第一種衛生管理者(国家試験) の 5門
第1問
次の化学物質のうち、常温、常圧の空気中で蒸気として存在するものはどれか。ただし、蒸気とは、常温、常圧で液体又は固体の物質が蒸気圧に応じて揮発又は昇華して気体となっているものをいうものとする。
塩素
塩化水素
トリクロルエチレン(トリクロロエチレン)
二酸化硫黄
アンモニア
第一種衛生管理者(国家試験) の 5門
第2問
ヒトのホルモン、その内分泌器官及びそのはたらきの組合せとして、誤っているものは次のうちどれか。
ホルモン=コルチゾール 内分泌器官=副甲状腺 はたらき=血糖量の減少
ホルモン=アルドステロン 内分泌器官=副腎皮質 はたらき=体液中の塩類バランスの調節
ホルモン=パラソルモン 内分泌器官=副甲状腺 はたらき=体内のカルシウムバランスの調節
ホルモン=インスリン 内分泌器官=膵臓 はたらき=血糖量の減少
ホルモン=グルカゴン 内分泌器官=膵臓 はたらき=血糖量の増加
第一種衛生管理者(国家試験) の 5門
第3問
労働時間の状況等が一定の要件に該当する労働者に対して、法令により実施することが義務付けられている医師による面接指導に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
面接指導の対象となる労働者の要件は、原則として、休憩時間を除き1週40時間を超えて労働させた場合におけるその超えた時間が1月当たり100時間を超え、かつ、疲労の蓄積が認められることである。
面接指導は、その要件に該当する労働者の申出により行われる。
労働者は、事業者の指定した医師による面接指導を希望しない場合は、他の医師の行う面接指導を受け、その結果を証明する書面を事業者に提出することができる。
事業者は、面接指導の結果に基づき、労働者の健康を保持するため必要な措置について、面接指導実施日から3月以内に、医師の意見を聴かなければならない。
事業者は、面接指導の結果に基づき、その記録を作成し、5年間保存しなければならない。
第一種衛生管理者(国家試験) の 5門
第4問
熱傷の救急処置等に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
熱傷は、Ⅰ~Ⅲ度に分類され、Ⅰ度は水疱ができほうる程度のもので、強い痛みと灼熱感を伴う。
熱傷面は、すぐに水をかけて十分冷やすことが応急手当のポイントであるが、熱傷の範囲が広い場合、全体を冷却し続けることは低体温となるおそれがあるので注意が必要である。
熱傷部には、できるだけ早く軟膏や油類を塗り、空気を遮断する。
化学薬品がかかった場合は、直ちに中和剤により中和した後、水で洗浄する。
高温のアスファルトやタールが皮膚に付着した場合は、水をかけて冷やしたりせず、早急に皮膚から取り除く。
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第5問
化学物質による健康障害に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
一酸化炭素による中毒では、ヘモグロビン合成の障害による貧血、溶血などがみられる。
シアン化水素による中毒では、細胞内での酸素利用の障害による呼吸困難、痙攣などがみられる。
硫化水素による中毒では、意識消失、呼吸麻痺などがみられる。
二酸化硫黄による慢性中毒では、慢性気管支炎、歯牙酸蝕症などがみられる。
弗化水素による慢性中毒では、骨の硬化、斑状歯などがみられる。