1級建築施工管理技士 の 10門
第1問
建設業の事業場における安全衛生管理体制に関する記述として、「労働安全衛生法」上、誤っているものはどれか。
事業者は、常時100人の労働者を使用する事業場では、総括安全衛生管理者を選任しなければならない。
事業者は、常時50人の労働者を使用する事業場では、衛生管理者を選任しなければならない。
事業者は、常時30人の労働者を使用する事業場では、安全管理者を選任しなければならない。
事業者は、常時10 人の労働者を使用する事業場では、安全衛生推進者を選任しなければならない。
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第2問
ネットワーク工程表に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
クリティカルパスは、必ずしも1本とは限らない。
トータルフロートが0の作業をつないだものが、クリティカルパスである。
トータルフロートは、当該作業の最遅終了時刻(LFT)から当該作業の最早終了時刻(EFT)を差し引いて求められる。
フリーフロートが0ならば、トータルフロートも必ず0である。
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第3問
鉄骨の建方に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
本締め前の梁上に材料を仮置きするにあたり、仮ボルトの本数が不足していたので本数を割り増すとともに、水平外力に対する補強ワイヤの確認を行った。
架構の倒壊防止用に使用するワイヤロープを、そのまま建入れ直し用に兼用した。
スパン間の計測寸法が正規より小さかったので、ワイヤによる建入れ直しの前に、梁の接合部のクリアランスに矢を打ち込んで押し広げた。
高力ボルト摩擦接合における仮ボルトの締付け本数は、本締めを行うときの高力ボルトの一群のボルト数の1/3程度、かつ、2本以上とした。
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第4問
鉄筋コンクリート造建築物の構造計画に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
煙突等の屋上突出部は、剛性が急変するため大きな地震力が作用するので、設計震度を増大させて計画する。
柱は、地震時のぜい性破壊の危険を避けるため、軸方向圧縮応力度が大きくなるように計画する。
地震時の応力集中による変形・損傷を避けるため、各階の剛性に大きな偏りがないように計画する。
腰壁、垂れ壁、そで壁等は、柱及び梁の剛性やじん性への影響を考慮して計画する。
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第5問
図に示す材端条件を持つ長柱A、B 及びC が中心圧縮力を受けるときの座屈長さの大小関係として、正しいものはどれか。ただし、柱の材質及び断面は同一とし、長さは等しいものとする。
【A】 > 【B】 > 【C】
【A】 > 【C】 > 【B】
【B】 > 【A】 > 【C】
【C】 > 【B】 > 【A】
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第6問
換気に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
在室者の呼吸による必要換気量は、室内の二酸化炭素発生量を、室内の許容二酸化炭素濃度と外気の二酸化炭素濃度の差で除して求める。
室内の許容二酸化炭素濃度は、一般に10,000 ppm(1%)とする。
風圧力による換気量は、他の条件が同じであれば、風上側と風下側の風圧係数の差の平方根に比例する。
換気量が一定の場合、室容積が大きいほど換気回数は少なくなる。
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第7問
宅地以外の土地を宅地にするため、土地の形質の変更を行う場合、「宅地造成等規制法」上、宅地造成に該当しないものはどれか。
切土をする土地の面積が300 m2であって、切土をした土地の部分に高さが2.0mの崖を生ずるもの
切土をする土地の面積が600 m2であって、切土をした土地の部分に高さが1.0mの崖を生ずるもの
盛土をする土地の面積が600 m2であって、盛土をした土地の部分に高さが1.0mの崖を生ずるもの
切土と盛土を同時にする土地の面積が300 m2であって、盛土をした土地の部分に高さが1.0mの崖を生じ、かつ、切土及び盛土をした土地の部分に高さが2.5mの崖を生ずるもの
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第8問
逆打ち工法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
大規模、大深度の工事では、地上と地下の工事を併行して施工することにより全体として工期短縮ができる。
不整形な平面形状の場合は、土圧の伝達が確実に行われにくいため適用できない。
1階の床を先行して施工するため、地下工事の騒音を抑制できる。
躯体を山留め架構として利用するため、沈下、移動など周辺地盤に与える影響が少ない。
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第9問
コンクリートの打込みに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
水平打継ぎ部分は、十分に散水して湿潤状態とし、残っている水は取り除いた。
外気温が20℃の場合、コンクリートの練混ぜ開始から打込み終了までの時間を120分以内とした。
梁及びスラブの鉛直打継ぎ部は、梁及びスラブの端部に設けた。
コンクリート1層の打込み厚さは、コンクリート内部振動機(棒形振動機)の長さを考慮して60 cm 以下とした。
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第10問
伝熱に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
複数の材料で構成された多層壁の熱伝導抵抗は、材料ごとの熱伝導抵抗の合計値で表される。
壁の内部に中空層を設け2重壁とする場合、中空層が厚くなればなるほど断熱効果が高くなる。
熱放射は、電磁波による熱移動現象であり、真空中であっても放射による熱移動は生じる。
熱損失係数は、建物の断熱性能評価の指標であり、この値が小さいほど断熱性能が高い。