第二種衛生管理者(国家試験) の 5門
第1問
労働時間の状況等が一定の要件に該当する労働者に対して、法令により実施することが義務付けられている医師による面接指導に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
面接指導の対象となる労働者の要件は、休憩時間を除き1週間当たり40時間を超えて労働させた場合におけるその超えた時間が1か月当たり120時間を超え、かつ、疲労の蓄積が認められることである。
事業者は、面接指導の対象となる要件に該当する労働者から申出があったときは、遅滞なく面接指導を行わなければならない。
面接指導を行う医師として事業者が指定することのできる医師は、当該事業場の産業医に限られる。
事業者は、面接指導の結果に基づき、労働者の健康を保持するため必要な措置について、面接指導実施日から3か月以内に、医師の意見を聴かなければならない。
事業者は、面接指導の結果に基づき、その記録を作成し、3年間保存しなければならない。
第二種衛生管理者(国家試験) の 5門
第2問
脳血管障害に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
脳血管障害は、脳の血管の病変が原因で生じ、出血性病変、虚血性病変などに分類される。
出血性の脳血管障害は、脳表面のくも膜下腔に出血するくも膜下出血、脳実質内に出血する脳出血などに分類される。
虚血性の脳血管障害である脳梗塞は、脳血管自体の動脈硬化性病変による脳塞栓症と、心臓や動脈壁の血栓などが剥がれて脳血管を閉塞する脳血栓症に分類される。
脳梗塞や脳出血では、頭痛、吐き気、手足のしびれ、麻痺、言語障害、視覚障害などの症状が認められる。
くも膜下出血の症状は、「頭が割れるような」、「ハンマーでたたかれたような」などと表現される急激で激しい頭痛が特徴である。
第二種衛生管理者(国家試験) の 5門
第3問
ストレスに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
ストレスにより、自律神経系や内分泌系によるホメオスタシスの維持ができなくなり、心身の健康障害が発生することがある。
典型的なストレス反応として、副腎皮質ホルモンの分泌の亢進がある。
ストレス反応は、個人差が大きい。
ストレスにより、高血圧症、狭心症、十二指腸潰瘍などの疾患を招くことがある。
昇進や昇格がストレスの原因となることはない。
第二種衛生管理者(国家試験) の 5門
第4問
総括安全衛生管理者に関する次の記述のうち、法令上、誤っているものはどれか。
総括安全衛生管理者は、事業場においてその事業の実施を統括管理する者に準ずる者を充てることができる。
都道府県労働局長は、労働災害を防止するため必要があると認めるときは、総括安全衛生管理者の業務の執行について事業者に勧告することができる。
総括安全衛生管理者は、選任すべき事由が発生した日から14日以内に選任しなければならない。
総括安全衛生管理者を選任したときは、遅滞なく、選任報告書を、所轄労働基準監督署長に提出しなければならない。
総括安全衛生管理者が旅行、疾病、事故その他やむを得ない事由によって職務を行うことができないときは、代理者を選任しなければならない。
第二種衛生管理者(国家試験) の 5門
第5問
ヒトのホルモン、その内分泌器官及びそのはたらきの組合せとして、誤っているものは次のうちどれか。
ホルモン=コルチゾール
内分泌器官=副甲状腺
はたらき=血糖量の減少
ホルモン=アルドステロン
内分泌器官=副腎皮質
はたらき=体液中の塩類バランスの調節
ホルモン=パラソルモン
内分泌器官=副甲状腺
はたらき=体内のカルシウムバランスの調節
ホルモン=インスリン
内分泌器官=膵臓
はたらき=血糖量の減少
ホルモン=グルカゴン
内分泌器官=膵臓
はたらき=血糖量の増加