第一種衛生管理者(国家試験) の 5門
第1問
事業場の建物、施設等に関する措置について、労働安全衛生規則の衛生基準に違反していないものは次のうちどれか。
精密な作業を行う作業場で、作業面の照度を250ルクス以下にならないように管理している。
常時、男性5人、女性30人の労働者を使用している事業場で、休憩の設備を設けているが、労働者が臥床することのできる休養室又は休養所を男女別がに設けていない。
事業場に附属する食堂の炊事従業員について、専用の便所を設けているほか、一般従業員と共用の休憩室を設けている。
有害業務を行っていない事業場において、直接外気に向かって開放することのできる窓の面積が、常時床面積の1/15である屋内作業場に、換気設備を設けていない。
日常行う清掃のほか、1年ごとに1回、定期的に大掃除を行っている。
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第2問
ある製造業の事業場の労働者数、有害業務及び衛生管理者の選任の状況は、次の(1)~(3)のとおりである。
この事業場の衛生管理者の選任についての法令違反の状況に関する1~5の記述のうち、正しいものはどれか。
(1)労働者数 常時使用する労働者数は800人である。
(2)有害業務 製造工程において著しく暑熱な場所における業務に常時20人従事しているが、他に有害業務はない。
(3)衛生管理者の選任 選任している衛生管理者数は3人である。このうち、1人は、この事業場に専属でない労働衛生コンサルタントである。他の2人は、この事業場に専属で、共に衛生管理者としての業務以外の業務を兼任しており、また、第一種衛生管理者免許を有しているが、衛生工学衛生管理者免許を有していない。
衛生管理者の選任について違反はない。
選任している衛生管理者数が少ないことが違反である。
衛生管理者として選任している労働衛生コンサルタントがこの事業場に専属でないことが違反である。
衛生工学衛生管理者免許を有する者のうちから選任した衛生管理者が1人もいないことが違反である。
専任の衛生管理者が1人もいないことが違反である。
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第3問
次の業務に労働者を就かせるとき、法令に基づく安全又は衛生のための特別の教育を行わなければならないものはどれか。
ボンベからの給気を受けて行う潜水業務
赤外線又は紫外線にさらされる業務
有機溶剤等を用いて行う接着の業務
特定化学物質を用いて行う分析の業務
チェーンソーを用いて行う造材の業務
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第4問
事業場の建物、施設等に関する措置について、労働安全衛生規則の衛生基準に違反しているものは次のうちどれか。
60人の労働者を常時就業させている屋内作業場の気積が、設備の占める容積及び床面から3mを超える高さにある空間を除き600m3となっている。
ねずみ、昆虫等の発生場所、生息場所及び侵入経路並びにねずみ、昆虫等による被害の状況について、6か月以内ごとに1回、定期に統一的に調査を実施し、その調査結果に基づき必要な措置を講じている。
事業場に附属する食堂の床面積を、食事の際の1人について、1.5m2となるようにしている。
労働衛生上有害な業務を行っていない屋内作業場で、直接外気に向かって開放することのできる窓の面積が常時床面積の15分の1であるものに、換気設備を設けていない。
男性5人と女性55人の労働者を常時使用している事業場で、女性用には臥床できる休養室を設けているが、男性用には休養室や休養所を設けていない。
第一種衛生管理者(国家試験) の 5門
第5問
有機溶剤中毒予防規則に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。ただし、消費する有機溶剤等が一定量を超えない場合や、臨時又は短時間の有機溶剤業務を行う場合などの同規則に定める適用除外及び設備の特例はないものとする。
有機溶剤含有物とは、有機溶剤と有機溶剤以外の物との混合物で、有機溶剤を当該混合物の重量の10%を超えて含有するものをいう。
第一種有機溶剤等であるトリクロルエチレンを総重量の4%、第二種有機溶剤等であるキシレンを総重量の8%含有し、残りは有機溶剤以外の物から成る混合物は、第二種有機溶剤等に区分される。
有機溶剤等の区分を色分けにより表示するとき、第二種有機溶剤等については、黄色で行わなければならない。
有機溶剤等を入れてあった空容器で有機溶剤の蒸気が発散するおそれのあるものについては、密閉するか、又は屋外の一定の場所に集積しておかなければならない。
有機溶剤等を入れたことのあるタンクで有機溶剤の蒸気が発散するおそれのあるものの内部における業務に労働者を従事させるときは、当該労働者に送気マスクを使用させなければならない。