建築物環境衛生管理技術者試験 の 10門
第1問
水中の残留塩素のDPD 法による測定に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。ただし、DPD はジエチル・パラ・フェニレンジアミン、OT はオルト・トリジンの略とする。
DPD法の発色には、残留塩素と反応するDPD試薬とpHを中性に保つリン酸塩が必要である。
DPD法による簡易測定器には、ブロック型、スライド型、ダイヤル型等がある。
DPD試薬は、残留塩素と反応し、桃赤色のセミキノン中間体を生成する。
DPD法は、OT法よりも亜硝酸態窒素の影響を受けにくい。
DPD法では、結合型残留塩素の方が遊離型残留塩素よりも先に発色する。
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第2問
下の表はA室の空気環境の測定結果である。建築物環境衛生管理基準に適合しない項目の組合せは次のうちどれか。
浮遊粉じんの量と二酸化炭素の含有率と相対湿度
浮遊粉じんの量と温度と気流
一酸化炭素の含有率と二酸化炭素の含有率と相対湿度
一酸化炭素の含有率と二酸化炭素の含有率と温度
二酸化炭素の含有率と温度と気流
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第3問
建築物の給水方式に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
直結直圧方式は、水質汚染の可能性が少なく、かつ経済的な方式である。
ポンプ直送方式は、受水槽を必要としない方式である。
高置水槽方式は、他の方式に比べて水質汚染の可能性が高い方式である。
圧力水槽方式は、高置水槽を必要としない方式である。
直結増圧方式は、引込管に増圧ポンプを設ける方式である。
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第4問
給水及び排水の管理に関する用語とその単位との組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。
下水道におけるリン含有量 ━━ mg/L
精密ろ過膜の有効径 ━━ μm
加熱装置の能力 ━━ J
水の密度 ━━ kg/m3
塩化物イオン ━━ mg/L
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第5問
給水及び排水の管理に関する用語の組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。
スライム障害 ━━ バイオフィルムの形成
金属の不動態化 ━━ 酸化保護被膜の生成
インバータ制御 ━━ 周波数を変えることにより回転数を制御
ゲージ圧力 ━━ 大気圧を基準とする圧力
活性汚泥 ━━ 嫌気性微生物の集合体
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第6問
ヒ素に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
ヒトに対する発がん性は、認められない。
イタイイタイ病は、その慢性中毒である。
水俣病は、その急性中毒である。
水道法に基づく水質基準項目には含まれない。
慢性曝露により、皮膚の色素沈着や角化を起こす。
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第7問
構造力学の荷重に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
積載荷重には、人間・家具・物品の重量が含まれる。
せん断力は、部材内の任意の面に作用して、面をずれさせるように作用する力である。
地震力を計算するためにの積載荷重は、大梁の構造計算用積載荷重より大きく設定されている。
3ピン支持形式は、2つのピン(回転端)で支持され、その中間にもう一つのピン節点をもつ。
風圧力は、構造計算では通常、静的荷重として扱い、速度圧に風力係数を乗じて計算する。
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第8問
建築生産に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
建築物は、建築主によって企画される。
請負契約の方法には、一般競争入札、指名競争入札、随意契約がある。
土工地業工事には、土工事、山止め工事、地業及び基礎工事がある。
建設業法では、発注者の書面による承諾のない限り、一括下請負は禁止されている。
工事監理は、施工者が建築主の委託を受けて代行することが多い。
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第9問
湿り空気の状態変化に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
湿り空気を加熱すると、比エンタルピーは上昇する。
湿り空気を加熱すると、相対湿度は低下する。
湿り空気を加湿すると、露点温度は低下する。
湿り空気を冷却すると、比容積は小さくなる。
湿り空気を減湿すると、湿球温度は低下する。
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第10問
廃棄物の症状などに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
家庭から排出される廃棄物に比較し、建築物内で発生する廃棄物の容積質量値は小さい。
廃棄物の発生量は、廃棄物の焼却処理施設を設計する場合に必要となる。
建築物内で用いられている廃棄物用の圧縮装置は、圧縮率が1/4から1/3のものが多い。
廃棄物発生原単位(kg/m2)を建築物の用途別に比較した場合、店舗ビルの方が事務所ビルより小さい。
廃棄物の3成分表示法とは、水分、灰分、可燃物分の3成分の比率(%)で示す。