1級管工事施工管理技士 の 10門
第1問
ダクト及びダクト付属品の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
換気用の低圧ダクトは、アングルフランジ工法を採用したので、ダクト接合部の四隅のシールを不要とした。
換気用ダクトで、防火壁の貫通部分と貫通部から防火ダンパまでは、厚さ1.6 mm の鉄板とし、防火壁とダクトの隙間をモルタルで埋めた。
シロッコ形送風機の吸込側に、ピアノ線が挿入されているたわみ継手を設けた。
内径300 mm の排煙用亜鉛鉄板製円形ダクトは、板厚0.8 mm とした。
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第2問
ヒートポンプに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
ヒートポンプのCOP(成績係数)は、加熱能力を投入したエネルギーで除したものである。
ヒートポンプの熱源は、容易に得られること、平均温度が低く温度変化の大きいことが適応条件としてあげられる。
空気熱源ヒートポンプを寒冷地において使用する場合は、補助加熱装置を用いるなどの注意が必要である。
ガスエンジンヒートポンプは、一般に、エンジンの排ガスや冷却水からの排熱を回収するための熱交換器を備えている。
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第3問
建築物に設ける換気設備に関する記述のうち、「建築基準法」上、誤っているものはどれか。ただし、居室内における化学物質の発散に対する衛生上の措置は別途考慮するものとする。
火を使用する室(密閉式燃焼器具等を設けた部屋を除く。)には、機械換気設備を設けなければならない。
地階に住宅等の居室を設ける場合は、室内に換気設備又は湿度を調節する設備があればよい。
集会場で、ふすま、障子その他随時開放することができるもので仕切られた2室は、1室とみなす。
劇場の客室には、機械換気設備又は中央管理方式の空気調和設備を設けなければならない。
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第4問
建築計画に関する記述のうち、省エネルギーの観点から、適当でないものはどれか。
ペリメーターに熱的緩衝空間を配置する。
建物の平面形状において、縦横比を1に近づける。
建物平面が長方形の場合、長辺が南北面となるように配置する。
外壁面積に対する窓面積の比率を大きくする。
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第5問
鉄筋コンクリートの梁貫通孔に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
梁貫通孔は、梁のせん断強度の低下を生じさせる。
梁貫通孔は、梁せいの中心付近とし、その径の大きさは梁せいの1/3以下とする。
梁貫通孔の周囲は応力が集中するため、梁の上下の主筋の量を増やさなければならない。
梁貫通孔の径が梁せいの1/10以下で、かつ、150 mm 未満の場合は、補強筋を必要としない。
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第6問
空気調和方式に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
ダクト併用ファンコイルユニット方式は、全空気方式に比べ、外気冷房の効果を得にくい。
床吹出し方式は、OA 機器の配置換え等への対応が容易である。
ダクト併用ファンコイルユニット方式は、全空気方式に比べ、一般に、搬送動力が小さい。
変風量単一ダクト方式は、個別又はゾーンごとに空気の清浄度の調整が容易である。
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第7問
ボイラに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
鋳鉄製の温水ボイラの最高使用圧力は、0.5 MPaである。
真空式温水発生機本体内の圧力は、大気圧以下である。
炉筒煙管ボイラは、保有水量が多いので予熱時間が長い。
炉筒煙管ボイラは、小型貫流ボイラに比べて、高度な給水処理が必要である。
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第8問
浄化槽の構造方法を定める告示に示された処理対象人員が30人以下の嫌気ろ床接触ばっ気方式のフローシート中、【A】-【C】内に当てはまる槽の名称の組合せとして、適当なものはどれか。
【A】接触ばっ気槽 ――【B】嫌気ろ床槽 ――【C】沈殿槽
【A】嫌気ろ床槽 ――【B】接触ばっ気槽 ――【C】沈殿槽
【A】嫌気ろ床槽 ――【B】沈殿槽 ――【C】接触ばっ気槽
【A】沈殿槽 ――【B】接触ばっ気槽 ――【C】嫌気ろ床槽
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第9問
配管に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管の使用に適した流体の温度は、継手を含めると40℃程度までである。
排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管の接合には、MDジョイントのほか、ねじ込み式排水管継手が用いられる。
圧力配管用炭素鋼鋼管は、蒸気、高温水などの圧力の高い配管に使用され、スケジュール番号により管の厚さが区分されている。
架橋ポリエチレン管は、中密度・高密度ポリエチレンを架橋反応させることで、耐熱性、耐クリープ性を向上させている。
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第10問
蒸気圧縮冷凍機の冷凍サイクルをモリエ線図上に示すと次の図のようになる。この図に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
過程1→2は、蒸発器における変化であり、蒸発器の蒸発温度が低くなると冷凍効果は大きくなる。
過程2→3は、圧縮機における変化であり、近似的に等エントロピー変化である。
過程3→4は、凝縮器における変化であり、凝縮器の凝縮温度が低くなると冷凍効果は大きくなる。
過程4→1は、膨張弁における変化であり、近似的に等エンタルピー変化である。