第二種衛生管理者(国家試験) の 5門
第1問
労働安全衛生規則に基づく次の定期健康診断項目のうち、厚生労働大臣が定める基準に基づき、医師が必要でないと認めるときは省略することができる項目に該当しないものはどれか。
腹囲の検査
心電図検査
肝機能検査
血中脂質検査
自覚症状及び他覚症状の有無の検査
第二種衛生管理者(国家試験) の 5門
第2問
産業医の職務として法令で定められた事項に関する次の文中の[ ]内に入れるAからCの語句の組合せとして、正しいものは1~5のうちどれか。
「事業者は、産業医に、次の事項を含む労働者の健康管理等に関する事項で、医学に関する専門的知識を必要とするものを行わせなければならない。
・健康診断及び[ A ]等の実施並びにこれらの結果に基づく労働者の健康を保持するための措置に関すること
・[ B ]の維持管理に関すること
・[ C ]に関すること」
A=健康測定
B=作業環境
C=衛生推進者の選任
A=面接指導
B=作業環境
C=作業の管理
A=健康測定
B=化学物質管理システム
C=安全衛生に関する方針の表明
A=面接指導
B=安全衛生マネジメントシステム
C=安全衛生に関する方針の表明
A=健康測定
B=安全衛生マネジメントシステム
C=衛生推進者の選任
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第3問
労働時間の状況等が一定の要件に該当する労働者に対して、法令により実施することが義務付けられている医師による面接指導に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
面接指導の対象となる労働者は、休憩時間を除き、1週間当たり40時間を超えて労働させた場合におけるその超えた時間が1か月当たり120時間を超え、かつ、疲労の蓄積が認められる労働者である。
面接指導を行う医師として事業者が指定することのできる医師は、当該事業場の産業医に限られる。
労働者は、事業者の指定した医師による面接指導を希望しない場合は、他の医師の行う面接指導を受け、その結果を提出することができる。
面接指導の結果は、健康診断個人票に記載しなければならない。
事業者は、面接指導の結果に基づき、労働者の健康を保持するために必要な措置について、面接指導実施日から3か月以内に、医師の意見を聴かなければならない。
第二種衛生管理者(国家試験) の 5門
第4問
血液に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
血液は、血漿と有形成分から成り、有形成分は赤血球、白血球及び血小板から成る。
血漿中の蛋白質のうち、グロブリンには、免疫に関係する抗体としての働きをもつものがある。
白血球のうちリンパ球にはBリンパ球やTリンパ球などがあり、これらは免疫反応に関与している。
血小板は、核を持たない不定形の細胞で、体内に侵入してきた細菌やウイルスを貪食する働きがある。
血液の凝固は、血漿中のフィブリノーゲン(線維素原)がフィブリン(線維素)に変化する現象である。
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第5問
感覚又は感覚器に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
皮膚感覚には、触圧覚、痛覚、温度感覚(温覚・冷覚)などがあり、これらのうち冷覚を感じる冷覚点の密度は他の感覚点に比べて大きい。
内耳は、前庭、半規管及び蝸牛から成り、前庭と半規管が平衡感覚をつかさどっている。
網膜には色を感じる杆状体と明暗を感じる錐状体の2種類の視細胞がある。
眼軸が長過ぎるために、平行光線が網膜の前方で像を結ぶ状態は、遠視眼である。
嗅覚は、わずかな匂いでも感じるほど鋭敏で、同じ臭気に対しても疲労しにくい。