2級土木施工管理技士(薬液注入) の 5門
第1問
細粒土の硬さや柔らかさに相当するコンシステンシーは含水比の大小によって変化する。細粒土のコンシステンシーに関係する液性限界、塑性限界及び収縮限界の大小関係として、次のうち適当なものはどれか。
液性限界> 塑性限界> 収縮限界
液性限界> 収縮限界> 塑性限界
塑性限界> 液性限界> 収縮限界
塑性限界> 収縮限界> 液性限界
2級土木施工管理技士(薬液注入) の 5門
第2問
水ガラス系薬液の注入材の選定に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
懸濁型注入材は、粘性土、砂質土の大きな空隙への注入に用いられる。
溶液型注入材は、砂質土、礫質土への浸透注入に用いられる。
無機系注入材は、有機系注入材よりも安定性があり、高い強度を期待する場合に用いられる。
中性・酸性系注入材は、公共用水域に近接している場合に用いられる。
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第3問
サウンディングによる土の性状の測定に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
オランダ式二重管コーン貫入試験の試験機は、貫入先端、ロッド、圧入装置、計測装置、固定装置から構成され、試験結果は、原位置における土の硬軟、締まり具合又は地盤の土層構造の推定に用いられる。
標準貫入試験は、標準貫入試験用サンプラーを質量63.5kg±O.5kgのドライブハンマで高さ76cm±1cmより自由落下させ、30cm貫入するのに要する打撃回数を測定するものである。
ポータブルコーン貫入試験は、砂質土などの地盤で用いられ、先端に取り付けたコーンを10mm/sの貫入速度で圧入する際の貫入深さから貫入抵抗値を求める方法である。
スウェーデン式サウンディング試験は、軟弱層に用いられ、荷重による貫入と回転による貫入を併用した原位置試験であり、土の静的貫入抵抗を求めるために行う。
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第4問
土の粒度試験から求められる値として、次のうち適当なものはどれか。
含水比
土粒子の密度
曲率係数
流動曲線(流動指数)
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第5問
薬液注入で用いる注入速度に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
注入速度は、地盤の種類、注入材料の性質、注入の仕方などにより目安となる標準的な数値を経験などで定めている。
注入速度の標準値は、吐出口総面積にもよるが毎分50リットルから、少ないケースでは毎分20リットル程度にしている。
既設の構造物への影響が懸念される場合の注入は、標準よりも遅い注入速度で注入していくことが必要である。
注入速度は、注入初期の段階で注入状況を見ながら、現場技術者の判断で変化させていくことにより効果的な注入ができる。