2級土木施工管理技士(鋼構造物塗装) の 5門
第1問
塗料の品質管理に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
塗料は、保管期間が長期にわたる場合は品質の変化が生じるおそれがあるので、ジンクリッチペイントは6ケ月、その他の塗料は12ケ月を超えないうちに使いきる。
塗付作業中の塗料に異常が見られる場合は、それと同一製造ロットの塗料の使用を中止して原因を究明し、塗料品質に異常がある場合にはそれと同一製造ロットの塗料は使用しない。
品質確認を抜き取り試験で直接行う場合は、試験に要する時間を考慮して工程をたてることが必要である。
塗料の品質の確認は、塗料製造業者の規格試験成績書によって行ってはならない。
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第2問
公共工事標準請負契約約款に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
工事材料の品質については、設計図書に定めるところによるが、設計図書にその品質が明示されていない場合にあっては、中等の品質を有するものとする。
受注者は、工事の施工に当たり、設計図書の表示が明確でないことを発見したときは、その旨を直ちに監督員に通知し、その確認を請求しなければならない。
発注者は、工事用地その他設計図書において定められた工事の施工上必要な用地を受注者が工事の施工上必要とする日までに確保しなければならない。
設計図書において監督員の検査を受けて使用すべきものと指定された工事材料の検査に直接要する費用は、すべて発注者の負担とする。
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第3問
労働時間などに関する次の記述のうち、労働基準法上、誤っているものはどれか。
使用者は、原則として労働者に対して、毎週少くとも1回の休日を与えなければならない。
使用者は、原則として労働者に、休憩時間を除き1週間について48 時間を越えて、労働させてはならない。
使用者は、原則として労働時間が6時間を越える場合においては、少くとも45分間の休憩時間を労働時間の途中に与えなければならない。
使用者は、原則として1週間の各日については、労働者に、休憩時間を除き1日について8時間を越えて、労働させてはならない。
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第4問
鋼材の局部腐食に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
局部腐食は、鋼材表面の状態の不均一あるいは環境の不均一により腐食が局部に集中して生じる現象であり、腐食速度は全面腐食に比べて小さくなる。
腐食疲労は、金属に繰り返し応力が加わるとき、同時に環境の腐食作用が加わると、少ない繰返し数や、小さい応力でも繰返し数が多くなると金属が破断する現象である。
応力腐食割れは、腐食作用と引張応力の共同作用で、破断応力以下の応力で金属が割れる現象である。
隙間腐食は、重ね合わせた2枚の金属板の間などにできる非常に狭い隙間で、その内部は酸素が欠乏し、隙間内外で通気差電池が形成されて腐食する。
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第5問
建設工事から発生する廃棄物の種類に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
工作物の除去に伴って生じた繊維くずは、一般廃棄物である。
工作物の除去に伴って生じたガラスくず及び陶磁器くずは、産業廃棄物である。
揮発油類、灯油類、軽油類の廃油は、特別管理産業廃棄物である。
工作物の除去に伴って生じたアスファルト・コンクリートの破片は、産業廃棄物である。