1級管工事施工管理技士 の 10門
第1問
渦巻ポンプに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
同一配管系で、同じ特性のポンプを直列運転して得られる揚程は、ポンプを単独運転した場合の揚程の2倍よりも小さくなる。
同一配管系で、同じ特性のポンプを並列運転して得られる吐出し量は、ポンプを単独運転した場合の吐出し量の2倍である。
ポンプの有効吸込みヘッドは、吸込み水温が高くなると小さくなる。
サージングは、ポンプの揚程曲線が山形特性を有し、勾配が右上がりの揚程曲線部分で運転する場合に起こりやすい。
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第2問
給水設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
大便器の器具給水負荷単位は、洗浄弁方式よりロータンク方式のほうが大きい。
人員による時間平均予想給水量は、人員による1日予想給水量を1日平均使用時間で除したものである。
受水タンクを設ける場合の高置タンクの容量は、一般に、時間最大予想給水量に0.5 から1を乗じた容量とする。
受水タンクの容量は、1日予想給水量の1/2程度とする。
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第3問
給水設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
飲料用受水タンクのオーバフロー管は間接排水とし、水抜き管は最寄りの排水管に直接接続する。
飲料用受水タンクには保守点検を容易に行えるよう、水抜き管を設けるほか、タンク底部には1/100程度の勾配をつけ、排水溝、吸込ピットなどを設ける。
飲料用受水タンクの上にやむを得ず排水管を通す場合、排水管の下に受け皿を設置し、受水タンクとの空間を1m 以上確保する。
高置タンク方式における揚水ポンプの揚水量は、原則として、時間最大予想給水量から算出する。
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第4問
室内の空気環境に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
一酸化炭素は、二酸化炭素より比重が小さく、人体に有害なガスである。
ホルムアルデヒドは、化学物質過敏症の原因物質であるが、濃度が0.1 mg/m3 程度になると死に至ることもある。
浮遊粉じん(浮遊粒子状物質)とは、「建築物における衛生的環境の確保に関する法律」によれば、空気中に浮遊する粒径がおおむね10 μm 以下の物質のことである。
浮遊粉じんは、在室者の活動やその衣類の繊維やほこりなどが原因で発生し、その量は空気の乾燥によって増加する傾向がある。
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第5問
建設業の工事現場における安全管理体制に関する記述のうち、「労働安全衛生法」上、誤っているものはどれか。
特定元方事業者は、下請けも含めた作業場の労働者が常時50 人以上となる場合には、統括安全衛生責任者を選任しなければならない。
統括安全衛生責任者を選任すべき事業者以外の請負人で、仕事を自ら行うものは、総括安全衛生管理者を選任しなければならない。
元方安全衛生管理者は、その事業場に専属の者を選任しなければならない。
主要構造部が鉄骨造である建築物において、労働者が常時20 人以上50 人未満となる場合は、店社安全衛生管理者を選任しなければならない。
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第6問
熱負荷に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
冷房負荷の計算では、日射等の影響を受ける外壁からの熱負荷は、時間遅れを考慮して計算する。
冷房負荷の計算では、一般に、土間床、地中壁からの熱負荷は無視する。
人体負荷は、室内温度が下がるにつれて潜熱分が大きくなる。
壁体の構造が同じであっても、壁体表面の熱伝達率が大きくなるほど、熱通過率は大きくなる。
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第7問
建設廃棄物の再資源化に関する記述のうち、「建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律」上、誤っているものはどれか。
対象建設工事受注者は、その一部を下請けに出す場合においては、当該下請業者に対して対象建設工事を着手するに当たり都道府県知事等に届け出られた事項を告げなければならない。
対象建設工事の発注者又は自主施工者は、工事に着手する日の5日前までに、都道府県知事等に届け出なければならない。
対象建設工事の元請業者は、当該工事に係る特定建設資材廃棄物の再資源化等が完了したときは、完了した年月日、要した費用等について発注者に報告しなければならない。
分別解体等に伴って生じた木材については、再資源化施設が工事現場から50 km 以内にない場合には、再資源化に代えて縮減をすれば足りる。
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第8問
電動機のインバータ制御に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
インバータによる運転は、電圧波形にひずみを含むため、インバータを用いない運転よりも電動機の温度が高くなる。
高調波が発生するため、フィルター等による高調波除去対策が必要である。
三相かご形誘導電動機を使用することができる。
直入始動方式よりも始動電流が大きいため、電源設備容量を大きくする必要がある。
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第9問
低圧屋内配線工事に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
金属管内に収める電線を、IV電線(600Vビニル絶縁電線)とした。
乾燥した場所に施設したCD管(合成樹脂製可とう電線管)内に、電線の接続部を設けた。
使用電圧が300 V以下であるため、金属管にD種接地工事を施した。
CD 管を、直接コンクリートに埋め込んで施設した。
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第10問
鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
鉄筋のかぶり厚さは、土に接する部分や高熱を受ける部分を、その他の部分に比べて大きくする。
柱の鉄筋のかぶり厚さは、主筋の外側からコンクリートの表面までの最短距離をいう。
スペーサーは、鉄筋のかぶり厚さを保つためのものである。
基礎において、捨てコンクリート部分は鉄筋のかぶり厚さに算入できない。