第一種衛生管理者(国家試験) の 5門
第1問
労働時間の状況等が一定の要件に該当する労働者に対して、法令により実施することが義務付けられている医師による面接指導に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
面接指導の対象となる労働者の要件は、原則として、休憩時間を除き1週40時間を超えて労働させた場合におけるその超えた時間が1月当たり100時間を超え、かつ、疲労の蓄積が認められることである。
面接指導は、その要件に該当する労働者の申出により行われる。
労働者は、事業者の指定した医師による面接指導を希望しない場合は、他の医師の行う面接指導を受け、その結果を証明する書面を事業者に提出することができる。
事業者は、面接指導の結果に基づき、労働者の健康を保持するため必要な措置について、面接指導実施日から3月以内に、医師の意見を聴かなければならない。
事業者は、面接指導の結果に基づき、その記録を作成し、5年間保存しなければならない。
第一種衛生管理者(国家試験) の 5門
第2問
呼吸に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
呼吸運動は、主として呼吸筋と横隔膜の協調運動によって行われる。
胸郭内容積が増し、その内圧が低くなるにつれ、鼻腔や気管などの気道を経て肺内へ流れ込む空気が吸気である。
肺胞内の空気と肺胞を取り巻く毛細血管中の血液との間で行われる酸素と二酸化炭素のガス交換を内呼吸という。
呼吸中枢は延髄にあり、ここからの刺激によって呼吸に関与する筋肉は支配されている。
血液中の二酸化炭素濃度が増加すると、呼吸中枢が刺激され、呼吸が速く深くなる。
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第3問
自律神経系に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
自律神経系は、内臓、血管などの不随意筋に分布している。
自律神経である交感神経と副交感神経は、同一器官に分布していても、その作用はほぼ正反対である。
自律神経系の中枢は、脳幹及び脊髄にある。
心臓に対しては、交感神経は心拍数を増加させるように作用し、副交感神経は心拍数を減少させるように作用する。
消化管に対しては、交感神経は運動を促進させるように作用し、副交感神経は運動を抑制させるように作用する。
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第4問
屋内作業場において、第二種有機溶剤等を使用して常時洗浄作業を行う場合の措置として、法令上、正しいものは次のうちどれか。ただし、消費する有機溶剤等が一定量を超えない場合や、臨時又は短時間の有機溶剤業務を行う場合などの有機溶剤中毒予防規則に定める適用除外及び設備の特例はないものとする。
作業場所に設ける局所排気装置について、囲い式フードの場合は0.4m/sの制御風速を出し得る能力を有するものにする。
作業中の労働者が有機溶剤等の区分を容易に知ることができるよう容器に赤色の表示をする。
作業場における空気中の有機溶剤の濃度を、1年以内ごとに1回、定期に測定する。
作業に常時従事する労働者に対し、1年以内ごとに1回、定期に、有機溶剤等健康診断を行う。
作業場所に設けたプッシュプル型換気装置について、2年を超える期間使用しない場合を除き、2年以内ごとに1回、定期に、自主検査を行う。
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第5問
労働安全衛生法に基づく技能講習を修了することによって取得できる資格は、次のうちどれか。
潜水士の資格
高圧室内作業主任者の資格
エックス線作業主任者の資格
石綿作業主任者の資格
ガンマ線透過写真撮影作業主任者の資格