1級建築施工管理技士 の 10門
第1問
数量積算に関する記述として、「公共建築数量積算基準(国土交通省制定)」上、誤っているものはどれか。
根切り又は埋戻しの土砂量は地山数量とし、掘削による増加、締固めによる減少は考慮しない。
鉄骨鉄筋コンクリート造におけるコンクリートの数量は、コンクリート中の鉄骨と鉄筋の体積分を差し引いたものとする。
圧接継手による鉄筋の長さの変化はないものとする。
ボルト類のための孔明け、開先加工、スカラップ等による鋼材の欠除は、原則としてないものとする。
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第2問
コンクリート壁の現場調合のセメントモルタル塗りに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
下塗りは、吸水調整材を塗布後1時間以上おいた後に、乾燥を確認してから行った。
モルタルの収縮によるひび割れを防ぐため、できるだけ粒径の小さい骨材を用いた。
中塗り用のモルタルは、セメントと砂の調合(容積比)を1:3 とした。
総塗り厚が35 mmを超えるので、アンカーピンを打ち込んで金網を取り付け、補修塗りを行った。
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第3問
次の記述のうち、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」上、誤っているものはどれか。
事業者が産業廃棄物の運搬を委託するときは、運搬の最終目的地の所在地が委託契約書に含まれていなければならない。
事業者は、工事に伴って発生した産業廃棄物を自ら処理しなければならない。
事業者は、産業廃棄物(特別管理産業廃棄物を除く。)を自ら運搬する場合、管轄する都道府県知事の許可を受けなければならない。
汚泥の処理能力が10 m3/日を超える乾燥処理施設(天日乾燥施設を除く。)を設置する場合は、管轄する都道府県知事の許可を受けなければならない。
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第4問
シーリング工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
シリコーン系シーリング材を充填する場合のボンドブレーカーは、シリコーンテープとした。
ワーキングジョイントに装填する丸形のバックアップ材は、目地幅より20%大きい直径のものとした。
プライマーの塗布及びシーリング材の充填時に、被着体が5℃ 以下になるおそれが生じたので、作業を中止した。
シーリング材の打継ぎ箇所は、目地の交差部及びコーナー部を避け、そぎ継ぎとした。
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第5問
建設業の許可に関する記述として、「建設業法」上、誤っているものはどれか。
建設業の許可は、一般建設業と特定建設業の区分により、建設工事の種類ごとに受ける。
建設業者は、許可を受けた建設業に係る建設工事を請け負う場合、当該建設工事に附帯する他の建設業に係る建設工事を請け負うことができる。
建設業者として営業を行う個人が死亡した場合、建設業の許可は相続人に承継される。
建設業の許可を受けた建設業者は、許可を受けてから1年以内に営業を開始せず、又は引き続いて1年以上営業を休止した場合は、当該許可を取り消される。
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第6問
図に示す鉄筋コンクリートの部材に、上下方向から19 kNの荷重を断面に一様に作用させた場合、コンクリート部分の負担する軸力として、正しいものはどれか。
ただし、鉄筋の断面積は1,000 mm2、鉄筋のコンクリートに対するヤング係数比は10とする。
6 kN
7 kN
8 kN
9 kN
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第7問
労働時間等に関する記述として、「労働基準法」上、誤っているものはどれか。
使用者は、労働時間が6時間を超える場合には、少なくとも30 分の休憩時間を労働時間の途中に与えなければならない。
使用者は、事業の正常な運営を妨げられない限り、労働者の請求する時季に年次有給休暇を与えなければならない。
使用者は、原則として、労働者に対し休憩時間を一斉に与えなければならない。
使用者は、労働者に対し毎週少なくとも1回の休日を与えるか、又は4週間を通じ4日以上の休日を与えなければならない。
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第8問
工事の記録などに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
工事の施工後、目視による検査が不可能となるおそれのある部分については、施工の記録、工事写真などを整備することとした。
現場に搬入する加工された異形鉄筋が、所定の規格の異形鉄筋であることを証明するため、ミルシートと荷札の照合を行うとともに、圧延マークを確認し、写真で記録した。
トルシア形高力ボルトの本締め完了確認において、ピンテールの破断を確認したボルトは、本締め完了確認の記録を省略した。
デジタルカメラによる工事写真は、黒板の文字や撮影対象が確認できる範囲で有効画素数を設定して記録した。
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第9問
図に示す架構のC点及びD点に水平荷重が作用する場合の記述として、誤っているものはどれか。
支点A と支点Bに生じる鉛直方向の反力の大きさは4 kNで、向きも同じである。
支点B に生じる水平方向の反力の大きさは3 kNで、向きは右向きである。
節点E に生じる曲げモーメントの大きさは、12 kN・mである。
支点A から節点D間に生じる軸方向力の大きさは、4 kN である。
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第10問
仕上工事における試験及び検査に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
工場塗装における鉄鋼面のb止め塗装の塗膜厚は、硬化乾燥後に電磁微厚計で確認した。
外壁タイル張りの引張接着強度は、0.3 N/mm2?以上であることを確認した。
現場搬入時の造作用木材の含水率は、15%以下であることを確認した。
防水形の仕上塗材仕上げの所要量は、単位面積当たりの使用量を基に確認した。