2級土木施工管理技士(鋼構造物塗装) の 5門
第1問
塗膜の欠陥状態とその防止策に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
ピンホールは、塗膜にできる針あとのような細い孔であり、低温時の塗付を避けることで防止する。
はじきは、素地面又は下層塗膜の表面が不均一で、付着しない部分が生じた状態であり、塗装面の油脂類や水分を清掃し防止する。
膨れは、塗膜がもち上げられて膨れた状態であり、水分やさびを十分除去してから塗ることで防止する。
にじみは、下層塗膜から着色物質が拡散して変色する状態であり、リターダシンナーを用いることで防止する。
2級土木施工管理技士(鋼構造物塗装) の 5門
第2問
塗装の作業足場に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
つり足場の組立、解体、変更の作業は、足場の組立て等作業主任者を選任して作業を行うこととなっている。
つり足場の構造は、鋼管や丸太などを用いて格子状に組んだ骨組を塗装する部材をはさんで両側に建て両者を腕木で連結したものである。
つり足場のつり元としては、高欄、横構、対傾構などの構造部材を利用できるため、近年はつり元用のピースを構造部材から除去することが多くなっている。
枠組足場は、つり足場などから防護用として中空に斜めに張り出すもので、構造はつり足場とほぼ同じものである。
2級土木施工管理技士(鋼構造物塗装) の 5門
第3問
上塗塗料に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
上塗塗料は、着色や光沢など所要の外観が得られ、腐食因子の塗膜内への浸透を抑制する。
上塗塗膜は、酸性雨、火山性ガスの酸性やコンクリートのアルカリ性に耐える耐薬品性が環境によっては必要である。
上塗塗料は、防食下地と緻密な被膜を形成する樹脂を用いる。
上塗塗膜は、水、大気、紫外線などに直接さらされるので、耐水性や耐候性に優れている必要がある。
2級土木施工管理技士(鋼構造物塗装) の 5門
第4問
鋼道路橋の防食法に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
厳しい環境条件で適用される塗装には、最上層に金属亜鉛を含有した塗装系が適用されている。
耐候性鋼材は、緻密なさび層(保護性さび)の生成のために鋼材の表面が絶えず水分に覆われ続けることが必要である。
海岸地域で行う現場塗装は、飛来塩分が被塗装面に付着することのないよう、確実な養生を行うことが必要である。
溶融亜鉛めっきは、飛来塩分量の多い地域や凍結防止剤の影響を受ける部材への適用に優れる。
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第5問
車両の幅等の最高限度に関する次の記述のうち、車両制限令上、誤っているものはどれか。ただし、高速自動車国道又は道路管理者が道路の構造の保全又は交通の危険の防止上支障がないと認めて指定した道路を通行する車両及び高速自動車国道を通行するセミトレーラ連結車又はフルトレーラ連結車を除く車両とする。
輪荷重が10 t
長さが12 m
総重量が20 t
高さが3.8 m