1級建築施工管理技士 の 10門
第1問
音に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
単層壁の透過損失は、一般に壁の面密度が大きいほど大きくなる。
グラスウールなど多孔質の吸音材は、一般に高音域に比べて低音域の吸音率が大きい。
残響時間は、室の容積が大きいほど長くなり、室内の平均吸音率が大きいほど短くなる。
コインシデンス効果とは、入射音波と板材の共振により、遮音性能が低下する現象をいう。
1級建築施工管理技士 の 10門
第2問
移動式クレーンを用いて作業を行う場合に事業者の講ずべき措置として、「クレーン等安全規則」上、誤っているものはどれか。
つり上げ荷重が3 t以上の移動式クレーンを用いて作業を行うので、その移動式クレーン検査証を、当該クレーンに備え付けた。
つり上げ荷重が0.5 t以上の移動式クレーンを用いて作業を行うので、運転に係る合図を行う者に当該作業に係る労働者の配置及び指揮の系統を定めさせた。
つり上げ荷重が1 t以上の移動式クレーンの玉掛けの業務は、玉掛け技能講習を修了した者に行わせた。
つり上げ荷重が0.5 t以上の移動式クレーンを用いて作業を行うので、その移動式クレーンの上部旋回体の旋回範囲内に労働者が立ち入らないようにした。
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第3問
日本工業規格(JIS)に規定されるボード類に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
けい酸カルシウム板は、断熱性、耐火性に優れ、タイプ2は内装用として、タイプ は耐火被覆用として使用される。
パーティクルボードは、木片などの木質原料及びセメントを用いて圧縮成形した板で、下地材、造作材などに使用される。
構造用せっこうボードは、強化せっこうボードの性能を満たした上で、くぎ側面抵抗を強化したもので、耐力壁用の面材などに使用される。
インシュレーションボードは、主に木材などの植物繊維を成形した繊維板の一種で、用途による区分により畳床用、断熱用、外壁下地用として使用される。
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第4問
壁のせっこうボード張りに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
軽量鉄骨下地にボードを直接張り付ける場合、ドリリングタッピンねじは、下地の裏面に10 mm 以上の余長の得られる長さのものを用いる。
テーパーボードの継目処理で、グラスメッシュのジョイントテープを用いる場合、ジョイントコンパウンドの下塗りを省略できる。
せっこう系接着材による直張り工法の接着材の盛上げ高さは、接着するボードの仕上がり面までの高さとする。
せっこうボードを曲率の小さな下地に張る場合は、ボードの片面の紙に切れ目を入れて曲面にする。
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第5問
電気設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
フロアダクトは、使用電圧が300 V以下で、屋内の乾燥した場所の床埋込み配線に用いられる。
ケーブルラックの金属製部分には、接地工事を施してはならない。
低圧屋内配線のための金属管の厚さは、コンクリートに埋め込む場合、1.2 mm以上とする。
電線の太さは、許容電流、電圧降下などを考慮して決められる。
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第6問
仮設設備の計画に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
工事用使用電力量の算出に用いる、コンセントから使用する電動工具の同時使用係数は、1.0 として計画した。
仮設の給水設備において、工事事務所の使用水量は、50リットル/人・日を見込む計画とした。
スタッド溶接機の電力については、短期間の使用なので発電機で対応する計画とした。
工事用使用電力量が90 kW 必要となったので、低圧受電で契約する計画とした。
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第7問
建築施工の品質に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
鉄骨工事において、スタッド溶接後のスタッドの傾きの管理許容差は、3°以内とした。
鉄骨梁の製品検査において、梁の長さの管理許容差は、±3 mm とした。
普通コンクリートの荷卸し地点における空気量の許容差は、指定した空気量に対して、±2.5 % とした。
構造体コンクリート部材の断面寸法の許容差は、柱・梁・壁においては0mmから+15mmまでとした。
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第8問
内装材料に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
だんつうは、製造法による分類で織りカーペットの手織りに分類される。
日本工業規格(JIS)のパーティクルボードは、ホルムアルデヒド放散量による区分がある。
日本農林規格(JAS)のフローリングブロックは、ひき板を2枚以上並べて接合したものを基材とした複合フローリングである。
日本農林規格(JAS)の普通合板は、接着の程度によって1類と2類に分類されている。
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第9問
建築確認手続き等に関する記述として、「建築基準法」上、誤っているものはどれか。
鉄骨造2階建の建築物を新築しようとする建築主は、建築主事又は指定確認検査機関の確認を受けなければならない。
建築主は、指定確認検査機関による完了検査を受ける場合であっても、建築主事に対して完了検査の申請をしなければならない。
鉄筋コンクリート造平家建、延べ面積300 m2の建築物の新築工事において、特定行政庁の仮使用の承認を受けたときは、建築主は検査済証の交付を受ける前においても、仮に、当該建築物を使用することができる。
建築監視員は、建築工事場に立ち入る場合においては、身分証明書を携帯し、関係者に提示しなければならない。
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第10問
壁のタイル張り工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
モザイクタイル張りの張付けモルタルは、2度塗りとし、1度目は薄く下地面にこすりつけるように塗り、次いで張付けモルタルを塗り重ね、総塗厚を3mm程度とした。
マスク張りの張付けモルタルは、ユニットタイル裏面に厚さ4mmのマスク板をあて、金ごてで塗り付けた。
改良積上げ張りの張付けモルタルは、下地モルタル面に塗厚4mm程度で塗り付けた。
改良圧着張りの化粧目地詰めは、タイル張付け後24時間経過したのちとした。