ITストラテジスト試験(ST) の 10門
第1問
桁落ちによる誤差の説明として、適切なものはどれか。
値がほぼ等しい二つの数値の差を求めたとき、有効桁数が減ることによって発生する誤差
指定された有効桁数で演算結果を表すために、切捨て、切上げ、四捨五入などで下位の桁を削除することによって発生する誤差
絶対値の非常に大きな数値と小さな数値の加算や減算を行ったとき、小さい数値が計算結果に反映されないことによって発生する誤差
無限級数で表される数値の計算処理を有限項で打ち切ったことによって発生する誤差
ITストラテジスト試験(ST) の 10門
第2問
顧客の収益が表のように見込まれるとき、3年間の顧客生涯価値(LTV)は何百万円か。ここで、割引率は10%とし、計算は百万円未満を切り捨てるものとする。
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ITストラテジスト試験(ST) の 10門
第3問
0Sのプロセス制御におけるプリエンプティブ方式に関する記述のうち,適切なものはどれか。
各プロセスがシステム資源を自主管理できるので,マルチプログラミングに向いている。
ノンプリエンプティブ方式に比べて,コンテキスト切替えのためのオーバヘッドが小さい。
ノンプリエンプティブ方式に比べて,特定のプロセスがプロセッサを独占することが多い。
プリエンプティブ方式を実現するには,OSがプロセスを強制的に切り替えて実行する機構が必要になる。
ITストラテジスト試験(ST) の 10門
第4問
BI(Business Intelligence)を説明したものはどれか。
企業内外のデータを蓄積し、分類・加工・分析して活用することによって、企業の意思決定の迅速化を支援する手法
企業内の慣行などにとらわれず、業務プロセスを抜本的に再構築することによって、コスト・品質・サービス水準などを改善する手法
企業内の業務の流れを可視化し、業務改善サイクルを適用することによって、継続的な業務改善を図る手法
企業内の異なるシステムを互いに連結し、データやプロセスの統合を図ることによって、効率よく活用する手法
ITストラテジスト試験(ST) の 10門
第5問
LBOの説明はどれか。
株式市場で一般株主に対して、一定期間に一定の価格で株式を買い付けることを公告し、相手先企業の株式を取得する。
現場経営陣や事業部門の責任者が株主から自社の株式を譲り受けることによって、当該事業の経営権を取得する。
投資会社などが、業績不振などの問題を抱えた企業の株式の過半数を取得した上で、マネジメントチームを派遣し、経営に参加する。
買収先企業の資産などを担保に、金融機関から資金を調達するなどして、限られた資金で企業を買収する。
ITストラテジスト試験(ST) の 10門
第6問
アンゾフの成長マトリクスを説明したものはどれか。
外部環境と内部環境から、強み、弱み、機会及び脅威の四つの要因について情報を整理し、企業を取り巻く環境を分析する手法である。
企業ビジョンと戦略を実現するために、財務、顧客、内部ビジネスプロセス及び学生と成長の四つの視点から事業活動を検討し、アクションプランまで具体化していくマネジメント手法である。
事業を、市場浸透、市場拡大、製品開発及び多角化の四つのタイプに分類し、事業の方向性を分析する手法である。
製品を、導入期、成長期、成熟期及び衰退期の四つの段階に分類し、企業にとって最適な戦略を分析する手法である。
ITストラテジスト試験(ST) の 10門
第7問
製品のロードマップに従って製品を開発していく場合に、プロダクトライン開発を適用する利点はどれか。
技術者個人の力を組織力よりも重視するので、成熟度の低い組織でも製品開発に成功しやすい。
品質が安定した資産を再利用していくので、品質が安定した製品を低いコストで開発できる。
ロードマップ上の各製品を完全に独立して開発していくので、一つの製品の不具合が他の製品に波及することがない。
ロードマップ上の最初の機種の開発開始時に、開発環境を準備するなどの初期投資が不要なので、市場への新規参入が容易になる。
ITストラテジスト試験(ST) の 10門
第8問
企業のDMZ上で1台のDNSサーバを,インターネット公開用と,社内のPC,サーバからの名前解決の問合せに対応する社内用とで共用している。このDNSサーバが,DNSキャッシュポイズニングの被害を受けた結果,直接引き起こされ得る現象はどれか。
DNSサーバのハードディスク上のファイルに定義されているDNSサーバ名が書き換わり,外部からの参照者が,DNSサーバに接続できなくなる。
DNSサーバのメモリ上にワームが常駐し,DNS参照元に対して不正プログラムを送り込む。
社内の利用者が,インターネット上の特定のWebサーバを参照する場合に,本来とは異なるWebサーバに誘導される。
社内の利用者間の電子メールについて,宛先メールアドレスが書き換えられ,送受信ができなくなる。
ITストラテジスト試験(ST) の 10門
第9問
未整列の配列 a[i](i = 1, 2, ..., n)を、流れ図で示すアルゴリズムによって昇順に整列する。n = 6 で a[1] ~ a[6] の値がそれぞれ、21, 5, 53, 71, 3, 17 の場合、流れ図において、a[j - 1] と a[j] の値の入替えは何回行われるか。
3回
6回
8回
15回
ITストラテジスト試験(ST) の 10門
第10問
システム開発のプロジェクトにおいて,EVMを活用したパフォーマンス管理をしている。開発途中のある時点でCV(コスト差異)の値が正,SV(スケジュール差異)の値が負であるとき,プロジェクトはどのような状況か。
開発コストが超過し,さらに進捗も遅れているので,双方について改善するための対策が必要である。
開発コストと進捗がともに良好なので,今のパフォーマンスを維持すればよい。
開発コストは問題ないが,進捗に遅れが出ているので,遅れを改善するための対策が必要である。
進捗は問題ないが,開発コストが超過しているので,コスト効率を改善するための対策が必要である。