二級建築士国家試験 の 5門
第1問
補強コンクリートブロック造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
B種コンクリートブロック造の建築物の軒の高さは、11m以下とする。
耐力壁の横筋が異形鉄筋の場合、耐力壁の端部以外の部分における横筋の末端は、かぎ状に折り曲げなくてもよい。
耐力壁の中心線により囲まれた部分の水平投影面積は、床及び屋根が鉄筋コンクリート造の場合、6㎡以下とする。
日本工業規格(JIS)において、空洞ブロックの圧縮強さによって区分されるA種、B種、C種のうち、最も圧縮強さが大きいものはA種である。
耐力壁の縦筋は、溶接接合によれば、コンクリートブロックの空洞部内で継ぐことができる。
二級建築士国家試験 の 5門
第2問
工事現場における材料の保管に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
巻いた壁紙は、くせが付かないように、立てて保管した。
鉄筋は、直接地面に接しないように、角材の上に置き、シートで養生して保管した。
シーリング材は、高温多湿や凍結温度以下とならない、かつ、直射日光や雨露の当たらない場所に密封して保管した。
セメントは、吸湿しないように、倉庫内に上げ床を設けて保管した。
打放し仕上げに用いるコンクリート型枠用合板は、直射日光に当て、十分に乾燥させてから保管した。
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第3問
木造住宅における木工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
床板は、木表を上にして取り付けた。
柱には、背割りを入れた心持ち材を使用した。
土台には、ひばを使用した。
柱は、末口を土台側にして取り付けた。
梁は、背を上にして取り付けた。
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第4問
鉄筋コンクリート工事における鉄筋の継手・定着に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
梁の主筋にD29を使用したので、主筋の最小かぶり厚さを、その主筋径(呼び名の数値)と同じとした。
杭基礎のベース筋の末端部には、フックを付けた。
隣り合う重ね継手の継手位置は、1箇所に集中しないよう相互に継手長さの 0.5倍以上ずらして設けた。
ガス圧接に先立ち、冷間直角切断機による鉄筋の端面処理を行った。
ガス圧接継手の超音波探傷試験は、1組の作業班が1日に行った圧接箇所のうち、無作為に抽出した 30箇所で行った。
二級建築士国家試験 の 5門
第5問
木造2階建、延べ面積 140㎡の一戸建住宅の計画に関する次の記述のうち、建築基準法に適合しないものはどれか。ただし、国土交通大臣が定めた構造方法及び国土交通大臣の認定は考慮しないものとし、火を使用する器具は、「密閉式燃焼器具等又は煙突を設けた器具」ではないものとする。
発熱量の合計が7kWの火を使用する器具のみを設けた洗面所には、換気上有効な開口部を設けたので、その他の換気設備を設けなかった。
1階の居室の床下をコンクリートで覆ったので、床の直下の地面からその床の上面までの高さを 20cmとした。
下水道法第2条第三号に規定する処理区域内であったので、便所については、水洗便所とし、その汚水管を下水道法第2条第三号に規定する公共下水道に連結した。
階段に代わる高さ 1.1mの傾斜路に、幅 10cmの手すりを設けたので、当該傾斜路の幅の算定に当たっては、手すりの幅はないものとみなした。
階段(直階段)のけあげの寸法を 23cm、踏面の寸法を 15cmとした。