建築物環境衛生管理技術者試験 の 10門
第1問
給水配管に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
合成樹脂ライニング鋼管のねじ接合には、管端防食継手を使用する。
異種金属の配管を接続すると、異種金属の電位差が大きいほど腐食電流が大きくなり腐食速度が増大する。
金属のさびこぶの下では、管壁部をアノード、さびこぶ部をカソードとする酸素濃淡電池が形成され腐食が進行する。
銅管の腐食には、孔食と潰食がある。
ステンレス鋼管の溶接接合では、タジグステンイナートガス(TIG)溶接が一般的である。
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第2問
構造力学の荷重に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
積載荷重には、人間・家具・物品の重量が含まれる。
せん断力は、部材内の任意の面に作用して、面をずれさせるように作用する力である。
地震力を計算するためにの積載荷重は、大梁の構造計算用積載荷重より大きく設定されている。
3ピン支持形式は、2つのピン(回転端)で支持され、その中間にもう一つのピン節点をもつ。
風圧力は、構造計算では通常、静的荷重として扱い、速度圧に風力係数を乗じて計算する。
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第3問
雑用水設備における塩素消毒効果に影響を及ぼす要因として、最も不適当なものは次のうちどれか。
接触時間
水温
残留有機物質
溶存酸素
藻類の繁殖
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第4問
建築物の防火対策と避難計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
火災の早期発見、初期消火のため、自動火災報知機やスプリンクラ設備などを設置する。
火災の拡大防止のため、特定防火設備で区画化して防火区画を作る。
避難の原則として、ニ方向以上の避難経路を確保する。
劇場、集会場等における客室からの出口の戸は、内開きとする。
避難動線は、日常動線と一致させる。
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第5問
床材の特徴に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
セラミックタイルは、耐酸性、耐アルカリ性に優れる。
ゴムタイルは、耐溶剤性に乏しい。
コンクリートは、耐酸性に乏しい。
大理石は、耐酸性に乏しい。
花崗岩は、耐熱性に優れる。
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第6問
建築物清掃の品質評価に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
管理者などが評価を行う場合は、四半期ごとに1回行うのが適当である。
きれいさの評価は、主として測定機器(光沢度計など)を用いて行う。
作業仕様書が全く同一であっても、作業品質は異なることがある。
作業の改善点は、作業仕様書や作業基準表に限定しないで見出す必要がある。
品質の評価は、所有者・利用者の立場に立って実施する。
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第7問
光環境の保守に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
日本の事務所建築では光源の交換方式として、集団交換方式より個別交換方式が多い。
光源の設計光束維持率は、点灯時間の経過に伴う光源自体の光束減退などによる照度低下を補償するための係数である。
高圧ナトリウムランプは、点灯姿勢による影響を受けやすい。
保守率は、使用する光源の種類、照明器具の構造等によって左右される。
ハロゲン電球は、一般に蛍光ランプより寿命が短い。
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第8問
給水設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
給水管には、亜鉛メッキ鋼管は使用しないようにする。
合成樹脂管のクリープ劣化とは、合成樹脂に熱応力が長時間継続してかかる場合、材料変形が時間とともに進んでいく状態をいう。
銅管は、銅イオンが水に浸出して青水が生じて問題になることがある。
ヘッダ工法とは、集合住宅の住戸内などで、ヘッダから各器具にそれぞれ単独に配管する工法である。
高置水槽方式は、圧力水槽方式に比較して、使用箇所での給水圧力が大きく変動する。
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第9問
建築生産に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築物は、建築主によって企画される。
請負契約の方法には、一般競争入札、指名競争入札、随意契約がある。
土工地業工事には、土工事、山止め工事、地業及び基礎工事がある。
建設業法では、発注者の書面による承諾のない限り、一括下請負は禁止されている。
工事監理は、施工者が建築主の委託を受けて代行することが多い。
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第10問
熱移動に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
中空層の熱抵抗は、一定の厚さ(2~5cm)までは厚さが増すにつれて増大するが、それ以上ではほぼ一定となる。
同一温度の物体間では、放射に関し、放射率と吸収率は等しい。
光ったアルミ箔の長波長放射率は、白色ペイントより小さい。
対流熱伝達率は、壁表面の粗度の影響を受ける。
一般に固体の熱伝導率は、密度が大きい材料ほど小さい。