第二種衛生管理者(国家試験) の 5門
第1問
筋肉に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
筋肉は、神経から送られてくる刺激によって収縮するが、神経に比べて疲労しやすい。
筋収縮には、グリコーゲンやりん酸化合物等のエネルギー源が必要で、特に、直接のエネルギーはATPの加水分解によってまかなわれる。
筋肉中のグリコーゲンは、酸素が十分に供給されると完全に分解され、最後に乳酸になる。
筋肉の長さは変わらないが、外力に抵抗して筋力の発生がある状態を等尺性収縮という。
運動することによって筋肉が太くなることを筋肉の活動性肥大という。
第二種衛生管理者(国家試験) の 5門
第2問
雇入れ時の安全衛生教育に関する次の記述のうち、法令上、誤っているものはどれか。
常時使用する労働者数が10人未満の事業場であっても、教育を省略することはできない。
3か月以内の期間を定めて雇用する労働者であっても、教育を省略することはできない。
教育事項の全部又は一部に関し十分な知識及び技能を有していると認められる労働者については、当該事項についての教育を省略することができる。
百貨店など各種商品小売業の事業場においては、「作業開始時の点検に関すること」についての教育を省略することができる。
銀行など金融業の事業場においては、「作業手順に関すること」についての教育を省略することができる。
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第3問
事業場の建物、施設等に関する措置について、労働安全衛生規則の衛生基準に違反しているものは次のうちどれか。
60人の労働者を常時就業させている屋内作業場の気積が、設備の占める容積及び床面から3mを超える高さにある空間を除き600m3となっている。
ねずみ、昆虫等の発生場所、生息場所及び侵入経路並びにねずみ、昆虫等による被害の状況について、6か月以内ごとに1回、定期に統一的に調査を実施し、その調査結果に基づき必要な措置を講じている。
事業場に附属する食堂の床面積を、食事の際の1人について、1.5m2となるようにしている。
労働衛生上有害な業務を行っていない屋内作業場で、直接外気に向かって開放することのできる窓の面積が常時床面積の15分の1であるものに、換気設備を設けていない。
男性5人と女性55人の労働者を常時使用している事業場で、女性用には臥が床できる休養室を設けているが、男性用には休養室や休養所を設けていない。
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第4問
衛生委員会に関する次の記述のうち、法令上、正しいものはどれか。
衛生委員会の議長は、衛生管理者である委員のうちから、事業者が指名しなければならない。
衛生委員会の議長を除く全委員は、事業場に労働者の過半数で組織する労働組合がないときは、労働者の過半数を代表する者の推薦に基づき指名しなければならない。
衛生管理者として選任しているが事業場に専属ではない労働衛生コンサルタントを、衛生委員会の委員として指名することはできない。
衛生委員会の付議事項には、長時間にわたる労働による労働者の健康障害の防止を図るための対策の樹立に関することが含まれる。
衛生委員会は、6か月以内ごとに1回開催し、委員会における重要な議事に係る記録を作成して3年間保存しなければならない。
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第5問
次の図は、ヒトの血液循環の経路を模式的に表したものであるが、図中の血管ア~カを流れる血液に関する1~5の記述のうち、正しいものはどれか。
血管アは静脈であるが、動脈血が流れる。
血管ア~カを流れる血液のうち、二酸化炭素を最も多く含む血液は、血管イを流れる血液である。
血管ウを流れる血液は、血管イを流れる血液に比べて酸素を多く含む。
血管カを流れる血液は、血管エを流れる血液に比べて尿素を多く含む。
血管ア~カを流れる血液のうち、食後、ブドウ糖を最も多く含む血液は、血管オを流れる血液である。