二級建築士国家試験 の 10門
第1問
補強コンクリートブロック造工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
ブロックの空洞部を通して電気配管を行うに当たって、横筋のかぶり厚さに支障のないように空洞部の片側に寄せて配管を行った。
といを設置するに当たって、とい受金物の埋込み箇所は、モルタルが充?される目地の位置とした。
ブロックの空洞部への充?用及びまぐさ用のコンクリートは、呼び強度 21、スランプ 21cmのレディーミクストコンクリートとした。
ブロック塀の縦筋については、下部は基礎に定着させ、上部は最上部の横筋に 90°フック、余長5dで定着させた。
高さ 1.8mのブロック塀において、長さ 3.4mごとに控壁を設けた。
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第2問
採光・照明等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
住宅の居間における団らんのための照度は、一般に、150~300lx程度がよいとされている。
一つの窓を有する室内におけるある点の昼光率は、一般に、窓からの距離が遠いほど低くなる。
室内の照度の均斉度は、ある作業面上において、最低照度が同じであれば、最高照度が高いほど高くなる。
一般に、明順応は比較的短時間で完了するが、暗順応には比較的長時間を要する。
光源の色は、色温度が高いほど白く青みを帯び、色温度が低いほど黄色から赤みを帯びる。
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第3問
次の記述のうち、誤っているものはどれか。
「住宅の品質確保の促進等に関する法律」上、住宅を新築する建設工事の請負契約においては、請負人は、注文者に引き渡した時から 10年間、住宅のうち構造耐力上主要な部分又は雨水の浸入を防止する部分として政令で定めるものの瑕疵(構造耐力又は雨水の浸入に影響のないものを除く。)について、所定の担保の責任を負う。
「特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律」上、住宅建設瑕疵担保責任保険契約は、国土交通大臣の承認を受けた場合を除き、変更又は解除をすることができない。
「特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律」上、「住宅」とは、人の居住の用に供する家屋又は家屋の部分(人の居住の用以外の用に供する家屋の部分との共用に供する部分を含む。)をいう。
「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」上、長期優良住宅建築等計画の認定を受けようとする共同住宅の規模は、原則として、住戸の少なくとも一の階の床面積(階段部分の面積を除く。)が 40㎡以上であり、一戸の床面積の合計(共用部分の床面積を除く。)が 75㎡以上でなければならない。
「消防法」上、住宅の用途に供される防火対象物の関係者は、原則として、市町村条例で定める基準に従い、住宅用防災警報器又は住宅用防災報知設備を設置し、及び維持しなければならない。
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第4問
図のような荷重を受ける単純梁のA点における曲げモーメントの大きさとして、正しいものは、次のうちどれか。
8 kN?m
10 kN?m
12 kN?m
14 kN?m
18 kN?m
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第5問
構造計算に関するイ~ニの記述について、建築基準法上、正しいもののみの組合せは、次のうちどれか。
【イ】積雪荷重を計算する場合の積雪の単位荷重は、多雪区域と指定された区域外においては、積雪量1cmごとに 20N/㎡以上としなければならない。
【ロ】風圧力の計算に当たり、建築物に近接してその建築物を風の方向に対して有効にさえぎる他の建築物がある場合においては、その方向における速度圧は、所定の数値の 1/2 まで減らすことができる。
【ハ】地震時に液状化のおそれのない砂質地盤の短期に生ずる力に対する許容応力度は、国土交通大臣が定める方法による地盤調査を行わない場合、50kN/㎡としなければならない。
【ニ】集会場の集会室における床の積載荷重は、建築物の実況によらないで、柱の垂直荷重による圧縮力を計算する場合、そのささえる床の数に応じて減らすことができる。
【イ】と【ロ】
【イ】と【ハ】
【ロ】と【ハ】
【ロ】と【ニ】
【ハ】と【ニ】
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第6問
次の建築物のうち、建築基準法上、新築することができるものはどれか。ただし、特定行政庁の許可は受けないものとし、用途地域以外の地域、地区等は考慮しないものとする。
第一種低層住居専用地域内のコンビニエンスストア
第二種中高層住居専用地域内のバッティング練習場
第二種住居地域内の保健所
近隣商業地域内のキャバレー
工業専用地域内の幼稚園
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第7問
補強コンクリートブロック造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
B種コンクリートブロック造の建築物の軒の高さは、11m以下とする。
耐力壁の横筋が異形鉄筋の場合、耐力壁の端部以外の部分における横筋の末端は、かぎ状に折り曲げなくてもよい。
耐力壁の中心線により囲まれた部分の水平投影面積は、床及び屋根が鉄筋コンクリート造の場合、6㎡以下とする。
日本工業規格(JIS)において、空洞ブロックの圧縮強さによって区分されるA種、B種、C種のうち、最も圧縮強さが大きいものはA種である。
耐力壁の縦筋は、溶接接合によれば、コンクリートブロックの空洞部内で継ぐことができる。
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第8問
給排水設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
屋内の給水管の結露防止のために、一般に、保温材を用いて防露被覆を行う。
高置水槽方式は、一般に、水道直結増圧方式に比べて、給水引込管の管径が大きくなる。
バキュームブレーカは、吐水した水又は使用した水が、逆サイホン作用により給水管に逆流することを防止するために設けられる。
ポンプ直送方式は、受水槽を設け、給水ポンプによって、建築物内の必要な箇所に給水する方式である。
上水道の給水栓からの飲料水には、所定の値以上の残留塩素が含まれていなければならない。
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第9問
塗装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
塗装場所の湿度が 85%であったので、塗装を行わなかった。
塗装面とその周辺に汚損を与えないように、あらかじめ養生を行った。
木部の素地ごしらえは、汚れや付着物を除去し、やに処理、節止め及び穴埋めを行った後、研磨紙ずりを行った。
アルミニウム合金素地に塗装を行うので、あらかじめ陽極酸化皮膜処理を行った。
鉄骨面の塗装には、合成樹脂エマルションペイントを使用した。
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第10問
建築工事又は測量と、それに用いる工法又は機械・器具との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
根切り工事 ―― クラムシェル
耐震改修工事 ―― 連続繊維補強工法(炭素繊維補強)
杭地業工事 ―― 地盤アンカー工法
水準測量 ―― 自動レベル
トラバース測量 ―― セオドライト