1級土木施工管理技士 の 10門
第1問
現場打ちコンクリート橋の工事で使用する型枠の組立、取りはずしに関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
面取り材を付けてかどを面取りすることは、型枠取りはずしの際や工事の完成後の衝撃などによってコンクリートのかどが破損するのを防ぐために有効である。
型枠のはらみや目違いは、コンクリートの不陸や型枠継目からのモルタル分の流出などの要因となるので、組立時には十分注意し、コンクリート打込み前にも確認を行う。
塩害の影響を受ける地域では、型枠緊結材のセパレータや型枠組立に用いた補助鋼材をかぶり内から除去しなければならない。
型枠を取りはずす順序は、スラブ、梁などの水平部材の型枠の方を柱、壁などの鉛直部材の型枠より先に取りはずすのが原則である。
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第2問
建設工事に伴う騒音、振動の防止対策に関する、次の記述のうち、適当でないものはどれか。
ブルドーザを用いて掘削押し土を行う場合には、無理な負荷をかけないようにし、後進時の高速走行を避ける。
特定建設作業では、一時的に規制値を超えても作業効率を上げ、発生期間を短縮するなど全体的に影響を小さくする。
掘削は、できる限り衝撃力による施工を避け、無理な負荷をかけないようにし、不必要な高速運転やむだな空ぶかしを避ける。
運搬車の走行速度は、道路及び付近の状況によって制限を加えるように計画し、不必要な急発進、急停止、空ぶかしなどを避ける。
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第3問
鋼構造物塗装の塗重ねに関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
塗重ね間隔は、塗料ごとに定められており、その間隔は付着性をよくし良好な塗膜を得るために重要な要素である。
塗重ね間隔が長すぎると、下層塗膜の乾燥硬化が進み、塗り重ねる塗料との密着性が低下し、後日塗膜間でにじみが生じやすくなる。
塗重ね間隔が短いと下層の未乾燥塗膜は、塗り重ねた塗料の溶剤によって膨潤してしわが生じやすくなる。
塗料の乾燥が不十分なうちに次層の塗料を塗り重ねると、上層塗膜に泡や膨れが生じることがある。
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第4問
鉄筋コンクリート構造物の非破壊試験方法のうち、鉄筋の位置を推定するのに適したものは、次のうちどれか。
電磁誘導を利用する方法
反発度に基づく方法
弾性波を利用する方法
電気化学的方法
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第5問
寒中コンクリート及び暑中コンクリートの施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
寒中コンクリートでは、コンクリート温度が低いと型枠に作用するコンクリートの側圧が大きくなる可能性があるため、打込み速度や打込み高さに注意する。
寒中コンクリートでは、保温養生あるいは給熱養生終了後に急に寒気にさらすと、コンクリート表面にひび割れが生じるおそれがあるので、適当な方法で保護して表面の急冷を防止する。
暑中コンクリートでは、運搬中のスランプの低下、連行空気量の減少、コールドジョイントの発生などの危険性があるため、コンクリートの打込み温度をできるだけ低くする。
暑中コンクリートでは、コンクリート温度をなるべく早く低下させるためにコンクリート表面に送風する。
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第6問
1つの現場でお互いに関連し施工する工事がA、B の二社に発注された場合、この現場における安全を確保するための管理体制について、次の記述のうち労働安全衛生法令上、正しいものはどれか。
統括安全衛生責任者を必要としない場合においては、A、B社いずれの会社からも現場全体を巡視する者等を指名する必要はない。
A社が統括管理するものとなった場合、A社はB社の下請け会社が行う安全のための教育の指導及び援助を行う必要はないが、B社が施工する現場も毎日巡視しなければならない。
A社が統括管理するものとなり、A社の所長が統括安全衛生責任者となった場合、A社の所長は、その現場の全ての事業者に代わり労働者の安全衛生責任を負わなければならない。
A社が統括管理するものとなった場合、A社はA社の下請け会社及び元請けであるB社とその下請け会社も含め協議組織の設置及び運営、作業間の連絡及び調整等を行わなければならない。
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第7問
アスファルト舗装道路の打換え工法の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
加熱アスファルト混合物を1日のうち2層以上舗設する場合は、舗設混合物の温度が下がらず交通開放後早期にわだち掘れを生じることがあるが、舗装を冷却してはならない。
舗設に際しては、下層の不陸を修正し、特に下層が粒状路盤や路床の場合には緩んだ箇所を十分締め固めた後、舗装新設の手順に従い各層ごとに仕上げる。
交通規制時間の短縮のためには、製造及び舗設時の加熱アスファルト混合物の温度を約30℃低減させることができる中温化技術を利用することもある。
供用後の沈下や雨水の浸透を防ぐためには、縁端部の締固めは特に入念に行い、加熱アスファルト混合物の継目にはタックコートなどを施す。
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第8問
災害補償に関する次の記述のうち、労働基準法上、正しいものはどれか。
労働者が業務上負傷して治った場合において、その身体に障害が残ったときは、使用者は、平均賃金の千日分の障害補償を行わなければならない。
療養補償を受ける労働者が、療養開始後3年を経過しても治らない場合は、使用者は、療養補償を打ち切らなければならない。
労働者が業務上負傷した場合において、使用者は、療養補償及び休業補償を毎月1回以上行わなければならない。
土木工事が数次の請負によって行われる場合、元請負人は、2以上の下請負人に同一工事について重複して災害補償を引き受けさせなければならない。
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第9問
コンクリート構造物の劣化機構と劣化現象に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
化学的侵食は、骨材中に含まれる反応性シリカ鉱物がコンクリート中のアルカリ性水溶液と反応して、コンクリートが劣化する現象である。
塩害は、コンクリート中の鋼材の腐食が塩化物イオンにより促進され、コンクリートのひび割れやはく離、鋼材の断面減少を引き起こす劣化現象である。
凍害は、コンクリート中の水分が凍結と融解を繰り返すことによって、コンクリート表面からスケーリング、微細ひび割れ、ポップアウトなどの形で劣化する現象である。
中性化は、二酸化炭素がセメント水和物と炭酸化反応を起こし、鋼材の腐食が促進され、コンクリートのひび割れやはく離、鋼材の断面減少を引き起こす劣化現象である。
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第10問
法令に定められた各種届出に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
ある規模以上の架設通路と足場は、法令に定められた設置期間に満たない場合は届出(機械等設置届)が不要とされるが、ある規模以上の型枠支保工は、設置期間に関係なく労働基準監督署長に届出が必要となる。
移動式クレーン(つり上げ荷重が0.5 t未満のものは除く)に、転倒やジブ折損、ワイヤロープ切断事故が発生した場合、遅滞なく所轄の労働基準監督署長に報告の必要がある。
法令に定められた人数以上の労働者を常時使用する事業者は、定期健康診断の結果を所定の報告様式により遅滞なく所轄の労働基準監督署長に提出しなければならない。
統括安全衛生責任者や元方安全衛生管理者の選任理由及び氏名は、現場作業の開始前までに所轄の都道府県知事及び労働基準監督署長に報告しなければならない。