管理業務主任者 の 10門
第1問
管理業務主任者(マンション管理適正化法第2粂第9号に規定する者をいう。)に関する次の記述のうち、マンション管理適正化法によれば、誤っているものはどれか。
管理業務主任者は、登録を受けた事項のうち、転職などにより業務に従事するマンション管理業者に変更があった場合、管理業務主任者証の記載の訂正を受けなければならない。
管理業務主任者証の有効期間は5年であるが、有効期間の更新を受けようとする場合、交付の申請の日前6月以内に行われる登録講習機関が行う講習を受けなければならない。
管理業務主任者は、登録が消除されたとき、又は管理業務主任者証がその効力を失ったときは、速やかに、管理業務主任者証を国土交通大臣に返納しなければならない。
管理業務主任者は、国土交通大臣より事務の禁止処分を受けたときは、速やかに、管理業務主任者証を国土交通大臣に提出しなければならない。
管理業務主任者 の 10門
第2問
区分所有者が納入する管理費及び修繕積立金に関する次の記述のうち、マンション標準管理規約及びマンション標準管理規約コメント(単棟型) (平成23年7月27日国土動指第3号、国住マ第18号。国土交通省土地・建設産業局長、同住宅局長通知。以下「マンション標準管理規約」という。)の定めによれば、最も適切なものはどれか。
管理組合役員として官公署との打合せに出席するための交通費は、通常の管理に要する経費に該当しない。
管理組合は、敷地や共用部分等の通常の管理に要する費用に充当するため、修繕積立金を取り崩すことができない。
居住者が各自の判断で自治会、町内会等に加入するときに支払った自治会費、町内会費を管理組合が負担する場合、その負担額は通常の管理活動に係る経費に該当する。
管理費等の負担割合を定めるに当たっては、共用部分の使用頻度も勘案する。
管理業務主任者 の 10門
第3問
管理組合が行った規約の変更又は取り扱いに関する次の記述のうち、区分所有法及びマンション標準管理規約によれば、最も適切なものはどれか。
専有部分の賃貸借契約において、管理費相当額の負担を約束した賃借人は、管理費の増額を議題とする集会で意見を述べるべき利害関係を有する者であると判断した。
管理規約の変更についての集会における決議要件を、区分所有者及び議決権の各4分の3以上から各3分の2以上に改めた。
大規模修繕工事を円滑に実施するにあたり、集会における決議要件を「区分所有者及び議決権の各過半数」から「出席組合員の議決権の過半数」に改めた。
管理者の都合で、年1回の集会での事務報告ができなくなったので、書面による報告を区分所有者全員に送付する方法を採用した。
管理業務主任者 の 10門
第4問
マンション管理業者が行う出納に関する次の記述のうち、マンション標準管理委託契約書の定めによれば、最も適切なものはどれか。
マンション管理業者が管理費等の収納事務を集金代行会社に再委託する場合、再委託先の集金代行会社の名称及び代表者名を管理委託契約書に記載しなければならない。
マンション管理業者は管理費等滞納者に対する督促について、電話若しくは自宅訪問又は督促状の方法により、その支払の督促を行い、毎月、管理業務主任者をして管理費等の滞納状況を、管理組合に報告しなければならない。
通帳等の保管等について、収納口座及び保管口座のうち、収納口座については通帳印鑑等をマンション管理業者又は管理組合のいずれが保管しているかを管理委託契約書に記載しなければならないが、保管口座の保管者についての記載は任意である。
マンション管理業者が保証契約を締結している場合、保証契約の契約内容の記載については、保証契約書等の添付により確認できる場合は、解除に関する事項、免責に関する事項、保証額の支払に関する事項など、一部の記載を省略することができる。
管理業務主任者 の 10門
第5問
管理組合の活動における以下の取引に関して、平成25年3月分の仕訳として正しいものは次のうちどれか。ただし、この管理組合の会計年度は、4月1日から翌年3月31日までとし、期中の取引において、企業会計原則に基づき厳格な発生主義によって経理しているものとする。
