
の円筒の内部に少し空気が残るようにして逆さまにして水につけたところ、円筒中の水面が外部の水面より少し下がった状態で鉛直に静止した。この水面の差dは何㎝か。 ただし、円筒の厚さと円筒内の空気の質量は無視できるものとする。
5㎝
10㎝
15㎝
20㎝
25㎝
潜水士 の 10問
第9問
潜水業務に常時従事する労働者に対して行う高気圧業務健康診断に関し、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
雇入れの際、潜水業務への配置替えの際及び定期に、一定の項目について、医師による健康診断を行わなければならない。
定期の健康診断は、潜水業務に就いた後6か月以内ごとに1回行わなければならない。
水深10m未満の場所で潜水業務に常時従事する労働者についても、健康診断を行わなければならない。
健康診断結果に基づいて、高気圧業務健康診断個人票を作成し、これを5年間保存しなければならない。
雇入れの際及び潜水業務への配置替えの際の健康診断を行ったときは、遅滞なく、高気圧業務健康診断結果報告書を所轄労働基準監督署長に提出しなければならない。
潜水士 の 10問
第10問
人体に及ぼす水温の作用等に関し、次のうち誤っているものはどれか。
体温は、代謝によって生ずる産熱と、人体と外部環境の温度差に基づく放熱のバランスによって保たれる。
一般に水温が20℃以下の水中では、保温のためのウェットスーツやドライスーツの着用が必要となる。
水の比熱は空気に比べてはるかに大きいが、熱伝導率は空気より小さい。
水中で体温が低下すると、震え、意識の混濁や喪失などを起こし、死に至ることもある。
低体温症に陥った者にアルコールを摂取させると、皮膚の血管が拡張し体表面からの熱損失を増加させるので絶対に避けなければならない。