1級土木施工管理技士 の 5門
第1問
消波工の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
消波工の必要条件として、消波効果を高めるため表面粗度を大きくする。
消波工の施工は、ブロックの不安定な孤立の状態が生じないようにするため、ブロック層における自然空隙に間詰石を挿入する。
消波工は、波の規模に応じた適度の空隙をもつこと。
消波工の断面は、中詰石の上に数層の異型ブロックを並べることもあれば、全断面を異型ブロックで施工することもある。
1級土木施工管理技士 の 5門
第2問
鉄道の砕石路盤の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
路盤の層厚は、不足するとその機能を十分発揮できないため、層厚について十分な管理を行い、設計に対して30 mm 以上不足してはならない。
路盤表面は、ローラによるわだちの段差などが生じないよう全路盤面を平滑に仕上げ、3%程度の横断排水勾配をつける。
敷均しは、モーターグレーダ又は人力により行い、1層の仕上り厚さが300mm 程度になるよう敷き均す。
路盤表面の仕上り精度は、設計高さに対して±25mm 以内を標準とし、有害な不陸がないようにできるだけ平坦に仕上げる。
1級土木施工管理技士 の 5門
第3問
混和材を用いたコンクリートの耐久性に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
膨張材は、コンクリートの乾燥収縮や硬化収縮に起因するひび割れ抑制に効果的である。
高炉スラグ微粉末は、水密性を高め塩化物イオンのコンクリート中への浸透の抑制に効果的である。
フライアッシュは、コンクリートの長期材齢における強度増進に効果的である。
シリカフュームは、通常のコンクリートと比べてブリーディングが小さく単位水量が減少するので強度の増加や乾燥収縮の減少に効果的である。
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第4問
河川法上、河川管理者の許可に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
河川区域内の土地に工作物の新築等の許可を河川管理者から受けた者は、その土地の掘削、盛土、切土等の行為の許可を受ける必要がない。
河川管理者が管理する河川区域内の土地に工作物の新築等の許可を河川管理者から受けた者は、土地の占用の許可を受ける必要がない。
河川区域内において土地の掘削、盛土、切土等の行為は、民有地においても河川管理者の許可を受ける必要がある。
河川区域内において河床上に流動可能な状態で存在する転石、浮石を採取する行為は、民有地においても河川管理者の許可を受ける必要がある。
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第5問
一次下請A社が設置した架設通路を、一次下請会社のA、B社と二次下請C社、三次下請D社が使用している現場において、この通路に必要な手すりに欠損を発見した。この通路の使用について次の記述のうち、労働安全衛生法上、誤っているものはどれか。
一次下請A社は、注文者としてB社、C社、D社に対して労働災害を防止するための必要な措置を行う義務がある。
元方事業者は、A社に対して手すりの復旧及び安全帯の使用など必要な指示を行う義務がある。
二次下請C社と三次下請D社は、自らの社員に対して元方事業者や注文者に依存することなく、労働災害を防止するための必要な措置を行う義務がある。
二次下請C社はA社に対し、三次下請D社はC社に対し架設通路の手すりの欠損などを知ったときは、速やかにその旨を申し出る義務がある。