1級土木施工管理技士 の 10門
第1問
工事の安全確保及び環境保全の施工計画立案時における留意事項に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
公道上で掘削を行う工事の場合は、電気、ガス及び水道などの地下埋設物の保護が重要であり、施工計画段階で調査を行い、埋設物の位置、深さなどを確認する際は労働基準監督署の立会を求める。
工事の着手に当たっては、工事に先がけ現場に広報板を設置し必要に応じて地元の自治会などに挨拶や説明を行うとともに、戸別訪問による工事案内やチラシ配布を行う。
施工現場への資機材の搬入及び搬出などは、交通への影響をできるだけ減らすように、施工計画の段階で資機材の搬入経路や交通規制方法などを十分に検討し最適な計画を立てる。
建設機械の選定にあたっては、低騒音型、低振動型及び排出ガス対策型を採用するとともに、沿道環境に影響の少ない稼働時間帯を選択する。
1級土木施工管理技士 の 10門
第2問
図のネットワーク式工程表に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
① → ⑥ → ⑦ → ⑧の作業余裕日数は3日である。
クリティカルパスは、0 → ① → ② → ④ → ⑤ → ⑨である。
作業Kの最早開始日は、工事開始後18日である。
この工程表の必要日数は23日である。
1級土木施工管理技士 の 10門
第3問
道路の排水性舗装に使用するポーラスアスファルト混合物の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
既設舗装を切削してポーラスアスファルト混合物を舗設する場合は、切削溝がタックコートの塗りむらや排水の障害を生じやすいので、できるだけ平滑に切削する。
敷均し作業は、温度の低下が通常の混合物よりも早いため、混合物の供給計画をもとに敷均し速度を設定するなど連続的に行う。
二次転圧には、初転圧に使用した10~12 tのロードローラを用いるが、舗設条件に応じて6~10 t の振動ローラ(無振)を使用する場合もある。
仕上げ転圧にタイヤローラを用いる場合は、所定の締固め度を確保するため、混合物の表面温度が110℃を下回らない転圧温度とする。
1級土木施工管理技士 の 10門
第4問
道路のコンクリート舗装でセットフォーム工法を用いた普通コンクリート版の施工に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
コンクリート版の施工の工程は、荷おろし、敷均し、鉄網及び縁部補強鉄筋の設置、締固め、荒仕上げ、粗面仕上げ、平たん仕上げ、養生の順に行う。
コンクリートの後期養生は、その期間中、養生マットなどを用いてコンクリート版表面をすき間なく覆い、完全に湿潤状態になるように散水する。
コンクリートの締固めは、一般に鉄網がある場合は2層で、鉄網を用いない場合は1層で行う。
コンクリートの敷均しは、コンクリートフィニッシャを用いて行い、全体が均等な密度となるように適切な余盛をつけて行う。
1級土木施工管理技士 の 10門
第5問
土留め壁及び土留め支保工の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
数段の切りばりがある場合には、掘削に伴って設置済みの切りばりに軸力が増加しボルトに緩みが生じることがあるため、必要に応じ増締めを行う。
腹起しと切りばりの遊間は、土留め壁の変形原因となるので、あらかじめパッキング材などにより埋め、また、ジャッキの取付け位置は腹起しあるいは中間杭付近とし、千鳥配置をさけ同一線上に配置する。
遮水性土留め壁であっても、鋼矢板壁の継手部のかみ合わせ不良などから地下水や土砂の流出が生じ、背面地盤の沈下や陥没の原因となることがあるので、鋼矢板打設時の鉛直精度管理が必要となる。
鋼矢板の打設にアースオーガを併用した場合、鋼矢板周辺の地盤は乱れた状態であり、水みちにより過大な変形を引き起こすことも考られ、貧配合モルタルを注入するなどの空隙処理が必要である。
1級土木施工管理技士 の 10門
第6問
就業規則に関する次の記述のうち、労働基準法上、誤っているものはどれか。
使用者は、就業規則の作成又は変更について、当該事業場に労働者の過半数で組織する労働組合がある場合は、その労働組合の意見を聴かなければならない。
常時10 人以上の労働者を使用する使用者は、就業規則を作成して行政官庁に届け出なければならない。
使用者は、原則として、労働者と合意することなく就業規則を変更することにより、労働者の不利益に労働契約の内容である労働条件を変更することはできない。
労働契約において、労働者と使用者が合意すれば、それが就業規則で定める基準に達しない労働条件であっても、その労働契約はすべて有効である。
1級土木施工管理技士 の 10門
第7問
現場打ちコンクリート橋の工事で使用する型枠の組立、取りはずしに関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
面取り材を付けてかどを面取りすることは、型枠取りはずしの際や工事の完成後の衝撃などによってコンクリートのかどが破損するのを防ぐために有効である。
型枠のはらみや目違いは、コンクリートの不陸や型枠継目からのモルタル分の流出などの要因となるので、組立時には十分注意し、コンクリート打込み前にも確認を行う。
塩害の影響を受ける地域では、型枠緊結材のセパレータや型枠組立に用いた補助鋼材をかぶり内から除去しなければならない。
型枠を取りはずす順序は、スラブ、梁などの水平部材の型枠の方を柱、壁などの鉛直部材の型枠より先に取りはずすのが原則である。
1級土木施工管理技士 の 10門
第8問
建設工事の労働災害の防止対策に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
過去に発生した労働災害と同様の作業等の災害の発生防止対策としては、工事現場に潜在する危険性又は有害性などの調査(リスクアセスメント)を行い、リスクの軽減措置の検討及び実施をすることが必要である。
車両系建設機械などの事故の防止対策として、あらかじめ使用する機械の種類及び能力、運行経路、作業方法などを示した作業計画を作成し、これに基づき作業することが必要である。
新たに現場に入場する労働者の災害防止対策として、新規入場者教育により、現場状況、規律、安全作業などについて必要事項を十分教育しておくことが必要である。
足場面からの墜落防止対策として、作業床には手すり及び幅木等を設置するが、手すりわくの構造は労働者の墜落防止のために有効な水平材を有するものに限られ斜材を有しないことが必要である。
1級土木施工管理技士 の 10門
第9問
現場打ちコンクリート構造物に用いる鉄筋の継手に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
重ね継手に焼なまし鉄線を使用したときは、焼なまし鉄線をかぶり内に残してはならない。
鉄筋の継手の位置は、一断面に集中させないように互いにずらして設け、重ね継手、ガス圧接継手の種類に関わらず、継手の端部どうしを鉄筋直径の25 倍以上ずらすようにする。
引張鉄筋の重ね継手の長さは、付着応力度より算出する重ね継手長以上、かつ、鉄筋の直径の20倍以上重ね合わせる。
鉄筋の切断及び圧接端面の加工は、圧接作業前日に行い、圧接技量資格者により圧接作業直前にその状態を確認する。
1級土木施工管理技士 の 10門
第10問
道路のアスファルト舗装の補修工法に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
オーバーレイ工法は、既設舗装の上に、厚さ3cm 以上の加熱アスファルト混合物層を舗設する工法である。
表面処理工法は、既設舗装の上に、加熱アスファルト混合物以外の材料を使用して、厚さ3cm 未満の封かん層を設ける工法である。
わだち部オーバーレイ工法は、流動によって生じたわだち掘れ部を、加熱アスファルト混合物で舗設する工法である。
線状打換え工法は、一般に線状に発生したひび割れに沿って加熱アスファルト混合物層を打ち換える工法である。