二級建築士国家試験 の 5門
第1問
有料老人ホーム(鉄筋コンクリート造2階建、各階の床面積 150㎡、高さ6m)の避難施設等に関する次の記述のうち、建築基準法上、誤っているものはどれか。ただし、耐火性能検証法、防火区画検証法、階避難安全検証法、全館避難安全検証法及び国土交通大臣の認定による安全性の確認は行わないものとする。
片側にのみ居室のある共用の廊下の幅は、1.2m以上としなければならない。
避難階が1階で、2階における有料老人ホームの主たる用途に供する居室の床面積の合計が 90㎡の場合には、2階から1階又は地上に通ずる2以上の直通階段を設けなくてもよい。
建築基準法施行令第 116条の2第1項第二号の規定に該当する窓その他の開口部を有しない居室がない場合には、排煙設備を設けなくてもよい。
居室から地上に通ずる廊下、階段その他の通路で、採光上有効に直接外気に開放されたものには、非常用の照明装置を設けなくてもよい。
避難階が1階である場合、2階には、非常用の進入口を設けなくてもよい。
二級建築士国家試験 の 5門
第2問
冬期の住宅における外気に面した窓ガラスの室内側の表面結露防止対策に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
ガラスを断熱性能の高いものに交換する。
窓面のカーテンを閉める。
放熱器を窓の下に設置する。
換気を行う。
雨戸を閉める。
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第3問
図に示す湿り空気線図中のA点(乾球温度 15℃、相対湿度 40%)の状態にある湿り空気及びB点(乾球温度 25℃、相対湿度 70%)の状態にある湿り空気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
B点の空気を、乾球温度 14℃まで冷却した後、乾球温度 22℃まで加熱すると、相対湿度は約 60%になる。
A点の空気に含まれる水蒸気量は、同じ量の「乾球温度 20℃、湿球温度 15℃」の空気に含まれる水蒸気量より少ない。
B点の空気を、A点の空気の状態にするには、冷却と同時に乾燥空気1kg当たり約 10gの減湿が必要である。
B点の空気が表面温度 16℃の窓ガラスに触れると、窓ガラスの表面で結露する。
A点の空気とB点の空気とを同じ量だけ混合すると、「乾球温度 20℃、相対湿度55%」の空気となる。
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第4問
図のような断面を有する長柱A、B、Cの弾性座屈荷重をそれぞれPA、PB、PCとしたとき、それらの大小関係として、正しいものは、次のうちどれか。ただし、全ての柱の材質は同じで、座屈長さは等しいものとする。
PA > PB > PC
PB > PA > PC
PB > PC > PA
PC > PA > PB
PC > PB > PA
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第5問
建築士事務所に所属し、建築に関する業務に従事する建築士に関する次の記述のうち、建築士法上、正しいものはどれか。
二級建築士は、鉄骨造3階建、延べ面積 150㎡、高さ 11m、軒の高さ9mの事務所の新築に係る設計をしてはならない。
二級建築士は、勤務先の名称に変更があったときは、その日から 30日以内に、その旨を、免許を受けた都道府県知事及び住所地の都道府県知事に届け出なければならない。
二級建築士は、他の二級建築士の設計した設計図書の一部を変更しようとするときは、当該二級建築士の承諾を求めなければならず、承諾が得られなかったときは、その設計図書の一部を変更することができない。
建築士は、工事監理を終了したときは、直ちに、その結果を文書等で建築主事又は指定確認検査機関に報告しなければならない。
二級建築士は、5年ごとに、登録講習機関が行う所定の二級建築士定期講習を受けなければならない。