2級土木施工管理技士(薬液注入) の 5門
第1問
港則法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
港則法の目的は、港内における船舶交通の安全及び港内の整とんを図ることである。
船舶は、航路内において、他の船舶と行き会うときは、左側を航行しなければならない。
港内又は港の境界付近では、船舶交通の妨となるおそれのある強力な灯火を、みだりに使用してはならない。
船舶は、航路内においては、他の船舶を追い越してはならない。
2級土木施工管理技士(薬液注入) の 5門
第2問
塗替え塗装時の素地調整法に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
塗替塗装では、鋼構造物塗装のLCC(ライフサイクルコスト)低減をはかるために耐久性の優れた重防食塗装が望ましく、素地調整程度1種とする。
ブラスト処理工法は、ボルト接合部や凹凸のある箇所で、研削材が直接打撃されない部材凸部の陰の部分や隅角部などでさびや劣化塗膜が残存することがあるので、特に注意を払う必要がある。
ウォータージェットブラスト工法は、研削材による表面処理後、研削材と除去塗膜を同時に回収するため、研削材の飛散や施工時の騒音を少なくすることができる。
塗膜剥離剤を利用した塗膜除去は、塗膜剥離剤を塗膜に塗付し化学的に塗膜を膨潤軟化させて除去するので、ブラスト処理工法と比較した場合、産業廃棄物の量が少なく粉塵と飛散がない。
2級土木施工管理技士(薬液注入) の 5門
第3問
塗膜厚の測定に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
ウェット状態での塗膜厚の測定値と乾燥後の塗膜厚の測定値との関係は、塗装系別、塗付方法別、部材の種類などによって異なる。
内面塗装の乾燥塗膜厚は、無機ジンクリッチプライマーの塗付後と内面塗装終了時に測定する。
塗膜厚の測定ロットは、塗料の乾燥機構、希釈率、塗付面の粗さ及び作業姿勢別に設定する。
塗膜厚の測定器は、使用中に衝撃を受けるなどして測定精度が低下することがあるので、年1回程度は測定精度を検定する必要がある。
2級土木施工管理技士(薬液注入) の 5門
第4問
水ガラス系薬液の注入材の選定に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
懸濁型注入材は、粘性土、砂質土の大きな空隙への注入に用いられる。
溶液型注入材は、砂質土、礫質土への浸透注入に用いられる。
無機系注入材は、有機系注入材よりも安定性があり、高い強度を期待する場合に用いられる。
中性・酸性系注入材は、公共用水域に近接している場合に用いられる。
2級土木施工管理技士(薬液注入) の 5門
第5問
塗料の品質管理に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
塗料は、保管期間が長期にわたる場合は品質の変化が生じるおそれがあるので、ジンクリッチペイントは6ケ月、その他の塗料は12ケ月を超えないうちに使いきる。
塗付作業中の塗料に異常が見られる場合は、それと同一製造ロットの塗料の使用を中止して原因を究明し、塗料品質に異常がある場合にはそれと同一製造ロットの塗料は使用しない。
品質確認を抜き取り試験で直接行う場合は、試験に要する時間を考慮して工程をたてることが必要である。
塗料の品質の確認は、塗料製造業者の規格試験成績書によって行ってはならない。