ITストラテジスト試験(ST) の 10門
第1問
XBRLを説明したものはどれか。
企業内又は企業間で使用される複数の業務システムを連携させることであり、データやビジネスプロセスの効率的な統合が可能となる。
小売店の端末からネットワーク経由で発注を行うことで、迅速かつ正確な発注作業が実現でき、リードタイムの短縮や受発注業務の効率向上が可能となる。
財務報告用の情報の作成・流通・利用ができるように標準化した言語であり、適用業務パッケージやプラットフォームに依存せずに財務情報の利用が可能となる。
通信プロトコルやデータフォーマットの標準的な規約を定めることで、企業間での受発注、決済、入出荷などの情報の電子的な交換が可能となる。
ITストラテジスト試験(ST) の 10門
第2問
ファブレスの特徴を説明したものはどれか。
1人又は数人が全行程を担当する方式であり、作業内容を変えるだけで生産品目を変更でき、多品種少量生産への対応が容易である。
後工程から、部品納入の時季、数量を示した作業指示書を前工程に渡して部品供給を受ける仕組みであり、在庫を圧縮することができる。
生産設備である工場をもたないので、資金が固定化せず、需給変動や製品ライフサイクルに伴うリスクが低減できる。
生産設備をもたない複数の企業の製造を請け負うことによって、効率の良い設備運営や高度な研究開発を行える。
ITストラテジスト試験(ST) の 10門
第3問
エンタープライズアーキテクチャの参照モデルのうち、BRM(Business Reference Model)で提供されるものはどれか。
アプリケーションを機能的な観点から分類・体系化したサービスコンポーネントから成る、アプリケーションの再利用を促進するためのモデル
業務分類に従った業務体系・システム体系と各種業務モデルから成る、組織全体で業務やシステムの共通化の対象領域を洗い出すためのモデル
サービスコンポーネントを実際に活用するためのプラットフォームやテクノロジの標準仕様から成る、組織全体での技術の標準化を促進するためのモデル
組織間で共有される可能性の高い情報について、名称、定義及び各種属性を総体的に記述したモデルから成る、情報の再利用・統合を促進するためのモデル
ITストラテジスト試験(ST) の 10門
第4問
IT投資の評価手法のうち,バランススコアカードを用いた手法を説明したものはどれか。
IT投資の効果を正味現在価値などのキャッシュフローを用いて評価することによって,他の投資案件との整合性を確保する。
IT投資をその性質やリスクの共通性によってカテゴリに分類し,カテゴリ単位での投資割合を評価することによって,経営戦略とIT投資の整合性を確保する。
財務,顧客,内部業務プロセスなど複数の視点ごとに業績評価の指標を設定し,経営戦略との適合性を評価することによって,IT投資の効果を多面的に把握する。
初期投資の価値に加えて,後続のプロジェクトにおいて選択可能な収益やリスクの期待値を,金融市場で使われるオプション価格付け理論に基づいて評価する。
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第5問
不正競争防止法において,営業秘密となる要件は,“秘密として管理されていること”,“事業活動に有用な技術上又は営業上の情報であること”と,もう一つはどれか。
営業譲渡が可能なこと
期間が10年を超えないこと
公然と知られていないこと
特許出願をしていること
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第6問
記憶領域の動的な割り当て及び解放を繰り返すことによって、どこからも利用できない記憶領域が発生することがある。このような記憶領域を再び利用可能にする機能はどれか。
ガーベジコレクション
スタック
ヒープ
フラグメンテーション
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第7問
カーブアウトの説明として、適切なものはどれか。
企業の経営者などが自社の株式や事業部門を買収すること
競争相手に知られたくない技術を、特許取得せずノウハウとして社内に秘匿すること
自社の事業の一部を戦略的に切り出し、埋もれた技術や人材を社外の別組織として独立させること
製造委託契約を締結し、外部から完成品を調達すること
ITストラテジスト試験(ST) の 10門
第8問
IT投資効果の評価に用いられる手法のうち,ROIによるものはどれか。
一定期間のキャッシュフローを,時間的変化に割引率を設定して現在価値に換算した上で,キャッシュフローの合計値を求め,その大小で評価する。
キャッシュフロー上で初年度の投資によるキャッシュアウトフローが何年後に回収できるかによって評価する。
金銭価値の時間的変化を考慮して,現在価値に換算されたキャッシュフローの一定期間の合計値がゼロとなるような割引率を求め,その大小で評価する。
投資額を分母に,投資による収益を分子とした比率を算出し,投資に値するかどうかを評価する。
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第9問
次の条件において、A社の連結損益計算書を作成した場合の連結売上高は何百万円か。
[条件]
A社は、B社の株式の80%を取得している。
B社は、C社の株式の60%を取得している。
B社は、D社の株式の20%を取得している。
ただし、役員の派遣などはない。
A社の売上高は、700,000百万円であり、その10%は、B社に対するものである。
B社の売上高は、350,000百万円であり、その20%は、D社に対するものである。
C社の売上高は、250,000百万円である。
D社の売上高は、200,000百万円である。
A社とB社、B社とD社以外の相互間取引はない。
1,230,000
1,300,000
1,360,000
1,430,000
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第10問
特許を分析して生まれた問題解析技法であり、問題(矛盾)を創造的・発想的に解決するための弁証法的な思考法を具体的な方法論にまとめたものはどれか。
QFD
TRIZ
シックスシグマ
親和図法