1級土木施工管理技士 の 5門
第1問
アルカリシリカ反応を生じたコンクリート構造物の補修・補強に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
電気化学的防食工法のうち、鉄筋の防食のために電気防食工法や脱塩工法を適用する場合は、アルカリシリカ反応を促進させないよう配慮するとよい。
今後予想されるコンクリート膨張量が大きい場合には、プレストレス導入やFRP巻立てなどによる膨張拘束のための対策を検討するとよい。
アルカリシリカ反応によるひび割れが顕著になると、鉄筋の曲げ加工部に亀裂や破断が生じるおそれがあるので、補修・補強対策を検討するとよい。
アルカリシリカ反応の補修・補強の時には、できるだけ水分を供給して乾燥を防止し湿潤状態に保つ対策を講じるとよい。
1級土木施工管理技士 の 5門
第2問
地すべり防止工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
排土工は、地すべり頭部の土塊を排除し、地すべりの滑動力を低減させるための工法で、その上方斜面の潜在的な地すべりを誘発することのないことを事前に確認した上で施工する。
杭工は、鋼管杭などですべり面を貫いて基盤まで挿入することによって、地すべり滑動力に対して直接抵抗する工法で、杭の根入れ部となる基盤が弱く、地盤反力の小さい場所に適している。
押え盛土工は、地すべり末端部に排水性のよい土を盛土し、地すべり滑動力に抵抗する力を増加させるための工法で、一般に排土工と併用すると効果的である。
アンカー工は、斜面から基盤に鋼材などを挿入し、基盤内に定着させた鋼材などの引張り強さを利用して斜面を安定化させる工法で、特に緊急性が高く早期に効果を発揮させる必要がある場合などに用いられる。
1級土木施工管理技士 の 5門
第3問
寒中コンクリート及び暑中コンクリートの施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
寒中コンクリートでは、コンクリート温度が低いと型枠に作用するコンクリートの側圧が大きくなる可能性があるため、打込み速度や打込み高さに注意する。
寒中コンクリートでは、保温養生あるいは給熱養生終了後に急に寒気にさらすと、コンクリート表面にひび割れが生じるおそれがあるので、適当な方法で保護して表面の急冷を防止する。
暑中コンクリートでは、運搬中のスランプの低下、連行空気量の減少、コールドジョイントの発生などの危険性があるため、コンクリートの打込み温度をできるだけ低くする。
暑中コンクリートでは、コンクリート温度をなるべく早く低下させるためにコンクリート表面に送風する。
1級土木施工管理技士 の 5門
第4問
切土の法面保護工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
湧水量が多い法面では、法面保護工として一般に植生工を採用する。
植物の生育に適した法面勾配は、一般に軟岩や粘性土では1: 1.0~1.2より緩い場合、砂や砂質土では1: 1.5 より緩い場合である。
寒冷地のシルトの多い法面では、凍上や凍結融解作用によって植生がはく離したり滑落するおそれがある場合は、法面勾配を緩くすることや法面排水を行うことが望ましい。
土質や湧水の状況が一様でない法面については、排水工などの地山の処理を行った上で、景観に配慮してなるべく類似した工法を採用することが望ましい。
1級土木施工管理技士 の 5門
第5問
アスファルト舗装道路の排水性舗装の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
すりつけ最小厚さは、使用する混合物の粗骨材が多いのですりつけが難しく骨材も飛散しやすいので、粗骨材の最大粒径以上とする。
混合物の締固めは、敷均し後の温度低下が早いため、温度管理には十分注意して敷均し終了後速やかに初転圧を行い、所定の締固め度を初転圧及び二次転圧のロードローラによる締固めで確保する。
タイヤローラによる仕上げ転圧は、転圧時の温度が高すぎるとタイヤに混合物が付着しやすく、空隙つぶれの生じる懸念もあることから、混合物がタイヤローラに付着しない程度の表面温度になってから行う。
舗装に使用するタックコートは、下層の防水処理としての役割も期待されており、原則としてアスファルト乳剤(PK-4)を使用する。