1級土木施工管理技士 の 5門
第1問
レディーミクストコンクリート(JIS A 5308、普通コンクリート、粗骨材の最大寸法25 mm、スランプ8cm、呼び強度24)の荷卸し地点での圧縮強度の品質規定を満足するものは次のうちどれか。
ロットNo.1
ロットNo.2
ロットNo.3
ロットNo.4
1級土木施工管理技士 の 5門
第2問
アスファルト舗装道路の打換え工法の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
加熱アスファルト混合物を1日のうち2層以上舗設する場合は、舗設混合物の温度が下がらず交通開放後早期にわだち掘れを生じることがあるが、舗装を冷却してはならない。
舗設に際しては、下層の不陸を修正し、特に下層が粒状路盤や路床の場合には緩んだ箇所を十分締め固めた後、舗装新設の手順に従い各層ごとに仕上げる。
交通規制時間の短縮のためには、製造及び舗設時の加熱アスファルト混合物の温度を約30℃低減させることができる中温化技術を利用することもある。
供用後の沈下や雨水の浸透を防ぐためには、縁端部の締固めは特に入念に行い、加熱アスファルト混合物の継目にはタックコートなどを施す。
1級土木施工管理技士 の 5門
第3問
アスファルト舗装道路の上層路盤の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
上層路盤は、材料分離が起こらないように注意しながら所定の仕上り厚さとなるよう、所要の余盛を考慮して均一な厚さに敷き均す。
セメントや石灰による安定処理路盤材料の場合は、セメントや石灰と骨材との混合が不十分であったり不均一であったりすると、適切な締固めを行っても均等質な路盤を構築することができない。
路盤の締固めは、路盤材料の性質や締固め厚さなどに応じて、締固め機械の種類や質量、締固め回数等を選定し、石灰による安定処理路盤材料の場合には締固め時の温度計測を行い密度を管理する。
粒度調整路盤の場合には、施工終了後の降雨による洗掘や雨水の浸透によって路盤が損傷しないように、上層路盤面はアスファルト乳剤などでプライムコートを施すとよい。
1級土木施工管理技士 の 5門
第4問
渓流保全工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
帯工は、その帯工の上流にある床固工の埋没の防止や床固工の間隔が広い区間における縦侵食を防止するために設置する。
床固工は、計画河床の安定化や渓床堆積物の流出を防止するために、渓流保全工の上下流端、計画河床勾配の変化点などに設置する。
工事の実施にあたっては、工事そのものが渓流に現存する生態系に大きな影響を与えないように配慮して施工する。
護岸工は、渓岸の崩壊防止、渓岸の横侵食防止、床固工の袖部の保護などを目的として設置する。
1級土木施工管理技士 の 5門
第5問
薬液注入工事の施工管理に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
注入速度を一定のままで圧力が急上昇又は急低下する場合は、直ちに注入を中止し、監督職員と協議のうえ適切に対応する。
適正な配合とするためには、ゲルタイム(硬化時間)を原則として作業開始前、午前、午後の各1回以上測定する。
水ガラスの入荷時には、搬入状況の写真を撮影し、メーカーによる数量証明書は後日まとめて監督職員に提出する。
掘削時に湧水が発生するなど止水効果が不十分で、施工に影響を及ぼすおそれがある場合は、監督職員と協議のうえ必要な注入量を追加するなどの処置を行う。