1級管工事施工管理技士 の 10門
第1問
配管及び配管付属品に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
配管用炭素鋼鋼管は、製造方法によって鍛接鋼管と電気抵抗溶接鋼管(電縫鋼管)があり、最高使用圧力は1 MPaが目安である。
水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管の使用が適している流体の温度は、継手を含めると80℃程度までである。
仕切弁は、半開の状態で使用すると弁体の背面に渦流が生じ、振動を起こすことがある。
玉形弁は、リフトが小さいので開閉時間が短く、半開でも使用することができる。
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第2問
品質管理に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
品質管理とは、品質の目標や管理体制等を記載した品質計画に基づいて、設計図書で要求された品質を実現する方法である。
デミングサークルの目的は、作業を計画(P)→実施(D)→検討(C)→処置(A)→計画(P)と繰り返すことによって、品質の改善を図ることである。
品質管理を行うことによって工事費は増加するが、品質の向上や均一化に効果がある。
品質管理として行う内容には、材料の受入れ検査、配管の水圧試験などが含まれる。
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第3問
「公共工事標準請負契約約款」に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
受注者は、設計図書に基づいて請負代金内訳書及び工程表を作成し、発注者に提出する。
発注者は完成検査に当たって、必要と認められる理由を受注者に通知した上で、工事目的物を最小限度破壊して検査できる。この場合において、検査又は復旧に直接要する費用は、発注者の負担とする。
完成検査合格後、発注者は、受注者から請負代金の支払いの請求があったときは、請求を受けた日から40 日以内に請負代金を支払わなければならない。
発注者が監督員を置いたときは、約款に定める請求、通知、報告、申出、承諾及び解除については、設計図書に定めるものを除き、監督員を経由して行う。
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第4問
不活性ガス消火設備に関する記述のうち、「消防法」上、誤っているものはどれか。
駐車場及び通信機器室で常時人がいない部分は、全域放出方式としなければならない。
防護区画の換気装置は、消火剤の放射前に停止できる構造としなければならない。
貯蔵容器は防護区画外の場所に設けなければならない。
手動式の起動装置は、2以下の防護区画ごとに設けなければならない。
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第5問
氷蓄熱に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
水蓄熱に比べて冷水温度が低いので、搬送エネルギーの低減が期待できる。
氷の融解潜熱を利用するため、水蓄熱に比べて蓄熱槽の設置スペースを少なくできる。
水蓄熱に比べて冷媒の蒸発温度が低いため、冷凍機成績係数(COP)が高くなる。
冷水温度が低いので、ファンコイルユニットの吹出口などで結露のおそれがある。
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第6問
空気調和方式に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
ダクト併用ファンコイルユニット方式は、全空気方式に比べ、外気冷房の効果を得にくい。
床吹出し方式は、OA 機器の配置換え等への対応が容易である。
ダクト併用ファンコイルユニット方式は、全空気方式に比べ、一般に、搬送動力が小さい。
変風量単一ダクト方式は、個別又はゾーンごとに空気の清浄度の調整が容易である。
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第7問
建築物の居室に設ける中央管理方式の空気調和設備の性能に関する記述のうち、「建築基準法」上に定められている数値として、誤っているものはどれか。
浮遊粉じんの量は、空気1m3 につき0.5 mg以下とする。
一酸化炭素の含有率は、100 万分の10以下とする。
相対湿度は、40 % 以上70%以下とする。
気流は、1秒間につき0.5 m 以下とする。
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第8問
保温・保冷に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
ISでは、保冷とは常温以下の物体を被覆し、侵入熱量を小さくすること又は被覆後の表面温度を露点温度以上とし、表面に結露を生じさせないことである。
冷温水配管が防火区画を貫通する場合、その部分はロックウール保温材を使用した。
冷温水配管の保温は、保温材にグラスウール保温筒、防湿層に原紙を用いて行った。
ポリスチレンフォーム保温材は、水にぬれた場合、ロックウール保温材に比べて熱伝導率の変化が小さい。
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第9問
給湯設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
浴場の給湯設備で、循環式浴槽系統とシャワー系統のシステムを分けた。
中央式給湯設備の給湯温度は、レジオネラ属菌の増殖を防止するため、60℃程度とした。
中央式給湯設備の返湯管の管径は、一般に、給湯管の1/2程度とし、循環流量から管内流速を確認して決定した。
循環ポンプの揚程は、貯湯タンクから最高所の給湯栓までの配管による圧力損失及び給湯栓の最低必要圧力を考慮して求めた。
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第10問
流入水及び放流水の水量、BOD濃度が下表の場合、合併処理浄化槽のBOD 除去率として、適当なものはどれか。
?80%
?85%
?90%
?95%