二級建築士国家試験 の 5門
第1問
建築物の各部の寸法及び床面積に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
一般の病室において、4床室の内法寸法を、幅6m、奥行 5.4mとした。
保育所において、4歳児を対象とした定員 20人の保育室の床面積を 44㎡とした。
特別養護老人ホームにおいて、定員4人の入居者専用居室の床面積を 48㎡とした。
車椅子使用者の利用する高低差1mの屋外傾斜路において、勾配を 1/15 とし、その中間に踏幅2mの踊場を設けた。
自走式の地下駐車場にある高低差4mの自動車専用傾斜路において、傾斜路の始まりから終わりまでの水平距離を 20mとした。
二級建築士国家試験 の 5門
第2問
次の建築物のうち、建築基準法上、新築することができるものはどれか。ただし、特定行政庁の許可は受けないものとし、用途地域以外の地域、地区等は考慮しないものとする。
第一種低層住居専用地域内のコンビニエンスストア
第二種中高層住居専用地域内のバッティング練習場
第二種住居地域内の保健所
近隣商業地域内のキャバレー
工業専用地域内の幼稚園
二級建築士国家試験 の 5門
第3問
型枠工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
型枠は、作業荷重、コンクリートの自重及び側圧、打込み時の振動及び衝撃、水平荷重等の外力に耐えられるように設計し、組み立てた。
型枠の組立てに当たって、柱の型枠下部に掃除口を設けた。
上下階の支柱は、平面上において同一位置となるように、垂直に立てた。
計画供用期間の級が「標準」であったので、コンクリートの圧縮強度が5N/mm2に達したことを確認し、柱及び壁のせき板を取り外した。
コンクリートの圧縮強度が設計基準強度の 95%に達したので、梁下の支柱を取り外した。
二級建築士国家試験 の 5門
第4問
建築積算の用語に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
所要数量は、定尺寸法による切り無駄及び施工上やむを得ない損耗を含まない数量である。
計画数量は、設計図書に表示されていない施工計画に基づいた数量である。
複合単価は、材料費や労務費など、2種類以上の費用を合わせたものの単価である。
工事原価は、純工事費と現場管理費を合わせたものである。
設計数量は、設計図書に表示されている個数や設計寸法から求めた正味の数量である。
二級建築士国家試験 の 5門
第5問
次の記述のうち、「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」上、誤っているものはどれか。
長期優良住宅建築等計画の認定を受けようとする共同住宅の規模は、原則として、住戸の少なくとも1の階の床面積(階段部分の面積を除く。)が 40㎡以上であり、一戸の床面積の合計(共用部分の床面積を除く。)が 55㎡以上でなければならない。
所定の理由により譲受人を決定する前に単独で長期優良住宅建築等計画を作成し、所管行政庁の認定を申請する分譲事業者は、当該計画に建築後の住宅の維持保全に係る資金計画を記載しなくてもよい。
長期優良住宅建築等計画の認定を受けた者(その地位を承継した者も含む。)は、当該住宅の建築及び維持保全の状況に関する記録を作成し、これを保存しなければならない。
長期優良住宅建築等計画の認定を受けようとする住宅の維持保全の期間は、建築後30年以上でなければならない。
認定を受けた長期優良住宅建築等計画のうち、住宅の建築に関する工事の完了予定時期が4月遅れる場合には、所管行政庁の変更の認定を受けなければならない。