ITサービスマネージャ(SM) の 10問
第1問
ITILで定義されるサービスのライフサイクルにおけるサービストランジション段階の説明はどれか。
規定された要件と制約に沿って、サービスを運用に移行し、確実に稼働させることである。
サービスの効率、有効性、費用対効果の観点で運用状況を継続的に測定し、改善していくことである。
サービスの内容を具体的に決めることである。
戦略的資産として、どのようにサービスマネジメントを設計、開発、導入するかについての手引きを提供することである。
ITサービスマネージャ(SM) の 10問
第2問
アプリケーションサービス供給、インソーシング、パートナシップ、ビジネスプロセスアウトソーシングの長所と短所に関する記述のうち、ビジネスプロセスアウトソーシングはどれか。
サービスを採用する組織にとって、共有ソフトウェアの複雑性とコストが低減できるという長所があるが、提供されたサービスを単に利用するだけで、サービス提供者はナレッジを利用できないという短所がある。
サービスを採用する組織にとって、異なる複数の専門能力や市場機会を戦略的に活用できるという長所があるが、プロジェクトが複雑になり、知的所有権の保護が複雑になるという短所がある。
サービスを採用する組織にとって、専門スキルが低コストで利用できるという長所があるが、事業上のナレッジを喪失するリスクが存在する短所がある。
自社の方針やプロセスを熟知しているので、組織間で意思疎通胃がしやすいという長所があるが、利用可能な要員数やスキルなどによって、時期や成果が左右されるという短所がある。
ITサービスマネージャ(SM) の 10問
第3問
NISTの定義によるクラウドコンピューティングのサービスモデルにおいて、パブリッククラウドサービスの利用企業のシステム管理者が、仮想サーバのゲストOSに係る設定作業及びセキュリティパッチ管理作業を実施可かどうかの組合せのうち、適切なものはどれか。
【IaaS】実施可
【PaaS】実施可
【SaaS】実施不可
【IaaS】実施可
【PaaS】実施不可
【SaaS】実施不可
【IaaS】実施不可
【PaaS】実施可
【SaaS】実施不可
【IaaS】実施不可
【PaaS】実施不可
【SaaS】実施不可
ITサービスマネージャ(SM) の 10問
第4問
ITサービスマネジメントのプロセスの一つである構成管理を導入することによって得られるメリットはどれか。
ITリソースに対する、現在の需要と資産の把握と上来の需要の予測ができる。
緊急事態時でも最低限のITサービス基盤を提供することによって、事業の継続が可能になる。
構成品目の情報を正確に把握することによって、他のプロセスの確実な実施を支援できる。
適正な費用で常に一定した品質でのITサービスが提供されるようになる。
ITサービスマネージャ(SM) の 10問
第5問
PCが、NAPT(IPマスカレード)機能を有効にしているルータを経由してインターネットに接続されているとき、PCからインターネットに送出されるパケットのTCPとIPのヘッダのうち、ルータを経由する際に書き換えられるものはどれか。
宛先のIPアドレスと宛先のポート番号
宛先のIPアドレスと送信元のIPアドレス
送信元のポート番号と宛先のポート番号
送信元のポート番号と送信元のIPアドレス
ITサービスマネージャ(SM) の 10問
第6問
シングルサインオンの実装方式の特徴のうち、適切なものはどれか。
クッキーを使ったシングルサインオンの場合、サーバごとに認証情報を含んだクッキーをクライアントで生成し、各サーバ上で保存、管理する。
クッキーを使ったシングルサインオンの場合、認証対象の各サーバを、異なるインターネットドメインに配置する必要がある。
リバースプロキシを使ったシングルサインオンの場合、認証対象の各Webサーバを、異なるインターネットドメインに配置する必要がある。
リバースプロキシを使ったシングルサインオンの場合、利用者認証においてパスワードの代わりにディジタル証明書を用いることができる。
ITサービスマネージャ(SM) の 10問
第7問
データの追加・変更・削除が、少ないながらも一定の頻度で行われるデータベースがある。このデータベースのフルバックアップを磁気テープに取得する時間間隔を今までの2倍にした。このとき、データベースのバックアップ又は復旧に関する記述のうち、適切なものはどれか。
フルバックアップ1回当たりの磁気テープ使用量が約2倍になる。
フルバックアップ1回当たりの磁気テープ使用量が約半分になる。
フルバックアップ取得の平均実行時間が約2倍になる。
ログ情報によって復旧するときの処理時間が平均して約2倍になる。
ITサービスマネージャ(SM) の 10問
第8問
プロジェクト管理で使用する分析技法のうち、傾向分析の説明はどれか。
個々の選択肢とそれぞれを選択した場合に想定されるシナリオの関係を図に現し、それぞれのシナリオにおける期待値を計算して、最善の策を選択する。
個々のリスクが実現のものとなったときの、プロジェクトの目標に与える影響の度合いを調べる。
時間の経過に伴うプロジェクトのパフォーマンスの変動を検討する。
発生した障害のその要因の関係を魚の骨のような図にして分析する。
ITサービスマネージャ(SM) の 10問
第9問
ディジタルサイネージの説明として、適切なものはどれか。
情報技術を利用する機会又は能力によって、地域間又は個人間に生じる経済的又は社会的な格差
情報の正当性を保証するために使用される電子的な署名
ディスプレイに映像、文字などの情報を表示する電子看板
不正利用を防止するためにデータに識別情報を埋め込む技術
ITサービスマネージャ(SM) の 10問
第10問
Webページの設計の例のうち、アクセシビリティを高める観点から最も適切なものはどれか。
音声を利用者に確実に聞かせるために、Webページの表示時に音声を自動的に再生する。
体裁の良いレイアウトにするために、表組みを用いる。
入力が必須な項目は、色で強調するだけでなく、項目名の隣に“(必須)”などと明記する。
ハイパリンク先の内容が予測できるように、ハイパリンク画像のalt属性にリンク先のURLを付記する。