エンベデッドシステムスペシャリスト(ES) の 10問
第1問
多重割込みを処理するリアルタイムOSの割込みハンドら処理として、適切なものはどれか。
処理の中断を極力避けるために、先頭で一時的に割込みを許可した後は割込み禁止状態で処理を行う。
先頭でタイマを設定し、一定期間は割込み禁止状態にして処理を行う。
タスクで行う処理を少なくするために、割込みに起因する多くの処理も割込み可能状態にしたまま割込みハンドラの中で行う。
割込み禁止状態での処理を極力減らして、割込み可能状態で動作する。
エンベデッドシステムスペシャリスト(ES) の 10問
第2問
PLLのブロック図中のa~cに入れるべき回路の組合せとして、適切なものはどれか。
【a】位相比較器
【b】電圧制御発振器
【c】分周器
【a】位相比較器
【b】分周器
【c】電圧制御発振器
【a】電圧制御発振器
【b】位相比較器
【c】分周器
【a】電圧制御発振器
【b】分周器
【c】位相比較器
エンベデッドシステムスペシャリスト(ES) の 10問
第3問
マイコンに供給するクロックとシリアル通信ポートに使用するクロックを供給するマイコンシステムがある。クロックを2n 分の1に分周するだけで57.6kビット/秒の通信速度を得るためには、マイコンに供給するクロックを何MHzにするのが最も適切か。ここで、シリアル通信ポートのクロックの精度は5%以内に収まればよいものとする。
52
60
66
72
エンベデッドシステムスペシャリスト(ES) の 10問
第4問
ディジタルフォレンジクスの説明として、適切なものはどれか。
あらかじめ設定した運用基準に従って、メールサーバを通過する送受信メールをフィルタリングすること
サーバに対する外部からの攻撃や不正なアクセスを防御すること
磁気ディスクなどの書換え可能な記憶媒体を単に初期化するだけではデータを復元される可能性があるので、ニンイノデータで上書きすること
不正アクセスなどコンピュータに関する犯罪の法的な証拠性を確保できるように、原因究明に必要な情報を保全、収集、分析すること
エンベデッドシステムスペシャリスト(ES) の 10問
第5問
共通鍵暗号方式において、100人の送受信者のそれぞれが、相互に暗号化通信を行うときに必要な共通鍵の総数は幾つか。
200
4,950
9,900
10,000
エンベデッドシステムスペシャリスト(ES) の 10問
第6問
利用者PCがボットに感染しているかどうかをhostsファイルで確認するとき、設定内容が改ざんされていないと判断できるものはどれか。ここで、hostsファイルには設定内容が1行だけ書かれているものとする。
【設定内容】127.0.0.1 a.b.com
【説明】a.b.comはOS提供元のFQDNを示す。
【設定内容】127.0.0.1 c.d.com
【説明】c.d.comはPCの製造元のFQDNを示す。
【設定内容】127.0.0.1 e.f.com
【説明】e.f.comはウイルス定義ファイルの提供もとのFQDNを示す。
【設定内容】127.0.0.1 localhost
【説明】localhostは利用者PC自信を示す。
エンベデッドシステムスペシャリスト(ES) の 10問
第7問
マイコンに供給するクロックとシリアル通信ポートに使用するクロックを供給するマイコンシステムがある。クロックを2n 分の1に分周するだけで57.6kビット/秒の通信速度を得るためには、マイコンに供給するクロックを何MHzにするのが最も適切か。ここで、シリアル通信ポートのクロックの精度は5%以内に収まればよいものとする。
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エンベデッドシステムスペシャリスト(ES) の 10問
第8問
ISMS適合性評価制度における情報セキュリティ基本方針に関する記述のうち、適切なものはどれか。
重要な基本方針を定めた機密文書であり、社内の関係者以外の目に触れないようにする。
セキュリティの基本方針を述べたものであり、ビジネスの環境や技術が変化しても変更してはならない。
情報セキュリティのための経営陣の方向性及び支持を規定する。
特定のシステムについてリスク分析を行い、そのセキュリティ対策とシステム運用の詳細を記述したものである。
エンベデッドシステムスペシャリスト(ES) の 10問
第9問
自然数をキーとするデータを、ハッシュ表を用いて管理する。キーx のハッシュ関数h (x )を h (x ) = x mod n とすると、キーa とb が衝突する条件はどれか。ここで、n はハッシュ表の大きさであり、x mod n はx をn で割った余りを表す。
a + b がn の倍数
a - b がn の倍数
n がa + b の倍数
n がa - b の倍数
エンベデッドシステムスペシャリスト(ES) の 10問
第10問
安全なWebアプリケーションの作り方について、攻撃と対策の適切な組合せはどれか。
【攻撃】SQLインジェクション
【対策】SQL文の組立てに静的プレースホルダを使用する。
【攻撃】クロスサイトスクリプティング
【対策】任意の外部サイトのスタイルシートを取り込めるようにする。
【攻撃】クロスサイトリクエストフォージェリ
【対策】リクエストにGETメソッドを使用する。
【攻撃】セッションハイジャック
【対策】利用者ごとに固定のセッションIDを使用する。