二級建築士国家試験 の 10門
第1問
建築物の構造計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築物は、一般に、床や屋根の面内剛性を高くし、地震力や風圧力などの水平力に対して建築物の各部が一体となって抵抗できるように計画する。
ピロティ階を有する建築物においては、一般に、ピロティ階で層崩壊しないような架構形式を採用する。
鋼材のヤング係数は、一般に、引張強さに影響されないことから、引張強さの小さい鋼材から大きい鋼材に変更しても、梁のたわみは小さくならない。
同じ高さ・形状の建築物の場合、一般に、鉄筋コンクリート構造より鋼構造のほうが、建築物の固有周期が短い。
免震構造は、一般に、積層ゴム支承やダンパー等により、地震時の入力エネルギーを低減し、振動エネルギーを吸収する構造である。
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第2問
建築物とその設計者との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
日本銀行本店(1896年) ―― ジョサイア・コンドル
旧赤坂離宮(迎賓館)(1909年) ―― 片山東熊
旧帝国ホテル(1922年) ―― フランク・ロイド・ライト
神奈川県立近代美術館(1951年) ―― 坂倉準三
国立西洋美術館本館(1959年) ―― ル・コルビュジエ
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第3問
型枠工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
せき板として用いる合板は、特記がなかったので、合板の日本農林規格(JAS)で規定されている厚さ9mmのコンクリート型枠用のものを用いた。
梁の側面のせき板は、建築物の計画供用期間の級が「短期」であり、コンクリートの打込み後5日間の平均気温が 20°C以上であったので、圧縮強度試験を行わずに取り外した。
型枠は、足場等の仮設物とは連結させずに設置した。
一度使用した型枠は、目立った傷や汚れ等がなかったので、再使用した。
スリーブは、コンクリート打込み時に動かないように、型枠内に堅固に取り付けた。
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第4問
請負契約に関する次の記述のうち、民間(旧四会)連合協定「工事請負契約約款」に照らして、最も不適当なものはどれか。
発注者および受注者は、相手方の書面による承諾を得なければ、契約から生ずる権利または義務を、第三者に譲渡することまたは承継させることはできない。
施工のため第三者に損害を及ぼしたときは、発注者の責めに帰すべき事由により生じたものを除き、受注者がその損害を賠償する。
受注者は、工事を完了したときは、設計図書のとおりに実施されていることを確認して、監理者に検査を求め、監理者は、すみやかにこれに応じて受注者の立会いのもとに検査を行う。
受注者は、発注者に対して、工事内容の変更(施工方法等を含む。)に伴う請負代金の増額を提案することはできない。
契約を解除したときは、発注者が工事の出来形部分ならびに検査済の工事材料および建築設備の機器(有償支給材料を含む。)を引きうけるものとして、発注者、受注者および監理者が協議して清算する。
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第5問
鋼材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
鋼材は、瞬間的に大きな負荷がかかったり、低温状態で負荷がかかったりすると、脆性破壊しやすくなる。
鋼材の比重は、アルミニウム材の比重の約3倍である。
長さ 10mの棒材は、常温においては、鋼材の温度が 10°C上がると長さが約1mm伸びる。
一般の鋼材の引張強さは、温度が 200~300°C程度で最大となり、それ以上の温度になると急激に低下する。
鋼材を焼入れすると、硬さ・耐摩耗性が減少するが、粘り強くなる。
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第6問
鉄骨構造の接合に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
隅肉溶接における溶接継目ののど断面に対する許容引張応力度は、突合せ溶接による溶接継目の許容引張応力度の 1/√3 倍として計算した。
溶接接合において、荷重の偏心によってルート部に引張応力が生じるので、片面溶接による部分溶込み溶接ではなく、完全溶込み溶接とした。
高力ボルト摩擦接合に、日本工業規格(JIS)において規定されている、摩擦接合用高力六角ボルト、六角ナット及び平座金のセットを用いた。
高力ボルト摩擦接合において、ボルト孔の中心間の距離は、公称軸径の2倍とした。
一つの継手に「突合せ溶接」と「隅肉溶接」を併用したので、各溶接継目の許容耐力に応じて、それぞれの応力の分担を決定した。
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第7問
建築材料として使用される木材及び木質材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
「すぎ」や「ひのき」などの針葉樹は軟木と言われ、一般に、加工がしやすく構造材に適している。
木材を大気中で十分に乾燥させ、木材中の結合水と大気中の湿度が平衡状態に達した時点を、繊維飽和点という。
日本工業規格(JIS)において、繊維板は、密度と製法によってインシュレーションボード、MDF、ハードボードに分類される。
木材の乾燥収縮率は、年輪の接線方向より繊維方向のほうが小さい。
木杭は、通常の場合、腐朽を避けるため常水面下に設置する。
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第8問
次の建築物のうち、建築基準法上、耐火建築物以外の建築物とすることができるものはどれか。ただし、地階はないものとし、防火地域及び準防火地域以外の地域、地区等は考慮しないものとする。
準防火地域内の2階建、延べ面積 400㎡の集会場(客席の床面積 200㎡)
準防火地域内の3階建、延べ面積 250㎡の物品販売業を営む店舗
準防火地域内の3階建、延べ面積 300㎡の共同住宅
防火地域内の2階建、延べ面積 120㎡の事務所
防火地域内の3階建、延べ面積 90㎡の住宅
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第9問
空気調和設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
ガスエンジンヒートポンプは、一般に、契約電力を低減させたい場合や、暖房負荷の大きい寒冷地で使用する場合に適している。
ガス吸収冷温水機は、夏期、冬期ともにガスを燃焼させ、冷水と温水を同時に又は切り換えて取り出すことができる。
密閉回路の冷温水配管系には、一般に、膨張タンクは不要である。
気化式加湿器は、一般に、加湿素子を水で濡らし、これに空気を接触させ、空気の持つ顕熱により水を蒸発させて加湿を行うものである。
放射冷房を行う場合は、放射パネル表面における結露を防止するために、放射パネル表面の温度を下げ過ぎないように制御する必要がある。
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第10問
図に示す湿り空気線図中のA点(乾球温度 15℃、相対湿度 40%)の状態にある湿り空気及びB点(乾球温度 25℃、相対湿度 70%)の状態にある湿り空気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
B点の空気を、乾球温度 14℃まで冷却した後、乾球温度 22℃まで加熱すると、相対湿度は約 60%になる。
A点の空気に含まれる水蒸気量は、同じ量の「乾球温度 20℃、湿球温度 15℃」の空気に含まれる水蒸気量より少ない。
B点の空気を、A点の空気の状態にするには、冷却と同時に乾燥空気1kg当たり約 10gの減湿が必要である。
B点の空気が表面温度 16℃の窓ガラスに触れると、窓ガラスの表面で結露する。
A点の空気とB点の空気とを同じ量だけ混合すると、「乾球温度 20℃、相対湿度55%」の空気となる。