1級土木施工管理技士 の 10門
第1問
コンクリートの養生に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
マスコンクリート構造物において、打込み後に実施するパイプクーリング通水用の水は、0℃を目処にできるだけ低温にする。
寒中コンクリートでの初期凍害を防止するためには、水でしばしば飽和される露出面の方を、普通の露出面よりも、養生期間を長く設定する。
混合セメントB 種を用いたコンクリート部材は、普通ポルトランドセメントを用いたコンクリート部材よりも、湿潤養生期間を長く設定する。
コンクリートの膜養生は、一般に打ち込まれたコンクリートの表面の水光りが消えた直後に膜養生剤の散布を行う。
1級土木施工管理技士 の 10門
第2問
鉄道の省力化軌道用コンクリート路盤の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
コンクリート路盤は、鉄筋コンクリート版と粒度調整砕石層で構成され、鉄筋コンクリート版の役割は軌道から荷重を下部に伝達するとともに、大きな曲げ剛性により変位を抑制するように平坦な路盤面を確保する。
路床の排水層は、切土の場合には設置しないが、盛土の場合には地下水排水のためコンクリート路盤部の粒度調整砕石層の下に排水層を設ける。
コンクリート路盤の粒度調整砕石層の役割は、鉄筋コンクリート版を支持しこれから伝えられる荷重を分散して路床に伝達することで、狭軌用の粒度調整砕石層の厚さは15 cm に仕上げる。
軌道スラブの施工及び列車荷重の分散範囲を考慮して決めた構造上必要な鉄筋コンクリート路盤の幅は、狭軌では2.6 m である。
1級土木施工管理技士 の 10門
第3問
道路法上、道路占用工事に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
道路を掘削した土砂の埋戻しの方法は、各層ごとにランマその他の締固め機械又は器具で確実に締め固めて行う。
電線や水道管が道路の地下に設けられていると認められる場所又はその付近を掘削する場合には、試掘等により当該電線等を確認した後に工事を実施する。
現場で発生したわき水やたまり水の排出にあたっては、道路の排水に支障を及ぼさない措置を行った場合であっても、道路の排水施設に流すことはできない。
道路の掘削面積は、原則として当日中に復旧可能な範囲とし、道路交通に著しい支障を及ぼすことのないように施工する。
1級土木施工管理技士 の 10門
第4問
オールケーシング工法の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
ケーシングチューブ下端は、孔壁土砂が崩れて打ち込んだコンクリート中に混入することがあるので、コンクリート上面より常に1m 以上下げておく必要がある。
コンクリート打込み時のトレミーの下端は、打込み面付近のレイタンス、押し上げられてくるスライムなどを巻き込まないよう、コンクリート上面より常に2m以上入れなければならない。
軟弱地盤では、コンクリート打込み時において、ケーシングチューブ引抜き後の孔壁に作用する土圧などの外圧とコンクリートの側圧などの内圧のバランスにより杭頭部付近の杭径が細ることがあるので十分に注意する。
ヒービング現象が発生するような軟弱な粘性土地盤では、ケーシングチューブを孔内掘削底面よりケーシングチューブ径以上先行圧入させて掘削することにより、ヒービング現象を抑えることができる。
1級土木施工管理技士 の 10門
第5問
工事の施工に伴う関係機関への届出及び許可に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
特殊な車両にあたる自走式建設機械を通行させようとする者は、その道路の道路管理者の特殊車両通行許可を受けなければならない。
道路上に工事用板囲、足場、詰所その他の工事用施設を設置し、継続して道路を使用する場合は、所轄の警察署長に道路占用の許可を受けなければならない。
騒音規制法に係わる指定地域内において特定建設作業を伴う建設工事を施工しようとする者は、当該特定建設作業の実施を市町村長に届け出なければならない。
工事に使用する火薬類を貯蔵する火薬庫を設置する場合は、都道府県知事の許可を受けなければならない。
1級土木施工管理技士 の 10門
第6問
鉄道の砕石路盤の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
路盤の層厚は、不足するとその機能を十分発揮できないため、層厚について十分な管理を行い、設計に対して30 mm 以上不足してはならない。
路盤表面は、ローラによるわだちの段差などが生じないよう全路盤面を平滑に仕上げ、3%程度の横断排水勾配をつける。
敷均しは、モーターグレーダ又は人力により行い、1層の仕上り厚さが300mm 程度になるよう敷き均す。
路盤表面の仕上り精度は、設計高さに対して±25mm 以内を標準とし、有害な不陸がないようにできるだけ平坦に仕上げる。
1級土木施工管理技士 の 10門
第7問
堤防を開削して工事を行う場合における次の記述のうち、適当でないものはどれか。
非出水期間中に施工する場合、不時の出水に備えて仮締切り天端高は、施工期間の既往最高水位か過去10年程度の最高水位を対象に余裕を取って施工する。
掘削法面勾配は、砂質地盤の場合は1: 1.5、粘性土地盤で1: 1.0を標準とし、安定計算により照査して決定する。
鋼矢板の二重締切りに使用する中埋め土については、壁体の剛性を増す目的と鋼矢板の壁体に作用する土圧を低減するという目的のため、原則として粘性土を用いる。
樋門工事を行う場合の床付け面は、堤防開削による荷重の除去に伴って緩むことが多いので、乱さないで施工するとともに転圧によって締め固めることが望ましい。
1級土木施工管理技士 の 10門
第8問
振動規制法上、指定地域内の特定建設作業に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
特定建設作業の振動の時間規制は、災害その他非常事態の発生により特定建設作業を緊急に行う必要がある場合には適用されない。
圧入式くい打くい抜き機を使用する作業は、特定建設作業から除外される。
振動の規制に関する基準は、特定建設作業での振動が作業場所の敷地境界線において80デシベルを超える大きさのものではないこと。
舗装版破砕機を使用する作業は、作業地点が連続的に移動する作業で一日に移動する距離が50 m を超える作業の場合には特定建設作業に該当しない。
1級土木施工管理技士 の 10門
第9問
泥水式シールド工法に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
泥水式シールド工法の運転制御設備は、泥水圧、掘進速度、シールド運転時の負荷、泥水処理、泥水循環などの状態を測定する計測設備と運転管理を行う制御設備で構成される。
泥水処理設備は、流体輸送設備から運ばれた排泥水の土砂分と水分を分離するとともに、切羽に再循環する送泥水の性状を調節する機能も備えている。
泥水処理設備の泥水処理系統は、一次処理で排泥水の礫、砂を分離し、二次処理は余剰泥水のシルト・粘土を分離し、三次処理は放流水のpHを調整するもので構成される。
送排泥管設備の送泥管と排泥管の管径は、シールド外径、土質及び計画推進速度などに応じて設定され、一般に排泥管径は送泥管径より大きくする。
1級土木施工管理技士 の 10門
第10問
品質管理における品質特性に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
品質管理は、品質特性を決めてから、品質標準を決め、作業標準に従って作業を実施し、データを取るという手順で行う。
コンクリート構造物の品質特性については、一般に標準養生供試体の圧縮強度を用いることが多い。
品質特性を定める場合には、設計図書などに定められた構造物の品質に影響の少ないものの中から選ぶ。
品質特性として代用特性を用いる場合は、目的としている品質特性と代用特性との関係が明確であるものを選ぶ。