管理業務主任者 の 10門
第6問
修繕積立金に関する次の記述のうち、マンション標準管理規約によれば、不適切なものはいくつあるか。
ア:積み立てた修繕積立金がかなり潤沢になったので、総会の決議により、その一部を取り崩して各区分所有者に配分した。
イ:大規模修繕工事を間近に控えて、積み立てた修繕積立金が不足することがわかったので、総会の決議により、毎月徴収する徴収する修繕積立金月額を、各区分所有者の共用部分の共有持分にかかわらず、各戸同額の値上げを行った。
ウ:給水管取替え工事につき、総会の決議により、専有部分に係る工事費用を、積み立てた修繕積立金を取り崩して支払った。
エ:駐車場使用料につき、駐車場の管理に要する費用に充てるほか、修繕積立金として積み立てた。
一つ
二つ
三つ
四つ
管理業務主任者 の 10門
第7問
建築用板ガラスに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
合わせガラスは、2枚のガラスをスペーサーで一定の間隔に保ち、その周囲を封着材で密閉し、内部に乾燥空気を満たしたガラスである。
強化ガラスは、ガラスを加熱したのち、急冷して、耐風圧強度を高めたガラスである。
複層ガラスは、2枚以上のガラスを特殊な合成樹脂フィルムで接着したガラスである。
フロート板ガラスは、熱の通しやすさに関しては複層ガラスと同等である。
管理業務主任者 の 10門
第8問
管理組合法人に関する次の記述のうち、区分所有法の規定によれば、正しいものはどれか。
管理組合法人の事務のうち、保存行為は理事が決することができる。
義務違反者に対し、共同の利益に反する行為の停止等を請求する場合は、理事が原告となる。
理事が特定の行為の代理を他人に委任することを、規約又は集会の決議によって禁止することはできない。
共用部分に関する損害保険契約に基づく損害保険金の請求及び受領は、理事が行う。
管理業務主任者 の 10門
第9問
請負と委任の異同に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、誤っているもののみの組合せはどれか。
ア:請負も委任も、いずれも諾成の双務契約である。
イ:請負においては、請負人は請負に係る仕事を第三者に行わせることはできないが委任においては、受任者は委託に係る法律行為を第三者に行わせることができる。
ウ:請負人は、仕事の目的物の引渡しと同時に報酬の支払いを請求することができるが、受任者は報酬を受けるべき場合には、委任事務を履行した後に報酬を請求することができる。
エ:請負は、各当事者がいつでも契約を解除することができるが、委任は、委任事務の履行の着手前に限り、委任者のみが契約を解除することができる。
ア・イ
ア・ウ
イ・エ
ウ・エ
管理業務主任者 の 10門
第10問
管理業務主任者に関する次の記述のうち、マンション管理適正化法によれば、空欄に当てはまる言葉の組み合わせとして正しいものはどれか。
ア:マンション管理業者がその事務所ごとに置かなければならない成年者である専任の管理業務主任者の数は、管理事務の委託を受けた管理組合の数を[A]で除したもの(1未満の端数は切り上げる。)以上とする。
イ:管理業務主任者証の交付を受けようとする者で、管理業務主任者試験に合格した日から[B]に交付を受けようとする者については、国土交通大臣の登録を受けた者(登録講習機関)が行う講習を受けなくても交付を申請することができる。
ウ:管理業務主任者試験に合格した者で、管理事務に関し[C]の実務の経験を有する者は、国士交通大臣の登録を受けることができる。
エ:管理業務主任者が、管理業務主任者として行う事務に関し、不正又は著しく不当な行為をしたときは、国士交通大臣は、その者に対し、[D]の期間を定めて、管理業務主任者としてすべき事務を行うことを禁止することができる。
[A] 6 [B]6ヶ月以内 [C]2年以上 [D]1年以内
[A]30 [B]6ヶ月以内 [C]1年以上 [D]2年以内
[A] 6 [B]1年以内 [C]1年以上 [D]2年以内
[A]30 [B]1年以内 [C]2年以上 [D]1年以内