管理業務主任者 の 5門
第1問
管理組合で、セントラル給湯システム(一括給湯方式)の装置の老朽化とランニングコストの試算結果により、個別給湯方式に切り替えようとしている場合に関する次の記述のうち、区分所有法及びマンション標準管理規約によれば、最も不適切なものはどれか。
一括給湯方式を個別給湯方式に切り替えるには、各住戸内の給湯器装置への配管工事も必要になるから、この各住戸内の給湯器設置への配管工事も総会の決議を経れば、管理組合が行うことができる。
この切替え工事の実施には、総会で特別決議を経なければならない。
この切替え工事の実施に伴う規約の変更については、区分所有者全体に一律にその影響が及ぶから特定の区分所有者の承諾は不要である。
各住戸内の給湯器設置については、もともとは共用部分に設置されていた給湯装置を変更することに伴い必要とされるものなので、修繕積立金から支出することができる。
管理業務主任者 の 5門
第2問
AのBに対する金銭債務に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、正しいものはどれか。
AのBに対する金銭債務について、 Cが同債務を保証するための保証契約の当事者は、 AとCである。
AのBに対する金銭債務について、 Cが連帯債務者となった場合に、 Cは、 Bに対して自己の負担部分についてのみ弁済の責任を負う。
AのBに対する金銭債務について、 Cが連帯保証人となった場合に、 Cは、 Bからの請求に対して催告及び検索の抗弁権を行使することができる。
AのBに対する金銭債務について、 Cが保証人となった場合に、 Cは、 AのBに対する金銭債権による相殺をもってBに対抗することができる。
管理業務主任者 の 5門
第3問
管理業務主任者(マンション管理適正化法第2粂第9号に規定する者をいう。)に関する次の記述のうち、マンション管理適正化法によれば、誤っているものはどれか。
管理業務主任者は、登録を受けた事項のうち、転職などにより業務に従事するマンション管理業者に変更があった場合、管理業務主任者証の記載の訂正を受けなければならない。
管理業務主任者証の有効期間は5年であるが、有効期間の更新を受けようとする場合、交付の申請の日前6月以内に行われる登録講習機関が行う講習を受けなければならない。
管理業務主任者は、登録が消除されたとき、又は管理業務主任者証がその効力を失ったときは、速やかに、管理業務主任者証を国土交通大臣に返納しなければならない。
管理業務主任者は、国土交通大臣より事務の禁止処分を受けたときは、速やかに、管理業務主任者証を国土交通大臣に提出しなければならない。
管理業務主任者 の 5門
第4問
管理組合の会計等に関する次の記述のうち、マンション標準管理規約の定めによれば、最も適切なものはどれか。
管理費等に不足が生じた場合、管理組合は組合員に対して、各区分所有者の共用部分の共有持分に応じた負担割合により、総会の決議をもって必要な金額の負担を求めることができる。
管理組合の会計処理に関する細則の変更は、理事会の決議により行うことができる。
建物の建替えに係る計画又は設計等の経費のための修繕積立金の取崩しは、理事会の決議により行うことができる。
収支決算の結果、管理費に余剰を生じた場合には、その余剰は翌年度における修繕積立金として積み立てる。
管理業務主任者 の 5門
第5問
マンションの省エネルギー対策として、最も不適切なものは、次のうちどれか。
集会室のガラス窓に厚手のカーテンを設置する。
高置水槽方式をポンプ直送方式に変更する。
屋上の防水層を断熱材付きのものに変更する。
廊下の照明器具に人感センサーを設置する。