1級管工事施工管理技士 の 10門
第1問
工事中の申請に関する文中、【 】内に当てはまる用語の組合せとして、適当なものはどれか。
工事現場の状況により機器搬入は一般国道上での揚重作業となるため、予め【 A 】に申請する道路【 B 】許可申請の時期を計画しておく必要がある。
【A】所轄警察署長 ――【B】占有
【A】道路管理者 ――【B】占有
【A】所轄警察署長 ――【B】使用
【A】道路管理者 ――【B】使用
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第2問
給水設備の試運転調整において行う清掃・消毒に関する文中、【 】内に当てはまる用語の組合せとして、適当なものはどれか。
「建築物における衛生的環境の確保に関する法律」に基づく建築物環境衛生管理基準では、飲料水に関する衛生上必要な措置等として、水の供給は【 A 】における水に含まれる【 B 】の含有率を100 万分の0.1以上に保持するように規定しているため、給水設備の試運転調整において行う清掃・消毒は、水に含まれる【 B 】が規定値以上となるまで行う。
【A】受水タンク出口 ――【B】遊離残留塩素
【A】受水タンク出口 ――【B】結合残留塩素
【A】給水栓 ――【B】遊離残留塩素
【A】給水栓 ――【B】結合残留塩素
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第3問
施工計画に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
実行予算書作成の目的は、工事原価の検討と確認を行い、施工中の工事費を管理する基本資料とすることである。
一般に、工事原価とは、共通仮設費と直接工事費を足した純工事費であり、人件費、事務用品費等の現場経費は一般管理費に含まれる。
一般に、施工計画書には、総合施工計画書、工種別施工計画書があり、仮設計画、施工要領書なども含まれる。
仮設計画は、現場事務所、足場など施工に必要な諸設備を整えることであり、主として施工者がその責任において計画するものである。
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第4問
伝熱に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
単一固体内部における熱伝導による熱移動量は、その固体内の温度勾配に比例する。
自然対流は、流体温度の異なる部分の密度の差により、上昇流と下降流が起こることで生じる。
熱放射は、電磁波により伝達されるため、媒体を必要としない。
固体壁両側の流体間の熱通過による熱移動量は、固体壁の厚さに反比例する。
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第5問
コージェネレーションシステム(CGS)に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
ガスタービンは、ディーゼルエンジン、ガスエンジンより発電効率が低い。
燃料電池を用いるシステムは、総合効率が高く、騒音・振動が小さいうえNOXの発生量が少い。
ガスエンジンから回収できる排熱は、ジャケット冷却水のみである。
発電機の受電並列運転(系統連系)とは、発電による電力と商用電力を一体的に供給する方式である。
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第6問
廃棄物の処理に関する記述のうち、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」上、誤っているものはどれか。
工作物の除去に伴って発生した金属くず、コンクリートの破片を事業者が自ら処理施設へ運搬する場合には、産業廃棄物運搬の業の許可を必要としない。
建築物における石綿建材除去事業で生じた飛散するおそれのある石綿保温材は、特別管理産業廃棄物として処理しなければならない。
産業廃棄物の運搬を委託する場合は、産業廃棄物の種類及び数量、運搬の最終目的地の所在地等が記載された書面により委託契約をしなければならない。
再生利用する産業廃棄物のみの運搬を業として行う者に当該産業廃棄物のみの運搬を委託する場合も、産業廃棄物管理票を交付しなければならない。
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第7問
配管の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
冷温水管の横走り管の径違い管は、レジューサを用いて管の天端が水平になるように接続した。
肉厚5mm の配管用炭素鋼鋼管の突合せ溶接接合は、開先をV形開先とした。
建物のエキスパンションジョイント部を通過する配管に、変位吸収管継手を設けた。
冷温水管は、熱による伸縮を考慮して、フレキシブルジョイントを用いて接続した。
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第8問
建設工事の請負契約に関する記述のうち、「建設業法」上、誤っているものはどれか。ただし、電子情報処理組織を利用する方法その他の情報通信の技術を利用する方法によらないものとする。
注文者は、請負契約の締結後、その注文した建設工事に使用する資材若しくは機械器具又はこれらの購入先を指定してはならない。
建設業者は、建設工事の注文者から請求があったときは、請負契約を締結した日から政令で定める一定の期間までに、建設工事の見積書を提示しなければならない。
共同住宅を新築する建設工事を請け負った建設業者は、あらかじめ発注者から書面による承諾を得た場合であっても、その工事を一括して他人に請け負わせてはならない。
公共性のある施設又は工作物に関する建設工事で政令で定めるものを発注者から直接請け負おうとする建設業者は、経営事項審査を受けなければならない。
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第9問
工事現場における危険防止に関する記述のうち、「労働安全衛生法」上、誤っているものはどれか。
はしご道は、はしごの転位防止のための措置を行い、はしごの上端を床から30 cm以上突出させなければならない。
高さが2m以上の作業床の端、開口部等で墜落により労働者に危険を及ぼすおそれのある箇所には、囲い、手すり、覆い等を設けなければならない。
労働者に安全帯を使用させるときは、安全帯及びその取付け設備等の異常の有無について、随時点検しなければならない。
汚水を入れたことのあるタンク内において作業を行う場合は、その日の作業を開始する前に当該作業場における空気中の酸素及び硫化水素の濃度を測定しなければならない。
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第10問
渦巻ポンプに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
同一の配管系において、同じ能力のポンプを並列運転して得られる吐出し量は、ポンプを単独運転した場合の吐出し量の2倍よりも少なくなる。
同一の配管系において、同じ能力のポンプを直列運転して得られる揚程は、ポンプを単独運転した場合の揚程の2倍よりも少なくなる。
ポンプの軸動力は回転速度の2乗に比例し、揚程は回転速度の3乗に比例して変化する。
キャビテーションとは、羽根車入口部分などで局部的に飽和蒸気圧以下の状態が生じ、液体が気化して気泡ができる現象をいう。